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経済性試算

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5.   負荷平準化モデルシステムの設定と経済性試算

5.4   分散型電源(燃料電池)モデルシステム

5.4.3   経済性試算

-下がる。その分を熱クレジットと同様に経費から差し引く。ここでは、

    1560円/1kW × 200kW × 12 ×(−1)として試算した。

(参考資料:東京電力「業務用電力・基本料金」  平成10年2月10日実施)

(4) 試算結果

経済性試算の結果を表5.4.3-1に示す。これは新エネに対する補助金制度を全く考慮しな い場合の試算である。

現在,5年後,10年後においてイニシャルコスト,メンテナンスコストがこの表のよう に減るとした場合には,発電コストが18.3円/kWh,16.3円/kWh,15.3円/kWhとなる。

現在、新エネルギー利用の加速的な推進のため、平成 9 年に「新エネルギー利用等の促 進に関する特別措置法」が制定され、新エネルギー事業者支援事業として経費の一部補助

(補助率 1/3 以内)及び資金の借り入れに対する債務保証が行われている。この制度を利 用し、燃料電池のイニシャルの 1/3 の補助を受けると仮定して発電コストを試算すると、

それぞれ17.3円/kWh,15.6円/kWh,14.7円/kWhとなり、1〜0.6円/kWhの支援効果 となった。

 

  (5) 経済性試算のまとめ

東京電力の電気料金表(平成10年 2 月)によると、1,000kW規模の契約電力の場合、

基本料金を含む電力量料金は業務用電力(6kV受電)で平均19円/kWh、高圧電力Bで平 均14円/kWhと想定される。従って、燃料電池は業務用電力契約の事業所で導入すれば現 状でもぎりぎり評価できるレベルにあるが、他の契約種別で導入するとすれば現状の電気 料金制度においては採算がとれない。

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-表5.4.3-1  燃料電池(200kW)の経済性試算結果

<条件1> <年間経費>

イニシャル 80,000,000 円 償却費 4,800,000 円/年

メンテ 10,000,000 円/年 メンテ 10,000,000 円/年

ガス単価 50 円/Nm3 燃料費 17,070,091 円/年

設備利用率 90 % 運転管理費 5,000,000 円/年 熱利用率 50 % 熱クレジット -4,214,837 円/年 発電効率 40 % 基本料金削減 -3,744,000 円/年 排熱効率 40 %

ボイラ効率 90 % 合計 28,911,254 円/年

<発電単価> 18.3 円/kWh

<条件2> <年間経費>

イニシャル 60,000,000 円 償却費 3,600,000 円/年

メンテ 8,000,000 円/年 メンテ 8,000,000 円/年

ガス単価 50 円/Nm3 燃料費 17,070,091 円/年

設備利用率 90 % 運転管理費 5,000,000 円/年 熱利用率 50 % 熱クレジット -4,214,837 円/年 発電効率 40 % 基本料金削減 -3,744,000 円/年 排熱効率 40 %

ボイラ効率 90 % 合計 25,711,254 円/年

<発電単価> 16.3 円/kWh

<条件3> <年間経費>

イニシャル 50,000,000 円 償却費 3,000,000 円/年

メンテ 7,000,000 円/年 メンテ 7,000,000 円/年

ガス単価 50 円/Nm3 燃料費 17,070,091 円/年

設備利用率 90 % 運転管理費 5,000,000 円/年 熱利用率 50 % 熱クレジット -4,214,837 円/年 発電効率 40 % 基本料金削減 -3,744,000 円/年 排熱効率 40 %

ボイラ効率 90 % 合計 22,511,253 円/年

<発電単価> 15.3 円/kWh 参考文献

[1] 燃料電池発電システム  1992年OHM10月号別冊 [2] 1998年  第21回22回新エネルギー講演会資料 [3] 1999年  第25回・26回新エネルギー講演会資料

[4] 平成9年度  新エネルギー技術開発関係データ集作成調査(燃料電池)

[5] 新エネルギー・新発電技術動向調査レポート  平成10年2月  東京電力 [6] 化学工業日報99年1月7日号

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-5.5  負荷誘導用のための屋内情報システム

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