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箇条書き

ドキュメント内 How to write your own thesis tutorial with LaTeX2e (ページ 47-50)

第 2 章 L A TEX の基本 5

3.17 箇条書き

3

理を任せて,慣れてきたら自分でその空白を調節すればよいでしょう.実際に入力して試 してください.

\LaTeX と日本語\TeX \\

\LaTeX\ と日本語 \TeX \\

{\LaTeX}と日本語{\TeX} \\

{\LaTeX} と日本語 {\TeX}\\

LATEXと日本語TEX

LATEXと日本語TEX

LATEXと日本語TEX

LATEX と日本語TEX

使っている欧文書体の種類によっても違いますし,好みの問題もあるのでこれだと断言 できませんが,入力するうえでの作業を考えると三つ目が一番手軽だと思います.ただ し,この方法をとるときは欧文同士の空白に注意します.

\TeX and {\LaTeX}are very famous.\\

{\TeX} and {\LaTeX} are very pupular.

TEXand LATEXare very famous.

TEX and LATEX are very pupular.

入力ファイルでは‘\TeX’の後に空白を挿入しているつもりでも,出力において空白は

\TeXに吸収されてしまいます.

3.17 箇条書き

箇条書き(itemization)には三つの環境を使うことが出来ます.

itemize環境 項目の先頭に記号(ラベル)が付く記号付き箇条書き環境.環境の深さ

によって記号が‘·’のように自動的に変わる.

enumerate環境 項目の先頭に通し番号が付く番号付き箇条書き環境.深さによって通

し番号が‘1,(a),i,A’のように自動的に変わる.

description環境 項目の前に説明を\itemの任意引数で指定する説明付き箇条書き 環境.

レポートや論文の場合はなるべく箇条書きは避けて,文章による記述が望ましいよう です.理解のしやすさを考えれば箇条書きを使うべきでしょう.これらの環境は入れ子

(nest)にすることが可能です.入れ子に出来る項目の深さは通常四つまでです.itemize

環境の先頭の記号は入れ子にした場合自動的に変更されます.各環境においての項目は

\item命令を使います.itemizeにおいては\item[\#]とすることで先頭のラベルの記 号を指定することが可能です.

\begin{itemize}

\item 入れ子にしたい.

\item[*] 入れ子になる.

\begin{itemize}

\item 入れ子です.

\end{itemize}

\end{itemize}

• 入れ子にしたい.

* 入れ子になる. – 入れ子です.

\begin{enumerate}

\item はじめの項目.

\item 次の項目.

\begin{description}

\item[項目1] 説明1.

\item[項目2] 説明2.

\end{description}

\end{enumerate}

1. はじめの項目.

2. 次の項目.

項目1 説明1.

項目2 説明2.

x問題 3.1 ここまでの節を読んだだけでも,ある程度の規模の文書を作成することが出 来ます.次のようなhfilei.texを作成し,実際にタイプセットを行い,その出力結果を吟 味してください.ただし,目次も出力するためは2回ほどタイプセットを行ないます.

\documentclass[a4j]{jsarticle}

\title{はじめての\LaTeX}% 題名

\author{自分の名前}% 著者

\date{\today}% 日付

\begin{document}% 本文

\maketitle% 表紙

\tableofcontents% 目次

\section{節見出し}% 節見出し

節見出しは\verb|\section|コマンドを使います。

\subsection{小節見出し}% 小節見出し 小節見出しは\verb|\subsection|を使います。

%

\section{文章の記述}

この節では文章の記述について論じます。

\subsection{引用}

一文を引用する場合はカギ括弧を使います。一説によると

「カギ括弧は引用に使う」と言われている。

段落ごと引用するということは次のようになっている。

\begin{quote}

段落ごとの引用の場合は\verb|quotation|環境を使い、\emph{行頭 を字下げしない}。複数段落の引用の場合は\verb|quotation|環境 を使い、行頭を字下げする。

\end{quote}

\subsection{箇条書き}

箇条書きには以下の三つが用意されている。

\begin{description}

\item[記号付箇条書き] ラベルの先頭に記号がついた箇条書き。

\item[番号付箇条書き] ラベルの先頭に番号がついた箇条書き。

\item[説明付箇条書き] ラベルの先頭に説明がついた箇条書き。

\end{description}

\end{document}

この入力の出力例は図3.1のようになります。

3.17 箇条書き 37

3

はじめての

L

A

TEX

自分の名前 2004920

目次

1 節見出し 1

1.1 小節見出し. . . . 1

2 文章の記述 1

2.1 引用 . . . . 1 2.2 箇条書き . . . . 1

1 節見出し

節見出しは\sectionコマンドを使います。

1.1 小節見出し

小節見出しは\subsectionを使います。

2 文章の記述

この節では文章の記述について論じます。

2.1 引用

一文を引用する場合はカギ括弧を使います。一説によると「カギ括弧は引用に使う」と言われている。段落 ごと引用するということは次のようになっている。

段落ごとの引用の場合はquotation環境を使い、行頭を字下げしない。複数段落の引用の場合は quotation環境を使い、行頭を字下げする。

2.2 箇条書き

箇条書きには以下の三つが用意されている。

記号付箇条書き ラベルの先頭に記号がついた箇条書き。

番号付箇条書き ラベルの先頭に番号がついた箇条書き。

説明付箇条書き ラベルの先頭に説明がついた箇条書き。

1

図3.1 テキスト入力の出力例

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