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福祉分野

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日立では、技術の進歩によってもたらされる豊かな社 会生活を、さまざまな人びとが享受できるよう健全な青 少年の育成や障がい者の自立支援、高齢者支援などを中 心に、福祉分野でも支援活動に取り組んでいます。

北米日立グループの活動

北米日立グループでは、日立ファウンデーションの日立 コミュニティ・アクション・パートナーシップ(HICAP)を 通じて、グループ各社の社員で構成される各地域活動委 員 会(CAC:Community Action  Committees)が、地 域のニーズに即した活動を行っている非営利団体を支援し ています。 現在、北米日立グループ19社47拠点の社員 が40のCACを構成し、活動しています。

2010年4月には、貧困層や被災者に対して世界100 カ国で 住 宅 建 築 支 援を行っているNGO「ハビタット・

フォー・ヒューマニティ」の建築ボランティア活動に、日立 コンサルティングの南カリフォルニア地域の社員16人が 参加しました。また、7月に1カ月間にわたって実施した 第11回フード・ドライブ(食料寄付キャンペーン)に北米日 立グループ28社、7,350人余りの社員が参加、約21ト ンの食糧と約8万USドル(約680万円)の募金を集めまし た。これは、約2万7,000人の1週間分の食料代に相当 する額で、食糧バンクや貧困者の食糧支援を行っている 北米各地の非営利団体へ寄付しました。

各CACでは、マスタリング・コミュニティ・アクションと 呼ばれる自己評価ツールを用い、運営や活動の具体的か

つ明確な基準に照らし合わせながら、活動内容のレベル アップを図っています。

手話案内による社会貢献活動

日立グループでは、 聴覚障がいのある社員が2005年 2月に結成した「Team  Swan」が、 全国各地のイベン ト会場等において、聴覚障がいのあるお客様を手話で案 内しています。「Team  Swan」は、多様化・複雑化した 情報に疎くなりがちな聴覚障がい者に対し、きめ細かい 説明により正しく情報を伝えることを目的に活動を始 めました。手話スタッフは8人(2011年3月現在)で、発 足以来、社内外のイベント会場や家電量販店での説明の ほか、ろう学校との交流会も行っています。手話スタッ フは、 通常は各部署で業務をこなしていますが、この活 動を通じて、同じ境遇にある方々を支援できたことで 自分自身のモチベーションも高まったと語っています。

フード・ドライブの参加者

社会活動報告

 社会貢献活動

もしろかった」「楽しかったのでまた来てほしい」など の声が届いています。提案者の松野は、「この活動が 自社だけでなく、他のグループ会社のモデルになるよ うに継続していきたい」と語っています。

2010年には「日経ビジネスオンライン」や『障害者が輝 く組織』(日本経済新聞出版社)で紹介されました。

「スマイルデリバリー」提案者の研修サービス部 松野 亜沙美(右)と ボランティアの営業本部 上月 あおい

*1 社会貢献イブニング講座:日立グループ社員のボランティアマイン ド醸成を目的に定期的に実施する講演会

TOPICS

児童養護施設でIT教育

(株)日立インフォメーションアカデミー(以下、日 立IA)では、ITを必要とする研修会社の特徴を生かし、

社員ボランティアが児童養護施設に出向き、子どもた ちにパソコンの基本操作などを教えるプログラム「ス マイルデリバリー」を実施しています。日立IAでは、

社員なら誰でもアイデアを提案できる「できるといい な提案」制度を2009年6月に実施し、本プログラム もひとりの社員がこの制度を利用して提案したことに より誕生しました。きっかけは、2009年2月に日立 製作所主催の社会貢献イブニング講座*1に参加した 日立IAの社員が、児童養護施設の支援に関する講演を 聞き、「自分が動かないと何も変わらない」と考えたこ とでした。提案が採用されると、全社員にあててメー ルでボランティア参加者を募ったところ、30人の応 募があり、周囲の協力や理解もあって、2010年3月 に社会福祉法人  共生会「希望の家」(東京都葛飾区)で 本プログラムがスタートしました。これまで3回実施 していますが、 子どもたちからは「初めての経験でお

会社名・事業所名 活動名 概要

日立情報システムズ 障がい者面接支援 障がい者の職業的な自立と社会参加を支援する活動の一環とし て、筑波技術大学に協力し、障がい者を対象とする就職模擬面 接会を実施。 自己PRの方法や履歴書の書き方など、就職活動 についてアドバイス。

日立電線 マラソン部のボランティア活動

(盲人選手への支援)

マラソン部の社員が積極的に地域住民と交流しており、「国際盲 人マラソンかすみがうら大会」では、部員が盲人選手の伴走者 として走るなど、盲人ガイドヘルパーとして協力。

日立物流 交通安全教育 小学校の児童を対象に「交通安全教育」を行っている。 正しい 交通安全の知識のほか、トラックの内輪差、死角などの実証実 験を体験してもらうもので、2010年度は305人が参加。 ま た2010年度には高齢者向けの「交通安全教育」も開催し、約 30人が参加。

日立グローバル ストレージ

テクノロジーズ中国社

モーニング・サンプログラム 中国広東省河原市の、経済的、家庭的事情のため貧しい生活 をしている子どもたちに対して、社員が個人またはグループで 800元/年の支援を行うプログラム。2010年度は50人以上 の社員が16人の子どもを支援。

日立グループが取り組んでいるその他の福祉分野の活動(一部)

子ども向けの交通安全教育(日立物流)

盲人選手と並走するボランティア社員(日立電線) モーニング・サンプログラムで支援した子どもたち

(日立グローバルストレージテクノロジーズ中国社)

社会活動報告

 社会貢献活動

ル)と経営指導やコンサルテーションを受けることができる 機会を提供します。2010年度は、低所得の農業・林業 従事者、移民女性、自営業者等を支援する6事業9人が 選抜されました。

日立ファウンデーションでは、同プログラムを通じて起 業家たちから得た経験や教訓を糧に、貧困を緩和するた めの持続可能な事業のあり方と企業の役割について広く 提言していきたいと考えています。

日立では、「情報」「時間」「資金」の3つの面から社員の ボランティア活動を支援しています。「情報」面の支援 では、セミナーやイントラネットなどを通じて、ボラン ティア活動に関する情報を提供しています。2009年 度は屋外活動を中心に4回のセミナーを開催しました。

「時間」面の支援では、通常の年次有給休暇に加えてボラ ンティア活動や自己啓発活動のために使用できる特別年 次有給休暇を設けています。「資金」面の支援では、積極 的に社員がボランティアとして参画、サポートしている 非営利団体に活動資金を援助するボランティア支援プロ グラム「大きくなる樹」を実施しており、2010年度は 12件、総額約320万円を援助しました。

日立が国内外に擁する6つの財団は、家庭教育の支 援、科学技術の振興、東南アジアの大学教官・研究者の 招へい、環境保全、青少年の健全育成、米国社会での企 業市民活動など、さまざまな分野で活動しています。

吉山青年起業家プログラム

米国で活動する日立ファウンデーションでは、 設立当初

(1988年)から20年以上にわたって実施してきた 「吉山 賞」 に代えて、「吉山青年起業家プログラム」を2010年 度に発足させました。 従来の 「吉山賞」 は、模範的な社会 奉仕活動を行った米国の高校3年生を表彰し、受賞者に は賞金を授与するほか、リーダーシップ研修や授賞式を含 む4日間のプログラムに参加できる機会を提供していまし た。 

今回発足した新プログラムでは、米国の低所得者層の 生活水準の向上を目的とする社会事業を運営する若手起 業家(設立時に18〜29歳)に、奨励金(2年間で5万USド

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