0 100※
40
20 60
(%)
80※
(機種数)
0 10,000
8,000
6,000
4,000 主 要 指 標
4,900 5,741
6,954 8,387
9,456
[環境適合製品売上高比率の推移]
2006 2007 2008 2009 2010
(年度)
47
31 38
53 60
0 60
40
30 50
(%)
55※
※2010年度目標値
[環境適合製品の拡大]
2006 2007 2008 2009 2010
(年度)
98 86 94
78 97 84
98 85
100 86
環境適合製品登録比率とは、環境適合設計の対象とす る製品の売上高を分母とし、環境適合製品の売上高を分 子として算出した値です。環境適合製品の拡大のため、
2010年度までは対象製品を絞って取り組みを進めてきま したが、今後は新規に開発するあらゆる製品を対象に環境 適合製品化を進めていきます。
環境適合製品機種数
環境適合製品登録比率(製品対象範囲:情報・通 信システム、デジタルメディア・民生機器など)
環境適合製品登録比率(製品対象範囲:電力シス テム、社会・産業システム、高機能材料など)
※2010年度目標値
環境適合設計アセスメントの仕組み
環境適合設計アセスメントでは、素材の調達から 生産、流通、使用、適正処理に至る製品のライフサ イクルの各段階における環境負荷を、環境保全性や 省エネルギー性など8項目について5段階(レベル1
〜5)で評価します。8項目すべての評価結果が、大 きな仕様変更をする前の機種と同等であるレベル2 以上、かつ8項目の平均点が基準点であるレベル3 以上の製品を「環境適合製品」と認定しています。
なお、環境に配慮した開発・設計プロセス全体の マネジメントは「エコデザインマネジメント指針」
に基づいて推進しています。この指針は、環境配慮 の一般的な手順を定めた国際規格IEC62430に準 拠し、事業企画、設計、調達、製造、品質保証などの 各部門が、環境適合設計アセスメントの使用や環境 適合製品の開発推進など、環境負荷を考慮した業務 を遂行してその記録を保管するよう定めています。
[環境適合設計アセスメントの仕組み]
環境適合設計 環境適合設計アセスメントの実施(評価) 環境適合製品
基準点未満
製品のライフサイクル 1.減量化
5.環境保全性 2.長期使用性 8.包装材
3.再生資源化 7.情報提供
4.分解/
処理容易性 6.省エネルギー性
アセスメント8項目(例)
省資源
再使用・再利用
適正 素材 生産 流通 使用 回収 処理
分解
基準点以上
アセスメント項目(例) ライフサイクル(例) アセスメントのポイント(例)
1. 減量化 素材・生産 製品の小型・軽量化/部品・材料の歩留り/製品の減量化評価 2. 長期使用性 使用 グレードアップ性/保守および修理の容易性/耐久性・信頼性
3. 再生資源化 再使用・再利用 再利用、再生資源化が可能な材料、部品の選択/再生資源等の利用/リサイクル可能率 4. 分解/処理容易性 生産・回収分解 解体・分離が容易な構造/分別の容易性/分解時間の低減/製品等の回収、運搬の容易性/
処理時の安全性/破砕処理の容易性
5. 環境保全性 素材・生産・回収分解・適正処理 部品・ユニットの環境保全性の評価/保守用機材等の安全性/製造工程での環境保全性評価/
設備の環境保全性評価 6. 省エネルギー性 生産・使用・回収分解・適正処理 製品設計/生産工程/流通
7. 情報提供 使用・回収分解 提供先(要求元)への適切な情報の提供/情報提供の仕組みの構築
8. 包装材 流通 減量化/再資源化/収集・運搬容易性/処理容易性/処理および最終処分における環境保全性 製品のライフサイクルの各段階における環境負荷を8項目で定量的に評価
環境活動報告
▶ 環境に配慮した製品・サービス
事業分野 情報・通信システム 電子装置・システム、
コンポーネント・デバイス
電力システム、社会・産業 システム、建設機械、
オートモティブシステム
デジタルメデイア 民生機器
高機能材料 その他
内訳(売上比) 18% 17% 35% 9% 21%
代表製品
[2010年度の環境適合製品の事業分野別内訳と代表製品例]
情報システム 監視ソフトウェア
TFT液晶モジュール アモルファス変圧器 洗濯乾燥機 異方導電フィルム
伝送装置 透過電子顕微鏡 高効率ガスタービン ハイビジョンテレビ エコ電線
環境適合製品事例
較してシステム全体の消費電力量を最大約75%削減
• ストレージ容量の使用効率を最大化することでハードディ スクドライブ搭載数を削減するボリューム容量仮想化機能
「Hitachi Dynamic Provisioning」により、必 要 容 量 40TBに 対して初 期 導 入 30TBとする例では、10TB 増 設するまでは消費電力を約20%低減(AMS2300でSAS
(Serial Attached SCSI) 300GBドライブの場合)
●社外評価:グリーンITアワード※22010において
「ITの省エネ」部門でグリーンIT推進協議会 会長賞を受賞
●製品名:ミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズ」(日立 アダプタブル モジュ ラー ストレージ2000シリーズ)の最上位モデル「AMS2500」
日立製作所 情報・通信システム社
●環境配慮のポイントと効果:
• 使用していない増設ディスクアレイへの電力供給を停止でき る「拡張省電力機構」により、本機構を適用しない場合と比
※1 ディスクアレイ
コンピュータの外部に取り付け、データを保管する記憶装置で、複数の ハードディスクドライブを冗長性を持たせて搭載することで、大容量、
高信頼、高性能、高可用性を実現する
※2 グリーンITアワード
優れた省エネ効果を持つIT機器、ソフトウェア、サービス等、ならびに それらを活用して優れた省エネ効果を実現した提案に授与される賞。
グリーンIT推進協議会主催、経済産業省後援 ディスクアレイ※1
データセンタの効率的な省電力運用を可能に
を高めたダイカスト金型用鋼DAC-MAGICを開発
• ダイカスト金型の寿命を従来の鋼の1.5〜2倍に延ばすこと により、金型用鋼材を有効利用
• 高温強度・耐ヒートクラック性を高めることにより、自動車 の軽量化・低燃費化ならびにリサイクル性の向上に貢献する アルミダイカスト製品の生産性向上に寄与
●社外評価:第53回(2010年)十大新製品賞※2を受賞
●製品名:新世代ダイカスト金型用鋼DAC-MAGIC®(ディー エーシーマジック) 日立金属(株)
●環境配慮のポイントと効果:
※1 靭性
金属の粘り強さ、外力によって破壊されにくい性質
※2 十大新製品賞
新製品のなかから次のいずれかの条件(独創的な発明で、国内外で反 響が大きい/性能が世界最高水準に達している/わが国産業技術の 向上に著しく貢献する/産業、社会の発展に役立つ先導的役割を果た 高性能ダイカスト金型用鋼
金型の長寿命化を実現して資源の有効利用に寄与
スーパー環境適合製品の開発
日立グループは、「環境適合製品」のなかで、特に 高いレベルの基準を満たした製品を「スーパー環境 適合製品」と認定しています。認定にあたっては、
温暖化防止ファクターと資源ファクターのいずれか が10以上、もしくは省エネ基準達成率*1などが業 界トップクラスであること、もしくは社外で高く評 価されていることを条件としています。ファクター 10以上とは、2000年度販売製品を原則とする基 準製品に対する環境効率の改善度が10倍以上であ ることを意味します。
スーパー環境適合製品を拡大するために、環境 適合製品の売上高に占める「スーパー環境適合製品 比率」の向上に取り組んできました。2010年度の スーパー環境適合製品は新たに182機種増加し、
721機種となりましたが、環境適合製品の売上高 が著しく増加したことによりスーパー環境適合製品 比率は相対的に低くなり、目標30%を下回る26%
でした。
今後の取り組み
第3期環境行動計画(2011〜2015年度)では、こ れまでの「スーパー環境適合製品」の認定基準をよ り環境性能の高い基準に変更し、「環境適合製品セ レクト」として新たに認定を開始します。具体的に は、温暖化防止ファクター/資源ファクターを算出 する基準製品の原則をこれまでの2000年度から より新しい2005年度販売製品へと変更し、温暖化 防止効率および資源効率の分子となる製品機能は、
その製品で最も必要とされる付加価値を生む単一機 能を評価することに変更しました。さらに、2005 年度製品と比べてCO2排出削減率が50%以上であ ることを新たな認定条件に追加しました。これら の変更により、一段と高い環境性能の開発を進め、
2011年度には環境適合製品セレクトの機種数を 20機種、2015年度には100機種にすることを目
[日立の環境に配慮した製品体系]
環境適合製品
製品
• 温暖化防止ファクター・資源 ファクターのいずれかが10 以上
• 業界トップクラス
• 社外での高い評価
環境適合設計 アセスメントで 基準点以上に 達した製品
スーパー 環境適合製品
*1 省エネ基準達成率:「省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する 法律)」に基づいて、家電製品などを対象に設定された目標基準値に対 する達成度を表す。 基準値設定時点で最もエネルギー消費効率のよい 製品の値が目標基準値となる
*2 ライフサイクルにおける資源量:新規に使用される資源量+廃棄さ れる資源量
[温暖化防止ファクターの計算方法]
温暖化防止効率の定義
温暖化防止効率 製品機能 製品寿命
ライフサイクルでの温室効果ガス排出量
温暖化防止ファクターの定義 温暖化防止ファクター
基準製品の温暖化防止効率 評価製品の温暖化防止効率 温暖化防止ファクターは、温暖化防止効率の基準製品に対 する改善度を示す指標です。 温暖化防止効率は、生活価値 の向上と環境への影響低減の両立を図る環境効率の考えに 基づき、生活価値の向上を「製品の機能と寿命」で評価し、
環境への影響低減を「ライフサイクルでの温室効果ガス排出 量」で評価して算出します。
[資源ファクターの計算方法]
資源効率の定義 資源効率
製品機能 製品寿命
Σ(ライフサイクルにおける資源量×
各資源価値係数)
資源ファクターの定義 資源ファクター
基準製品の資源効率 評価製品の資源効率 資源ファクターは、資源効率の基準製品に対する改善度を示 す指標です。 資源効率は温暖化防止効率と同じ考えに基づ き、生活価値の向上を「製品の機能と寿命」で評価し、環境 への影響低減を「ライフサイクルにおける資源量」*2で評価し て算出します。