社会活動報告
▶ 社会貢献活動
日立では、世界規模で深刻化する地球環境問題に対処 し、持続可能な社会の実現をめざす環境経営を推進して います。社会貢献活動においても、環境ビジョンのなか の「地球温暖化の防止」「生態系の保全」に基づき、日立 グループの社員とその家族が、エコの心を育みながら、
さまざまな環境保全活動に取り組んでいます。
砂漠緑化ボランティアの体験
日立製作所は、中国・内蒙古自治区のホルチン砂漠の 植生回復活動に取り組むNPO法人緑化ネットワークの 協力を得て、2007年度から緑化ボランティア体験ツ アーを毎年実施しています。本プログラムは、日本と中 国の日立グループの社員とその家族が緑化活動を通じ、
自然環境や生態系の保全に対する問題意識を高めるとと もに、自分にできることを考え、具体的な行動を始める きっかけにしてもらうことを目的に企画されました。
第4回となる2010年度の活動は9月17日から6日 間実施され、日本と中国の日立グループの社員とその家 族22人が参加しました。また、2010年が国際生物多 様性年と日立創業100周年にあたることを記念して、
現地の一角を「日立グループの森」と名づけ、10年間に わたって緑化活動を支援していきます。
今後も生態系保全に取り組み、ひとりでも多くの日立 グループの社員に環境保全の大切さを体感してもらうと ともに、グループとしての一体感を醸成していきます。
里山保全活動の体験
日立グループでは、社員のボランティア活動への参加 を促す体験型セミナー「日立ボランティア・セミナー」を 実施しています。2010年度は、国際生物多様性年にち なんで屋外型セミナー「週末は里山に行こう!」を東京都 奥多摩で3回実施しました。地域生態系の保全や水源の 涵養、災害防止などに大きな役割を果たしながらも、都 市化の影響や農村地域の過疎化・高齢化によって、里山 の荒廃が進んでいます。荒廃を防ぐべく、日立グループ の社員とその家族が、夏の下草刈り、秋の間伐、冬の枝 打ちと、季節ごとの実践的な作業に参加し、里山保全活 動の重要性や、森林がもたらす効果を体感しました。3 回のセミナーに延べ100人以上が参加しました。
東京都多摩における里山保全活動
社会活動報告
▶ 社会貢献活動
会社名・事業所名 活動名 概要
日立ソリューションズ 棚田の再生活動 東京都あきる野市横沢入の棚田の一部を再生する「日立ソ リューションズのタンボ活動」を実施。2010年6〜11月に延 べ66人の社員が参加。まだ収穫量は少ないものの、棚田の再 生とともに蛍が戻った。
日立電子サービス 関西支社
森林保全活動 2010年5月、社員とその家族25人が参加し、茨木市千堤寺 の森で間伐作業と間伐材を利用した炭焼きを体験。11月には 社員15人が参加し、茨木市里山センターの裏山で倒木や間伐 した木を片づける作業に従事。
日立製作所
情報・通信システム社
箱根の森 再生プロジェクト 2010年10月、県立21世紀の森(神奈川県南足柄市)で「かな がわ森林インストラクターの会」の協力を得て、森林保全活動を 実施。 日立グループの社員とその家族150人が参加し、間伐 や草刈りに従事したほか、自然観察や木工クラフトなどを体験。
日立ターミナル メカトロニクス フィリピン社
森の里親プロジェクト 2006年度よりスービック湾首都圏庁エコロジーセンター主催 のプロジェクトに参加。2010年度は、6月に社員18人が参加 し、フルーツの苗木約400本を植樹。 今後も定期的な手入れ や植樹を行う予定。
日立グループが取り組んでいるその他の環境保全活動(一部)
炭焼き体験(日立電子サービス関西支社)
棚田の再生活動(日立ソリューションズ) 森の里親プロジェクト
(日立ターミナルメカトロニクスフィリピン社)
日立では、技術の進歩によってもたらされる豊かな社 会生活を、さまざまな人びとが享受できるよう健全な青 少年の育成や障がい者の自立支援、高齢者支援などを中 心に、福祉分野でも支援活動に取り組んでいます。
北米日立グループの活動
北米日立グループでは、日立ファウンデーションの日立 コミュニティ・アクション・パートナーシップ(HICAP)を 通じて、グループ各社の社員で構成される各地域活動委 員 会(CAC:Community Action Committees)が、地 域のニーズに即した活動を行っている非営利団体を支援し ています。 現在、北米日立グループ19社47拠点の社員 が40のCACを構成し、活動しています。
2010年4月には、貧困層や被災者に対して世界100 カ国で 住 宅 建 築 支 援を行っているNGO「ハビタット・
フォー・ヒューマニティ」の建築ボランティア活動に、日立 コンサルティングの南カリフォルニア地域の社員16人が 参加しました。また、7月に1カ月間にわたって実施した 第11回フード・ドライブ(食料寄付キャンペーン)に北米日 立グループ28社、7,350人余りの社員が参加、約21ト ンの食糧と約8万USドル(約680万円)の募金を集めまし た。これは、約2万7,000人の1週間分の食料代に相当 する額で、食糧バンクや貧困者の食糧支援を行っている 北米各地の非営利団体へ寄付しました。
各CACでは、マスタリング・コミュニティ・アクションと 呼ばれる自己評価ツールを用い、運営や活動の具体的か
つ明確な基準に照らし合わせながら、活動内容のレベル アップを図っています。
手話案内による社会貢献活動
日立グループでは、 聴覚障がいのある社員が2005年 2月に結成した「Team Swan」が、 全国各地のイベン ト会場等において、聴覚障がいのあるお客様を手話で案 内しています。「Team Swan」は、多様化・複雑化した 情報に疎くなりがちな聴覚障がい者に対し、きめ細かい 説明により正しく情報を伝えることを目的に活動を始 めました。手話スタッフは8人(2011年3月現在)で、発 足以来、社内外のイベント会場や家電量販店での説明の ほか、ろう学校との交流会も行っています。手話スタッ フは、 通常は各部署で業務をこなしていますが、この活 動を通じて、同じ境遇にある方々を支援できたことで 自分自身のモチベーションも高まったと語っています。
フード・ドライブの参加者