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■利用者の支援、活動等で工夫されている点
主力の作業は、衛生用品(耳栓)や自動車部品の検品・梱包作業である。自分が仕上げた製品に は 1 ケースごとに本人の名札をつけ、作業成果が利用者にわかりやすいようにしている。そのことで、本人 のやる気と達成感を維持、向上させている。工賃が高いことは、自分の仕事としての意欲もさることながら 自分の役割意識や責任感の向上にも役立ち、出席率はとても高い。
課題として、ひとつの作業がずっと続くとはいえないので、現状の作業を行いながら、どのタイミングで新し い作業を取り入れていくかの判断が難しいことがある。また、施設外就労の場もあり、高い工賃も得られる ことから、利用者が事業所での就労に満足しており、企業に就労したい気持ちになかなかならないことも 課題のひとつである。現在、作業所時代から事業所を利用している方が高齢になり、今後の事業所のあ り方を柔軟なプログラムを取り入れ、1時間早く作業を終え、振り返りや体操等を行うことも試行している。
支援者の人材育成として、作業を安定させ工賃を維持させるために、企業との交渉に必要な見積書 の書き方など単価交渉ができるスキルを身に付けるように取り組んでいる。
地域とのつながりでは、地元の企業との連携を大切にして、施設外の就労や受注作業の確保につな げている。企業の担当者との関係は重要であり、絶えず何か仕事がないか営業活動をしている。
また、日々の利用者支援を充実させつつ高工賃の支給を目指す為に、加配職員を配置し、その分の 人件費の一部として就労支援事業会計(生産活動)か
ら福祉事業会計(訓練等給付費)に繰り入れている。
職員配置を充実させることで、作業の維持確保、収益の 増加、品質の維持管理を行うことが可能となり、継続した 付加価値の高い作業を行えている。
さらに企業に対して就労支援に関わる啓発や支援の一 環として、就労の充実、施設外支援による関わり、在宅就 業者支援制度の取り組み等を行っている。
■わたしたちのセールスポイント
・法人として「働く」ことに力を入れている。施設外就労と施設内作業の 2 班体制をとっている。
■利用者の支援で工夫していること
・作業の内容や成果などを視覚的にわかりやすく示すなど、作業工程をわかりやすく説明する。
・ひとりひとりがやりがいを感じられる仕事(場所)作り。作業の出来上がり製品に名札を付けている。
・利用者にとっては魅力のある仕事を心掛けており、出勤率の安定を図っている。
・月曜日から金曜日は仕事、土曜日は余暇活動や仕事を続けるための訓練活動を行っている。
作業の様子
―事業所より―
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~社会参加を目指す取り組みについて~
・就労支援の取り組み
法人全体で取り組み、就労案件を事業所に周知。該当者を法人全体より募り、就労支援課との連 携により、一般就労に繋げる動きを積極的に行っている。
・施設外就労取り組み
施設の中だけの利用ではなく、より就労した状態に近い場での作業提供を行っている。
そこでの作業訓練や作業スキル習得、職場でのルールやマナー習得が有効だと考えている。
・在宅就業者支援制度の活用
在宅就業者支援団体登録を行い、作業を発注してもらえる企業に対してメリットが生まれ、かつ継続 的な作業確保につながることを目的として、この制度を活用してもらえるよう企業へ働きかけを行っている。
・職員配置について
必要な作業を進めるための職員配置を行うために就労支援事業 会計(生産活動)から福祉事業会計(訓練等給付)へ職員 人件費を負担し、高工賃を維持している。
◆平成 29 年度実績 収入 27,547,322 円
◆その内、職員人件費の繰入額 10,714,600 円
◆利用者工賃支給額 14,400,430 円
■課題項目に対する状況や対応
利用者の高齢化 ・ゆったりめの B 型:柔軟なプログラム設定を行っている。
・特別支援学校卒業してすぐの利用者、高齢の利用者は5時間で対応して いる。(1時間は、作業の振り返りや体力維持の体操等)今後、法人内の 別の就労継続 B 型事業所とのすみわけにするのか、SUN の中でのすみわけに するのか試行しながら見極めていく。
障害の重度・多様化 ・一人一人の力が発揮できるような工夫(治具の導入・環境の構造化・視覚 的に作業工程を提示するなど)
利用者の工賃 ・維持できるよう努力していきたい。高齢化による視力低下に伴い、従来と同 じ作業(例えば検品作業)への対応が難しくなる者もいる。高い工賃に見合 った仕事が出来なくなったらどう対応するかが課題である。
送迎支援 ・最寄駅から事業所間を送迎している。駅までは、全員電車で通っている。
人材確保/
人材育成
・非常勤職員も含め、人材確保は困難である。
・OJT を活用し見積書の書き方、考え方、捉え方等を指導している。
・法人で新卒職員採用ワーキンググループを設置。
利用者の確保/
利用率の安定
・利用率は安定している。
作業室の壁には目標工賃と、「V5達成!!」
32 運営(事業継続のた
めの取り組み)
・職員配置の工夫(過配置職員人件費の生産活動収入からの繰り入れ)
・積極的な施設外支援の実施
・在宅就業者支援制度の活用 外部評価の取り組み 特になし
■地域とのつながり、連携のための取り組み
・取引企業との連携を大切にしている。(特に担当者との関係性は、重要である)施設外就労先の企 業には、職員が常駐しており、何か新しく請け負える仕事がないか、絶えず営業をかけている。仕事は永 遠にあるものではないので、絶えずどのタイミングで新しい作業を取り入れるのか検討している。平成 29 年 度は、8社と取引している。職員は、仕事の報酬を提案する見積書の書き方(この仕事は○○秒かか るから○円)や、妥当な単価について根拠となる数値を持って交
渉するスキルが求められ、営業力についての職員研修を重視して 実施している。10 円の単価の物を何個製造したら利用者の工賃 が増加するのかを考え、生産効率や隙間時間に何の作業を行う のかなどを常に考えている。
・利用者が地域、社会に参加できるための取り組み:地域清掃、
社会福祉協議会、公民館祭りに参加。赤い羽根共同募金。
■周辺地域の課題
・社会福祉法人が行っている就労継続B型事業所が少ない。市の担当者会議はあり情報共有をする が、今のところ連携はない。
事業所情報
所在地 神奈川県相模原市中央区小町通 2-8-15 TEL/FAX 042-779-8909 / 042-771-7193
事業種別 就労継続支援B型
開所年 平成 19(2007)年 4 月 1 日
定員数/利用者数 定員数 20 人 利用者数 22人(2019年4月 1 日現在)
利用者の障害(手帳別) 身体 3 人 療育 22人 精神 1 人
利用者の障害支援区分 区分3:6名/区分4:7人/ 区分5:3 人/未判定:6人 利用者の年齢 平均年齢 38.9歳 最高齢 71歳
地域清掃の様子
―伝えたいこと―
工賃だけでなく(生活、自立)「働く気持ち」を支えていくことが大切である。働く喜びが得られる 事業所でありたい。
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