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佐賀県佐賀市/NPO 法人ともしび

ドキュメント内 生活介護事業所 (ページ 30-34)

■事業所の特徴

佐賀県佐賀市鍋島町に所在する、就労継続支援B型と生活介護の多機能型事業所。特徴として、

難病の方を積極的に受け入れている事業所である。もともとは難病患者の会から発足しており、無認可 の患者会の佐賀県支部の中で作業所を作ろうという事から会員5~6名で、平成 14 年から活動を始 めた。生産活動では、ハウス栽培を行っており、シイタケ・キクラゲを栽培し、販売している。また、女性の みの利用者・スタッフで運営している九州で唯一の事業所であり、女性ならではの視点で、女性が働きや すい職場環境を整えている。障害者、難病患者への正しい理解を深め、地域で理解される啓発を行い 社会の一員として社会復帰を図る為の支援を提供する事により、市民の誰もが生き生きと安心して暮ら していく事のできる社会の創造に寄与することを目的とする。

■利用者の状況

現在利用者は定員 30 人に対して 33 人。

利用者の障害は、難病、知的障害、精神障 害、身体障害と幅広い。現在難病指定の利用 者は 1 人。

■活動内容

●年間総売上高(平成 29 年度年間の総収入)

約 71,100,000 円(うち就労 B 型の売上:9,680,516 円)

●利用者平均工賃(平成 29 年度年間の平均月額)

12,300 円

●日中活動の内容

ハウス栽培では、シイタケ・キクラゲを栽培。空調が効いていて温度も安定している。

5年前から栽培を開始し、2年前に現在の場所へ移設。主な仕事として、シイタケ、キクラゲの菌床 栽培を行っており、菌床を棚に並べたり、収穫したものをパック詰めして納品まで行っている。

事業所の外観

多様な人たちを支える

就労継続支援B型/生活介護

充実した日中活動を提供する

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■利用者の支援、活動等で工夫されている点

・ハウス栽培では、秋~冬にシイタケ、春~夏にキクラゲと時期をずらして1年間を通して収穫ができるよ うに工夫されている。

・ハウス栽培だけではなく、新しい事業(信書便)にも積極的に取り組み、工賃の向上に努めている。

・内職では、車の部品を取り扱っている。細かな作業では、作業工程がわかりやすいように作業シートを 作成してあたっている。

・利用者が全員女性であるが、スタッフも全員女性であるため、同性目線で支援にあたることができている。

利用される側もスタッフが女性であることから安心できる環境にある。

・佐賀市内では、福祉事業所が集まり、「福祉ネット」を展開し、様々な情報共有を行っている。

それに伴い行政との橋渡しや、地域への参加も個別の事業所のみで完結せず、ネットワークを作って行っ ている。施設内にとどまらず、外部への販売会を設けたり、地域のイベントに多く参加することで、地域との つながりを大切にしている。

■わたしたちのセールスポイント

・九州で唯一の利用者・スタッフが女性のみの事業所である。

・シイタケ・キクラゲの栽培をハウスを使って行っている。

・信書便を平成 30 年度より行い、安定した収入につながっている。

・ミカンの皮むき作業や、内職も行っている。

・ふるさと納税への参加。

シイタケの菌床

販売するキクラゲ

―事業所より―

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■利用者の支援で工夫していること

・その人に沿った支援を第一に行っている。併設の生活介護事業所と就労継続支援B型で支援の内 容に違いはあるが、難病や障害の種別での違いはない。

・難病の利用者に対しては、自分のペースで作業をすすめることを大切にし、なるべく工程のなかで手先の リハビリになるような作業を取り入れることを心がけている。

■課題項目に対する状況や対応

利用者の高齢化 グループホームを所有しておらず、保護者からも要望が上がってきている。60 代の利用者も3人いる。

障害の重度・多様化 難病、知的障害、精神障害、身体障害と幅広い利用者を受け入れている。

利用者の工賃 現在は月平均で約1万 2,000 円

送迎支援 ほとんどの利用者が送迎支援あり。居住地は佐賀市内の人が多数。

人材確保/

人材育成

人材確保については現状困っておらず、募集もしていない。主婦の人が働きや すい職場環境にしている。

支援者が女性だけで苦労していることも特にない。

利用者の確保/

利用率の安定

特別支援学校から入ってくることが多い。

運営(事業継続のた めの取り組み)

工賃を下げないようにすること。販路を増やして、販売会を多く開催できるよう にする。

外部評価の取り組み 特になし

■地域とのつながり、連携のための取り組み

・地域で餅つきを行ったり、シイタケをご近所に配布 したり、地域との交流を大切にしている。

・信書便は 365 日仕事がある。元々シイタケ栽培 も 365 日見ないといけない事業であったということか らも、あまり抵抗なく行うことができた。

作業するスペース

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■周辺地域の課題

・佐賀市内には福祉事業所の取りまとめ(福祉ネット)があり、地域のイベントの情報共有や、仕事の 情報収集、啓発活動や地域への貢献を行っている。

・行政から福祉ネットへ依頼があり、そこから各事業所へ割り振られたりもする。最近は農福連携がなされ ているが、農家からの賃金の低さが課題となっている。

事業所情報

所在地 佐賀県佐賀市鍋島町大字森田 2075-1 TEL/FAX 0952-37-8575 / 0952-37-8675 事業種別 就労継続支援B型/生活介護(多機能型)

開所年 平成 14(2002)年

定員数/利用者数 定員数 30 人 利用者数 33 人

(平成 30(2018)年 9 月 1 日現在)

利用者の障害(手帳別) 身体8人 療育 17 人 精神8人

利用者の障害支援区分 区分3:6人、区分2、区分4:4人、区分6:1人 利用者の年齢 平均年齢 39 歳 65 歳以上3人

―伝えたいこと―

平成 25 年に難病法が成立し、難病の方も障害者の枠の中に入っているものの、難病の方々へ の支援が障害者への支援より遅れていることを痛感しております。福祉サービスを利用できるこ とすら知られていません。

今後の難病の方々への支援が一歩でも進んでいくことを期待しています。

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