第Ⅲ章 実践授業 Ⅱ
第 3節 相互評価 の実践 (第 3時)
第 1項 指導計画
(1)日 時
平成 25年 10月 22日
(火)第 2校 時 (2)本 時の学習 目標
(第3時
)・書いた文章を互いに読み合い、 8つ の観点に従つて評価やア ドバイスを行い、
質疑応答 を通 じて意見交換ができる。
(3)本 時の評価規準
。相互評価に取 り組み、その結果を「本目互評価シー ト」に適切に記入 している。
・ グループ同士で相互評価シー トに書かれたことに対 して質疑応答 している。
(4)本 時の工夫点
本時の授業では、単元の指導 目標で掲げた①〜④の うち、以下の 3点 の指導 の工夫を実施す る。
①評価の観点の提示
②相互評価 シー トの活用
③ グループによる相互評価活動
(5)準 備・ 資料
自己評価 シー ト記入例、相互評価 シー ト、振 り返 リシー ト、ス トップ ウォ ッ チ
(6)本 時の展開
(第3時
)時 間
学 習活動 指導上の留意 点及 び支援の工夫 評 価 の方法
10 5
1漢
字テス トをす る。2前
時 で配 布 され た 自己評 価 シー トの 記 入 例 を も う一 度 確 認す る。3.相互 評価 活動 のルール を確 認する。
・ア ドバイスの欄 はできるだけ具体的 に書 くよ うに説明す る。
・相互評価の観点は 自己評価で扱 つた もの と同 じもの とす る。
・ 相互評価 シー トの書 き方は 自己評価 シー トと同 じ書 き方 とす る。
。今 日の授業は黒板 をノー トに写 さな くて よい ことを伝 える。
・ルール を板書 し、以下の3点を確認 させ る。
①作文は時計回りに回 して読んでい く。
10
10
4「相 互 評価 シー ト」を活 用 し、
4人 1組で 互 い の 文 章 を 相 互 評価 す る。
5.相 互 評 価 で 出 た評 価 に対 し、
質疑応 答 す るた め に交流す る。
6.本時の感想 を発表す る。
7.振 り返 リカー ドを記 入す る。
② lつの作文につき、読 んで評価 シ ー トに記入す る時間は4分を設 け る。
③ 点数 をつ けるためではな く、その 人の作品 をよ り良 くす るための手 助 けだ と確認す る。
・ グルー プの メンパーによる指摘や提 案 を採用 して、書 き直すか どうかの最 終判断は、書 き手がす る ことを伝 える。
・相互評価 シー トを配布す る。
・相互評価 シー トは1人 3枚ずつ取 ら せ る。
・4人グルー プに させ る。
・作者に相互評価 シー トを渡すのは最 後にす ることを説明す る。
,相互評価 を始め る前 に相互評価 シー トに評価者の名前 を書かせ る。
・ 机間指導 を して、書 き進め られない 生徒の手助 けをす る。
・時間はス トップウォッチで測 る。
・初めに2分間グルー プの メンバーが 書 いた相互評価 シー トを見 る時間 を設
ける。
・ 交流のルール を板書 し、以下の2点 を確認 させ る。
① 廊下側の前の席 にいる生徒 か ら順 番 に、時計回 りで2分ごとに質疑 応答 させ る。
②自分の作文、自分へのア ドバイス について意見の交換 をす る。
・友達か ら指摘 された ことをそのまま 受 け入れ るのではな く、一度考 えて意 見 を取 り入れ るか どうか は 自分で考 え ることが大切だ と説明す る。
・相互評価 シー ト、振 り返 リカー ドを 回収す る。
・ 相 互 評価 に 取 り 組 み
,そ
の結 果 を 「相 互 評 価 シ ー ト」 に適 切 に記 入 して いる。(ワ ー ク シ ー ト)
・ グルー プ 同 士 で相 互 評 価 シー ト に書 かれ た こ とに対 し て 質 疑 応 答
している。
・ 本時の感 想 を発表 し ている。
第 Ⅲ章
実践授業 Ⅱ
第
2項
授 業 の実 際(1)相
互 評価 シー トの活用第
3時
で は 、 グル ー プ 同士 で互 い の作 文 を評価 す るた め に、相 互評 価 シー ト を活 用 した。 書 き方 は第2時
で使 用 した 自己評価 シー トと同 じ書 き方 で あ る と 説 明 した。 も う一 度 相 互評 価 シー トの書 き方 の確 認 をす るた め 、第2時
で配布した 自己評価 シー トの例文 を全体 で確認 してお い た。
4人
グル ー プ の構 成 のた め、1人 3枚
ず つ相 互評 価 シー トを記 入 させ た。 以 下 に生徒 が記 入 した相 互評価 シー ト (図3‑4)を
示 す。図
3‑4
生徒が書いた相互評価シー ト(2)相
互 評価 活 動4人 1組
の グル ー プ にな り、相 互評価 活動 を行 つた。4人
グル ー プ の編成 に 関 しては、近 くの席 同士 で グル ー プ を作 らせ た。相互評価 活 動 の手順 は次 の とお りで あ る。
1.相
互評価 シー トを3枚
ず つ配布 し、評価者 の名 前 を記入2.相
互評価 のル ール (や り方)を
指 示①お互いの文章をより良くするために行 うこと
② l人 4分 で読んで評価シー トに記入すること
③自分の作文は時計回りに回すこと
その他 表記 構 成 内 容 相
互 評 価 シ ト ト 播 評撃
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一 作者 一︵ 一一 一一 一一
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漢字 や送
︐仮 名は 正し く書 き 表さ れ てい るか
誤字︑脱字はないか
段 落 と 段 落 は つ な が つ て い る か
・
一 つ の 段 落 に 一 つ の 事 柄 が 書 い て あ る か
序﹁ 論
・本 論
・結
﹂論 の二 部 構成 で書 いて いる か
具体 的な 事柄 が詳 くし 書か れ てい るか
主題がはっきりしているか
題 名 と 内 容 が あ っ て い る か
評価の観点
△ 0 △
○ △ △ 00
ΔO◎③ イ げ
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3.評
価 活 動 の 開 始4.終
了後 、 質 疑 応 答1人 4分
の 時 間設 定 に 関 して は適 切 で は な か っ た と考 え る。 なぜ な ら、 具体 的 な ア ドバ イ ス を書 い て い な い相 互 評 価 シー トが 、72枚
中11枚
見 られ た か らで あ る。4分
で は 短 す ぎ て 、 ア ドバ イ ス を書 く時 間 が 無 か っ た の で は な い か と考 察 す る。 も う少 し、 ゆ と りを もつ た 時 間設 定 に して いれ ば 、 ア ドバ イ ス を書 くこ とが で きて い た の で は な い だ ろ うか。
短 い文 章 で説 明す るた め に
400字
とい う比較 的 少 な い字 数 制 限 を定 めた。 こ れ は相 互 評 価 す る際 に も効 果 的 で あ っ た。 生 徒 は原 稿 用 紙 一 枚 を読 む だ け で よ か った の で 、短 い 時 間 で読 む こ とが で きた。写真
3‑1(他
者の文章を読んでいる様子)写
真3‑2¢
目互評価シー トに記入 している様子)(3)質
疑 応 答 す るた め の 交 流相 互 評 価 シー トに記 入 す る活 動 の後 に 、 同 じグル ー プ 内 で 出 た ア ドバ イ ス に つ い て 、質 疑 応 答 す るた め に 交 流 させ た。 初 め に 自分 の 作 文 に 対 して 書 かれ た 相 互評価 シー トを見 る時 間 を
2分
間設 けた。 そ の後 、質 疑応 答 のル ール (①廊 下側 の前 の席 にい る生 徒 か ら順 番 に、時計 回 りで2分
ご とに質 疑応 答 す る、②自分 の作文 、 自分 へ のア ドバ イ スにつ いて意 見の交換 をす る
)を
確認 した。質疑応 答 の時 間 は 、相 互評価 シー トに書 かれ た ア ドバ イ ス を も とに して話 し 合 うこ とに よ り、 自分 の作 文 の改 善点 に気 づ いた り、 自分 の考 えが 明確 にな っ た りで きる と考 え設 定 した。 しか し、活 発 な交流 が で きてい な い グル ー プが見 られ た。 もつ と交 流 を活発 にで き る よ うな工夫 が必 要 で あ る。 なお 、質 疑応 答 の課題 につ い て は、第
5節
の第2項
「成果 と課題 」(本論 文p.99)で
後 述す る。第 Ⅲ章