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4. 災害廃棄物処理に係る重要事項

4.9 環境配慮・適正保管

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○粉じん等のモニタリング

・宮古地区の二次仮置場においては、粉じん・臭気・騒音・硫化水素・一酸化炭素・放射線量に ついて、作業環境測定を毎日各ヤードで実施した。

・石巻ブロックの二次仮置場においては、敷地境界にモニタリングポストを設置し、粉じん濃度・

騒音・振動・悪臭等の常時監視モニタリングを実施した。

○放射性物質等のモニタリング

・宮古地区においては、災害廃棄物や処理後物を場外に搬出する際は、車両ごとに空間放射線量 率を測定し、安全性を確認した。

・大船渡市においては、広域処理する可燃物について、1 回/月の頻度で放射性物質濃度を測定し、

その結果を受入先に情報提供した。

・石巻ブロックでは、二次仮置場において、排ガス、排水、主灰、飛灰、再生資材について放射 性物質濃度を 1 回/月の頻度で測定するとともに、空間線量率を敷地境界(1 回/週)、保管廃棄 物(1 回/日)、搬出車両(全車両)について測定した。

・仙台市では、がれき搬入場において、敷地境界における空間放射線量及び仮設焼却施設の焼却 灰(主灰・飛灰)の放射性物質濃度を測定し、結果を公表した。

○仮設焼却施設の煤煙のモニタリング

・石巻ブロックでは、仮設焼却施設の排ガスについて、窒素酸化物、硫黄酸化物、塩化水素、ば いじんの濃度を 6 回/年の頻度で測定するとともに、排水についても有害物質等について、2 回 /年の頻度で測定した。

・仙台市では、仮設焼却施設の排ガス中のばいじん濃度、硫黄酸化物排出量、窒素酸化物濃度、

塩化水素濃度、ダイオキシン類濃度等を調査した。

○市内の津波堆積物等のモニタリング(仙台市)

・仙台市では、市内の津波浸水地域内の 32 地点(1km メッシュごとに 1 地点)にて津波堆積物を 採取し、カドミウム、六価クロム、シアン、水銀、セレン、鉛、砒素、PCB の 8 項目について、

有害物質の含有量調査を実施した。

・さらに、津波浸水地域 54 地点の津波堆積物等について、有害な 26 物質の含有量及び溶出量調 査を実施した。

4.9.2 火災

仮置場では蓄熱火災が頻繁に発生し、放水等により消火を行った。石巻ブロックでは東松島市の ストックヤードで大規模な火災が発生し、放水等による鎮火後も放水と重機による撹拌を継続し、

鎮火の確認を行った。

仮置場における火災の予防措置としては、可燃物の積み上げ高さ等の管理、定期的な撹拌・場内 散水、多孔管の設置と温度・メタン濃度の計測、赤外線サーモグラフィ調査等による監視、警備・

巡回等の監視体制の強化、防火タンクや消火栓、配水ポンプの設置等が行われている。

【特徴や課題・工夫】

○仮置場における火災予防策

(仮置場での火災発生等を踏まえた火災予防策)

[集積方法]

・積立高さを 5m 以下(できるだけ 3m 以下)にし山と山との間を 2m 以上あける

[管理方法]

・5m 間隔での多孔管の設置

・集積した災害廃棄物の定期的な撹拌、定期的な場内散水

[監視体制]

・メタン濃度、廃棄物中の温度測定等を実施、多孔管の温度計測

・赤外線サーモグラフィ調査等による監視

・仮置場の 24 時間監視体制(警備員,現場作業員)、警備員を夜間配置、緊急連絡網の整備

・定期的に避難訓練を実施

[消火設備]

・場内に消火栓、防水タンク、配水ポンプの設置、消火器・消火土を配置

4.9.3 安全管理

業務説明会、安全大会、安全衛生パトロール等により、家屋解体等を行う事業者に対して安全管 理の徹底を図った。また、作業員の衛生管理のため、エアシャワーの設置や防塵マスク着用の義務 づけを行った。

【特徴や課題・工夫】

○安全協議会の設置による安全管理

・仙台市では、散乱した災害廃棄物の撤去及び損壊家屋等解体、並びに災害廃棄物等の処理に従 事する団体・企業により「仙台市環境局震災廃棄物対策事業安全協議会」を設置し、安全衛生 パトロールや避難訓練等を毎年実施した。

4.9.4 不適正排出・処理の抑制、分別指導

不適正排出・処理の抑制のため、仮置場搬入時に確認・指導を行うとともに、不法投棄等に対し ては保健所と連携したパトロールを行った(石巻ブロック)。仙台市では、市民用仮置場において各 仮置場に 1 日当たり延べ 20 名の職員を配置して分別等の指導を行った。

【特徴や課題・工夫】

○仮置場における分別等の徹底

・仙台市では、市民用仮置場において可燃ごみ、金属くず、がれき類、家電製品等 10 種類以上に 分別・保管を行った。市民用仮置場には事業者の搬入を認めないこととし、交通誘導、受付、

分別の徹底等のため、各仮置場に1日当たり延べ 20 名の職員を配置した。

・燃料が不足している中で、搬入にやって来た自動車が渋滞し、市民生活も不安な状況で市民の 苛立ちはつのり、市民用仮置場の搬入管理をする職員の負担は大きかった。

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