第2章 環境設定
2.4 参考
2.4.2 Oracle ASM ( Automatic Storage Management )を使用する場合
2.4.2.2 環境構築時の注意(Oracle Database 11g R2/12c R1の場合)
参考
・ Oracle ASM インスタンスをリソース登録する場合の手順については、「2.2.7.2 Oracle リソースの作成」の手順“3”を参照してくださ
い。
・ Oracle ASM インスタンスリソースのフラグ設定値には、NullDetector 属性のみが自動設定されます。この値を変更することはでき
ません。
・ 1つの userApplication 内で Oracle ASM インスタンスとデータベースの関係が 1:1 もしくは、1:n になるように、Oracle ASM インス タンスとデータベースを作成してください。
- Oracle ASM インスタンス:データベース = 1:1
- Oracle ASM インスタンス:データベース = 1:n
下図は、Oracle ASM インスタンス:データベース = 1:2 の例です。
・ Oracle Database 11g R2/12c R1 の Oracle ASM をスタンバイ運用で使用する場合は、以下の運用形態のみサポートします。
- 1:1 運用待機
Oracle Database 11g R2/12c R1 の Oracle ASM をスタンバイ運用で使用する場合は、以下の運用形態はサポート対象外です。
- カスケード
- 相互待機
- N:1 運用待機
- 移動待機
- N:M 運用待機
参照
Oracle ASM インスタンス、データベースの作成は、Oracle Database のマニュアルを参照してください。
Oracle Restartの設定変更
PRIMECLUSTER Wizard for OracleからOracle ASMを制御するために、Oracle Restartの設定を変更してください。
・ Oracle Database 11g R2/12c R1(12.1.0.1)の場合
各ノードにて、以下のコマンドを Grid ユーザーで実行し、OS 起動時に Oracle Restart および CSS(Cluster Synchronization Services) デーモンが起動するように設定してください。また、Oracle Restart による Oracle インスタンス、リスナー、Oracle ASM の自動起動 を無効にしてください。
コンポーネント コマンド
Oracle Restart crsctl enable has
CSS crsctl modify resource ora.cssd -attr "AUTO_START=always"
Oracle ASM srvctl disable asm
Oracle リスナー srvctl disable listener [-l <listener_name>]
Oracle インスタンス srvctl disable database -d <db_unique_name>
・ Oracle Database 12c R1 PSR12.1.0.2以降の場合
各ノードにて、以下のコマンドを Grid ユーザーで実行し、OS 起動時に Oracle Restartが起動するように設定してください。また、
Oracle Restart による Oracle インスタンス、リスナー、Oracle ASM の自動起動を無効にしてください。
コンポーネント コマンド
Oracle Restart crsctl enable has
Oracle ASM srvctl disable asm
Oracle リスナー srvctl disable listener [-l <listener_name>]
Oracle インスタンス srvctl disable database -d <db_unique_name>
userApplication の作成
userApplication 作成時は、Oracle インスタンスリソースと同様に Oracle ASM インスタンスリソースを作成してください。Oracle ASM イ ンスタンスリソースと、その Oracle ASM インスタンスリソースに関連する Oracle インスタンスリソースは、同じ Oracle リソースに登録して ください。
次の画面は、Oracle ASM インスタンスリソース“+ASM”と、その Oracle ASM インスタンスリソースに関連する Oracle インスタンスリソー ス“db1”をOracle リソース“Oracle1”に登録した例です。
参考
・ Oracle ASM インスタンスをリソース登録する場合の手順については、「2.2.7.2 Oracle リソースの作成」の手順“3”を参照してくださ
い。
・ Oracle ASM インスタンスリソースのフラグ設定値には、NullDetector 属性のみが自動設定されます。この値を変更することはでき
ません。
注意
・ Oracle ASM インスタンスリソースと Oracle リスナーリソースには Grid ユーザーを、Oracle インスタンスリソースには Oracle ユーザー
を設定してください。
・ Oracle Database 11g R2/12c R1(12.1.0.1)の場合は、Oracle ASM の起動前に CSS の待ち合わせをするため、Oracle ASM インス タンスリソースの PreOnlineScript に以下のスクリプトを設定してください。Oracle Database 12c R1 PSR12.1.0.2以降の場合は、以下 のスクリプトを設定しないでください。
/opt/FJSVclora/sbin/cloracsswait <Grid ユーザー名>
Oracleデータベース・サービスを使用する場合
Oracleデータベースの作成時にデフォルトで作成されるサービス以外のOracleデータベース・サービスを使用する場合は以下のスクリ
プトを設定してください。
・ Cmdlineリソースを作成して、Startスクリプトに以下のスクリプトを設定してください。Stopスクリプト、Checkスクリプトは設定しません。
NULLDETECTORを"Yes"に設定してください。TIMEOUTはデフォルト値300秒を設定してください。
/opt/FJSVclora/sbin/clorasrvstart <Grid ユーザー名> <db_unique_name>[,<db_unique_name>,…]
Oracleデータベース・サービスを使用するdb_unique_nameが複数の場合はカンマで区切って指定してください。
Oracle インスタンスの起動後に、指定したdb_unique_nameに登録されているOracleデータベース・サービスが全て起動します。
参照
Oracleデータベース・サービスについては、Oracle Databaseのマニュアルを参照してください。