第6章 メッセージ一覧
B.4 リソースの削除
B.4.2 まとめて削除する場合
7. リソースの削除が全て完了したら、「Resourceの設定」画面で「保存して登録」を選択し、「登録」をクリックします。
続いて表示される応答メッセージ「0803 設定内容をシステムに登録しますか?」に対し、「はい」をクリックします。
8. 応答メッセージ「0817 RMS Configuration情報の配布を行いますか?」に対し、「はい」をクリックします。
9. 「userApplication Configuration メニュー」画面で、「完了」をクリックし、userApplication Configuration Wizardを終了します。
B.4.2 まとめて削除する場合
Oracle リソースをまとめて削除する場合の手順です。この場合、既存の userApplication を一旦削除する必要があります。詳細は、
例
Oracle インスタンスとリスナーを含むスタンバイ運用の userApplication から、Oracle インスタンスとリスナー両方をまとめて削除するよう な場合です。
1. 全ノードの RMS を停止します。
2. userApplication Configuration Wizard を起動します。
3. 「userApplication Configuration メニュー」画面で、「userApplicationやResourceの削除」を選択し、「次へ」をクリックします。
4. 「userApplicationとResourceの一覧」画面のリストから、既存の userApplication(例:userApp_1)を選択し、「削除」をクリックします。
続いて表示される応答メッセージ「0807 選択されているuserApplication(userApplication名)だけを削除しますか?userApplication 配下の全てのResourceも削除しますか?」に対し、「userApplicationのみ」をクリックします。
注意
応答メッセージに対し、「全て」をクリックしないでください。
userApplication だけでなく、作成済みのリソースも全て削除されます。
5. 「userApplication Configuration メニュー」画面で、「userApplicationやResourceの削除」を選択し、「次へ」をクリックします。
6. 「userApplicationとResourceの一覧」画面のリストから、削除対象の Oracle リソース(例:Oracle1)を選択し、「削除」をクリックします。
続いて表示される応答メッセージ「0808 選択されているResource(Resource名) およびResource配下の全てのResourceを削除し ますか?」に対し、「はい」をクリックします。
7. 「userApplication Configuration メニュー」画面で、「userApplicationの作成」を選択し、「次へ」をクリックします。
このあと、残りのリソースを含む userApplication を作成してください。
8. 「userApplication Configuration メニュー」画面で、「完了」をクリックし、userApplication Configuration Wizardを終了します。
付録 C Oracle Grid Infrastructure のインストールと Oracle ASM インスタンス、データベースの作成
ここではスタンバイ運用において Oracle Database 11g R2/12c R1で Oracle ASM を使用する場合の構築手順について説明します。
ポイント
スタンバイ運用において Oracle Database 11g R2/12c R1 で Oracle ASM を使用する場合は Oracle Grid Infrastructure をインストール する必要があります。
注意
・ Oracle Grid Infrastructure をインストールする場合は Oracle Database のインストールユーザーと Oracle Grid Infrastructure のイン ストールユーザーを分割する構成をサポートします。単一インストールユーザーの構成はサポート対象外です。
また、Oracle Database のインストールユーザーの ORACLE_BASE 環境変数と Oracle Grid Infrastructure のインストールユーザー の ORACLE_BASE 環境変数は、異なるディレクトリを指定してください。
Oracle Grid Infrastructure および Oracle Database は両ノードのローカルディスクにインストールします。
Oracle ASM インスタンスとデータベースは運用ノードで作成し、待機ノードでは運用ノードで作成した Oracle ASM インスタンスとデー タベースを動作させるための設定を行います。
以下に、構築手順を示します。
項番 概要
運用ノード 待機ノード
1 カーネルパラメーターの設定 カーネルパラメーターの設定
2 Grid ユーザー、Oracle ユーザーを作成 Grid ユーザー、Oracle ユーザーを作成
3 共用ディスク装置の設定
4 Oracle リソースを含まない
userApplication の作成
Oracle リソースを含まない userApplication の作成 5 userApplication の起動
6 Oracle Grid Infrastructure をインストール
7 Oracle Database をインストール
8 データベースを作成
9 Oracle リスナーのIPアドレスを修正
10 Oracle ASM の SPFILE の確認
11 データベースのパラメータ・ファイルの確認
12 データベース、 Oracle ASM、Oracle リスナーを停止
13 userApplication を切替え
14 Oracle Grid Infrastructure をインストール
15 Oracle Database をインストール
16 Oracle データベースのディレクトリをコピー Oracle データベースのディレクトリをコピー
17 SYSTEM ユーザーパスワードの登録 SYSTEM ユーザーパスワードの登録
18 Oracle リスナーの再起動
項番 概要
運用ノード 待機ノード
20 仮の Diskgroup を停止
21 Oracle ASM の再起動
22 仮の Diskgroup を削除
23 データベースリソースの登録
24 データベースリソースの起動
25 データベース、 Oracle ASM、Oracle リスナーを停止
各手順の詳細は以下の通りです。
1. カーネルパラメーターの設定
PRIMECLUSTERで使用する値に、Oracle データベース自身が使用する値を加えて設定する必要があります。カーネルパラメー ターの設定は使用するOracle Database のバージョンやデータベースの構成によって異なるため、Oracle Database のインストー ルガイドを参照してください。パラメーターの設定は全てのノードで同一になることを推奨します。
カーネルパラメーター semopm には、4以上の値を設定してください。
2. Grid ユーザー、Oracle ユーザーを作成
Oracle Grid Infrastructure のインストールユーザーとしてGrid ユーザーを、Oracle Database のインストールユーザーとして Oracle ユーザーを作成してください。単一インストールユーザーの構成はサポート対象外です。
環境変数ORACLE_BASE、ORACLE_HOME、ORACLE_SIDをOracleデータベースの環境に合わせて設定してください。
環境変数PATHに$ORACLE_HOME/binを追加してください。
listener.oraの格納先が$ORACLE_HOME/network/admin配下ではない場合は、Grid ユーザーの環境変数TNS_ADMINを設 定してください。
Grid ユーザーの ORACLE_BASE 環境変数と Oracle ユーザーの ORACLE_BASE 環境変数は、異なるディレクトリを指定して
ください。Grid ユーザーの ORACLE_HOME 環境変数は Oracle Grid Infrastructure の ORACLE_HOME を設定してください。
Oracle ユーザーの ORACLE_HOME 環境変数は Oracle Database の ORACLE_HOME を設定してください。
Grid ユーザーの ORACLE_SID 環境変数と Oracle ユーザーの ORACLE_SID 環境変数を設定してください。
ユーザーID、グループID、環境変数は全ノードで同一にしてください。
例
Oracle ユーザーの環境変数の設定例です。
(.profile)
ORACLE_BASE=/u01/app/oracle; export ORACLE_BASE
ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/db; export ORACLE_HOME ORACLE_SID=ora; export ORACLE_SID
PATH=$ORACLE_HOME/bin:/usr/bin:/usr/ccs/bin:/usr/ucb; export PATH
例
Grid ユーザーの環境変数の設定例です。
(.profile)
ORACLE_BASE=/u01/app/grid; export ORACLE_BASE
ORACLE_HOME=/u01/app/grid/product/db; export ORACLE_HOME ORACLE_SID=+ASM; export ORACLE_SID
PATH=$ORACLE_HOME/bin:/usr/bin:/usr/ccs/bin:/usr/ucb; export PATH TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin2; export TNS_ADMIN
3. 共用ディスク装置の設定
Oracle ASM で管理する共用ディスク装置を設定してください。このときデータベースを格納するための共用ディスクと、“14.”で
仮の Diskgroup を作成するための共用ディスクを作成してください。作成した共用ディスクのデバイスファイルの所有者には Grid ユーザーを設定してください。
4. Oracle リソースを含まない userApplication の作成
Oracle Grid Infrastructure をインストールする前に Oracle リソースを含まない userApplication を作成してください。以下の章を参 考にして userApplication を作成してください。
- 2.2.3 userApplication およびリソースの構成
- 2.2.4 Oracle リソースを含まない userApplication の作成
- 2.2.5 userApplication の動作確認 5. 運用ノードで userApplication の起動
運用ノードで userApplication を起動し、共用ディスク装置および引継ぎ IP アドレスが活性化されたことを確認してください。
6. 運用ノードへOracle Grid Infrastructure をインストール
Oracle Database のマニュアルおよびインストールガイドに従って、運用ノードのローカルディスクへ Grid ユーザーで Oracle Grid Infrastructure をインストールしてください。
- Oracle Database 11g R2 の場合
Oracle Grid Infrastructure のインストール時のオプションは“Configure Oracle Grid Infrastructure for a Standalone Server”を 選択し、Oracle ASM インスタンスおよびデータベースを格納する Diskgroup を作成してください。
- Oracle Database 12c R1の場合
Oracle Grid Infrastructureのインストール時のオプションは“Install and Configure Oracle Grid Infrastructure for a Standalone
Server”を選択し、Oracle ASMインスタンスおよびデータベースを格納するDiskgroupを作成してください。
Oracle ASM インスタンス作成時は SID の先頭に「+」がつくように設定してください (デフォルトでは“+ASM”となります) 。 7. 運用ノードへ Oracle Database をインストール
Oracle Database のマニュアルおよびインストールガイドに従って、運用ノードのローカルディスクへ Oracle ユーザーで Oracle
Database をインストールしてください。ここでは、Oracle Database ソフトウェアのみをインストールして、データベースの作成は行 わないでください。
8. 運用ノードでデータベースを作成
運用ノードで“6.”で作成した Diskgroup 上にデータベースを作成してください。
9. Oracle リスナーの IP アドレスを修正
論理IPアドレスを使用した Oracle リスナーの切替え運用を行う場合は、以下のファイルを修正して Oracle リスナーの IP アドレス に論理 IP アドレスを設定してください。
- <Grid ユーザーの$ORACLE_HOME>/network/admin/listener.ora
また、Oracle リスナーの監視において、tnsping による Oracle リスナー動作監視を行う場合は、以下のファイルの設定を行ってく
ださい。
- <Oracle ユーザーの$ORACLE_HOME>/network/admin/tnsnames.ora
- <Grid ユーザーの$ORACLE_HOME>/network/admin/tnsnames.ora 修正方法については“2.2.6 データベースの作成・設定”を参照してください。
10. Oracle ASM の SPFILE の確認
運用ノード上で Grid ユーザーで以下のコマンドを実行し、SPFILE の場所を確認してください。
# su - <Grid ユーザー>
$ ORACLE_SID=+ASM
$ asmcmd spget
+DATA/asm/asmparameterfile/registry.xxx ←この行を記録する
11. データベースのパラメータ・ファイルの確認
運用ノード上で Grid ユーザーで以下のコマンドを実行し、データベースのパラメータ・ファイルの場所を確認してください。
# su - <Grid ユーザー>
$ crsctl status resource <Oracleデータベースリソース名> -p | grep SPFILE
例
Oracle データベースリソース名は、crsctl status resource -t コマンドで確認可能です。
# su - <Grid ユーザー>
$ crsctl status resource -t
---NAME TARGET STATE SERVER STATE_DETAILS ---Local Resources
---ora.DATA.dg
ONLINE ONLINE node1 ora.LISTENER.lsnr
ONLINE ONLINE node1 ora.asm
ONLINE ONLINE node1 Started ora.ons
OFFLINE OFFLINE node1 ---Cluster Resources
---ora.orcl.db
1 ONLINE ONLINE node1 Open ora.cssd
1 ONLINE ONLINE node1 ora.diskmon
1 OFFLINE OFFLINE ora.evmd
1 ONLINE ONLINE node1
$
この構成の場合、 “ora.orcl.db” が Oracle データベースリソース名になります。
12. データベース、Oracle ASM、Oracle リスナーを停止
運用ノード上で Grid ユーザーで以下のコマンドを実行し、データベース、Oracle ASM、Oracle リスナーを停止してください。
<db_name>は“8.”で作成したデータベース名を指定してください。<diskgroup_name>は“6.”で作成した Diskgroup を指定して ください。
# su - <Grid ユーザー>
$ srvctl stop database -d <db_name>
$ srvctl stop diskgroup -g <diskgroup_name>
$ srvctl stop asm
$ srvctl stop listener
13. 待機ノードへ userApplication を切替え
待機ノードへ userApplication を切替えて、共用ディスク装置および引継ぎ IP アドレスが活性化されたことを確認してください。
14. 待機ノードへ Oracle Grid Infrastructure をインストール
Oracle Database のマニュアルおよびインストールガイドに従って、待機ノードのローカルディスクへ Grid ユーザーで Oracle Grid Infrastructure をインストールしてください。
- Oracle Database 11g R2 の場合
Oracle Grid Infrastructure のインストール時のオプションは“Configure Oracle Grid Infrastructure for a Standalone Server”を 選択し、Oracle ASM インスタンスおよび仮の Diskgroup を作成してください。
- Oracle Database 12c R1の場合
Oracle Grid Infrastructureのインストール時のオプションは“Install and Configure Oracle Grid Infrastructure for a Standalone Server”を選択し、Oracle ASMインスタンスおよび仮のDiskgroupを作成してください。
Oracle ASM インスタンスの SID は“6.”で作成した Oracle ASM インスタンスと同じ SID を指定してください。Diskgroup 名は“6.”