• 検索結果がありません。

導入運用手引書

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "導入運用手引書"

Copied!
212
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

J2S0-0459-01Z0(00)

2017年4月

Oracle Solaris

FUJITSU Software

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 4.5

(2)

はじめに

本書の目的

本書は、PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の導入から運用までの流れを説明したものです。

本書の読者

本書は、PRIMECLUSTER システムの設計、構築、または運用管理を行う、システムエンジニアやシステム管理者を対象にしており、 PRIMECLUSTER および Oracle の知識を有していることを前提にしています。

本書について

本書は、6章と付録で構成されています。各章の内容を以下に示します。

第1章 機能概要

第2章 環境設定

第3章 運用

第4章 コマンド

第5章 留意事項

第6章 メッセージ一覧

付録A トラブル事例集

付録B Oracleリソースの追加作成/設定変更/削除

付録C Oracle Grid Infrastructure のインストールと Oracle ASM インスタンス、データベースの作成

付録D Oracle Database ソフトウェアを共用ディスク上で使用する場合

付録E Oracle Solaris ゾーン環境で PRIMECLUSTER Wizard for Oracle を使用する場合

付録F シングルノードクラスタ運用

付録G Oracle Data Guard/Oracle Active Data Guardを使用する場合

付録H (参考)アクション定義ファイル

用語について

本書中で使用しているクラスタ関連の用語については、関連マニュアルを参照してください。 Oracle Solaris は Solaris, Solaris Operating System, Solaris OS と記載することがあります。

以下は特に断りがないかぎり Oracle Database の用語です。Oracle Database のマニュアルを参照してください。

Oracle インスタンス

本書では、“インスタンス”、“Oracle インスタンス” または “Oracle RAC インスタンス” と表記します。

Oracle リスナー

本書では、“リスナー” または “Oracle リスナー” と表記します。

Oracle Database

本書では、“Oracle Database” 、“Oracle データベース”、“Oracle”または“Oracle Version Release”と表記します。

Oracle Real Application Clusters

本書では、“Oracle RAC” または “Oracle RAC Version Release” と表記します。

本製品でサポートする Oracle Real Application Clusters のバージョン、リリースについては、本製品のソフトウェア説明書を参照し てください。

Oracle Clusterware

(3)

Oracle Automatic Storage Management

本書では、“ASM”または“Oracle ASM”と表記します。

Oracle Data Guard

本書では、"Oracle Data Guard"と表記します。

Oracle Active Data Guard

本書では、"Oracle Active Data Guard"と表記します。

本書では、Oracle Data GuardとOracle Active Data Guardをまとめて"Oracle Data Guard"と表記している場合があります。

プライマリ・データベース 本書では、"プライマリ・データベース"と表記します。

スタンバイ・データベース 本書では、"スタンバイ・データベース"と表記します。 またスタンバイ・データベースには、「フィジカル・スタンバイ・データベース」、「ロジカル・スタンバイ・データベース」、「スナップショッ ト・スタンバイ・データベース」の3タイプがあります。

プライマリ・サイト プライマリ・データベースを運用するシステムを、本書では、"プライマリ・サイト"と表記します。

スタンバイ・サイト スタンバイ・データベースを運用するシステムを、本書では、"スタンバイ・サイト"と表記します。

Oracle ユーザー Oracle データベース の操作を行う、OSDBA グループに所属するオペレーティング・システム上のユーザーです。 本書では、“Oracle ユーザー” と表記します。

マルチテナント・コンテナ・データベース 本書では、“マルチテナント・コンテナ・データベース”または“CDB”と表記します。

プラガブル・データベース 本書では、“プラガブル・データベース”または“PDB”と表記します。

本書の表記について

本書中の表記方法は以下のとおりです。

ポイント

ポイントとなる内容を説明します。

参考

参考となる内容を説明します。

参照

参照となる内容を説明します。

注意

注意する項目について説明します。

(4)

例題を用いて説明します。

輸出管理規制について

本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、 必要な手続きをおとりください。

商標について

PRIMECLUSTERは、富士通株式会社の登録商標です。

Oracle と Java は、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、 商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。 その他記載された社名および各種製品名は、識別のためにのみ掲載されており、一般に各社の製品名称、商標または登録商標で す。

お願い

本書を無断で他に転載しないようお願いします。

本書は予告なしに変更されることがあります。

出版年月および版数

出版年月および版数 マニュアルコード 2017年 4月 初版 J2S0-0459-01Z0(00)/ J2S0-0459-01Z2(00)

著作権表示

(5)

目 次

第1章機能概要... 1 1.1 機能概要... 1 1.2 動作環境... 2 第2章環境設定... 9 2.1 環境設定手順... 9 2.2 スタンバイ運用の場合...10 2.2.1 PRIMECLUSTER のインストール・設定...10 2.2.2 Oracle Database ソフトウェアのインストール・設定... 10 2.2.3 userApplication およびリソースの構成... 12 2.2.4 Oracle リソースを含まない userApplication の作成...13 2.2.4.1 userApplication の作成... 14 2.2.4.2 RMS 構成定義の生成と配布... 14 2.2.5 userApplication の動作確認... 15 2.2.6 データベースの作成・設定... 16 2.2.7 userApplication の編集... 22 2.2.7.1 userApplication のみの削除... 23 2.2.7.2 Oracle リソースの作成... 23 2.2.7.3 その他必要なリソースの作成...34 2.2.7.4 userApplication の作成... 34 2.2.7.5 その他必要な userApplication の作成... 35 2.2.7.6 RMS 構成定義の生成と配布... 35 2.2.8 userApplication の動作確認... 36 2.3 Oracle RAC 11g R2/12c R1 のスケーラブル運用の場合... 37 2.3.1 PRIMECLUSTER のインストール・設定...37 2.3.2 Oracle Database ソフトウェアのインストール・設定... 37 2.3.3 userApplication およびリソースの構成... 41

2.3.4 Oracle Clusterware リソースを含む userApplication の作成... 46

2.3.5 Oracle RAC インスタンス、リスナーリソースを含む userApplication の作成... 52

2.3.6 その他必要なリソースや userApplication の登録... 68

2.3.7 RMS 構成定義の生成と配布... 68

2.3.8 userApplication の動作確認... 70

2.4 参考... 72

2.4.1 Oracle リソース起動・停止時のスクリプトの設定...72

2.4.2 Oracle ASM(Automatic Storage Management)を使用する場合...75

2.4.2.1 環境構築時の注意(Oracle Database 10g R2/11g R1の場合)... 75 2.4.2.2 環境構築時の注意(Oracle Database 11g R2/12c R1の場合)...79 2.4.2.3 運用時の注意...83 第3章運用... 84 3.1 クラスタ環境における Oracle データベースの制御... 84 3.1.1 スタンバイ運用の場合...84 3.1.1.1 スタンバイ運用における Oracleリソースの起動、停止... 84 3.1.1.2 スタンバイ運用におけるOracleリソースの監視...87 3.1.2 Oracle RAC スケーラブル運用の場合... 90

3.1.2.1 Oracle RAC スケーラブル運用における Oracleリソースの起動、停止...90

3.1.2.2 Oracle RAC スケーラブル運用における Oracleリソースの監視... 91

3.1.3 シングルノードクラスタ運用の場合... 91 3.2 Oracleデータベースのメンテナンスについて... 92 3.2.1 Oracle データベースの設定変更...93 3.2.1.1 Oracle データベースを停止させる必要がある場合... 94 3.2.2 パッチ適用...94 3.2.2.1 In-place アップグレードによるパッチ適用...95 3.2.2.2 Out-of-place アップグレードによるパッチ適用(スタンバイ運用、シングルノードクラスタ運用)... 97

(6)

3.2.3 バックアップ... 103 3.2.3.1 コールドバックアップ... 103 3.2.3.2 ホットバックアップ...104 3.2.4 リカバリー... 104 3.2.4.1 Oracle データベースを停止させる必要がある場合... 104 3.2.4.2 Oracle データベースを停止させる必要がない場合...105 3.2.5 PDBの追加・削除... 106 3.2.5.1 PDBの追加... 106 3.2.5.2 PDBの削除... 107 3.3 クラスタ運用中の Oracle SYSTEM ユーザーパスワード変更手順... 107 3.4 切替え発生時の問題解決... 109 3.5 トラブル調査情報... 109 3.6 ログファイル... 110 第4章コマンド...112 4.1 hvoradisable - リソース監視の中断... 112 4.2 hvoraenable - リソース監視の再開... 113 4.3 clorapass - 監視用パスワードの登録... 114 4.4 cloracpy - Oracle データベース設定ツール(待機ノード用)... 115 4.5 clgetoralog - Oracle データベース調査資料採取... 116 4.6 clorainfo - 設定情報や監視状態の表示... 118 4.7 clorabr - 設定情報のバックアップ/リストア... 120 第5章留意事項... 122 第6章メッセージ一覧... 125 付録A トラブル事例集... 142 A.1 Oracle インスタンスに関するトラブル... 142 A.1.1 起動・停止に失敗...142 A.1.2 AutoRecover やフェイルオーバが発生... 143 A.1.3 Warning 状態に遷移...145 A.2 リスナーに関するトラブル... 146 A.2.1 起動・停止に失敗...146 A.2.2 AutoRecover やフェイルオーバが発生... 147 A.2.3 Warning 状態に遷移...148 A.3 PDBに関するトラブル...148 A.3.1 起動・停止に失敗...148 A.3.2 メッセージが出力された... 149 付録B Oracle リソースの追加作成/設定変更/削除... 150 B.1 リソースの追加作成... 150 B.1.1 個々のリソースを追加作成する場合...150 B.1.2 Oracle リソースを追加作成する場合...151 B.2 リソースの設定変更... 153 B.3 リソース名の変更... 154 B.4 リソースの削除... 155 B.4.1 個々のリソースを削除する場合...155 B.4.2 まとめて削除する場合... 155

付録C Oracle Grid InfrastructureのインストールとOracle ASMインスタンス、データベースの作成... 157

付録D Oracle Database ソフトウェアを共用ディスク上で使用する場合... 164

付録E Oracle Solarisゾーン環境でPRIMECLUSTER Wizard for Oracleを使用する場合... 170

E.1 システム構成の留意事項... 170

E.2 構築手順... 170

(7)

E.3 保守手順... 171

E.3.1 Oracle データベースのメンテナンス...171

E.3.2 Wizard for Oracle への修正適用... 171

E.3.3 トラブル調査情報の採取方法... 171

E.4 アンインストール手順... 171

付録F シングルノードクラスタ運用... 172

F.1 Oracle ASMを使用しない場合... 173

F.2 Oracle Database 10g R2/11g R1のOracle ASMを使用する場合...174

F.3 Oracle Database 11g R2/12c R1のOracle ASMを使用する場合... 175

付録G Oracle Data Guard/Oracle Active Data Guardを使用する場合... 178

G.1 機能概要...178

G.2 環境設定...180

G.3 運用...182

G.3.1 スタンバイ運用における Oracle データベースの制御... 182

G.3.2 Oracle RACスケーラブル運用における Oracle データベースの制御...185

G.4 データベース・ロールの切替え手順概要...187 G.4.1 データベース・ロールの切替え手順例...187 G.4.2 プライマリ・データベースとフィジカル・スタンバイ・データベースの切替え... 188 G.4.3 プライマリ・データベースとロジカル・スタンバイ・データベースの切替え... 192 G.4.4 フィジカル・スタンバイ・データベースからスナップショット・スタンバイ・データベースへの変換... 196 G.4.5 スナップショット・スタンバイ・データベースからフィジカル・スタンバイ・データベースへの変換... 199 G.5 留意事項...202 付録H (参考)アクション定義ファイル...204

(8)

1

機能概要

1.1

機能概要

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle は、PRIMECLUSTER 上で Oracle データベースのクラスタ運用を行うためのソフトウェア製品で す。PRIMECLUSTER 上で Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC) によるスケーラブル運用や、Oracle データベースのスタン バイ運用 (コールドスタンバイ) 、シングルノードクラスタ運用、Oracle Data Guard/Oracle Active Data Guard環境でのクラスタ運用を行 うことができます。 Oracleデータベースのマルチテナント機能を使用したマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)とプラガブル・データベース(PDB) のスタンバイ運用(コールドスタンバイ)、シングルノードクラスタ運用を行うことができます。 CDBの環境設定、監視、起動・停止制御、運用の方法はとくに明記しない限りOracleインスタンスと同じです。PDBについては各章の PDBに関する記事を参照してください。

参照

Oracle Data Guard/Oracle Active Data Guard環境でスタンバイ・データベースのクラスタ運用を行う場合、"付録G Oracle Data Guard/

Oracle Active Data Guardを使用する場合"を参照してください。

本製品は、以下の機能を提供します。 機能 概要 環境設定 クラスタ運用のための環境設定インターフェース 監視 Oracle インスタンス、リスナーの状態を監視するデーモンプロセス 起動・停止制御 Oracle インスタンス、リスナーの起動・停止を制御するスクリプト 運用・設定コマンド 運用時に使用するコマンド類

環境設定

Oracleデータベースのクラスタ運用を行うには、userApplication (クラスタアプリケーション) に Oracle インスタンスやリスナーを「リソー ス」として登録する必要があります。本製品は、それを行うための環境設定インターフェースを提供します。詳細は、「第2章 環境設定」 を参照してください。

監視

Oracle インスタンス、リスナーの監視を行います。 監視処理中に異常を検出した場合、スタンバイ運用では、Oracle インスタンスまたはリスナーの再起動やフェイルオーバを自動的に行 います。スケーラブル運用では、Oracle Clusterware が Oracle インスタンスまたはリスナーのリカバリーや縮退を行います。詳細は、「3.1

クラスタ環境における Oracle データベースの制御」を参照してください。

Oracle インスタンスの監視

以下の方法で Oracle インスタンスを監視します。

Oracle インスタンスのバックグラウントプロセスの監視

SYSTEM ユーザーにて Oracle インスタンスへ接続し、PMON・SMON・DBWn・LGWR・CKPT の5つのバックグラウンドプロセ スの存在を一定周期で監視します。

SQL 文の実行による監視 監視用テーブルを使って SQL 文(INSERT・UPDATE・DELETE・COMMIT)が実行できることを一定周期で監視します。SQL 文の実行結果から Oracle インスタンスの状態を監視します。そのため、Oracle インスタンスのプロセス生死だけでなく、論理的 な異常も検出することが可能です。

リスナーの監視

(9)

リスナープロセスの監視 リスナープロセスの存在を一定周期で監視します。

tnsping コマンドによる監視 スタンバイ運用では、Oracle データベースの tnsping コマンドを実行しネットサービスが有効か確認します。

スケーラブル運用では、tnsping コマンドによる監視は行いません。

Oracle Clusterware の監視 Oracle Clusterware を監視しません。

CDBとPDBの監視 CDBの監視方法は“Oracle インスタンスの監視”と同じです。 PDBの監視は、CDBに接続してPDBの管理表を取得し、PDBの状態を確認します。PDBの異常を検出するとsyslogへメッセージ を出力します。PDBの異常による再起動やフェイルオーバは行いません。

起動・停止制御

userApplication の状態遷移に従って、Oracle インスタンス、リスナー、Oracle Clusterwareを自動的に起動・停止します。詳細は、「3.1

クラスタ環境における Oracle データベースの制御」を参照してください。

Oracle インスタンスの起動・停止

スタンバイ運用では、Oracle インスタンスの状態をチェックし、リカバリー処理を実施しながら起動します。例えば Oracle データベー スのオンライン・バックアップ中に Oracle インスタンスがダウンした場合、次回の起動処理中に END BACKUP を自動的に実行し ます。停止においては、デフォルトでは IMMEDIATE モードで停止し、正常に停止できなかった場合は、さらに ABORT モードで 停止します。そのため、高速なフェイルオーバが可能です。

Oracle RAC スケーラブル運用では、Oracle データベースの srvctl コマンドを使った起動・停止を行います。

リスナーの起動・停止

スタンバイ運用では、Oracle データベースの lsnrctl コマンドを使った起動・停止を行います。また、起動・停止処理と同時にリス ナープロセスのチェックも行い、起動や停止が正しく行われたことも確認します。

Oracle RAC スケーラブル運用では、リスナーを起動します。

Oracle Clusterware の起動・停止

Oracle RAC スケーラブル運用の場合、Oracle データベース の crsctl コマンドを使った起動・停止を行います。

CDBとPDBの起動・停止

CDBの起動・停止方法は“Oracle インスタンスの起動・停止”と同じです。 CDBの起動後にCDB上の全てのPDBを起動します。

(10)

スケーラブル運用

Oracle RAC によるスケーラブル運用では、全ノードで Oracle インスタンスが動作します。クライアントはどちらのノードに接続してもデー タベースを使用することができます。

(11)

スタンバイ運用

スタンバイ運用では、運用ノードと待機ノードが存在します。運用ノードでは、 Oracle インスタンス、リスナー、論理IPアドレス、共用ディ スクへの接続が活性化され、待機ノードでは、それらが非活性化されています。異常発生時には、待機ノードへの業務の切替えが発 生し、待機ノードの資源が活性化されます。クライアントは論理IPアドレスによる接続を行うことにより、設定を変更することなく運用中の ノードに接続することができます。

注意

Oracle Database 11g R2/12c R1 で Oracle ASM を使用する場合は Oracle Grid Infrastructure をインストールする必要があります。 Oracle Grid Infrastructure をインストールする場合は Oracle Database のインストールユーザーと Oracle Grid Infrastructure のイン ストールユーザーを分割する構成をサポートします。単一インストールユーザーの構成はサポート対象外です。

また、Oracle Database のインストールユーザーの ORACLE_BASE 環境変数と Oracle Grid Infrastructure のインストールユーザー の ORACLE_BASE 環境変数は、異なるディレクトリを指定してください。

Oracle Solaris ゾーン環境で PRIMECLUSTER Wizard for Oracle を使用する場合は、“付録E Oracle Solarisゾーン環境で

PRIMECLUSTER Wizard for Oracleを使用する場合”を参照してください。

Oracle Data Guard/Oracle Active Data Guard

を使用した運用

(12)

Oracle Data Guardを使用したOracle RACによるスケーラブル運用では、プライマリ・サイトの全ノードでOracleデータベースが動作しま す。スタンバイ・サイトでは、全ノードまたは1ノードでOracleデータベースを動作させることができます。ログ適用サービスは、どれか1 ノードだけで起動するように設定・運用してください。

(13)

Oracle Data Guardを使用したスタンバイ運用では、プライマリ・サイトおよび、スタンバイ・サイトで運用ノードと待機ノードが存在します。 それぞれのサイトの運用ノードでOracleデータベースが動作します。運用ノードで異常が発生した場合に、待機ノードへの業務の切替 えが発生し、待機ノードで Oracleデータベースが動作します。

(14)

シングルノードクラスタ運用

シングルノードクラスタ運用は、1ノードから構成されるクラスタシステムです。アプリケーションの状態を監視し、異常発生時には、アプ リケーションを再起動して業務を継続します。

注意

Oracle Database 11g R2/12c R1で Oracle ASM を使用する場合は Oracle Grid Infrastructure をインストールする必要があります。 Oracle Grid Infrastructure をインストールする場合は Oracle Database のインストールユーザーと Oracle Grid Infrastructure のイン ストールユーザーを分割する構成をサポートします。単一インストールユーザーの構成はサポート対象外です。

また、Oracle Database のインストールユーザーの ORACLE_BASE 環境変数と Oracle Grid Infrastructureのインストールユーザー の ORACLE_BASE 環境変数は、異なるディレクトリを指定してください。

Oracle Solaris ゾーン環境で PRIMECLUSTER Wizard for Oracle を使用する場合は、“付録F シングルノードクラスタ運用”を参照 してください。

参考

スケーラブル運用、スタンバイ運用、シングルノードクラスタ運用の運用形態については、「PRIMECLUSTER導入運用手引書」を参照 してください。

(15)

マルチテナント構成

スタンバイ運用またはシングルノードクラスタ運用でマルチテナント構成をサポートします。CDBの起動・停止・監視処理は通常のOracle インスタンスと同じです。CDBの起動後にPDBも起動します。PDBの異常を検出するとsyslogへメッセージを出力します。PDBの異常に よる再起動やフェイルオーバは行いません。 1~252個(Oracle Databaseの上限)のPDBを管理することができます。 CDB内に1つだけPDBを持つシングルテナント構成もサポートします。

(16)

2

環境設定

2.1

環境設定手順

動作環境ごとに一般的な環境設定手順を示します。

注意

本章で説明する環境設定手順は、userApplication を新規に作成する場合のものです。本製品の以前のバージョンにて既に作成済み の環境を、今回新たに 4.5A00 にアップデートして運用する場合は、本製品付属のソフトウェア説明書を参照して設定を行ってくださ い。

スタンバイ運用

項番 概要 運用ノード 待機ノード 1 PRIMECLUSTER のインストール・設定 PRIMECLUSTER のインストール・設定

2 PRIMECLUSTER Wizard for Oracle のインストール PRIMECLUSTER Wizard for Oracle のインストール 3 Oracle Databaseソフトウェアのインストール・設定 Oracle Databaseソフトウェアのインストール・設定

4 userApplication の作成 5 データベースの作成・設定 6 データベースの設定 7 Oracle リソースの作成・設定 2.2 スタンバイ運用の場合で、環境設定手順の詳細を説明します。

スケーラブル運用

(Oracle RAC

)

項番 概要 最初のノード その他のノード 1 PRIMECLUSTER のインストール・設定 PRIMECLUSTER のインストール・設定

2 PRIMECLUSTER Wizard for Oracle のインストール PRIMECLUSTER Wizard for Oracle のインストール 3 Oracle Database ソフトウェアのインストール・設定 Oracle Database ソフトウェアのインストールのための設定

4 データベースの作成

5 userApplication およびリソースの作成

2.3 Oracle RAC 11g R2/12c R1 のスケーラブル運用の場合で、Oracle RAC 11g R2/12c R1 を使用する場合の環境設定手順の詳細を 説明します。

Oracle Data Guard/Oracle Active Data Guard

を使用した運用

"付録G Oracle Data Guard/Oracle Active Data Guardを使用する場合"で、環境設定手順の詳細を説明します。

シングルノードクラスタ運用

(17)

2.2

スタンバイ運用の場合

本章では、スタンバイ運用の環境設定について説明します。Oracle RAC スケーラブル運用の場合は、環境設定手順が異なるため、 “2.3 Oracle RAC 11g R2/12c R1 のスケーラブル運用の場合” を参照してください。

注意

Oracle Database 11g R2/12c R1 で Oracle ASM を使用する場合は Oracle Grid Infrastructure をインストールする必要があります。 Oracle Grid Infrastructure をインストールする場合は Oracle Database のインストールユーザーと Oracle Grid Infrastructure のイン ストールユーザーを分割する構成をサポートします。単一インストールユーザーの構成はサポート対象外です。

また、Oracle Database のインストールユーザーの ORACLE_BASE 環境変数と Oracle Grid Infrastructure のインストールユーザー の ORACLE_BASE 環境変数は、異なるディレクトリを指定してください。

本書では、Oracle Database のインストールユーザーを“Oracle ユーザー”、Oracle Grid Infrastructure のインストールユーザーを “Grid ユーザー”と記載します。

2.2.1 PRIMECLUSTER

のインストール・設定

ハードウェアの設定

PRIMECLUSTER に必要なハードウェアの設定を行います。Oracle データベースのデータベースファイルを作成する共用ディスク装 置が必要となります。

ソフトウェアのインストール

PRIMECLUSTER のソフトウェア説明書に従って、インストールを行ってください。 スタンバイ運用では、以下のいずれかの製品が必要です。

PRIMECLUSTER Enterprise Edition

PRIMECLUSTER HA Server

PRIMECLUSTER Clustering Base

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle をインストールします。PRIMECLUSTER Wizard for Oracle のソフトウェア説明書に従って、イン ストールを行ってください。

クラスタの設定

PRIMECLUSTER のマニュアルに従って、クラスタの設定を行ってください。ネットワークや共用ディスク装置の設定も行ってください。 Global Disk Services (以降、GDS)は “切替えディスク” として設定してください。

参考

詳細は、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」を参照してください。

2.2.2 Oracle Database

ソフトウェアのインストール・設定

Oracle Database ソフトウェアのインストールおよび設定について説明します。

注意

ここでは、Oracle Database ソフトウェアのインストールだけを実施し、データベースは作成しないでください。データベースは「2.2.6 データベースの作成・設定」で作成します。

Oracle Database ソフトウェアを共用ディスクに配置する環境では、Oracle ASM はサポート対象外です。Oracle ASM を使用する場 合は、Oracle Database ソフトウェアを各ノードのローカルディスクにインストールしてください。

(18)

1台のサーバに複数の ORACLE_HOME を作成する場合 (複数の Oracle Database ソフトウェアをインストールする場合) は、それ ぞれ異なる Oracle ユーザーを準備してください。1つの Oracle ユーザーが複数の ORACLE_HOME を持つことはできません。

Oracle Database 11g R2/12c R1で Oracle ASM を使用するために Oracle Grid Infrastructure をインストールする場合は、Oracle

ユーザーとGrid ユーザーを分割してインストールしてください。この構成でのインストール手順については“2.4.2 Oracle ASM (Automatic Storage Management)を使用する場合” を参照してください。

「第5章 留意事項」に関連情報を記載していますので、事前にご確認ください。

初期設定

カーネルパラメーターの設定

PRIMECLUSTER で使用する値に、Oracle データベース自身が使用する値を加えて設定する必要があります。カーネルパラメー ターの設定は使用する Oracle Database のバージョンやデータベースの構成によって異なるため、Oracle Database のインストール ガイドを参照してください。パラメーターの設定は全てのノードで同一になることを推奨します。

注意

カーネルパラメーター semopm には、4以上の値を設定してください。

Oracle ユーザーの設定 Oracle データベースのインストールおよび、起動・停止等の操作を行うための OSDBA グループに所属する OS ユーザーを作成 します。ユーザーID、グループIDは全ノードで同一にする必要があります。

以下の例では、OSDBA グループである dba とOracle Inventory グループである oinstall に所属する OS ユーザーを作成していま す。

# groupadd -g <グループID> dba # groupadd -g <グループID> oinstall

# useradd -u <ユーザーID> -g oinstall -G dba -d /home/oracle -s /bin/sh -m oracle # passwd oracle Oracle ユーザーの環境変数を設定する必要があります。 環境変数ORACLE_BASE、ORACLE_HOME、ORACLE_SIDをOracleデータベースの環境に合わせて設定してください。 環境変数PATHに$ORACLE_HOME/binを追加してください。 listener.oraの格納先が$ORACLE_HOME/network/admin配下ではない場合は環境変数TNS_ADMINを設定してください。

(.profile)

ORACLE_BASE=/opt/oracle; export ORACLE_BASE

ORACLE_HOME=/opt/oracle/product/11.2.0; export ORACLE_HOME ORACLE_SID=ora; export ORACLE_SID

PATH=$ORACLE_HOME/bin:/usr/bin:/usr/ccs/bin:/usr/ucb; export PATH TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin2; export TNS_ADMIN

参考

(19)

注意

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle では、Oracle データベースの操作を OSDBA グループに所属する OS ユーザー (Oracle ユー ザー) で行います。

以下のように root ユーザーで su(1M) を実行し、Oracle ユーザーにスイッチできることを確認してください。

# su - <Oracle ユーザー>

Oracle ユーザーのプロファイルにおいて、対話型のコマンド (例 script) を実行しないでください。プロファイルは、/etc/ profile, .bash_profile, .cshrc, .profile などを指します。

Oracle ユーザーのホームディレクトリ、プロファイルを共用ディスクに配置した環境は、サポート対象外です。Oracle ユーザー

のホームディレクトリ、プロファイルは各ノードのローカルディスクに配置してください。

インストール

Oracle Database ソフトウェアをローカルディスクに配置する環境の場合は、Oracle Database のマニュアルに従ってインストールし てください。

Oracle Database ソフトウェアを共用ディスクに配置する環境の場合は、“付録D Oracle Database ソフトウェアを共用ディスク上で使 用する場合”に従ってインストールしてください。 データベースは共用ディスク上に作成する必要があるので、インストール時には作成せず、共用ディスクのクラスタ設定が完了し た後に作成してください。 (「2.2.6 データベースの作成・設定」で説明します)。

2.2.3 userApplication

およびリソースの構成

スタンバイ運用時には userApplication は以下のような構成になります。 userApplication 説明 登録するリソース

app1 運用を行う全てのノードを含む userApplicationです。 Oracle リソース

(インスタンス、リスナー) Gds リソース

(20)

userApplication 説明 登録するリソース Fsystem リソース Gls リソース

参考

userApplication の属性は以下の設定を推奨します。記述されていない属性は任意です。 属性 説明 運用形態 Standby AutoSwitchOver HostFailure|ResourceFailure|ShutDown PersistentFault 1 HaltFlag yes userApplication 作成の全体の流れは以下のようになります:

1 Oracle リソースを含まない userApplication の作成と動作確認 2.2.4 Oracle リソースを含まない userApplication の作成 2.2.5 userApplication の動作確認

2 Oracleデータベースの作成 2.2.6 データベースの作成・設定

3 Oracle リソースを含む userApplication の作成と動作確認 2.2.7 userApplication の編集 2.2.8 userApplication の動作確認

参考

PersistentFault は、リソース故障(Faulted)が発生した際に、RMS の再起動後も状態(Faulted)を維持するための設定です。故障箇所を 特定し、修復が完了したのを確認した後に、手動で userApplication を起動することを想定しています。例えば、故障が発生した場合 に、サーバがリブートされた後でもどの userApplication が故障したのかわかります。また、AutoStartUp が設定されている場合でも userApplication の起動は行われず、自動起動により、再度故障が発生するのを防ぎます。

2.2.4 Oracle

リソースを含まない

userApplication

の作成

ここでは、userApplication の作成と、Oracle データベース以外のリソースの設定を行います。Oracle データベースのリソースの設定 は、データベース作成後に行います。

(21)

GDS

の設定

Oracle データベースの SYSTEM 表領域を配置するための Disk Class と その他のデータを配置するための Disk Class を別々に用意 している場合、 SYSTEM 表領域用 Disk Class には、MONITORONLY 属性 “NO”、その他のデータ用 Disk Class には、 MONITORONLY 属性 “YES” と設定しての運用も可能です。

参考

GDS リソースについては、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」を参照してください。

2.2.4.1 userApplication

の作成

「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」に従い userApplication を作成してください。

userApplication は、userApplication Configuration Wizard を使用して設定します。userApplication Configuration Wizard は、メニュー から情報を選択しながら設定を行うウィザード形式になっています。

2.2.4.2 RMS

構成定義の生成と配布

(22)

2.2.5 userApplication

の動作確認

userApplication を起動し、動作確認を行います。全てのノードで userApplication が正しく動作しているか確認を行ってください。

運用構成

Web-Based Admin View の Cluster Admin 画面を参照して、正しく動作していることを確認してください。下図は動作時のイメージ図で す。

(23)

共用ディスク装置

運用中のノードからディスクにアクセスできることを確認してください。また、共用ディスク上に Oracle ユーザー権限でファイルを作成で きることも確認してください。

論理

IP

アドレス

クライアントマシンから、論理IPアドレスを使用して運用ノードにアクセスできるか確認してください。

2.2.6

データベースの作成・設定

データベースの配置 データベースは共用ディスク上に作成します。共用ディスクが参照できる状態で行う必要があります。 各資源の配置は以下に示します。 項目 場所 備考 初期化パラメータ・ファイル(PFILE) 任意 各ノードのローカルディスクに配置することを推奨します。 サーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE) 共用 下記「パラメータ・ファイル」項を参照してください。 パスワード・ファイル 任意 下記「パスワード・ファイル」項を参照してください。 制御ファイル 共用 データファイル 共用 REDO ログファイル 共用 アーカイブ REDO ログ 任意 共用ディスクとローカルディスクとで多重化しておくことを推奨し ます。 フラッシュ・リカバリ領域 共用 ログファイル AUDIT_FILE_DEST ローカル トラブル調査時に確実に採取できるよう、各ノードのローカルディ スクに配置してください。 BACKGROUND_DUMP_DEST ローカル CORE_DUMP_DEST ローカル USER_DUMP_DEST ローカル DIAGNOSTIC_DEST (Oracle Database 11g 以降) ローカル マルチテナント機能を使用したデータベースを作成する場合も、表のとおりに各資源を配置してください。PDBのデータファイルは 共用ディスクに配置してください。

注意

アーカイブ REDO ログを共用ディスクに配置する場合、ディスクの容量の枯渇に注意してください。アーカイブログ領域不足 に陥ると、監視用 SQL によるデータ更新処理がハングアップし、リソース異常となる場合があります。 その後、userApplication がフェイルオーバしてもフェイルオーバ先の待機ノードでも共用ディスク上の領域不足により Oracle データベースの起動に失敗するため、最終的に両系停止となり業務が停止する場合があります。

マルチテナント機能を使用したデータベースの場合、AUDIT_FILE_DESTに指定されるディレクトリのディスクの容量の枯渇 に注意してください。PDBを監視する際に、Oracleインスタンスリソースの監視間隔(デフォルト30秒)毎にAUDIT_FILE_DEST のディレクトリの容量が約1KBずつ増加します。ログファイルの容量や作成の頻度は環境によって異なります。定期的に AUDIT_FILE_DESTのディレクトリの容量を確認して、バックアップや削除を行ってください。

Oracle Databaseソフトウェアを共用ディスクに配置する環境の場合、“付録D Oracle Database ソフトウェアを共用ディスク上で 使用する場合”を参照してデータベースの各資源を配置してください。

(24)

参考

データベース作成前に、共用ディスクに Oracle ユーザーの書き込み権限があることを確認してください。

Oracle ASMを使用する場合、Oracle ASM を RMS リソースとして登録する必要があります。“2.4.2 Oracle ASM(Automatic

Storage Management)を使用する場合” を参照してください。

スタンバイ運用におけるデータベースの作成と設定

運用ノード データベースの作成は運用ノード上からのみ行い、待機ノードでは、運用ノードから作成した共用ディスク上のデータベース を動作させる設定のみ行います。

注意

1台のサーバに複数の ORACLE_HOME を作成している場合 (複数の Oracle Database ソフトウェアをインストールしている場 合) 、Oracle インスタンス名には異なる Oracle インスタンス名を設定してください。

参考

データベースの作成は、Oracle Database のマニュアルを参照してください。

待機ノード データベースを作成した運用側と同一の構成になるように、ディレクトリの作成やファイルのコピー、リンクの設定を行ってくだ さい。

-

<$ORACLE_HOME>/dbs 配下

-

<$ORACLE_BASE>/admin/$ORACLE_SID 配下

-

<$ORACLE_BASE>/diag 配下 (Oracle Database 11g R1/11g R2/12c R1の場合)

-

<$ORACLE_HOME>/network/admin 配下

-

初期化パラメータAUDIT_FILE_DEST、BACKGROUND_DUMP_DEST、CORE_DUMP_DEST、USER_DUMP_DEST、 DIAGNOSTIC_DESTに設定されているディレクトリが存在しない場合は作成してください。 上記で作成したディレクトリとファイルのアクセス権限を運用系と同一にしてください。 アーカイブログ出力先等の設定を運用ノードで行った場合は、待機ノードでも同一の設定を行ってください。

参考

/opt/FJSVclora/sbin/cloracpy コマンドを使って、運用ノードの必要なファイルをtar形式にバックアップすることができます。 “4.4 cloracpy - Oracle データベース設定ツール(待機ノード用)” を参照してください。

相互待機や N:1運用待機構成の場合も、1:1 運用待機と同様にデータベースの作成は、それぞれの運用ノードから行い、待機ノード では、運用ノードから作成した共用ディスク上のデータベースを動作させる設定のみ行います。その他の運用形態も同様です。

(25)

相互待機

2:1 運用待機

パラメータ・ファイル 初期化パラメータ LOCAL_LISTENER の設定が、listener.ora、tnsnames.ora の設定と整合性が保たれている必要があります。 Oracle データベースのネットワークの設定を行う場合も、注意してください。 Oracle データベースのサーバー・パラメータ・ファイルを使用する場合、サーバー・パラメータ・ファイルは共用ディスク上に配置し てください。共用ディスク上に配置しない場合、運用、待機ノードで同一の設定で動作できなくなります。 サーバー・パラメータ・ファイルを共用ディスクに配置後、共用ディスク上のファイルを参照するための設定を運用・待機両ノードに て実施してください。以下のいずれかの方法で設定してください。

共用ディスク上のサーバー・パラメータ・ファイルへのシンボリックリンク・ファイルを作成する方法 $ ln -s <共用ディスク上の格納先>/spfile<$ORACLE_SID>.ora <$ORACLE_HOME>/dbs/spfile<$ORACLE_SID>.ora

初期化パラメータ・ファイルにサーバー・パラメータ・ファイルの配置先を指定する方法 初期化パラメータ・ファイル (<$ORACLE_HOME>/dbs/init<$ORACLE_SID>.ora) に以下のように設定します。 spfile = <共用ディスク上の格納先>/spfile<$ORACLE_SID>.ora

注意

DBCA (Database Configuration Assistant) を使用してデータベースを作成する場合、サーバー・パラメータ・ファイルの格納先を指 定できない場合があります。(例:データベース作成先がファイルシステムの場合など)

このような場合、以下の例を参考にして、データベース作成後にサーバー・パラメータ・ファイルを共用ディスク上に移動してくださ い。

1.

共用ディスクがマウントされていなければ、マウントする。

(26)

2.

サーバー・パラメータ・ファイルを共用ディスク上に移動する。 # mv <$ORACLE_HOME>/dbs/spfile<$ORACLE_SID>.ora <共用ディスク上の格納先>/spfile<$ORACLE_SID>.ora

3.

共用ディスク上のファイルを参照するための設定を実施する(前述の例を参照)。 手順3) は、運用・待機両ノードにて実施してください。 運用ノードで実施後、cloracpy コマンドを使用することもできます。

パスワード・ファイル パスワード・ファイルは、ローカルディスク、共用ディスクのいずれかに配置してください。どちらに配置するかは、以下の点を参考 にしてください。

ローカルディスク ローカルディスクに配置する場合、運用ノードでパスワード・ファイルを作成、または更新した後に、全ての待機ノードに配置す る必要があります。そのため、共用ディスクに配置する場合に比べて、メンテナンス効率は低下します。

共用ディスク 共用ディスク上に配置する場合、パスワード・ファイルの作成や更新は運用ノードでのみ実施します。そのため、ローカルディ スクに配置する場合に比べて、メンテナンス効率は向上します。 共用ディスクに配置する場合は、運用ノードでパスワード・ファイルを作成し、共用ディスク上に配置してください。

$ orapwd file=<$ORACLE_HOME>/dbs/orapw<SID> password=password force=y $ mv <$ORACLE_HOME>/dbs/orapw<SID> <共用ディスク上の格納先>/orapw<SID> 次に、全てのノードの$ORACLE_HOME/dbs 配下にシンボリックリンク・ファイルを作成してください。 $ ln -s <共用ディスク上の格納先>/orapw<SID> <$ORACLE_HOME>/dbs/orapw<SID>

ネットワーク設定 各資源の配置は以下に示します。

各資源の配置先 項目 場所 備考 listener.ora 任意 配置先については、参考を参照してください。 tnsnames.ora 任意 同上 <LISTENER>.log ローカル

参考

listener.ora/tnsnames.ora ファイルは、ローカルディスク、共用ディスクのいずれかに配置してください。どちらに配置するかは、 以下の点を参考にしてください。

-

ローカルディスク ローカルディスクに配置した場合、ファイルの編集は、ノードごとに行う必要があります。そのため、共用ディスクに配置す る場合に比べて、メンテナンス効率は低下します。一方で、トラブル調査時には、共用ディスクのマウント状態の影響を受 けないため、確実にファイルを採取することができます。

-

共用ディスク 共用ディスク上に配置した場合、ファイルの編集は、共用ディスク上のファイルを編集するのみでよく、ローカルディスクに 配置する場合に比べて、メンテナンス効率は向上します。一方で、共用ディスクがマウントされていない場合に、トラブル調 査に必要なファイルを採取できないことがあります。

(27)

共用ディスクに配置する場合は、各ノードの $ORACLE_HOME/network/admin 配下にシンボリックリンク・ファイルを作成 してください。 ・listener.ora の場合 $ ln -s <共用ディスク上の格納先>/listener.ora <$ORACLE_HOME>/network/admin/listener.ora ・tnsnames.ora の場合 $ ln -s <共用ディスク上の格納先>/tnsnames.ora <$ORACLE_HOME>/network/admin/tnsnames.ora

listener.ora

論理IPアドレスを使用したOracle リスナーの切替え運用を行う場合は、Oracle リスナーの IPアドレスに論理IPアドレスを設定し ます。

LISTENER = (DESCRIPTION =

(ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = <論理IPアドレス>)(PORT = 1521)) ) SID_LIST_LISTENER = (SID_LIST = (SID_DESC = (GLOBAL_DBNAME = ora) (ORACLE_HOME = /u01/app/oracle/product/db) (SID_NAME = ora) ) )

注意

-

リスナーのオペレーティング・システム認証 (OS認証) を有効にしてください。 デフォルトでは OS 認証が有効になっています。listener.ora ファイルに以下のパラメーターを設定した場合もOS 認証は有 効になります。 LOCAL_OS_AUTHENTICATION_<LISTENER_NAME> = ON

-

1台のサーバに複数の ORACLE_HOME を作成している場合 (複数の Oracle Database ソフトウェアをインストールしてい る場合) 、リスナー名には異なるリスナー名を設定してください。

tnsnames.ora

Oracle リスナーの監視において、tnsping による Oracle リスナー動作監視を行う場合は、tnsnames.ora の設定を行ってくださ い。tnsnames.ora で設定したネット・サービス名をPRIMECLUSTER Wizard for Oracle の Oracle リスナーの環境設定で指定し ます。tnsnames.ora で設定する $ORACLE_SID、ホスト (論理IPアドレス) およびポート番号は、監視対象の Oracle リスナーと 同一にします。

ネット・サービス名 = (DESCRIPTION =

(ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = <論理IPアドレス>)(PORT = 1521)) (CONNECT_DATA = (SID = ora))

(28)

SYSTEM ユーザーのパスワード

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle では、Oracle データベースの SYSTEM ユーザーとして Oracle インスタンスに接続し、Oracle インスタンスの監視を行っています。そのため、SYSTEM ユーザーのパスワードを、PRIMECLUSTER Wizard for Oracle に登録 する必要があります。 4.3 clorapass - 監視用パスワードの登録 を参照して、SYSTEM ユーザーのパスワードを登録してください。 マルチテナント機能を使用したデータベースを作成した場合は、CDBのSYSTEM ユーザーのパスワードを登録してください。PDB のローカルユーザーのパスワードを登録する必要はありません。

ログファイルのフルパス定義

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の調査資料コマンド clgetoralog は、Oracle データベースのアラート・ファイルやリスナーログ を採取します。しかしログファイルの格納場所によっては採取できない場合があり、この結果、トラブル調査に時間を要する可能性 があります。

これを防止するために、/opt/FJSVclora/etc/clgetoralog.conf ファイルにログファイルのフルパスを定義してください。詳細は、“4.5 clgetoralog - Oracle データベース調査資料採取” の「注意」を参照してください。

Oracle データベースの動作確認

PRIMECLUSTER Wizard for Oracleでは、rootユーザーからOracleユーザーにsu(1M)を用いてスイッチし、Oracleインスタンス(デー タベース)、リスナーの起動、停止を行っています。事前に、以下のようにrootユーザーでsu(1M)を実行し、Oracleユーザーにスイッ チしてからOracle インスタンス、リスナーを手動で起動・停止できることを確認してください。マルチテナント機能を使用したデータ ベースの場合は、PDBを手動で起動・停止できることも確認してください。 これは、運用、待機両ノードで行ってください。待機ノードで確認する場合はuserApplicationを待機ノードへ切替えて確認してくだ さい。 # su - <Oracle ユーザー> $ lsnrctl start <リスナー名> $ lsnrctl status <リスナー名> $ lsnrctl stop <リスナー名> $ sqlplus /nolog SQL> connect / as sysdba SQL> startup

SQL> select status from v$instance;

SQL> alter pluggable database all open; ※マルチテナント機能を使用したデータベースの場合 SQL> select name,open_mode from v$pdbs; ※マルチテナント機能を使用したデータベースの場合 SQL> shutdown immediate SQL> exit $ exit # Oracleインスタンスが起動・停止するのに必要な時間を測定してください。マルチテナント機能を使用したデータベースの場合、全 てのPDBが起動するのに必要な時間も測定してください。測定値は“2.2.7.2 Oracle リソースの作成”で使用します。

1.

startup

2.

alter pluggable database all open; ※マルチテナント機能を使用したデータベースの場合

3.

shutdown immediate

注意

Oracle データベースの TWO_TASK 環境変数は使用しないでください。TWO_TASK 環境変数は、Oracle インスタンスへの 接続時に接続識別子を付加し、自動的にネットワーク接続にて接続するための環境変数です。

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle では、ローカル接続 ("/ as sysdba") にて Oracle インスタンスに接続する必要があるため、 ネットワーク接続は使用できません。

業務などでネットワーク接続を行う場合は、TWO_TASK 環境変数を使用せず、ログイン時に "@接続識別子" を指定してくだ さい。

(29)

に SQL 文などが記述されていると、制御時に自動的に実行してしまい誤動作する可能性があります。 ただし、SQL*PlusコマンドのSETによりSQL*Plusシステム変数を設定することはできます。

2.2.7 userApplication

の編集

“2.2.4 Oracle リソースを含まない userApplication の作成” で作成した userApplication に Oracle データベース関連のリソースを登録 します。

スタンバイ運用では userApplication は以下のように構成されます。 (以降の手順にて太枠のリソースの作成・追加を行います。)

注意

Oracle リソースの作成・設定作業は、Oracle インスタンスおよび Oracle リスナーを手動で起動・停止し、正しく動作することを確認して から行ってください。

また、Oracle リソースの作成・設定作業の前に、クラスタ内の全ノードで Oracle インスタンス、Oracle リスナーおよび RMS を停止してく ださい。

同一の Oracle インスタンスまたはOracle リスナーに対して、複数のリソースを作成しないでください(二重作成しないでください)。 userApplication Configuration Wizard を使用した userApplication 編集の流れは以下のようになります:

1 userApplication のみの削除 2.2.7.1 userApplication のみの削除 2 Oracle リソースの作成 2.2.7.2 Oracle リソースの作成 3 その他のリソースの作成 2.2.7.3 その他必要なリソースの作成 4 userApplication の作成 2.2.7.4 userApplication の作成 5 その他の userApplication の作成 2.2.7.5 その他必要な userApplication の作成 6 RMS 構成定義の生成と配布 2.2.7.6 RMS 構成定義の生成と配布

(30)

2.2.7.1 userApplication

のみの削除

userApplication Configuration Wizard を使用して、“2.2.4 Oracle リソースを含まない userApplication の作成” で作成した userApplication

のみを削除します。userApplication に含まれているリソースは削除しないでください。

参考

詳細は、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」を参照してください。

2.2.7.2 Oracle

リソースの作成

以降の手順を実施し、Oracle リソースを作成してください。

1.

「Resourceの作成」を選択します。

(31)

2.

Resourceタイプで、「Oracle」を選択します。

3.

Oracle リソースの設定画面より、Oracle インスタンス、Oracle リスナーを追加します。

各設定項目は次の通りです。 設定項目 (clorainfo -c 出力時) 説明 リソース名 (SubApplicationName) リソース名を変更します。 デフォルトは "Oracle1" です。 以下の文字が使用できます。

(32)

設定項目 (clorainfo -c 出力時) 説明

0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_ Oracle インスタンスの追加 (ResourceName) Oracle インスタンスリソースを追加します。 Oracle リスナーの追加 (ResourceName) Oracle リスナーリソースを追加します。 Oracle RAC11gR2/12cR1 のインスタンスリソースの追 加 (ResourceName) ※ここでは使用しません。 Oracle RAC11gR2/12cR1 のリスナーリソースの追加 (ResourceName) ※ここでは使用しません。 Oracle 11gR2/12cR1の Clusterwareリソースの追加 (ResourceName) ※ここでは使用しません。 起動優先度 (StartPriority) Oracle インスタンスとリスナーの起動順序を設定します。デフォルトは「Same」 (同時起動) です。

参考

ここで入力されたリソース名 (SubApplicationName) を元に、RMS 上のリソース名は、以下のように生成されます。

Oracle インスタンスリソース/Oracle ASM インスタンスリソース

ORACLE_<SubApplicationName>_<OracleSID>

Oracle リスナーリソース LISTENER_<SubApplicationName>_<ListenerName> また、これらのリソース名には次の規約があります。

39文字以内である必要があります。

"ORACLE_"、"LISTENER_" は固定文字列です。

注意

Oracle ASMインスタンスをリソース登録する場合、"2.4.2 Oracle ASM(Automatic Storage Management)を使用する場合"を参照 してください。

共有サーバ構成や動的サービス構成など、Oracle インスタンスより先にリスナーを起動させる必要がある場合は、「起動優先度 (StartPriority)」に "Listener" を設定してください。

(33)

4.

Oracle インスタンスを追加します。

OracleSID を入力します。

5.

Oracle インスタンス設定項目

設定を行いたい項目を選択し、「次へ」ボタンを押すと設定を行うことができます。 「高度な設定」をチェックするとより詳細な設定が可能になります。

(34)

Oracle インスタンスリソースに関する設定項目は次の通りです。 設定項目 (clorainfo -c 出力 時) 説明 OracleSID (OracleSID) ORACLE_SID 以下の文字が使用できます。ただし、ハイフンから始まる文字列は指定できません。

0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+ Oracle ユーザー (OracleUser)

Oracle インスタンスリソースの場合、または、Oracle ASM インスタンスリソース(Oracle Database 10g R2/11g R1)の場合

- OSDBA グループに所属する OS ユーザー(「2.2.2 Oracle Database ソフトウェアのインストール・設

定」の「Oracle ユーザーの設定」を参照)

Oracle ASM インスタンスリソース(Oracle Database 11g R2/12c R1)の場合 - Grid ユーザー 以下の文字が使用できます。ただし、ハイフンから始まる文字列は指定できません。

0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-起動タイムアウト (StartTimeout) Oracle インスタンス起動処理のタイムアウト時間(秒) デフォルト 600 (300 - 86400) 停止タイムアウト (StopTimeout) Oracle インスタンス停止処理のタイムアウト時間(秒) デフォルト 180 (60 - 86400) 強制停止タイムア ウト Oracle インスタンス停止エラー時の強制終了処理のタイムアウト時間(秒) デフォルト 60 (60 - 86400)

(35)

設定項目 (clorainfo -c 出力 時) 説明 Oracle インスタンス 停止モード(通常 時) (StopModeStop) 正常時の Oracle インスタンス停止モード

デフォルト immediate (abort, immediate, transactional)

Oracle インスタンス 停止モード(異常 時)

(StopModeFail)

異常時の Oracle インスタンス停止モード デフォルト abort (abort, immediate)

監視間隔 (Interval) Oracle インスタンスの監視間隔(秒) デフォルト 30 (5 - 86400) 監視タイムアウト (WatchTimeout) Oracle インスタンス応答なしと見なす時間(秒) デフォルト 300 (30 - 3600) REDOログ適用方 法 (REDOApply)

Oracle Data Guard環境におけるスタンバイ・データベースでのREDOログ適用方法。本設定はスタンバ イ・データベースのOracleインスタンスリソースで有効になります。

デフォルト NormalApply (ReceiveOnly, NormalApply, RealTimeApply, ReadOnlyOPEN, RealTimeQueryN, RealTimeQueryR)

以下のインスタンスリソースでは、本設定は無視されます。

ASMインスタンスリソース

プライマリ・データベースのOracleインスタンスリソース

Oracle Data Guardを使用しない環境のOracleインスタンスリソース 設定値の詳細は、"G.2 環境設定"を参照してください。 PDBを使用 (UsePDB) マルチテナント機能を使用したOracleデータベースでPDBを使用する場合はyesを設定してください。 PDBを使用しない場合はnoを設定してください。 デフォルト no (yes, no) Oracle ASM インスタンスリソースでは、本設定は無視されます。 「高度な設定」での設定項目は以下の通りです。これらの設定は任意です。 設定項目 (clorainfo -c 出力時) 説明 PreOnlineScript (PreOnlineScript) オンライン処理の前に実行されるスクリプト。 スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。 以下の文字が使用できます。

0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+/"`# $^&*(){}[]|;:<,>.? PostOnlineScript (PostOnlineScript) オンライン処理の後に実行されるスクリプト。 スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。 以下の文字が使用できます。

0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+/"`# $^&*(){}[]|;:<,>.? PreOfflineScript (PreOfflineScript) オフライン処理の前に実行されるスクリプト。 スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。 以下の文字が使用できます。

(36)

設定項目 (clorainfo -c 出力時) 説明

0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+/"`# $^&*(){}[]|;:<,>.? PostOfflineScript (PostOfflineScript) オフライン処理の後に実行されるスクリプト。 スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。 以下の文字が使用できます。

0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+/"`# $^&*(){}[]|;:<,>.? FaultScript (FaultScript) Fault 発生時に実行されるスクリプト。 スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。 以下の文字が使用できます。

0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+/"`# $^&*(){}[]|;:<,>.? フラグ 設定値 (Flags) NullDetector (D) リソース監視を行うかどうかを選択するフラグです。 有効にすると、リソース監視を行いません。 デフォルトは無効です。 AutoRecover (A) リソース異常が発生した場合に、フェイルオーバ前にリソースの再起動を試みるかどうかを選択す るフラグです。 有効にすると、再起動を試みます。 デフォルトは無効です。 MonitorOnly (M) リソース異常が発生した場合に、フェイルオーバさせるかどうかを選択するフラグです。 有効にすると、フェイルオーバしません。 デフォルトは無効です。

参考

Script に関しては、“2.4.1 Oracle リソース起動・停止時のスクリプトの設定” を参照してください。

Flags に関しては、「PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書」 の 「9 付録-属性」を参照してください。

起動タイムアウトに設定する値は以下のように求めてください。 “2.2.6 データベースの作成・設定”で測定した時間から以下のように起動に必要な時間を求めてください。 <“PDBを使用”がnoの場合> “startupの時間”+60秒 <“PDBを使用”がyesの場合>

“startupの時間”+“alter pluggable database all open;の時間”+60秒

この時間が、デフォルト値600よりも大きい場合はその値を設定してください。小さい場合はデフォルト値600を設定してくださ い。

停止タイムアウトに設定する値は以下のように求めてください。 “2.2.6 データベースの作成・設定”で測定した時間から以下のように停止に必要な時間を求めてください。 “shutdown <Oracle インスタンス停止モード(通常時)>の時間”+60秒 ※“Oracle インスタンス停止モード(通常時)”がimmediate以外の場合はそのモードで停止時間を測定してください。 この時間が、デフォルト値180よりも大きい場合はその値を設定してください。小さい場合はデフォルト値180を設定してくださ い。

(37)

強制停止タイムアウトに設定する値は以下のように求めてください。 “2.2.6 データベースの作成・設定”で測定した時間から以下のように停止に必要な時間を求めてください。 <“Oracle インスタンス停止モード(異常時)”がimmediateの場合> “shutdown immediateの時間”+60秒 <“Oracle インスタンス停止モード(異常時)”がabortの場合> 60秒 この時間が、デフォルト値60よりも大きい場合はその値を設定してください。小さい場合はデフォルト値60を設定してくださ い。

PreOnlineScript、PostOnlineScript、PreOfflineScript、PostOfflineScript、FaultScript のタイムアウト時間には、次の時間(秒) が適用されます。 起動タイムアウト + 停止タイムアウト + 強制停止タイムアウト + 10

注意

NullDetector を有効にすると、AutoRecover と MonitorOnly 属性は自動的に無効になります。

MonitorOnly は以下のいずれかの条件のとき有効にできます。

-

“Instance” と “Listener” がそれぞれ1つずつで、かつ「起動優先度(StartPriority)」に “Same” を指定した場合。 “Instance” か “Listener” のどちらかのMonitorOnly を有効にできます。

-

“Instance” を2つ以上作成した場合。

“Instance” の MonitorOnly を有効にできます。最低1つの“Instance” はMonitorOnly を無効にしなければなりません。

Flags に関しては、Flags=<略称>となっていれば、そのフラグの属性が有効であることを示します。

6.

Oracle リスナーを追加します。

(38)

7.

Oracle リスナー設定項目

設定を行いたい項目を選択し、「次へ」ボタンを押すと設定を行うことができます。 「高度な設定」をチェックするとより詳細な設定が可能になります。

参照

関連したドキュメント

山砂、山砂利及び砕石等とするが、サイド ドレーン及びアンダードレーンを必要とす

◆Secure Encryption を使用してドライブを暗号化するには、Smart アレイ E208 / P408 / P816 コントローラーと、Secure Encryption ライセンスが必要

入札参加者端末でMicrosoft Edge(Chromium版)または Google

水道水又は飲用に適する水の使用、飲用に適する水を使

◼ 自社で営む事業が複数ある場合は、経済的指標 (※1) や区分計測 (※2)

Vondrák: Optimal approximation for the submodular welfare problem in the value oracle model, STOC 2008,

このマニュアル全体を読んで、Oracle Diagnostics Pack に同梱の Oracle Performance Manager、Oracle Capacity Planner、Oracle TopSessions および Oracle Event

旅行者様は、 STAYNAVI クーポン発行のために、 STAYNAVI