第6章 メッセージ一覧
G.4 データベース・ロールの切替え手順概要
G.4.2 プライマリ・データベースとフィジカル・スタンバイ・データベースの切替え
プライマリ・データベースとフィジカル・スタンバイ・データベースの切替え時の遷移図を記載します。
1. 通常運用時(切替え前の初期状態)
2. アーカイブログの転送適用状況を確認
プライマリ・サイトとスタンバイ・サイトでログスイッチの前後でシーケンス番号が一致するかどうか確認します。一致しない場合は、
ギャップを解消します。
参照
詳細はOracle Databaseのマニュアルを参照してください。
3. PRIMECLUSTERの保守モード移行
userApplicationの意図しないフェイルオーバを防止するため、両サイトの運用ノードで以下のコマンドを実行し、PRIMECLUSTER
の保守モードに移行します。
# /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvutil -M on
userApplicationの状態が“Maintenance”となることを確認します。
4. Oracleリソースの監視中断
Oracleへのセッションを切断するため、両サイトの各クラスタノードで以下のコマンドを実行し、Oracleリソースの監視を中断しま す。
# /opt/FJSVclora/sbin/hvoradisable -a <Oracleリソースを含むuserApplication名>
Oracleリソースの監視中断が正常に行われたことを確認してください。
(参考 "4.1 hvoradisable - リソース監視の中断" - 注意)
5. Oracle Data Guardのロールの切替え(スイッチオーバー)
Oracle Data Guardのロールの切替え手順は以下のとおりです。
参照
詳細はOracle Databaseのマニュアルを参照してください。
1. スイッチオーバー可能かどうかの確認
プライマリ・データベースで、次のSQL文を発行します。
SQL> ALTER DATABASE SWITCHOVER TO <スタンバイ・データベースのdb_unique_name> VERIFY;
「データベースが変更されました。」というメッセージが返された場合、SQL文が正常に実行されていますので、次の手順 へ進んでください。
Oracleデータベースのエラーが返された場合、問題を解決した後で上記SQL文を再度発行してください。
2. スイッチオーバー開始
プライマリ・データベースで、次のSQL文を発行してスイッチオーバーを開始します。
SQL> ALTER DATABASE SWITCHOVER TO <スタンバイ・データベースのdb_unique_name>;
新スタンバイ・サイトのデータベースが停止します。
新プライマリ・サイトのデータベース・ロールが「PRIMARY」となります。
3. 新プライマリ・データベースをオープン
次のSQL文を新プライマリ・データベースで発行します。
Oracleインスタンスリソースの設定で“PDBを使用”をyesに設定した場合、PDBを起動します。
SQL> ALTER DATABASE OPEN;
SQL> ALTER PLUGGABLE DATABASE ALL OPEN; ※“PDBを使用”をyesに設定した場合
4. 新フィジカル・スタンバイ・データベースをマウント 次のSQL文を新スタンバイ・データベースで発行します。
SQL> STARTUP MOUNT
または、新スタンバイ・データベースがOracle Active Data Guardのフィジカル・スタンバイ・データベースである場合、次の SQL文を発行して読取り専用で開きます。
Oracleインスタンスリソースの設定で“PDBを使用”をyesに設定した場合、PDBを起動します。
SQL> STARTUP
SQL> ALTER PLUGGABLE DATABASE ALL OPEN; ※“PDBを使用”をyesに設定した場合
5. 新フィジカル・スタンバイ・データベースでREDO Applyを開始
Oracleインスタンスリソースの設定項目REDOApplyの設定値に応じて、次のSQL文を新スタンバイ・データベースで発行
します。
- NormalApply、RealTimeQueryNの場合
SQL> ALTER DATABASE RECOVER MANAGED STANDBY DATABASE USING ARCHIVED LOGFILE DISCONNECT;
- RealTimeApply、RealTimeQueryRの場合
SQL> ALTER DATABASE RECOVER MANAGED STANDBY DATABASE DISCONNECT;
- ReceiveOnly、ReadOnlyOPENの場合 何も実施しません。
6. Oracleリソースの監視再開
両サイトの各クラスタノードで以下のコマンドを実行し、Oracleリソースの監視を再開します。
# /opt/FJSVclora/sbin/hvoraenable -a <Oracleリソースを含むuserApplication名>
監視再開が正常に行われたことを確認してください。
(参考 "4.2 hvoraenable - リソース監視の再開" - 注意)
7. PRIMECLUSTERの保守モードの解除
両サイトの運用ノードで以下のコマンドを実行し、PRIMECLUSTERの保守モードを解除します。
# /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvutil -M off
userApplicationの状態が“Online”または“Offline”となることを確認します。