評価の結果、C01とC10の2グループが優秀グループとして選抜された。10月下旬にシンガポール のAnglo Chinese Schoolにおいて実施された3校合同の発表会に参加した報告は、以下の通りであ る。
◆前提
・宿泊場所:ACSの寮
・参加生徒:Kolbe7名男子3名、女子4名(中3)、ACS:11名中3男子のみ、品川:8名女子のみ
◆行程詳細
1日目(10月23日)
9:30 羽田集合
17:20 チャンギ空港に到着後、ACSバスにてピックアップ。萩原先生とACSの先生1名が同行。
到着後夕食+歓迎会(ACS校長先生参加)
テーブルはACSの生徒によりグルーピングが決まっており、ACS,kolbeと混じって着席。
夕食後、アイスブレイク。
各テーブルから任意に1名指名され、各国の文化などを即席で紹介。
参加者の1名が誕生日であったため誕生日会を実施。
会が終わってから、次の日のミーティング+プレゼン準備。
Wi-Fiの繋がりにくい寮から、校内へ移動して準備。
22時頃に終了。
2日目(10月24日) CBL 朝食:学食で購入
7:50〜 ACS終業式に参加 9:00〜 CBL発表会の準備
10:00〜12:00 CBL発表会(会議室にて発表。参加者Kolbe生徒, ACSの生徒, ACSの教員)
C10動画 http://www.youtube.com/watch?v=Mao7F6bmABE&feature=youtu.be C1動画 http://www.youtube.com/watch?v=PMxjBAJa9JE&feature=youtu.be Kolbe動画 http://www.youtube.com/watch?v=qwkO3NHDHhg&feature=youtu.be ACS動画 http://www.youtube.com/watch?v=joDirmggtRY&feature=youtu.be
12:00〜13:00 昼食 @学校の近くのレストランで各自(ACSの生徒が常に生徒に同行)
13:00〜15:00 mini CBL / 教員CBLミーティング(近くのサイエンスに特化した学校より教 員が来てCBLの実践報告。次年度のCBLについてのミーティングを実施する予定がなくなった。)
15:00〜 発表(品女の生徒たちも混じって一つのアイディアを発表)
17:00〜チャイナタウン(ACSから先生1名同行)
夕食@チャイナタウンで各自
3日目(10月25日)
市内見学(ACSから先生2名、生徒10名程度参加)
バスと電車を乗り継いで移動
・マーライオン
・Museumツアー
・昼食@駅ビルにて各自(ACSの生徒が生徒に常に同行)
・マーケットに移動 買い物(ACSの生徒が生徒に常に同行)
・帰校+フリータイム(ACS+Kolbeの生徒たちとフリータイム)
・夕食@学校近くのレストランで各自(ACSの生徒が生徒に常に同行)
19:30 ミーティング(明日の確認等)
【指示内容】
翌日から普通に学校なのできちんと寝るように 荷物をきちんと確認して忘れ物のないように 借りた時より綺麗にすること
研修の記録を書いて提出すること
4日目(10月26日)
・5:30 集合+出発(ACSから先生1名同行。ACSのバスにて移動)
・免税ショップにてお土産購入
・出発
【指示】
・研修の記録は今週の水曜日までに提出
・研修報告は以下のパートに分かれて作成する
(事前準備、到着〜夕食、自分たちのプレゼン、他の人達のプレゼン、ミニCBL、チャイナタウン
+夕食、3日目、まとめ)
自分が見たものの中でみんなにシェアしたいこと、伝えたいこと、みんなが知っておいたほうがい いこと、大変だったこと、心に残ったことなどを1つにしぼり、スライド1枚にまとめる。
・解散
◆反省
*プレゼンテーション準備
・生徒がテスト最終日に準備を始めたため、ぎりぎりの状態での準備となった。
・テスト最終日の準備は英語科の先生に助けてもらわないと、プレゼンの英語化などが間に合わな い(英語は間違っていてもいいと言われるが、結局はその単語が違うとかそういう話をされるの で、生徒は正しい英語にしないとという気持ちがある様子。)
・学年教員に声をかけ、リハーサルを行ったが、時間が早すぎたため、整っていない状況でのプレ ゼンとなりあまり意味がなかった。
・参加生徒には直前に必ず最後まで残れるように伝えておき、リハーサルの時間もできるだけ遅い 時間を設定するようにした方がいい。
・多くの先生方に声をかけてもらったことが、子どもたちの意欲につながったように思うので、リ ハーサルは行ったほうがいいと思う。
*プレゼンテーション
・今回は観客などがほとんどいない状態での開催だったが、これはACSの対応に問題が会った様 子。萩原先生の想像とも全く違う形での開催となった。よって来年度はKolbeでの開催を行う予 定で、その際はもっと大々的に行う予定。
・発表用のPCは教員機で行った。
・教員は生徒の様子を録画、撮影
・本校のプレゼンテーションは簡潔で大変まとまっていたため、他の学校の先生方からもとても好 意的に受け入れられた様子。ただ、どちらかというとプレゼンのためのプレゼンになってしまっ ているところがあったように思う。
・どちらかと言うとC1グループ「日本語の普及に関する問題」のほうがC10グループ「就職に関す る問題」よりも好意的に受け入れられていた様子。実際に電子ブックを作ったり、テーマ的にも 共感を呼びやすいテーマであったので、そのようになったと思われる。
・他の学校のテーマは環境問題などの大きなテーマを扱っているところが多い。
・大きなテーマにもかかわらずKolbeの生徒はすでにロッキンガム市と提携し、様々な活動を行っ た事後報告もできていた。
・ACSはアイディア止まり、更に問題が大きすぎた様子が見られた。
*mini CBL
・3校の生徒を2グループに分け、「来年のCBLを良くするには?」というお題が出され、それに対 しての解決策を考えた。
・本校の生徒のみ英語が不慣れなため、多くはACSの生徒が主導権を握っていた様子。
・よって、解決案として出されたものも、本質的な解決策として採用できるようなものではなかっ た。
・発表も寸劇のようなものが多く、どちらかと言うと本質的な解決策を出すということよりは、コ ミュニケーションの場としての目的が大きかった。
・解決策としては、もう少しグループを小さく分けて話し合いをさせたほうが良いような気がす る。いずれにしても本校の生徒、本校の教員がイニシアティブを取るためには、英語の力が弱す ぎて、難しいと思われた。
*市内見学につて
・頑張って発表した人たちのご褒美の要素が強かったが、それでいいように思う。
・ACSの生徒は常に本校やKolbeの生徒に気を配ってくれて、本校の生徒たちだけで孤立するとい うことがなかった。
・英語の堪能なKolbeの生徒たちとだけ仲良くしていたということもなかった。
・お互いの交流を図るための大変良い機会ともなっていたと思う。
・別れるときには泣いている生徒もいるぐらい距離感を詰めることができたのはこの日があったか らだと思う。
*全体
・1学期の家庭科の授業のモチベーションを上げることが当初の目的であったが、それ以上にやは り海外に足を運ぶことは10代の生徒にとってはかなり刺激になったように思える。
・海外の中での日本を再認識したり、英語が話せないことによって悔しい思いなどを経験すること によって、彼女たちの今後の様々なモチベーションが保たれるのではないかと思う。
・現地での交流だけでなく、それに向けて準備する際に身につけることも多くあったように思う。
期限に向けて要領よくプロジェクトを進めていく必要性や、その方法、デジタル機器の使い方も このような場面においてぐっとリテラシーを身につけていたようだった。
・プレゼンテーションが終わったあとに自分たちの講評がほしいと申し出ていたのは本校の生徒た ちだけだったようだが、そのような態度を見ても、彼女たちがこれに向けて注いだ労力と、その 姿勢を理解してもらえるのではないか。
・さらには現地に行った教員にとっても大変な刺激になると思う。
*生徒の感想
シンガポールに行けると思ってなかった(というか、優秀グループはシンガポールに行ける事をすっ かり 忘れていた)から、驚きとともにすごく嬉しい。
去年の文化祭の株主総会のプレゼンで噛みまくって、品女生でいるうちにリベンジを果たして、話 す力を上げたいと思っていたので、("伝える"に関しては欠けていたかもしれないが)このCBLのプレ ゼンを通して少しは度胸がついたかと思う。
シンガポール研修で改めて自分の英語力とコミュニケーション力の無さを痛感したので、この悔し さを"点"のままにせず、"線"にしていく。
このシンガポール研修はプレゼンが主な目的であるが、それ以上のものが得られたと思う。
世界に友達がいるってなんかいいなって思います。(上手く言葉に出来ません) (日本にもっとgentlemanが増えますように…)
凄く充実していていい経験になりました。
シンガポールに行ったことで考え方変わりました。
三泊四日という短い期間でしたが、NZより楽しかったです。
本当に良い経験になりました。
思ってた以上に四日間はあっという間だった。目の前の事に必死すぎて周りを見きれない事も多々 あった。英語のできる人に頼りがちな傾向にあったのが残念。
私は英語が話せる方ではない分、聞く姿勢は頑張れたと思う。けれども聞き取れても話せない事が 多く何度も悔しい思いをしたのでもっと『伝える英語』を習得したいと思った。
今回の研修で私は『自分の言葉で、英語でプレゼンが出来るようになる』という目標が出来たの