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施行規則に定める添付図書及び明示すべき事項における建築基準関係規定の審査

第2章 「確認審査に関する指針」告示の解説

1. 施行規則に定める添付図書及び明示すべき事項における建築基準関係規定の審査

(1) 構造計算書以外の図面の相互の整合審査(意匠図・設備図と構造図、構造図相互の整合審査)

意匠・設備・構造図、構造計算書における図書相互の整合審査は、主として構造審査担当者が行う ことが一般的である。これらの整合審査においては、構造関係規定に配慮しながら、判断を行うこと

「確認審査等に関する指針(平19国交告第853号)」

3 申請等に係る建築物等の計画が、法第6条第1項(法第6条の3第1項の規定により読み替えて 適用される場合を含む。)に規定する建築基準関係規定(以下単に「建築基準関係規定」という。)

に適合するかどうかの審査(法第 20条第一号から第三号までに定める基準(同条第一号、第二号 イ又は第三号イの政令で定める基準に従った構造計算によって確かめられる安全性を有すること に係る部分に限る。)に適合するかどうかの審査(次項において「構造計算の確認審査」という。)

を除く。)は、次の各号に定めるところによるものとする。

一 施行規則第1条の3第1項の表1及び表2、同条第4項の表1、第2条の2第1項の表並びに 第3条(ろ)第1項の表1及び表2の各項の欄(これらの規定を施行規則第3条の3第1項又は 施行規則第8条の2第1項において準用する場合を含む。)に掲げる図書に記載されたこれらの欄 に掲げる明示すべき事項に基づき、建築基準関係規定に適合しているかどうかを審査すること。

ただし、施行規則第1条の3第5項各号、第2条の2第2項各号又は第3条第4項各号(これら の規定を施行規則第3条の3第1項から第4項まで又は施行規則第8条の2第1項、第6項若し くは第7項において準用する場合を含む。)の規定により添えることを要しないとされた図書及び 明示することを要しないとされた事項については、この限りでない。

二 認定型式の認定書の写しが添えられたものにあっては、当該認定に係る建築物の部分又は工作 物の部分の計画が認定型式に適合していることを確かめること。

三 認証型式部材等に係る認証書の写しが添えられたものにあっては、申請等に係る建築物等が有 する認証型式部材等が当該認証型式部材等製造者により製造されるものであることを確かめるこ と。

四 法第68条の26第1項(法第88条第1項において準用する場合を含む。以下同じ。)に規定す る構造方法等の認定に係る認定書の写しが添えられているものにあっては、申請又は通知に係る 建築物若しくはその部分、建築設備又は工作物若しくはその部分の計画が当該認定を受けた構造 方法等によるものであることを確かめること。

五 申請等に係る建築物等が、法第86条の7各項(これらの規定を法第87条第4項並びに法第88 条第1項及び第2項において準用する場合を含む。この号において同じ。)の規定によりそれぞれ 当該各項に規定する増築等をする建築物又は工作物である場合にあっては、当該各項に規定する 規定が適用されない旨が明示された図書により、申請等に係る建築物等が法第 86 条の7各項に 規定する規定の適用を受けないものであることを確かめること。

六 法第 86 条の8第1項に規定する認定に係る認定書及び添付図書の写しが添えられている場合 にあっては、申請等に係る建築物等の計画が認定を受けた全体計画と同一のものであることを確 かめること。

七 法第 93 条第1項ただし書に規定する場合以外の場合にあっては、同項本文の規定により申請 又は通知に係る建築物の工事施工地又は所在地を管轄する消防長(消防本部を置かない市町村に あっては、市町村長。)又は消防署長の同意を得ること。

八 申請等に係る建築物等が、法第39条第2項、第42条(法第88条第1項において準用する場 合を含む。)、第43条第2項、第49条から第50条まで又は第68条の2第1項(法第88条第2 項において準用する場合を含む。)若しくは第68条の9第1項の規定に基づく条例(法第87 条 第2項又は第3項においてこれらの規定に基づく条例の規定を準用する場合を含む。)又は第 68 条の9第2項の規定に基づく条例の規定の適用を受ける建築物、建築設備又は工作物である場合 にあっては、第一号の規定によるほか、施行規則第1条の3第7項、第2条の2第4項又は第3 条第6項(これらの規定を施行規則第8条の2第1項、第6項又は第7項において準用する場合 を含む。)の規定に基づき特定行政庁が申請書に添えるべき図書として規則で定める図書に記載す べきものとされる事項が記載された図書により当該条例の規定に適合しているかどうかを審査す ること。

また、追加説明書の添付や補正を求める場合には、構造関係規定のみの判断で補正を行うのではな く、意匠・設備、消防等その他の建築基準関係規定にも配慮しなければならない。

① 図書の整合審査の原則

各図書相互の整合審査においては、施行規則に定める添付図書に対する明示すべき事項について、

齟齬(そご)がないことを確認する。齟齬が確認され、かつ提出された図書のみでは建築基準関係 規定に適合しているかどうかを決定できない場合には、法第6条第 13 項等の通知により追加説明 書の添付、補正(軽微なもの)を求め、それらの内容を審査して法適合性を判断する。

② 各図書の整合審査事項(例)

各図書相互の整合審査においては、「構造耐力上主要な部分」の整合については、特に注意して 審査する。

■ 構造耐力上主要な部分 (建築基準法施行令第1条第三号)

建築物の自重若しくは積載荷重、積雪、風圧、土圧若しくは水圧又は又は地震その他の震 動若しくは衝撃を支えるもので、以下の部位が、構造耐力上主要な部分である。

基礎、基礎ぐい、壁、柱、小屋組、土台、

斜材(筋かい、方づえ、火打材その他これらに類するもの)、

床版、屋根版、横架材(はり、けたそのたこれらに類するもの)

③ 意匠図と構造図の整合審査事項(例)

イ 配置図と基礎伏図、軸組図

• 建物周辺の高低差及び擁壁等の位置による土圧等の高さ

• 建物配置及び基礎の配置

• 地盤面、地階、地上階の位置 ロ 各階平面図と伏図

• 室の用途と固定荷重(仕上げ材等)、積載荷重の位置及び大きさ

• 構造耐力上主要な構造部分の各部の寸法及び配置

• 耐力壁と非耐力壁、間仕切壁の寸法及び配置

• 開口の寸法及び配置 ハ 立面図、断面図と軸組図

• 構造耐力上主要な構造部分の各部の寸法及び配置

• 耐力壁と非耐力壁、間仕切壁の寸法及び配置

• 開口の寸法及び配置

④ 設備図の構造図の整合審査事項(例)

イ 昇降機等の位置

• 床スラブの段差及び開口

• 受け材の小ばり等の寸法及び配置 ロ 設備開口等と部材の開口

• 開口の位置及び大きさ、補強方法

※ 設備開口と構造図の整合は、設備図の配管等が系統図であり、開口の位置を示したものでは ないことに留意する。これらの開口の審査は、構造詳細図又は構造標準図等において、部材種 別(梁、柱、耐震壁、床等)ごとに開口位置、開口の大きさ、補強方法の標準的な仕様を記載 し、構造計算の内容に対して適切であるかどうかを審査することが一般的である。

⑤ 構造図相互の整合審査事項(例)

イ 伏図と軸組図

• 構造耐力上主要な構造部分の各部の寸法及び配置

• 耐力壁と非耐力壁、間仕切壁の寸法及び配置

• 開口の寸法及び配置

ロ 伏図、軸組図と構造詳細図の整合審査事項(例)

• 部材端部の接合方法、構造耐力上主要な構造部分の納まり