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を書いてくる子どもがいた.教え合いの時に友達から教えてもらってわかったならば評価 できるが,学習課題が明確になっていなかったことも原因としてあげられるだろう.

 これらのことを考慮に入れ,次時のプログラム変更を行った(表16).そして,関わり

の対象を,授業評価の低かった 表16第3日寺のプ・グラム変更

A班の良雄,裕美子,B班の健 二,妙佳,美幸,C班の学, D 班の美奈子にしぼった.学習ノー

トは,教え合いの記述が少ない

ので,配置を変えることにした

バスケットボー几学習ノート

       チーム名 名前

今日の授業で何かわかったことはありましたか?

.5調

どんなこと?

憲ましV

どうしてできなかったのかな?

 n

いいえ

チームの中のようすはどうてしたか?

      ,.蹄鰯謝

 あまりよくなかった

  ウ♂■■ Sf 7脱

どんなこと?

それでどうなった?

S

サのことでだれかどうかしましたか?

. s

t  i t.S jSpttS :sn

羅。.

 脅 k   ,

g  vatSpT

ばっちり

だれかに教えたり,励ましたりしたことはありましたか?

だれかに教えてもらったり,励ましてもらったりしたことはありましたか?

、は、〜

だれに? どういうふうに?

どんなことを? その結果どうだった?

いいえ

その他,感想を自由に書いて下さLN.先生への手紙でもいいでず.

 表17は単元終了後の総括的授業評価(因子項目)の結果を示したものである.また,巻

末の資料13にはその各質問項目の得点表17授業評価段階における・翻定…よ・繍・・業禰因子囎)・全体・性・・技能・・騰性・・結果

の結果を,さらに資料14には班別の結 果を示してある.授業計画段階で設定

した目標,つまり,「たのしむ」と

「まなぶ」と高めることができたかど うかについて分析していくと,全体,

性別,技能別,班別でもよくなってい た.しかし,ばらつきをみると,B班

の「たのしむ」,C班の「まなぶ」において差が広がったことが確認された.この因子項 目に関しては,B,C班において低い評価をしている子どもが存在することを表している.

おおまかには授業目標は達成することができたということができるが,単元後半の授業評 価からして後2時間できれば何とかなりそうな感触はあった.そのことが晦やまれる.

②運動に関するアンケート(運動の有能感)

 表18は単元終了後の運動の有能感(因子項目)の結果を示したものである.また,巻末

表18授業評価段階・おける罰鮪自E感(因子嘲}の全体、性別、技能su、技能・性別の結果 の資料15にはその各質問項目の得点の結

       果を,さらに資料16には班別の結果を示        してある.授業計画段階の調査・測定の

       2167(・662)3767(・638)3267(・9・・}分析結果から,技能下位群の「協力」や

      「友達との交流」に焦点をあてることが        重要であるとしてきた.この点について

       3000(0605}4450(0450)4050(0784)分析をすると,技能下位群の「協力」や       「友達との交流」を表す「受容感」は向

上している.この結果からは目標が達成されたということができる.しかし,技能・性別 でみると,技能下位群女子の値が低くなり,逆に男子は高くなっている.男女ともばらつ

きが拡大していることから,個人によって達成の度合いの違うことが確認された.

③MIPE(運動意欲)

表19は単元終了後の運動意欲(因子項目)の結果を示したものである.また,巻末の資 料17にはその各質問項目の得点の結果を,さらに資料18には班別の結果を示してある.達 成や競争を通して「親和欲求」を高め,それによって「活動欲求」 「価値感」を高めてい

たのしむ できる まもる まなぶ

Mean  SD Mean  SD Mean  SD Mean  SD

全体 2.843(0,290) 2.529(0.436 2.886(0.167) 2.593(0.351)

性別 、男子 2.883(0289) 2.517(0.542 2.800(0.191) 2.650(0.427)

女子 2,813(0.296) 2.538(0.356 2,950(0.115) 2.550(0.288)

技能別 技能下位群 2.600(0.473) 2.067(0.501 2.767(0.234) 2.433(0.463)

披能中位群 2,900(0.200) 2.600(0.352 2.933(0.098) 2.733(0.287)

技能上位群 2.920(0.169) 2.720(0.301 2.900(0,170} 2.520(0.316)

技能・性別 技能下位群男子 2.700(0.476) 2.050(0.597 2.650(0.191) 2.400(0.589)

技能下位群女子 2.400(0.566) 2.100(0.424 3.000(0.000} 2.500(0.141)

技能中位群男子 2.950(0.100) 2.600(0.462 2.850(0.100) 2.850(0.191)

技能中位群女子 2.875(0.238) 2,600(0.321 2.975(0.071) 2.675(0.320)

技能上位群男子 3.000(0.000) 2.900(0.115 2.900(0.200) 2.700(0.383}

技能上位群女子 2.867(0.207) 2,600(0335 2.900(0.167) 2.400(0.219)

身体的有能感 統制感 受容感

Mean SD Mean SD Mean SD

全体 2,829 (0,711) 4.118( 0.656) 3.750( 0,812 性別 男子 2β67 (0.673) 3.892( 0.748) 3.750( 0,819 女子 2,800 0,759 4,288 0,541 3,750 0,834 技能別 技能下位群 2,167 (0.662) 3.767( 0.638) 3.267( 0,900

技能中位群 2,883 (0.581) 4.125( 0.755) 3.783( 0,880 技能上位群 3,160 (0.665) 4.320( O.492) 4.OOO( 0,596 技能・性別 技能下位群男子 2,450 (0.640) 3.800( 0.589) 3.700( 0,702 披能下位群女子 1,600 (0.000) 3.700( 0.990) 2.400( 0,566 技能中位群男子 2,650 (0.526} 3.475( 0.877》 3.250( O,915 技能中位群女子 3,000 (0.605} 4.450( 0.450) 4.050( 0,784 技能上位群男子 3,500 (0.383) 4.400( 0.589) 4.300( 0,622 技能上位群女子 2,933 (0745) 4267( 0.468) 3.800( 0,537

表19授業評価段階における運動意欲(因子項目)の全体、性別、技能別、技能・性別の結果

口 ♪ 兄兄   ♪ 旦        ,冒、     7   ♪

Mean  SD Mean  SD Mean  SD Mean  SD  Mean  SD  Mean  SD Mean  SD 全体 2.483(0.530) 3.246(O,573) 3.279(0.626) 3.339 (0.621 > 2674(O.588) 3207 (0835 ) 2.314(0,559}

性別 男子 2,525(0538) 3.198(O.542) 3283(0,624} 3,444 (0.613 } 2753(0,749) 3、267 (0.875 ) 2.333(0.623)

女子 2.451(0、540) 3.281(0.610) 3.275(0.649} 3,260 (O.635 } 2615 (O,450) 3.163 (0,830 ) 2.300(0,527}

技能別 技能下位群 1,950(0383) 2.854(0.691) 2800(0.748} 2944 p,765 } 2.333(0,527, 2.233 (α794 } 2,267(0.432)

技能中位群 2.693(0,434) 3.458(0.417} 3.383(0.529} 3.611 (O.434 ) 2.725(0.555) 3,517 (0.556 } 2367(0.590)

技能上位群 2,550(0528) 3.225(0.586) 3,440(0.572) 3.250 (0,625 } 2.817(0.636) 3420 (0.745 ) 2280(0.634}

技能・性別 技能下位群男子 2.100(0.392) 3.094(0.746) 2850(0619) 3208 【0,809 ) 2,375 (0,644) 2.450 (0.915 ) 2.400(0.365>

技能下位群女子 1,650(0,074) 2・375(0.177) 2.700(12731 2.4寸7 (0.354 > 2.250(O,354) t800 (0.283 ) 2.000(0.566}

技能中位群男子 2.750(0.507) 3.250(0,228) 3.150(0.574} 3542 (0,599 》 2.758(0758) 3.450 (0681 } 2450(0.806}

技能中位群女子 2.664(0429) 3.563(0.463) 3.500(0.501) 3.646 (0,372 } 2.708(0486} 3.550 (0532 ) 2325(0.512}

技能上位群男子 2,725(0.538) 3.250(0.669) 3850(0.100} 3,583 (0.500 ) 3.125(O.832) 3.900 (0200 ) 2、150(0.755》

技能上位群女子 2.433(0535) 3・208(0,590) 3.167(0599) 3028 (0,636 》 2.611 (O.430} 3.100 (0.817 ) 2.367(0,599}

くことを課題としてあ げたため,これらの観

      「達成意欲」はほ

とんど変っていない.しかし,「親和欲求」は大きく上がっている.中でもねらった「運 動のときは,男子も女子も仲よくできて楽しい」「運動するときは,先生や友達といっそ

う仲よくできるチャンスだと思う」 「わたしは,運動でみんなと力を合わせることが好き だ」 「運動は,たくさんのなかまをつくる」は大きく向上した.班別ではB,D班が向上し,

A,C班は若干低下した. C班の低下の原因の一つは,学の回答にある.1項目を除くすべ てに2をマークしていた.その日の気分でそうしたのであろう. 「活動欲求」は中・上位 群は若干向上していたが,下位群は低下していた.班別ではC班を除くすべての班で向上

していた.「価値感」は大きく向上しており,下位群の伸びが著しい.班別ではすべての 班で向上していた.

 下位群の得点を下げている第一の原因である「価値感」を高めることができたことで,

悪循環の回路の一部は断ち切ることができたのではないかと推察される.

④友人に関する調査(仲間関係と親密度)

授業計画段階で実施した調査の結果と異なる「一番仲の良い子」を選んだ子どもが8幽 いた.この結果は巻末の資料19の授業評価段階で子どもの実態把握のために調査・測定し た結果の中に示した.その中の1名は,当初,他の班の子どもを選んでいたが,単元終了 後には,同じ班の,しかも異性を選んだ.これは,この授業での特筆すべき成果であると 考えられる.しかし,それ以外に学級全体をみたとき,同一班の子どもを「一番仲の良い 子」として選んだのは5名であり,この調査の方法の問題点を指摘する結果となっている.

すなわち,「一番仲の良い子」1名だけという制約が問題となっていると考えられる.さ らに,体育の授業だけに限定されていないということも問題であるため,今後の方法上の 検討を示唆するだけに留めておく.

⑤授業終了後の自由記述による感想文について

全ての感想文が好意的なものばかりであったが,その中から単元を通して形成的授業評

価が低かった子どもの感想文を取り上げて,授業評価段階での調査・測定の結果も含めて

解釈すると次のようになった.なお,ここで取り上げなかった感想文は,巻末の資料20に

不した.

(1)浩介(A班)

 「背の高い人を中心に運んでいき,できるだけ簡単な攻めでいくことがとても心に残っ た.それとスクリーンアウトをかけるのはとてもいい戦法だと思って,土曜日にやったけ

ど,他の人にとられてシュートが裕美子さんは打てなかった.けど,とてもよかった.」

感想文から,チームが勝つための戦法ができなくて,総括的評価の因子項目「できる」

に1をつけていた理由が容易に理解できる.単元終了翌日にも担任によりバスケットの授 業をしていたようである.その中で,「裕美子さんは打てなかった」と書いているように,

A班でも一番技能の低い裕美子にシュートを打たせようとしていたことが読み取れる.

「けど,とてもよかった」とくくっているのは,自分が中心に活躍できなくても心情が満 たされれば評価が高まることの裏付けにはなりはしないだろうか.運動意欲の因子項目の

「親和欲求」こそ若干下がってはいるものの,有能感の因子項目の「受容感」は上がって いる.運動意欲の因子項目の「身体的有能感」 「自己概念」が下がったのは,クラスで一 番と自負していたのが,チームワークの良いチームにはかなわないと感じたと推測するの

は早計であろうか.この授業を通しての「チームリーダーとして自分の欲求を抑えてまで も他の子に関わることの大切さを学び,友達から信頼されるリーダーに成長する」という 目標は完全に達成されたとは言えないが,裕美子にシュートを打たせようとしていたこと から,何らかの気づきが芽生えたと解釈したい.

(2)裕美子(A班)

 「私は大西先生とバスケをしてうれしかったです.うれしいこともあったけど,いい思 い出が作れました.私は大西先生と審判をしたことがありました.そのとき,私はザ・ム テキを応援していて,負けてもいいと思いました.シュートが入ったら,いいのになあと 思いました.愛子さんも,浩介君も,亜矢さんも,絵美さんも,良雄君も,匡史君も,全 員頑張っていました.話し合いの時も,浩介君中心に話し合いをして,しっかりと頑張っ ていました.シュートの入れるとき,良雄君がカバーしているとき,私はシュートを入れ たら,愛子さんが「それでいいよ,裕美子さん」といってくれました.試合の時,負けま した.大西先生と勉強して,楽しかったです.大西先生と一緒にできてうれしかったです.」

彼女の1の総数は38個で,クラストップである.授業評価段階の調査では,有能感の因

子項目の「受容感」が大幅に上がっていた.班の中では,なかなか集団的技能練習の核に