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政治的表現の自由

17.01 2011年の出来事を対象にした2012年Freedom in the World (2012年3月発表)にて、フリー ダムハウスはこのように述べている。

アフガニスタンは間接民主制ではない。2004年の大統領選挙と予定より遅れて実施された2005 年の議会選挙の全体的な結果は、民兵、武装勢力団体、選挙の政権内での党派、及びその他の 不合法団体による脅迫の疑惑にもかかわらず、アフガニスタンと国際社会に広く受け入れられ た。しかし、2009年大統領選挙と2010年の議会選挙は、詐欺やその他の問題によってひどく妨 害され、国家機関は、効果的な統治や透明性の提供に失敗している。アフガニスタンの地区方 議会選挙は、2010年に行われる予定であったが中止された。[38a]

17.02 人権慣行に関する2011年米国務省の国別報告書、アフガニスタン(2012年5月24日出版)(2011 年USSD報告書)は、以下のように述べている。

憲法は、市民に平和的な政府変革の権利を提供しており、市民は、実際に、普通選挙に基づい て2010年9月の議会選挙でこの権利を行使した。同選挙は深刻な、広範な不正行為や汚職によ って妨害された。この議会選挙は、カルザイ大統領が選挙結果を調査する特別法廷を設置した 後、ほぼ一年間争われた。 2011年8月10日、カルザイ大統領は、IEC [独立選挙委員会]が議 会の行き詰まりを解決する唯一の権威であると認めた大統領令を発布した。[58c](セクション 3)

17.03 同報告書は、2009年と2010年の議会選挙について説明している。

2010年9月の議会選挙は治安と物流の大課題に直面する中、開催された。特に地方レベルでは、

広範な詐欺や汚職が選挙を妨げたが、選挙自体は一般的に憲法上のプロセスに従ったものであ った。投票増し、架空投票所、選挙機関の職員によるいくつかの干渉などの事象が国際監視団 と市民社会団体により文書化された。詐欺は,特に治安がかなり欠如している場所、監視団と 候補者の代理人の不足している場所、及び女性の選挙スタッフが不十分な場所で特に顕著であ った。2009 年大統領選挙に比べて治安対策が改善された一方で、多くの場所ではまだ治安が不 十分で、有権者、投票スタッフ、特に女性の候補者の脅迫が浸透するなど、多数の不正が発生 した。

新たに実施された不正防止手続により、IEC[独立選挙委員会]は、詐欺やその他の手続き上の不 正の証拠に基づいて、積極的に推定総数560万の投票数の内、130万を破棄した。 IECは、2,500 以上の投票所での不正の証拠を発表し、投票の約23%を無効にした。選挙苦情委員会(ECC)は、

違反の証拠、又は、IECの規則や規制の不遵守に起因し、300以上の投票所を不合格にし、24人 の予備選挙で選出された候補者の投票を無効にした。投票の集計と最終的判断のプロセスの期 間にわたる両委員会の透明性の不足が、政治的偏見が無効化処理に影響を及ぼしているかもし れないという国民感情を煽った。IECは2010年12月1日に正式な選挙結果を認定した。

2010年12月の選挙結果についての抗議を受けて、カルザイ大統領は、特別法廷を任命し選挙結 果の調査と結果の調整を推奨した。IEC、国会議員、そしてNGOが特別法廷の合法性と合憲性に 疑問を呈し、繰り返し解散を求めた。国会議員は特別法廷を、議会を弱め、その組成を妨害す るための幹部の試みとして捉えた。特別裁判所の継続的な見直しにもかかわらず、議会は 2011 年1月26日に発足した。特別裁判所は、事実上存在を維持し、係争中の選挙レースと議席の処 分をめぐる政治行き詰まりは、6月まで続き、事実上法的な活動は停止した。6月に特別法廷は、

議会の現職62議席(MPS)の交換を推奨した。8月10日に、大統領は、最終決定を下すため、

係争事件の見直しを特別法廷からIECに返還する大統領令を発布した。8月21日、法的にECC の権力を引き継いだIEC は、ECCが決定した9人の失格を覆し、9人の新しい議員に証明書を発 行した。 IECの決定に対し、内部ボイコットと激しい抵抗を受けた後、議会は数カ月ぶりに10 月に始めて定足数を満たし、長期保留になっていた法律の採決を開始した。

2009年に国民は第2 回の大統領選挙で投票した。IECは、挑戦者である博士アブドゥラ・アブ ドゥラ(Abdullah Abdullah)が決選投票の出馬を辞退した後、カルザイ大統領を2期連続の大 統領として宣言した。選挙は同じく、蔓延する詐欺の疑惑によって妨害された。 [58c] (セク ション3)

政党結社と集会の自由

17.04 2011年USSD報告書は次のように述べている。:憲法は集会及び結社の自由を定めており、政府

は一般に、これらの権利を尊重していた。[58c] (セクション 2.b)

17.05 同報告書は、集会の自由について更なる情報を提供している。物理的な治安の欠如だけでなく、

地方当局や治安部隊からの干渉により、国の一部の地域で集会の自由が阻害されている。

年間を通し、様々な原因に関連して一般的に平和的な抗議が多数あった。それには、議会の行 き詰まりと特別法廷、身体障害者の権利、公共の土地利用への懸念に関する抗議などがあった。

また、市民は親政府軍が関与したと告発されている民間人の死傷者に関して、頻繁に抗議を行 った。8 月にザブール州(Zabul)の市民は、夜間襲撃に反対し、街頭抗議を行い、少なくとも 3人の抗議者が警察によって殺された。ザブール警察署長は、警官を殺した武力勢力が群集の中 に紛れていたので、警察が発砲したと主張している。[58c](セクション2.b)

17.06 2011年USSD報告書はまた、結社の自由に関してコメントしている。

政党に関する2009年の法律は、政党に対し、法務省に登録し、イスラム教と一貫した目標を追 求することを義務付けている。法律は政党登録に高いハードルを設けている。例えば、政党は、

少なくとも10,000の登録会員を有していなければならない。反政府団体の暴力は地方議会の候

補者や政党が多くの地域で活動を行うための能力に影響を及ぼしている。[58c](セクション2.b)

17.07 フリーダムハウス、「2012年Freedom in the world」報告書は、以下をコメントしている。:憲 法は、いくつかの制限の対象があるにせよ、集会及び結社の権利を保障している。しかし、そ れらは、地方によっては一貫性がなく支持されている。デモや抗議を鎮圧するために、警察や その他の治安担当者は、時折過剰な権力を行使した。

野党グループと政治活動家

17.08 2011年USSD報告書は、政府が政治犯罪の犯罪者や拘留者を拘束しているという報告はなかった、

と述べた。 [58c](セクション1.e )

17.09 同報告書は、次のように述べている。

軍閥と共産主義者との関連は、多くの国民が政党に対し疑いを抱く原因になった。2009 年の政 党法は、2003 年の最初の法則に取って代わるものであるが、同国の歴史で初めて政党を正式な 機関として存在する権利を付与したものであった。新しい法律は、政党に、10,000 人の会員登 録書の提出を要求している(最低 22の州から)。同法律は2009年9月に可決され、政党が2010 年の議会選挙の前に登録プロセスを完了するには、ほとんど時間がなかった。国民民主研究所

(NDI)が、以下のように報告している。多くの政党がプロセスに関して不満を表明した。政党 の登録を担当する法務省の詐欺と登録部署の不平等な扱いを述べた。2010年11月の時点で、法 務省は、法の下に33の政党を認定していた。国民民主研究所(NDI)によると、2011年4月ま でに、38の政党が登録された。しかし、わずか5つの政党が2010年9月の選挙に間に合うよう に認定され、非常に少数の議会の候補者のみが選挙期間中に政党に所属しているようであった。

政党は、全国で、特に反政府団体の暴力が全体の治安に影響を及ぼしている地域では、常に活 動を行うことができたわけではなかった。合計21の政党が下院の議席を確保した[58c] (セク ション 3)

国際社会で働く政府関係者や個人

反政府団体による個人への標的に関して、このセクションは、非政府武装勢力と治安状況-暴力 の種類と併せて読まれるべきである

17.10 国連難民高等弁務官(UNHCR)の「アフガニスタンからの亡命希望者に関する国際保護が必要な

難民該当性ガイドライン」(2010年12月17日付)は、国際治安支援部隊(ISAF)を含む政府と 国際社会に関連している、或いは支持していると考えられている個人の潜在的なニーズに関し てコメントしている。:武装反政府団体が活発な地域で、アフガニスタン政府或いは国際社会に 関連している、或いは支持していると考えられている民間人を標的にする武装反政府団体によ る体系的かつ持続的な作戦がある。

武装反政府団体による攻撃は、脅迫、暗殺、誘拐とスタンドオフ攻撃から、簡易爆弾の使用、

自爆攻撃に至るまで多様であるが、政府或いは国際社会/国際治安支援部隊(ISAF)に関連して いる、或いは支持していると考えられる民間人を一層標的にしてきている。標的にされる民間 人は、政府関係者や公務員、政府側の部族指導者、ウラマー評議会(国家聖職体)メンバー、

宗教学者、裁判官、医師、教師、復興/開発プロジェクトの労働者などである。

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