§:l x・
X3 −6
−8 −10
−12 ×1 L 〈 「 △ X k
ZnSのバンド構造.
[(2−12)」.E、 Bernard an(l A Zunger:Phys. Rev. B 36(1987)3199]
−27一
L
L1
「15
u1
u15
L3
k
L1
Zn(3d)]o
u1
vacuum
leveI
Sr SrS
(Sr2++S2 )
S
(5s)2
(4d)o
C.B.
(Kr)
(3P)4」糖
(3s)2十
L3
L2
L 5
SΦ︶﹀◎治⊂山
O
L3 L
「12
251
「]
「15
(Ne)
X4×1
×5×1
×2
X3
X5
L 〈 「 △ X k
図2−2−3SrSのバンド構造.
[(2−13)AHasegawa and A. Yanase:J. Phys. C:Sohd State Physics 13(1980)1995]
図2−2−3にSrSのバンド構造を示す。(2 3)SrSのエネルギーバンドは次のように構成さ れている。Srは[紅](4d)°(5s)2の電子配置を持つ。 Znとの違いはSrは4d電子を持たない
ことである。Srは(5s)2の2個の電子を放出してSr2+イオンとなる。 Sは[Ne](3s)2(3P)4電 子配置を持ち、Srから2個の電子を受け取りS}となりSr2・イオンと結合して結晶を作る。
このため、SτSはrock−salt構造を有している。伝導帯の底はSrの空の4d軌道から作られ d−likeである。価電子帯はZnSの場合と同様にSの3p電子で特徴づけられp−likeである。
SrSは、伝導帯の底がX点に位置し、価電子帯の頂上はr点に位置し、間接遷移型のバ
ンド構造を有する。
2−2−2.発光中心
発光中心は、遷移金属のMn2+イオン、 Ce3・やEu2・などの希土類イオン、そしてCu÷や Ag+のような貴金属イオンが用いられている。表2−2−2に母体材料の構成元素と発光中心
のイオン半径を示す。(別発光中心は、母体材料の陽イオンのサイトに付活されるので、
イオン半径は近い方が好ましい。図2−2−4に代表的なEL材料における発光中心の電子配
置と電子遷移、ならびにELスペクトルを示す。(}15〜18)
2−2−2−1.Mn2+発光中心
Mn(原子番号25)は、遷移金属元素に属し、[Ar](3d)5(4s)2の電子配置を有する。 Mn2+に なると、(4s)2の2個の電子がとれる。 Mn2・による発光は(3d)5不完全殻内の電子遷移(d−d 遷移)により生ずる。Mn2・の3d軌道は最外殻であるので、周りを取り囲む陰イオンの影 響を受け、エネルギー準位の位置や広がり、および準位間の遷移確率が自由イオンの時
と比べて大きく変化する。ZnS結晶中のMn2・は、周りの陰イオン(S})が四面体対称(4配 位)に配置し、結晶場の影響を受ける。図2−2−5に3d軌道の四面体対称(4配位)の場合に おける結晶場によるエネルギー準位の分裂(a)と、Mn・がZnS結晶中に活性化された場合 の発光スペクトル(b)を示す。(ふ15)Mn2・は、この分裂した2つの準位間(T、とE)の電子遷 移により発光が生ずる。d−d遷移による発光は、パリティ禁制の遷移である。それにも関 わらず発光が生ずるのは、3d軌道が結晶場を影響を受けているからである。発光寿命は
一29一
表2−2−2 母体構成元素と発光中心のイオン半径.
[(2−14)R.D. Shannon:Actaαyst. A32(1976)751]
Ionic radius of host(A) Zn2+ i0.74) Ca2+ i1.00) S2− i1.84)
Sr2+(1.18)
8a2+1.35 Ionic radius of Mn2+ i0.83) Ce3+ i1.01)
lumineSCent Centeτ(A) 恥3+(0.92) Cu+ i0.77)
Eu2+1.17
Lu㎡nesc斑t
center Lurninescent transltlon
EL spectrum
Mn2+:[Ar](3d)5
d−d(五)rbidden)
lZnS:Mn
言
品:
餌;
d
5{H} 550 {}{}o
波長[n司
650
Tb3+:[Xe](4f)8
f−f(fod)idden)
O O O Oヨ モ︵丁∈山O︷=○鑓ωZ9ζ苗Z巴Zコω
Zn$Tb
400 50C 600 WA VεL酬G了Hλ(口rn)
Ce 3+:[Xeユ(4f)1
fδ(allowed)
﹀ξ迎8都翫謬ロ﹀ご♂邑妄三亀u
§(x) 謝
WAVε…L己NG了H (nrn)
Cu+:[Ar](3d)10
s−d(forbidden)
ξ
2き
」°5
⁝
300 400 500 600 70G Wavelength(mn)
Eu2+:[Xe](4f)7
f−d(allowed)
(.ス︑⇔倉き8三︑田
Wavelength(nm)
図2−2−4 代表的なEL材料における発光中心の電子配置と電子遷移,およびELスペクト
ノレ(2・15〜18)
−31一
長く、数百μs〜数ms程度である。 ZnS:Mn・・におけるMn・・の発光色は、580 nmにピー ク波長を有するブロードな黄榿色であるが、母体結晶を変化させることにより変化する。
例えば、Zn hMg。S:Mnにおいて、 x組成を増加させることにより、黄燈色から緑黄色発光
へと変化することが知られている。(2 19)
2−2−2−2.Ce3+発光中心
Ceは希土類元素に属し、その電子配置は[Xe](4f)ユ(5d)1(6s)2である。 Ce3+は、(5d)1(6s)2
の3個の電子がとれる。Ce3+の発光は、4f軌道の電子による(5d)励起状態から(40基底 状態へのf−d遷移により生ずる。5d励起準位は最外殻に位置しているので、 Mn2+の3d軌 道と同様に、周りの結晶場の影響を受ける。SrS結晶中のCe3+は、周りの陰イオン(S})が 八面体対称(6配位)の位置に存在し、結晶場の影響を受ける。図2−2−6に八面体対称(6配 位)の場合のエネルギー準位(a)と、Ce3・がSrS結晶中に活性化された場合の発光スペク
トル(b)を示す。(}2°)4f基底準位は、外殻の(5s)2(5P)6により遮へいされ、結晶場の影響を あまり受けず、スピンー軌道相互作用により2F,ロと2F,、に分裂する。 SrS:Ce3+中のCe3+は、
5d励起準位(2T 29)から4f基底準位の2F,戊と2F,尼への2つの遷移による発光が生ずる。 Ce3Ψ の発光色は、母体の結晶場の影響を受けて変化し、CaSと混晶化したCa1※Sr。S:Ceにおい て、x組成を増加させることにより、緑黄色から青緑色発光へと変化する。(⑳Ce3+の発 光は、品のパリティ許容遷移であるために発光寿命は短く、数ns〜数十ns程度である。
SrS中に少量活性化されたCe3・の発光寿命は27 nsであると報告されている。(勘
2−2−2−3.Cu+発光中心
Cuは貴金属元素に属し、電子配置は[Ar](3d) °(4s)1である。 Cu・は、(4s)]軌道の電子が 1個とれる。Cu+の発光は、(3d)1°軌道の電子による(3d)9(4s)1励起状態から(3d)1°基底状態 へのs−d遷移により生ずる。(3d)9(4s)1励起準位は最外殻であるので、周りの結晶場の影響
を受ける。図2−2−7に八面体対称(6配位)の場合のCu+のエネルギー準位(a)と、 Cu+が SrS結晶中に活性化された場合の室温条件下における発光スペクトル(b)を示す。(各22)
SrS:Cu+は、 Cu+の3d 4s(3E、)励起準位から3d °(1Alg)基底準位の遷移に起因する480 nmを
Mn2+center
(a)
ψξψηψζT2
dorbital
free ion
4Dtq
・・
UDtq 10D
E
q
t
(b)
[,禔D品
ψ、 ψv
500
550
×104cm−1
ln許
4T1(℃)6A1(6S)