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他の接触型体伝導音センサーについて

ドキュメント内 博士論文表紙 (ページ 108-113)

第 3 章  ソフトシリコーン伝導型 NAM マイクロフォン

3.10   他の接触型体伝導音センサーについて

 体伝導音声を体表に接して収録するためのセンサーはNAMマイクロフォ ンだけではない.日本には「骨伝導マイク」と称される(マイクに「骨伝導」

と言う言葉は意味がないということは序章で述べた)商品としての体伝導音 センサーがあるし,台湾製のThroatマイクと呼ばれる商品がある[18].日本 でも最近NAMマイクロフォンを原型にした肉伝導マイクロフォンが試作品 として展示会などでデモされている.電子聴診器はその用途としての性質上 音声よりもかなり低い周波数に感度を集中させているのでここからははずす として,これらの体伝導音声センサーに共通していることは,雑音環境下で の「通常音声収録が目的」ということである.当然感度は通常音声の収録に 特化してあり,そのままではNAMは収録できない.通常の使い方よりも信 号を増幅して使えばNAMを収録できるものもある.ただその音質はまちま ちであり,聞いてみた印象からは通常音声ほどには一般にNAMの収録に適 しているとは言えないようである.

あくまで参考のため図3.41〜図3.44に各センサーの特性の視覚的簡易評価を,

前述の 3.6 での方法と同様に帯域,感度,雑音耐性に分けて簡易評価し,センサ ーごとにまとめて掲示する,NMHFの周波数応答は文字が小さすぎて見えないが,

発話時の信号とTSP信号の振幅を比較すれば,大まかなところはわかる.

骨伝導音マイクでは,音質を良くするために気導音も同時に収録しているものが あるが,骨伝導音だけを拾うものを選んだ.Throatマイクは添付の解説書を読むと,

マイク内にすでに増幅回路が埋め込んである.取り外せないので,そのまま使用し た.マイクアンプは条件を一定にするため,すべて今まで使用してきた自作のマイ クアンプを用いた.対照に,標準的な現行ネックバンド式ソフトシリコーン型 NAM マイクロフォン(OCMSS型)を用いた.

NAM マイクロフォンは,NAMの認識や聴取を前提に,NAMを効率的に高音 質でサンプリングするためにもともと設計されたものであり,その基本姿勢は大きく 異なっている.BTOSの収録はあくまで従である.

図3.41 市販N社性骨伝導マイクロフォン

図3.42 市販台湾製Throat マイク

図3.43  M社製肉伝導マイクロフォン試作品

図3.44 現行ソフトシリコーン型NAMマイクロフォン(OCMSS)

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