• 検索結果がありません。

微気流の効果

ドキュメント内 2 章 微気流併用型放射空調を行うオフィス (ページ 80-85)

4 夏季冷房検証結果

4.4 微気流の効果

4.4.2 断面風速分布

図4.10に熱線風速計にて手動測定した断面風速分布を、図4.11に多点風速計にて測定した上 下風速分布を示す。図4.10は「微気流なし」「微気流あり」どちらも27°C設定における風速分 布となる。図4.11は2016年に測定したデータの1時間平均値である。結果から、居住域空間 どの高さにおいても高さ1100mmにて測定した結果と同じ値となることがわかった。

[微気流無し] [微気流あり]

4.22 断面風速分布 図4.23 上下風速分布 0

500 1000 1500 2000 2500

0 0.05 0.1 0.15 0.2 0.25

高さ[mm]

風速[m/s]

4.4.3 可視化実験

レーザーによる気流可視化実験を8月4日に実施した結果を図4.9に示す。「微気流あり」で はパネル付近にて発生した冷気は気流により居住域空間に運ばれ、その後も気流により混合さ れ続ける。よって冷気がよどむことなく対流し続けることが確認された。「微気流なし」ではパ ネル付近にて発生した冷気が時間をかけてゆっくりと居住域空間に落ちてくる様子が確認され た。しかし「微気流なし」では冷気が攪拌されることなく居住域空間に溜まり続けることが明ら かとなった。

微気流あり 微気流なし

4.24 レーザーによる気流可視化実験

4.4.4 温熱環境断面分布

図4.13に移動計測器にて測定した「微気流無し」「微気流あり」における27°C設定における 断面温度分布を示す。どちらも 15 時半に測定したデータとなる。微気流無しの「微気流無し」

でも雁行したパネルの隙間から冷気が垂れ下がることが確認でき、設計趣旨が温熱環境に反映 されたことがわかる。そこに気流を付加することによって天井付近に滞留した冷気の流れを促 進し、「微気流無し」のケースと比較して温度の低い執務空間が形成された。結果から放射空調 を対流併用型にすることの有用性が明らかとなった。また、図4.14に同様の条件にて測定した 設定温度が26°C 、28°Cの時の結果を示す。結果から、照明周りの温度がパネル付近で上がる ものの、居住域には影響を及ぼしていないこと、また、微気流の効果は設定温度に関わらず明ら かであることが確認できた。

[微気流なし]

[微気流あり] 図4.25 断面温度分布(27°C設定)

[微気流無し] [微気流あり] 図4.26 断面温度分布(26°C設定)

[微気流無し] [微気流あり] 図4.27 断面温度分布(28°C設定)

4.4.5 サーマルマネキン結果

図4.19に運用時に測定を行ったサーマルマネキンの発熱量と室温の関係を示した散布図を示 す。クールビズ着用のため裸体となった前腕部の熱損失量が小さいことがわかる。また、室温と 発熱量は線形比例をする。微気流を付加することで、裸体である前腕部において熱損失量が大き くなる結果が表れた。よって、着衣の軽装化と微気流の併用効果が確認できた。

[前腕部] [胸部]

4.28 サーマルマネキンの発熱量と室温の関係性

60 70 80 90 100 110 120

25.5 26 26.5 27 27.5

発熱量[W/]

室温[℃]

26℃微気流あり 26.5℃微気流あり 27℃微気流あり 27℃微気流無し

y = -14.871x + 486.17

0 10 20 30 40 50 60

25.5 26 26.5 27 27.5

発熱量[W/]

室温[]

26℃微気流あり 26.5℃微気流あり

27℃微気流あり 27℃微気流無し

y = -4.1473x + 135.96

ドキュメント内 2 章 微気流併用型放射空調を行うオフィス (ページ 80-85)