庭
︶ 教 員 免 許
︵ 栄 養 教 諭 二 種 免 許 状
︶ 栄 養 士
取得できる資格・免許 2年間の学習の流れ
スタイリッシュな食のプロ
食生活には第一に生命維持の役割があることはいうまでも ありませんが、もう一つの大切な役割に心の充足があげられ ます。おいしいと感じながら、楽しく満足の得られる食事を とることは、健康的で豊かな食生活といえるでしょう。
そのため、本科では調理などの基本技術となる、包丁の持 ち方から、西洋料理、中国料理、日本料理など専門的な高 度な料理の技術、献立、盛り付け方などの実践と指導をし ています。その第一歩として、基礎的な調理のトレーニング を「基礎調理」の科目を設け、実施しています。そして、一 人ひとりの技量に磨きをかけることにより、「本格的な料理」
を作り上げることができる栄養士の養成を目指しています。
給食実務論
給食施設(病院や保育園、福祉施設等)において各施設の給食運 営に必要な給食管理の基礎的な理論と技法を学びます。栄養学的に 管理され、かつ衛生的で安全な食事を提供するためのあり方を習得す ることを目的としています。
調理実習 基礎から創造への挑戦
調理実習は、ただ調理をするのではなく、調理の基礎や理論を理 解・応用して調理をしています。この基礎調理の理論と技術が両論 となり、キレのある美味しい料理を作り出します。独創的でかつ思い 入れの料理が完成すると、清々しい達成感が生まれます。
世界の食文化を探る海外研修
日本と外国の食文化の違いを探究するために、外国におけ る食材構成・食生活を学び、本場の料理を味わう「食に関す る研修旅行」を例年実施しています。
また、現地の学生と触れ合うことで国際的視野を広げ、幅 広い社会人となるような基礎を築くことを目的としています。
自 由 研 究
食物栄養科では、学生自らの興味ある内容をテーマに研究 室の先生方の指導のもと調査・研究をし、学園祭に展示をし たり12月に発表会を行っています。
臨床栄養学実習
様々な疾患に対応した治療食の献立作成方法、食品選択法及び調 理法について実習しています。食事療法を理解すると共に、どうすれ ば患者様に長く継続してもらえるような食事療法をアドバイスできる のか考えていきます。
卒業後の進路 病院
患者の栄養状態をサポートする栄養士がチーム 医療の一員として求められています。
保育所
成長過程にある乳幼児にとってバランスのとれ た食事が何より大切です。偏食なく楽しい食事が できるように、園児への食教育が期待されていま す。
各種事業所
企業の食堂や一般食堂など、集団給食を行う施 設では栄養士の存在が不可欠です。
一般企業
栄養士の資格を持ちつつ、一般企業で自分の可 能性を試してみることもできます。
4年制への編入
本学の食物栄養学部・食物栄養学科では編入学 試験を実施しています。合格後は、3年生に編入 できます。
フードコー
ディネート論 食品衛生学 調理実習Ⅱ 給食実務論 食品衛生学 実験 教育法規
社会学 栄養
カウンセリング論 調理実習Ⅱ 運動生理学 応用栄養学 健康管理
概論
栄養
情報処理 保育学 フードスペシャ リスト論
臨床栄養学 実習Ⅰ 食品衛生学
実験
臨床栄養学 実習Ⅰ 臨床
栄養学各論 保健体育A
家庭科
Ⅱ教育法 5
4 3 2 1
土 金
木 水
火 月
時間割 モデルケース
1
入学してすぐに包丁の持ち方や切る、煮る、焼くなどの基本を学習 し実践の第一歩とする。そして食物栄養学科の基本となる科目の 理論などを学びながら、その科目の実習・実験などを習得していく。また情報などで現代に欠かせないコンピューター技術なども学んで
いく。
2
短大であるから基礎→理論→学内実習・実験→そして学外実習で完成とはすべての科目はいかないが2年目で基礎や基本をじっくり 習得し社会に出ても充分に通用できるようにプログラムしている。
前向きに挑戦する心が基本である。
今になって分かることがたくさんあります
昔からお菓子作りや料理が好きだったこともあり、高校生の頃 に両親から管理栄養士になることを勧められました。それまで、こ んな職業があることも知りませんでしたけど(笑)。
学生時代は、授業数が多かったことが一番辛かったですね。で も、もともと料理が好きだったので、調理実習の授業は大好きで した。この授業は本当に楽しかったです。苦手だったのは、臨床 関係(笑)。難しくて、よく分からなかったんですけど、栄養士と して現場に立っている今、その頃先生の言っていたことがようや く理解できるようになってきました。「こういうことだったのか…」
って、いまさらながら納得できることが多いですね。やはり、現場 に出てみないと分からないこともあります。大学で学んだことが、
今すごく役に立っていて、先生方にはとても感謝しています。
患者さんに喜んでもらいたい
憧れの職業に就いたのはいいけれど、やはり大変です。私の職 種に限ったことではないと思いますが、「好き」という思いだけで は、だめですね。
特に大変なのは、患者さんに合わせて好き嫌いを調整したり、
献立を症状に合わせてミキサーにかけたり、個人に合わせて提供 しなければならないことです。
病院も私が入社した頃とだいぶ変わってきました。今、病院は 機能評価に力を入れていて、患者さんに親しまれる病院を目指し ています。その取り組みのひとつとして、患者さんにあわせた食事 を準備するということが重要視されているのです。
この病院には入院患者さんが130〜140人。その要求にすべ
て応えることは難しいですが、できる限りのことはしていこうと努 力しています。患者さんの求める範囲と私たちができる範囲に差 があるので、そこはなるべく近づくように頑張りたいです。
今は、ほとんど毎日病棟に行って、患者さんの生の意見を聞い ています。さまざまな意見をいただきますので、今後の参考にも なりますし、「おいしかった」という言葉が聞けるのでうれしいで すね。
支えてくれる人がいたから、ここまで頑張れた
病院は365日、3食休みなくですから、けっこうきついですよ
(笑)。私は、勤めて7年たちますけど、ここまでやってこれたの は、一緒に働いている2人の同僚と、困ったときに助けてくれる 他病院の栄養士さんの存在があったからです。行き詰ったときは、
先輩に紹介していただいたりしながら、いろんな人から助言を受 けています。別の病院の栄養士さんに電話すると、すごく丁寧に 指導してくれるのです。こういった人間関係ができたことをとても うれしく思いますし、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも、
いろいろな方にご助力をいただきながら自分をさらに成長させた い。そして、患者さんにもっと喜んでいただきたいと考えていま す。
後輩たちへアドバイスを…
毎年、母校の学生が実習に来るんですよ。遊びに来ているわけ じゃないので、最初に注意はしますが、やはり言葉づかいや服装 などを見ていると、学生だなと感じるところが多々あります。社 会に出れば、学校の勉強だけでは対応できないことがたくさんあ るので、いろんな経験をしておくことが大切ですね。
私は学生時代、卓球のサークルに入っていました。先輩にもよ くかわいがってもらいましたし、学部外の友人もいっぱいできまし た。サークルで学んだことはよい経験になっています。
勉強はもちろんですが、アルバイトやサークルなどを通じて言葉 づかいや一般常識を身につけてほしいですね。自分の後輩ですか ら、みんなかわいいですし、頑張ってもらいたいと思います。
今は男性の管理栄養士も増えているようですが、性別を問わず 後輩たちには、いろいろな事にチャレンジして自分の夢を勝ち取 ってもらいたいですね。
卒業生インタビュー
別府大学短期大学部 食物栄養科 平成8年度卒 村橋病院勤務(管理栄養士)
濱川直美さん
教員のメッセージ
冨田健二郎 教授 生化学・栄養学
生化学・栄養学の分野は物質 の変化が具体的に目にみえない 学問なので理解するのに苦労す
ると思います。生化学・栄養学では、身体を構成 している五大栄養素や遺伝・タンパク質合成に関 与している核酸などの特性や化学性を理解する とともに、それらの物質がどのようにして対内に 取り込まれ、体内移動を経て細胞に到達し、そ こで起こる物質の変化(同化と異化)を知り、
そのことが生物としてのヒトのエネルギー獲得、
身体構成など生命活動の維持につながっている ことを理解することが栄養士として大切なことと 思います。
村田 勝 教授 食品・食品加工学
食品加工については、近年大きく 変化している。昔(つい最近まで)
は作れば売れる時代であったが、今は 素材から製品まで「食の安全」を無
視しては考えられない時代になって来た。その上に素材 や製品、または全体に「物語性」がないと売れない時で ある。
大学の講義や実習などでは基本的な知識や技術は充分 に教えるし、学ぶことができるが、実社会の大きな流れ はTVなどのマスコミなどでしか知ることがむずかしい。
しかしこの「ミゾ」は積極的に解消していきたい。
社会の人々が望んでいる加工品をあえて学生に提示し、
その製法やその製品がもっている社会性などを示して基 本的な知識や技術をもたせる方法でいきたい。味気ない 基本的なことのみではなく、夢のある社会性のある講義 や学習にしたい。この方針で学生と共に地域の加工品づ くりの人達との接点も作りながらがんばっていきたい。
中嶋加代子 教授 調理学
食文化の原点である調理は、
経験をもとにして発展したもの で、私は伝統食に関する研究を
行ってきました。近年、調理の合理化・簡素化 の流れの中で、調理機器の開発や新調理法など が行われ、調理技術はかなり精巧な域まで達し ています。実践科学である調理は、理論・実習・
実験の三本柱が骨格となり、その実をあげてい くことができます。
平包留美 講師 給食実務論
特定多人数を対象とする給食 施設(病院、保育園、福祉施 設、事業所等)において、栄養
学的に管理され、かつ衛生的に安全な食事を提 供するためのあり方を習得することを目的として います。その知識に基づいて給食経営管理実習 では大量調理に適する献立作成や調理行程、大 量調理機器の使用方法をマスターし、栄養士業 務を体験学習できるように取り組んでいます。校 外(病院)実習に向けて、特に病院における給 食実務の学習に力を入れ、様々な疾患に対応し た特別治療食を作成しています。
立松洋子 講師 栄養教育、調理実習
栄養学の理論を基礎として、
社会の人々が自らの意志で、栄 養状態がよりよい方向、すなわ
ち、健康になるように計画して実践できるように 導くために、栄養教育・指導論を学びます。栄養 教育をするためには、教える側の資質として、柔 軟な思考や仕事への情熱と堅固な意志、これか らか出会う人と共生できる、豊かな心が育まれ るような講義展開を考えています。食教育にか かわる教材作りや、調理実習も含まれています ので、すぐに実践できる栄養士をめざしていま す。
世界の食文化を探る海外研修
日本と外国の食文化の違いを探究するため に、外国における食材構成・食生活を学び、
本場の中国料理を味わう「食に関する研修旅 行・台湾」を例年実施しています。日本型の 食生活と「医食同源」を根本とする中国型の それとを比較することで、食物のもつ様々な 保健効果についても追求します。