• 検索結果がありません。

その知識と技術が 感性と情熱が 21世紀の文化を創る

ドキュメント内 V E R I T A S L I B E R A T (ページ 32-36)

司 書 教 諭 司 書 学 芸 員 高 等 学 校 教 諭 一 種 免 許 状

︵ 地 理 歴 史

︶ 中 学 校 教 諭 一 種 免 許 状

︵ 社 会

取得できる資格・免許 4年間の学習の流れ

考古・歴史民俗・美術工芸・建築史・地理・そして文化財科学 文化財学科では考古・埋蔵文化財専修と環境歴史学・民俗学専修 を二本の縦糸とし、これに建築史、美術工芸、地理学、文化財保存 科学などの分野を横糸に組んだ教育課程を編成しています。別府大 学の「文化財学」は、21世紀を指向する新しい「文化学」としての 飛躍を目指しています。

「考古学の別府大学」の伝統の上に

考古学・埋蔵文化財専修では、考古学の基礎知識の上に埋蔵文化 財の発掘調査・資料データ整理・保存活用の方法論を学び、過去の文 化遺産を現代と未来に生かす方途について学びます。考古学の別府 大学、その実績は西日本を中心に300名を超える埋蔵文化財専門職 員を送り出した実績が証明しています。

環境歴史学・民俗学実習Ⅱ 民俗学のフィールド・ワーカーを育てる

日本民俗学の研究対象は幅広く、日本人の生活文化全般にわたり ます。また、現地調査などフィールド調査を基礎にした学問でもあり ます。環境歴史学・民俗学実習Ⅱでは民俗調査の方法論をもとに実 際に調査を行います。民具の調査法では、聞き取り調査法とともに 民具実測を実地に学び、村落調査・テーマ調査などでは具体的な調査 方法を学びます。そして得た基礎知識をもとに、現地調査を実施し てレポートにまとめます。

環境歴史学は21世紀を主導する

わたしたちのムラや町は、今かつてない変容の時を迎えています。

環境歴史学・民俗学専修では日本史、民俗学、地理学、美術史など の専門的知識に加えて、文化遺産を、これを育んだ「環境」とのか かわりでとらえ、保護・活用する方途を学びます。別府大学が提起し た環境歴史学は、いまや都市と農村の再生と振興をめざす人々の必 須の実践的学問として注目されています。

環境歴史地理学

テーマは「人と空間とのかかわり」。この授業では、地図を用いた 作業を通して人々は生活の場(空間)をどのように認識し利用して きたか考えます。具体的には「たたら製鉄」による自然改変の様子 や、江戸時代における村落の生産構造を地図化して検討します。

旧石器・縄文時代論

現在、「地域文化」が見直されていますが、それは数万年前の旧石 器時代に認められますし、また縄文時代にもあります。狩猟・採集・

漁撈生活の時代・文化の遺跡・遺構・遺物に焦点をあて、自然環境に 適応しながら育まれた先史時代の地域文化の成り立ちを探ります。

教員免許・図書館司書

文化財学科では、中学校社会、高等学校地理 歴史の教員免許のほか、図書館司書の資格が取得 できる課程が用意されています。文化財学科で地 域の歴史と文化について、しっかりとした知識と 技術を身につけ学校教育や図書館の仕事に就く。

そこに新しい世紀の教師、司書が生まれます。

文書館専門職員

とりわけ今後注目されるのが、文書館専門職員

(アーキビスト)です。古文書、公文書や音声映 像記録などのアーカイブス(記録資料)は人類共 有の文化遺産としてきわめて大切なものです。近 年とくにその重要性に対する関心が高まっていま す。史学科ではいち早くその養成講座を2004年 度より開設しました。

5

博物館各論 

Ⅱ  埋蔵文化財  哲学概論A 特講ⅡA

日本  4 文化史A

史料論 

ⅡA 美術 

工芸論A 埋蔵文化財  3 演習ⅠA

倫理学  教育原論A A 考古学演習  保健体育  ⅢA

考古学実習  2 Ⅱ 

人類学特講  A 考古学特講 

ⅡA 地域 

1 福祉論A

土  金 

木  水 

火  月 

時間割 モデルケース

1

日本史・考古学・保存科 学・環 境 歴 史 学・民 俗 学・美術史・地理学・博 物館学・文化財学等の概 論を学び、文化財学に 必要な幅広い基礎知識

を養っていきます。

2

各分野の特講など専門的 な講義を受け、次第に専 門性を高めていきます。

2年生のうちに方向性を 定め、3年生になると、考 古学・埋蔵文化財専修と 環境歴史学・民俗学専修

の2コースに分かれます。

3

専門分野の演習とともに、

考 古 学( 保 存 科 学 を含 む)、埋蔵文化財、環境歴 史学・民俗学(石造文化財 を含む)、博物館学などの 実習を受講し、実地ある いは実物資料を用いた学 習により、一層専門的な

知識と実務力を養います。

4

3年生の時に受講した演 習から一分野を選び、卒 業論文にかかります。指 導教員のもとで資料収 集・調査を経て、資料整 理・執筆にかかります。ひ とつのテーマを追求する ことにより、一層深く文 化財について学びます。

文化財学科(環境歴史学・民俗学専修)

4年 金岡 保文(岡山・明誠学院高校出身)

ちいさい頃から巫女やシャーマンといったような 神秘的なものにひかれその関連の本を読んでいま した。文化財学科はあまり関係がないのかと思っ

ていたところ、伝承や伝説を学問的に考証する民俗学を学ぶ段階 になって、本当にやりたかったことに偶然めぐりあったのでびっく りしました。卒論は「桃太郎伝説」をテーマにと考えています。

別府に来てみて地元岡山への「ふるさと再発見」が新たなテーマ となっています。

文学部の学生は時間を贅沢に使う特質があり、別府という土地 柄のせいか寛容で居心地がよく、先生方も自分の専門分野の共同 研究者としてどこまでも学生につきあってくれます。卒業後は大 学院進学を、そして高校生に社会を教えることなどを視野にいれ

文化財学科(考古学・埋蔵文化財専修)

4年 朴 芝然

(韓国・釜山 鶴山女子高校出身)

高校3年の時、姉妹校訪問でこの大学を見学 し、学科や入試の説明を聞いて留学を決めました。

留学生が一人もいなかった当時としては冒険のような決断でした が、今は留学して本当に良かったと思っています。理論だけでな く、現地に行ったり、実物を利用しての授業などが多いので色々 な分野について具体的に学べる良い機会に恵まれていると思いま す。そして各研究会では先生や先輩との交流も盛んなので様々な 勉強ができます。今、博物館のお手伝いと保存科学研究会で先輩

在学生のメッセージ

九州は東アジア諸国とわが国の文化のクロスロードに位置し、

古来独自のすぐれた文化を育んできました。中でも大分の地には 全国八幡神の総本社宇佐神宮や世界に誇る臼杵磨崖仏、神々と 仏の里国東半島など、豊かな自然の中に残された多くの史跡や文 化遺産があり、全国でも屈指の文化財の宝庫となっています。文 化財学科では、附属の宇佐教育研究センターに合宿して、この壮 大な生きた歴史のキャンパスの只中で実習が行われます。

生きた歴史のキャンパス・宇佐くにさき

文化財学科の拠点となる歴史文化総合研究センターの保存科 学室には、X線透過装置や蛍光X線分析装置、電子顕微鏡、文 学部ではわが国唯一の質量分析計など、理系大学の研究室のよう な設備が並んでいます。ここには西日本の各地からさまざまな文 化財が持ち込まれ、その分析や保存修復作業がすすめられていま す。文化財学科の学生たちは、これらの科学機器を操作して、科 学の方法と視点から文化財を研究し保護する方法を学びます。

科学の目で文化遺産の分析と保存を

保存科学室

くにさき熊野磨崖仏

教員のメッセージ

後藤重巳 教授 日本近世史

江戸時代の村の姿を復元し、

人々の暮らしや考え方を再発見 する。そのためには文書を読む

必要があります。読解力をつけ、分析する力を つけることが肝要です。歴史を読み解けば、現 在の町や村の景観からは想像できないような世界 が広がってきます。本学には永年蓄積してきた近 世文書のコレクションがあり、実際の史料を手 にとって研究することができます。

橘昌信 教授

日本考古学〔旧石器〜縄文〕

考古学では、石器・土器・住 居跡などの遺物・遺構と呼ばれ る「物的資料」を主な研究対

象にしています。生の資料に直に接し、観察・分 析を行い、その解釈が求められます。考古資料 を解釈するために学生たちには、考古学の知識・

技術とともに幅広い視野と柔軟な考え方を持つ よう期待しています。

後藤宗俊 教授

日本考古学〔古墳〜歴史〕

文化財というと、まっさきに 発掘遺物や遺跡を思い浮かべる 人が多いのは事実です。地方の

時代といわれて久しいですが、地域の文化財を 保護し文化創造をするためにも文化財学の構築 が必要です。私は持論として「1960年代以降 のいわゆる高度成長期が何を生み、何を破壊し たか。その総括をすることから文化財学は始ま る」という考えを持っています。

飯沼賢司 教授

日本中世史・環境歴史学  歴史学は永く文字世界の学 問と言われてきましたが、近年 は歴史を語る史料の範囲がさら

に広がりました。埋蔵文化財の世界はもとより、

絵画、民俗伝承、地名、景観なども史料になり ます。我々が自然と思いこんできた農村の風景 も、人間と自然の相克と交流によって形成され てきたのです。私が提唱する環境歴史学は、そ のような人と自然の関係を考える新しい歴史学 です。

段上達雄 教授 日本民俗学・民具学

民俗学という学問は高校まで 習うことはありません。私も大 学で宮本常一教授に出会って始

めて民俗学を知り、その奥の深さと学問の楽し さを知りました。大学という場は、出会いの場 です。先生、そして友を知り、学問に出会う。

今までは決まり切ったメニューの勉強ばかりだっ たはず。大学は新しい視野と視点をみつけること のできる智の殿堂です

濱島正士 教授 日本建築史

日本の建築は木で作られてい ます。あたりまえじゃないかと思 われるかも知れませんが、木材

を用いて巨大な建築も建てるし、五重塔のよう な高い建物も建ててしまう。地震が多く、火事 も少なくない日本。それでも多くの古建築が文 化財として伝えられています。文化財の宝庫と もいえる日本。先人たちが創り伝えてきた古建 築を学んでみませんか。

平尾良光 教授 保存科学

私は科学の分野から文化財を 研究してきました。専門は鉛同 位体の分析によって青銅器の材

料産地を推定することです。保存科学は、考古 学・歴史学に大きな影響を与えてきました。科学 的分析もそうですが、さまざまな文化財を保存 処理して、未来に伝えるという役割も持ってい ます。最先端の科学が歴史遺産の保護に寄与し ているのです。

下村智 教授

日本考古学〔弥生〜古墳〕

稲作が本格化し、クニがで き、王が生まれ、日本の姿が次 第に形作られてゆく時代。私は

そんな時代の考古学を研究しています。福岡市 教育委員会で永らく勤め、日本最古の王墓では ないかと騒がれた吉武高木遺跡を始め、雀居遺 跡、那珂・比恵遺跡など数多くの遺跡の調査を 手がけてきました。このような新しい発見の喜び と研究の楽しさを多くの学生たちに知ってもらい たいと思っています。

中山昭則 助教授

地理学〔観光地理・環境地理〕

文 化 財 は 人 が 特 定 の 場 所

(空間)に対して特別の価値を 与えて成り立つものです。つま

り人がいて初めて成立するのです。では、我々は 一体どのような場所に価値を与えてきたのでしょ うか。その多くは観光資源としての価値も一緒 に与えてきました。近年では環境がキーワードと なっています。文化財というものが成立してきた プロセスを学ぶことは、文化財学の基層部分を 知ることになりそうです。

渡辺智恵美 助教授 文化財保存処理

文化財の修理には、連綿と受 け継がれてきた技術、材料を用 いて修理する「伝統的修理」と

自然科学的な方法を用いて修理する「科学的修 理」の二つの方法があります。後者は一般的に

「保存処理(修理)」と呼ばれており、文化財が 崩壊するに至った原因を突き止めて、取り除き、

文化財がそれ以上壊れないように処置し延命を 図る『文化財のお医者さん』の役割を果たして います。

小泊立矢 講師 文化史・石造美術

私は日本宗教史や民俗学、

文化史、それに石造美術などが 専門です。知識は本の中にある

だけではありません。旅先の博物館・資料館、そ して各地にある文化財。見学し、直接に見て、

触る。あなたたちの身の回りには沢山の学問の指 針が隠されています。ぜひ、その指針を見つけて 読み解いて下さい。

ドキュメント内 V E R I T A S L I B E R A T (ページ 32-36)