第6章 避難計画
第1節 実施内容及び責任者
1 避難勧告・指示の時期
災害が発生し、又は発生するおそれがある場合で、特に必要があると認められるときは、避難のため の立ち退きを指示又は勧告する。
また、住民の迅速かつ円滑な避難を実現するため、一般住民に対して避難準備を呼びかけるとともに、
災害時要援護者に早めの段階で避難行動を開始することを求める避難準備(災害時要援護者避難)情報 を伝達する。
その他、避難勧告や指示等に至る前から、河川管理者及び水防管理者等の協力を得つつ、洪水、土砂 災害等の災害事象の特性、収集できる情報を踏まえ、それぞれの地域における時間雨量、今後の降雨予 測等、気象状況に関する具体的な情報を提供し、住民に注意を促す。
事後 被害発生中
事前
○避難の勧告・指示 ○安否確認、避難誘導 ○避難所の開設 ○福祉避難所の開設
さらに、避難の勧告・指示を発令する基準について、降水量や河川水位などの数値あるいは防災気象 情報、指定河川洪水予報、水防警報の発令など、具体的・客観的な内容であらかじめ設置する。
なお、いったん設定した基準についても、その信頼性を確保するため、災害の発生の都度、その適否 を検証し、災害履歴と照らし合わせ、継続的に見直しを行っていく必要がある。
避難勧告等は、次の状況が認められるときを基準として、現場の状況を確認した上で実施する。
また、避難情報が発表されてから避難が完了するまでの避難時間は、避難所までの移動時間、避難勧 告情報等を市民へ伝達する時間、市民が避難の準備をする時間を加えた1時間30分程度が考えられる。
2 避難勧告等の基準 茨 水 害
芋 高潮災害
避難指示 避難勧告
避難準備情報 要因
対象地域
左記基準以 上の悪条件 が発生し、
住 民 の 生 命・身体に 危機を及ぼ すような状 況となった 場合 茨 総雨量150㎜程度
芋 新川の水位が護岸天端を越 水する恐れが高まる
鰯 その後1時間の予想雨量50
㎜程度 茨 総雨量100㎜程度
芋 新川の水位(※)が護岸天端 付近まで上昇
鰯 その後1時間の予想雨量50
㎜程度 河川氾濫
大野町 2丁目 5丁目
茨 総雨量150㎜程度
芋 矢田川の水位がHWL(T.P.
+190㎝)付近まで上昇 鰯 その後1時間の予想雨量50
㎜程度 茨 総雨量100㎜程度
芋 矢田川の水位(※)がHWL
(T.P.+190㎝)付近まで上昇 鰯 その後1時間の予想雨量50
㎜程度 内水氾濫
大野町 6丁目 10丁目
茨 総雨量150㎜程度
芋 堪水防除水路の水位が護岸 天端を越水する恐れが高まる 鰯 その後1時間の予想雨量50
㎜程度 茨 総雨量100㎜程度
芋 堪水防除水路の水位が天端 付近まで上昇
鰯 その後1時間の予想雨量50
㎜程度 内水氾濫
小倉町
ダム・河川の決壊等が予測され るとき
河川決壊等 市内全域
(※)新川の水位は、大野町2丁目地内新川小橋付近で、矢田川の水位は、前山川との合流地点の量水計で確認する。
避難指示 避難勧告
避難準備情報 対象地区
護岸の破堤による浸水 が発生する等、状況が さらに悪化し、住民の 身体・生命に危険を及 ぼすと判断した場合。
市に高潮警報が発表さ れ、潮位上昇により護 岸の一部で越水が始ま り、床上浸水の被害発 生が見込まれる場合。
市に高潮警報が発表さ れ、潮位上昇により護 岸越水の恐れが高まり、
今後、床下浸水の被害 発生が見込まれる場合。
市内沿岸部全域
(海岸を持つ行政区)
大野北、大野南、西之口、蒲 池、榎戸、多屋、北条、瀬木、
市場、保示、樽水、西阿野、
熊野、古場、苅屋、大谷、小 鈴谷、坂井
鰯 土砂災害
3 避難の指示(者)
茨 知 事(その命を受けた職員)
洪水、高潮又は地すべりにより著しく危険が切迫していると認められるときは、立ち退くことを 指示する。(水防法第22条、地すべり等防止法第25条)
芋 水防管理者(市長)
洪水又は高潮のはん濫により著しく危険が切迫していると認められるときは、避難のため立ち退 くことを指示する。(水防法第22条)
鰯 市 長
災害が発生又は発生のおそれがあり、特にその必要があると認めたときは、立ち退きを指示又は 勧告する。(災害対策基本法第60条)
允 警 察 官
ア 災害で危険な事態が生じたときで、その場の危険回避のため必要な措置を取る。(警察官職務執 行法第4条)
イ 災害が発生又は発生のおそれがあるときで、特にその必要があると認められる事態に、市長が 立ち退きの指示をすることができないと認めるとき、又は市長から要求があったときは、自ら立 ち退きを指示する。(災害対策基本法第61条)
印 自 衛 官
災害で危険な事態が生じたときで、その場の危険回避のため、警察官がその場にいない場合に限 り、必要な措置を取る。(自衛隊法第94条)
咽 海上保安官
災害が発生又は発生のおそれがあるときで、特にその必要があると認められる事態に、市長が立 ち退きの指示をすることができないと認めるとき、又は市長から要求があったときは、自ら立ち退 きを指示する。(災害対策基本法第61条)
避難指示 避難勧告
避難準備情報 対象地区
該当する急傾斜地の一 部で土砂崩れ等が発生 し、今後、さらなる被 害が予想され、住民の 身体・生命に危険を及 ぼすと判断した場合 愛知県及び名古屋地方
気象台から土砂災害情 報が発表され、該当す る急斜面において異常 が発見される等、土砂 災害の発生する恐れが 明らかに高まった場合 土砂災害危険度(愛知
県土砂災害情報)の危 険度レベルが3~4に 上昇し、土砂災害の発 生する恐れが高まった 場合
「急傾斜地崩壊危険区域」の うち、急傾斜地崩壊対策事業
が完了していない区域周辺
(付属資料 Ⅲ防災上注意す べき自然条件及び社会的条件
2急傾斜地崩壊危険区域参 照)及び土砂災害警戒区域・
土砂災害特別警戒区域
4 市長の事務の代行
知事は、当該災害の発生により、市長が避難のための立ち退き勧告等の事務を全部又は大部分実施で きないときは、市長に代わってその事務を実施する。