■基本方針
近年、火薬類、高圧ガス類、危険物、薬品及び放射性物質等危険物の使用量が増加し、これらに伴う人 災等も全国的に増加する傾向にあり、その管理及び保全に一層の注意と努力が必要である。
本市内には、高圧ガス類及び危険物について、相当数の貯蔵所・取扱所を有するので、その取扱いにつ いて、次のとおり指導を徹底する。
1 危険物等規制の対象となるものは、これらの貯蔵施設に立ち入り、位置、構造、設備及び管理の状況 等が法令に定める基準に従い、適切に維持、管理されているか否かについて、検査を実施するとともに、関 係施設の従業員に対し、保安に必要な教育及び防災に関する諸活動が円滑に運営され、応急対策が完全 に遂行されるよう、随時パンフレット等の発行、講習会の開催等、常滑市防火危険物安全協会等民間諸 団体の協力を得て、より効果的に実施する。
(付属資料Ⅲ-6 危険物施設状況表 P413)
2 高圧ガス販売所、貯蔵所等には、監督責任者による立入検査を随時行い、前記の趣旨の徹底並びに取 扱い管理及び保全に万全を期するとともに、従業員等関係者に保安教育の徹底を図る。
(付属資料Ⅲ-7 高圧ガス等主要事業所 P413)
3 伊勢湾シーバース等の防災については、本市と出光興産株式会社愛知製油所、株式会社ジャパンエナ ジー知多製油所(旧日鉱共石株式会社知多製油所)及び伊勢湾シーバース株式会社と締結した協定書に 基づき立入調査を実施し、資料報告を求める等防災に努めるものとする。
(関係条例、協定書等 12 協定書(シーバース)P308)
4 火薬類等による災害から地域住民の生命、身体及び財産を保護し快適かつ良好な生活環境を保全する ため、日油株式会社愛知事業所は、本市と締結した協定書に基づき火薬類等の製造、貯蔵、運搬等の事 故防止と施設の維持管理に努めるものとする。
(関係条例、協定書等 25 火薬類災害防止協定書 P360)
第10章 航空機災害予防対策
■基本方針
市は、航空機の墜落等大規模な航空事故による多数の死傷者等の発生に備え、資機材の整備に努めると ともに関係機関と連携して訓練等を実施する。
1 方 針
航空機の墜落等大規模な航空事故による多数の死傷者等の発生といった航空災害(以下「大規模航空 災害」という。)について定める。
2 実施責任者
茨 大阪航空局中部空港事務所 芋 市
鰯 県警察 允 県
印 中部国際空港株式会社 3 実施内容
茨 市の対応
ア 「中部国際空港及び空港周辺における消火救難活動に関する協定」(関係条例、協定書32参照)に
基づき、市は消火薬剤等の資機材の整備に努めるともに、中部国際空港株式会社と連携し、定期 的に訓練を実施する。
芋 県警察の対策
ア 大規模航空災害時を想定し、避難誘導、救出救助、交通規制等の初動措置を的確にとることが できるよう応急体制の整備に努める。
イ 大阪航空局中部空港事務所等関係機関と連携し、大規模航空災害発生時の連絡体制の整備を図 る。
ウ 大規模航空災害の発生に備え、基礎資料の収集及び補正に努める。
エ 大規模航空災害を想定し、関係機関と連携し、実践的な防災訓練を実施するよう努め、防災体 制の強化を図る。
鰯 県の対策
ア 大規模航空災害時における防災行政無線の情報通信手段について、平常時よりその確保に努め るとともに、運用・管理及び整備等に努める。
イ 大規模航空災害を想定し、大阪航空局中部空港事務所等の関係機関と連携して防災体制の強化 を図る。
允 中部国際空港株式会社の対策
ア 「中部国際空港緊急計画(消火救難・救急医療活動)」に基づき、中部国際空港緊急計画連絡協 議会の構成機関と連携し、定期的に部分訓練及び総合訓練を実施する。
イ 「中部国際空港及び空港周辺における消火救難活動に関する協定」に基づき、消火薬剤等の整 備に努めるとともに、市と連携し、定期的に消火救難訓練を実施する。
ウ 「中部国際空港医療救護活動に関する協定」に基づき、医薬品及び医療資機材の整備に努める とともに、社団法人愛知県医師会と連携し、消火救難訓練を実施する。
エ 「中部国際空港及びその周辺における航空機事故に対する応急救護活動に関する協定」に基づ き、医薬品及び医療資機材の整備に努めるとともに、日本赤十字社愛知県支部と連携し、消火救 難訓練を実施する。
オ 「中部国際空港医療救護に関する協定」に基づき、医薬品及び医療資機材の整備に努めるとと もに、社団法人愛知県歯科医師会と連携し、消火救難訓練を実施する。
第11章 放射性物質及び原子力災害予防対策
■基本方針
放射性同位元素、核燃料物質等(以下「放射性物質」という。)による災害の発生及び拡大を防止するた め、災害対策基本法及び原子力災害対策特別措置法(平成11年法律第156号。以下「原災法」という。)に 基づき、防災関係機関との連携の下に、予防対策の整備を図る。
第1 実施内容 1 施設等の防災対策
放射性物質を取り扱う事業者(以下「事業者」という。)は、関係法令を遵守するとともに、安全管理 に万全を期する。
茨 施設の不燃化等の推進
芋 放射線による被ばくの予防対策の推進 鰯 施設等における放射線量の把握 允 自衛消防体制の充実
印 通報体制の整備
咽 放射性物質を取り扱う業務関係者への教育の実施 員 防災訓練等の実施
2 防護資器材の整備
予防対策を実施する各機関は、必要に応じ、放射線測定器(個人用被ばく線量測定用具を含む。)、放 射線防護服等の整備を図る。
3 防災対策資料の整備
市は、放射性物質に対する防災対策を円滑に実施するため、放射性物質を保有する事業者、放射線防 護資器材の保有状況等防災対策資料の把握に努める。
4 放射線被ばく者診断医療機関(専門医)の確保
放射線被ばく者の措置については、放射線に関する専門医の診断が必要とされるので、事業者等は、
あらかじめ専門医を置く機関の把握に努める。
5 災害に関する知識の習得、訓練等
防災関係機関は、放射性物質や原子力災害に関する基礎知識、参考資料等を収集するとともに、災害 時の状況に即した訓練、システム維持等に努める。
第12章 火薬類保安対策
■基本方針
火薬類による災害の発生及び拡大を防止するため、保安意識の高揚、取締りの強化及び自主防災体制の 整備を図る。
第1 実施責任者
火薬類施設及び火薬類の所有者及び占有者 中部経済産業局
県(防災局)
市
第2 実施内容
中部経済産業局及び県は、火薬類による災害の発生及び拡大を防止するために、次の対策を推進する。
1 保安思想の啓発
茨 火薬類取締法(昭和25年法律第149号)の周知徹底 芋 各種講習会及び研修会の開催
鰯 火薬類の取扱いの指導 允 安全管理運動の実施 2 規制の強化
茨 製造施設、貯蔵所、消費場所等の保安検査及び立入検査の強化 芋 各種事業所における実状把握及び各種保安指導の推進
鰯 関係行政機関との緊密な連携 3 自主保安体制の整備
茨 自主保安教育の実施 芋 防災訓練等の実施
鰯 定期自主検査の実施及び責任体制の確立 4 火災に対する防災
火薬類については、製造施設及び火薬庫から速やかに安全な場所に移転しうる体制を確保するととも に、あらかじめ安全な一時保管場所を定めておく。
5 災害防止技術の研究開発
防災関係機関及び関係企業は、それぞれ共同して、災害防止技術及び防災用設備・資機材の研究開発 に努めるものとする。
第3 関連調査事項
防災関係機関は、それぞれの保安法令の定めるところにより、立入検査を実施するとともに、可能な限 り相互に協力してこれを行い、検査結果の交換に努めるものとする。
市は、事業者との間で災害防止協定を締結し、立入調査や勧告などの必要な措置を行い、事故防止に努 める。
第13章 自主防災組織・ボランティアとの連携
■基本方針
大規模災害が発生した場合、被害を最小限にとどめ災害の拡大を防止するために、市は、自主防災組織 の推進を図るとともに、災害時のボランティア受入体制の整備等に努める。
第1 推進・支援 1 自主防災組織の推進
大災害が発生した場合は、交通機関等の途絶により防災関係機関の防災活動が遅れたり、阻害される
ことが予想される。このような事態において被害を最小限にとどめ災害の拡大を防止するには、平素か ら住民による自主防災組織を設けて、出火防止、初期消火、被災者の救出救護、避難等を組織的に行う ことが重要である。また、自主防災組織の活動は、各種情報の正確な伝達、混乱の発生防止等について も大きな役割を果たすものと考えられる。
このため市は、地域住民、施設及び事業所などによる自主防災組織の設置を推進し、その育成に努め るものとする。その際、女性の参画の促進に努めるものとするとともに、いざという時には、日ごろか ら地域の防災関係者の連携が重要なため、自主防災組織及び防災関係機関等のネットワーク化の推進に も努めるものとする。
2 防災ボランティア活動の支援
行政、市民、自主防災組織などに対応困難な大規模災害が発生した場合に、被災者の自立支援を進め るためには、様々な分野における迅速できめ細かいボランティア活動が必要である。災害時にボランテ ィアがその力を十分に発揮するためには、ボランティアと被災地からの支援要請との調整役となるボラ ンティアコーディネーター(以下「コーディネーター」という。)を確保した受入体制の整備とボランテ ィアの相互の協力・連絡体制づくり(ネットワーク化)が不可欠である。
このため、市は社会福祉協議会、日本赤十字社などのボランティア関係団体と連携し、災害時にボラ ンティアの受入れが円滑に行われるよう活動環境を整備するとともに、相互の協力・連絡体制を推進す るものとする。
第2 実施内容
1 自主防災組織の設置・育成
市は自主防災組織の設置・育成に努めるものとし、あわせて自主防災組織が消防団、企業、学校、防 災ボランティア団体などとのネットワーク化を図る防災訓練に取り組むなど必要な事業の実施及び支援、
指導に努めるものとする。
2 自主防災組織の活動
自主防災組織は、地域の実情に応じた防災計画に基づき、平常時、警戒宣言発令時及び災害発生時に おいて効果的に防災活動を行うよう努めるものとする。
なお、平成19年度に自主防災班に対して情報収集・伝達機器を宝くじ助成金を活用して配布した。
茨 平常時の活動
ア 情報の収集伝達体制の確立
イ 防災知識の普及及び防災訓練の実施 ウ 火気使用設備器具等の点検
エ 防災用資機材等の備蓄及び管理 芋 警戒宣言発令時の活動
ア 市、消防機関等からの情報の伝達 イ 市民のとるべき措置の呼びかけ ウ 老人や病人の安全確保
エ 発災に備えた防災用資機材等の点検、確保