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地方自治体における会計制度改革の推進

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(複式簿記・発生主義会計の導入)

(提案要求先  総務省)

(都所管局  会計管理局・財務局)

<現状・課題>

行政と民間との協働や地方分権改革を推進する上で、地方自治体は、住民に対 する説明責任を一層果たすとともに、行政運営に当たり「経営」の視点を確立す ることが不可欠になっている。

また、自治体財政の透明性・健全性の向上が一層求められるようになっている 近年、全国の自治体において、日々の会計処理の段階から複式簿記・発生主義会 計を導入するという会計制度改革を実現することが急がれている。

都は、平成18年4月から、全国で初めて複式簿記・発生主義会計を導入し、

本格的な財務諸表を公表するとともに議会に提出している。さらに、施策内容の 検証に活用し、その結果を予算編成に反映させている。

また、国内の一部自治体においても会計制度改革を推進しており、都と同様の 本格的な複式簿記を、これまでに大阪府・新潟県・東京都町田市・愛知県で導入 した。さらに、大阪市・大阪府吹田市・東京都江戸川区においても導入準備を進 めている。

一方総務省は、全国の自治体に対し、平成20年度決算から「基準モデル」又 は「総務省方式改訂モデル」の二つの公会計モデルを活用して財務諸表を整備す るよう要請しているが、日本公認会計士協会と全国知事会は両者とも総務省の二 つのモデルに否定的であり、国際公会計基準と基本的に同じ考え方を示している。

全国の自治体は、総務省の要請に基づき、平成20年度決算から財務諸表の作 成に取り組んでいるが、日々の会計処理の段階から複式簿記を導入している地方 自治体はわずかであり、今後、さらに推進に向けた取組が求められている。

このような状況の中、政府は平成25年6月に「経済財政運営と改革の基本方 針」を閣議決定し、この中で企業会計原則を前提とした地方公会計の整備の促進 を掲げた。その後、同年8月に、総務省は、平成22年9月に新地方公会計を更 に推進していくために立ち上げた「今後の新地方公会計の推進に関する研究会」

のそれまでの検討内容を踏まえ、「中間とりまとめ」を公表した。しかし、この「中 間とりまとめ」では、統一的な会計基準設定の必要性について言及しているもの の、その具体的内容については今後の検討課題となっており、平成26年4月を 目処に最終報告を取りまとめることとしている。

会計制度改革をさらに進め、自治体間や類似事業間の財務諸表を比較し、経営 状況をより高度に分析するためには、全国標準たり得る会計基準を早期に策定す るとともに、地方自治体が本格的な複式簿記を導入する環境整備についても検討 することが必要不可欠である。

全国標準たり得る会計基準を早期に策定するとともに、本格的な 複式簿記導入に向けた環境整備に着手すること。

<具体的要求内容>

(1)全国標準たり得る会計基準を早期に策定するとともに、本格的な複式簿記 導入に向けた環境整備に着手すること。

(2)会計基準の策定に当たっては、東京都など先行して取り組んでいる地方自 治体の事例や国際公会計基準の考え方を参考にして、地方自治体にとってわ かりやすく使いやすいものとなるよう配慮すること。

(3) 本格的な複式簿記を導入する際には、コストや作業負担が生じることから、

段階的な導入プロセスと支援策を明確にするとともに、自治体共同システム のように導入しやすい環境づくりについても検討すること。 

参    考

【地方自治体の会計制度を巡る現状】

平成 18 年4月 都が複式簿記・発生主義会計を導入

平成 19 年 10 月 総務省が「基準モデル」と「総務省方式改訂モデル」の作成要領を公 表し、平成21年度までに財務4表の作成・公表を要請

平成 20 年 10 月 日本公認会計士協会が「地方公共団体の会計に関する提言」を公表 平成 20 年 11 月 

 

全国知事会が「今後の地方自治体における公会計制度のあり方に関す る提言」を公表 

平成 21 年5月  大阪府が東京都方式を基本とした新公会計制度導入を表明  平成 22 年9月 

   

総務省が「今後の新地方公会計の推進に関する研究会」発足 

国際公会計基準及び国の公会計等の動向を踏まえた新地方公会計の 推進方策等の検討を開始 

平成 22 年 11 月   

大阪府と共同で「公会計改革白書」を作成し、「公会計改革シンポジ ウム」を開催 

平成 23 年4月  大阪府・新潟県が新公会計制度を導入 

平成 23 年6月  愛知県が東京都や大阪府の方式を参考に新公会計制度の導入を表明  平成 23 年 12 月  大阪市が新公会計制度の導入を表明 

平成 23 年 12 月   

 

東京都・大阪府・愛知県・新潟県・町田市が全国自治体への普及に向 け、共同した取組を協議するため「新公会計制度普及促進連絡会議」

を設置 

平成 24 年4月  町田市が新公会計制度を導入 

平成 24 年6月  第2回「新公会計制度普及促進連絡会議」を開催  平成 24 年6月  吹田市・江戸川区が新公会計制度の導入を表明 

平成 24 年 11 月  東京都・大阪府・愛知県・新潟県・町田市が共同でセミナー「経営ツ ールとしての新公会計制度」を開催 

平成 25 年1月  第3回「新公会計制度普及促進連絡会議」を開催  平成 25 年4月 愛知県が新公会計制度を導入

平成 25 年6月 政府が「経済財政運営と改革の基本方針」を閣議決定

平成 25 年8月 総務省「今後の新地方公会計の推進に関する研究会」が「中間とりま とめ」を公表

害対策

 

(提案要求先  内閣府) 

(都所管局  総務局・建設局・港湾局) 

 

<現状・課題> 

現在、国の中央防災会議において首都直下地震などの想定地震の検討が進めら れているが、最新の科学的知見に基づき再検証を行う必要がある。 

一方、国においては、首都直下地震などへの具体的な防災対策や財源が十分に 示されていない。国として実施すべき対策を明確にし、責任を持って実現してい く必要がある。 

 

<具体的要求内容> 

国の中央防災会議においては、首都直下地震など、東京に影響を及ぼすおそれ のある地震について最新の科学的知見に基づき精緻に再検証するとともに、その 地震の想定結果に対して、国が責任を持って実施すべき対策を明らかにし、その ための必要な法整備や財源の確保を行うなど、実効性ある防災対策への道筋を示 すこと。 

1  想定地震の再検証とそれに基づく防災対策の 

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