資料編
1 郷土愛を育むために
近年、社会の急激な変化や価値観の多様化、国際交流の進展等の中で、自国や郷土の 歴史や文化を理解することの重要性が高まっています。
埼玉県教育委員会では、本県独自の道徳教材「彩の国の道徳」を刊行しています。こ の教材には、県の偉人や伝統文化に関する資料が含まれており、郷土埼玉の先人の生き 方から、児童生徒が自らの生き方を学ぶとともに、郷土の文化と伝統を大切にし、郷土 を愛する心を育むことをねらいとしています。
また、埼玉県県民生活部文化振興課でも、「埼玉ゆかりの偉人データベース」を作成 して塙保己一や渋沢栄一、荻野吟子をはじめ、様々な功績を残した偉人を紹介し、児童 生徒が郷土に対する理解を深め、愛着を育むことをねらいとしています。
「郷土愛」とは、生まれ育った郷土埼玉に誇りと尊敬の気持ちをもって生活し、先人 の努力や郷土に寄せる先人の愛情を継承し、さらに発展させようと努力することです。
埼玉県の歴史は、大変古いものです。約1600年前の古墳時代には、行田市埼玉(さ きたま)古墳群にみられる巨大な墳墓が築かれました。稲荷山古墳からは、国宝の「金 錯銘鉄剣」をはじめ、多くの遺物が出土しています。中世には、熊谷直実や畠山重忠な どの武蔵武士が活躍し、近世では、江戸幕府のお膝元として発展し、明治維新を経て埼 玉県が成立しました。現在の埼玉県は、720万を超える(H28.8)県民が暮らし、交通 の利便性も高く、豊かな自然と人的資源に恵まれて、多彩な産業が活気づいています。
まさに無限の可能性をもつ21世紀のフロンティアと言えましょう。
新たに埼玉県の教師となった皆さんは、教育公務員としての責務を深く自覚し、全体 の奉仕者として、誠実かつ公正に職務を執行することが求められています。そのための 第一歩として、皆さん自身が勤務する郷土埼玉についての理解を深めることが大切です。
郷土の自然・歴史・文化財・伝統文化などを理解することは、それぞれの人々の精神的 な拠り所となり、また郷土愛を育む上でも極めて重要なことです。この資料編及び参考 資料をもとに、児童生徒一人一人に「生きる力」を育み、郷土埼玉に誇りをもてるよう に指導することを期待します。
〈参考資料〉
・ 彩の国の道徳「きょうもげんきに」(小学校低学年) 平成22年2月 埼玉県教育委員会
・ 彩の国の道徳「みんななかよし」 (小学校中学年) 平成22年2月 埼玉県教育委員会
・ 彩の国の道徳「夢にむかって」 (小学校高学年) 平成22年2月 埼玉県教育委員会
・ 彩の国の道徳「自分を見つめて」 (中学校) 平成22年2月 埼玉県教育委員会
・ 「明日をめざして」(高等学校) 平成22年3月 埼玉県教育委員会
・ 彩の国の道徳「心の絆」 平成24年3月 埼玉県教育委員会
・ 埼玉県ホームページ 県民生活部文化振興課 「埼玉ゆかりの偉人データベース」
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0305/ijindatabase/index.html
資料編
2 埼玉県の概要
埼玉県は、関東平野の中央部に位置する内陸県で、東西約103㎞、南北約52㎞、面積 はおよそ3,800km2です。この広さは、日本国土の約100分の1に当たり、全国で3 9番目です。山地がおよそ3分の1、残り3分の2を平地が占めています。
人口は、平成14年8月に700万人を超え、全国5位。中でも、年齢構成の若さと人口 の増加率の高さが特色です。
特産品には、ネギ、植木、雛人形、茶などがあります。
◇ 面 積 3,797.75 km2
◇ 人 口 7,279,385人 (平成28年8月1日現在) 3,633,137人(男)
3,646,248人(女)
◇ 平 均 年 齢 45.1歳 (平成28年1月1日現在) ◇ 世 帯 数 3,124,142世帯 (平成28年8月1日現在) ◇ 市 町 村 数 40市
22町
1村 (平成28年8月1日現在)
◇ 人 口 密 度 1,916.7人/km2 (平成28年8月1日現在)
面積は、国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」(平成26年10月1日)による。
3 埼玉県の成立
慶応4(1868)年閏4月、新政府は政体書を発布して府藩県三治制を敷き、本県域は 川越・忍・岩槻・前橋藩の他、14の藩地と旧幕領・旗本知行地が直轄県となり武蔵・下総 の両知県事が管轄しました。直轄県は、明治2(1869)年大宮県・品川県・小菅県・葛 飾県・岩鼻県・韮山県の6県ありましたが、明治4(1871)年6月廃藩置県により川越・
忍・岩槻県の3県が新たに誕生。同年9月大宮県を浦和県と改称し、同年11月14日太政 官布告により従来の県が廃止され、埼玉県と入間県が置かれました。その後、明治6(18 73)年6月、入間県と群馬県を合併して熊谷県を設置しましたが、明治8(1875)年 8月千葉県葛飾郡の金杉村など43か村を埼玉県に編入、明治9(1876)年8月には熊 谷県を廃止し、熊谷県のうち旧入間県分13郡を埼玉県に合併して現在の県域が確定しまし た。
4 県民の日
明治4年11月14日(旧暦)、太政官布告によって、「埼玉県」の名称が生まれました。
それからちょうど100年目に当たる昭和46年に、これを記念して、11月14日を「県 民の日」としました。県内では、毎年この日を中心にいろいろなイベントが開催されます。
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5 埼玉県のシンボル
埼玉県には、自然がいっぱいです。動物や植物が元気よく育っています。県では、本 県にゆかりのある鳥や木、花、蝶、魚を県のシンボルとして指定しています。
(1) 県民の鳥「シラコバト」
ハト科に属しシラバト、ノバトなどとも呼ばれ、ほっそりした淡灰褐色 色の体、尾が長く、首の後ろに黒い横線が走っているのが特徴である。国 内では、主に本県の東部地域を中心に生息していて、国の天然記念物に指 定されている。
昭和40年11月3日に、「県民の鳥」に指定された。
本県のマスコット「コバトン」、そして平成26年11月14日に誕生 した「さいたまっち」は、「シラコバト」をモチーフにして考案されたも のである。
(2) 県の木「ケヤキ」
ニレ科の落葉樹で春に新しい葉とともに、うすい黄緑色の小さな花をひ らく。県内に古くから自生し、「清河寺の大ケヤキ(さいたま市)」をは じめ、各地に県の天然記念物に指定されたケヤキがある。昭和41年9月 5日に、「県の木」に指定された。
(3) 県の花「サクラソウ」
サクラソウ科に属する多年草で、川のほとりや野原に自生し、春先にハ ート形の花びらの花を咲かせる。北海道南部から、四国沿岸まで分布し、
県内でも、かつては荒川沿岸に広く自生していた。田島ケ原(さいたま市)
の自生地は、今も昔ながらの面影を残し、国の特別天然記念物になってい る。昭和46年11月5日に「県の花」に指定された。
(4) 県の蝶「ミドリシジミ」
シジミチョウ科に属し、ハンノキやヤマハンノキの葉を食べる。埼玉県 には、ハンノキが幅広く分布しているので、県内に広く生息している。大 きさは約4cmで、夏の夕方、羽根をキラキラと緑色に輝かせて飛ぶ。平 成3年11月14日、「県の蝶」に指定された。
(5) 県の魚「ムサシトミヨ」
トゲウオ科の淡水魚で、清く澄んだ小川に生息する。現在では、熊谷市 の元荒川上流部でしか見られなくなり、その生息地の一部が、県の天然記 念物に指定されている。大きさは、4~6cmで、オスが巣を作り、子育 てをする。平成3年11月14日、「県の魚」に指定された。
資料編
6 埼玉県歌
埼玉県歌等制定審査会選定 岸上 のぶを 作詞 神保 光太郎 補作 明本 京静 作曲
1 秩父の雲の むらさきに 3 日に日に進む 産業に
風もみどりの むさし野よ こぞるちからも たくましく
恵み豊かな この山河さ ん が 希望はもえる このあした
われら生まれて ここにあり われら明るく ここにあり
おお 埼玉 埼玉 輝く埼玉 おお 埼玉 埼玉 輝く埼玉
2 古き伝統 新しき 4 北に大利根 荒川は
い の ち生命をこめて しあわせの 南をめぐり 人和して
未来をひらく この文化 県は旗たはまがたま この理想
われらつどいて ここにあり われらちかって ここにあり
おお 埼玉 埼玉 輝く埼玉 おお 埼玉 埼玉 輝く埼玉
資料編
7 学校数
(平成28年5月1日現在)
区分 県立 市立 町立 村立 計 国立 私立
幼稚園 43 9 52 1 521
幼保連携型認定こども園 45
小学校 本 校 726 86 1 813 1 5
分 校 1 1
中学校 本 校 1 372 40 1 414 1 30
分 校 1 1
高等学校
本校
独立
全日制 116 7 123 1 46
定時制 4 4
通信制 7
併置
全日・定時制 18 1 19
全日・通信制 2
定時・通信制 1 1
分校 独立 通信制 2
計 139 8 147 1 57
特 別 支 援 学 校
本校
視覚障害 1 1
聴覚障害 2 2
知的障害、肢体不自
由、病弱 33 4 37 1 1
分校 知的障害、病弱 4 4
計 40 4 44 1 1
8 園児・児童・生徒数
(平成28年5月1日現在)
区分 県立 市町村立 国立 私立
幼稚園 3,431 80 98,559
幼保連携型認定こども園 9,021
小学校 372,267 658 2,139 中学校 239 183,270 517 9,212 全日制 109,987 6,623 487 55,578 高等学校 定時制 4,836 206
通信制 3,351 2,025
特別支援学校(視覚障害) 86 特別支援学校(聴覚障害) 280 特別支援学校(知的障害、肢体
不自由、病弱) 6,692 194 60 19
※専攻科の生徒は含まない。
資料編
9 本務教員数
(平成28年5月1日現在)
区分 県立 市町村立 国立 私立
幼稚園 274 5 6,476
幼保連携型認定こども園 965
小学校 20,187 27 141
中学校 17 11,769 28 605
高等学校
全日制 7,272 439 43 2,921
定時制 549 22
通信制 64 78
特別支援学校(視覚障害) 93 特別支援学校(聴覚障害) 176 特別支援学校(知的障害、肢体
不自由、病弱) 3,388 156 31 11
10 園児・児童・生徒数の推移
(各年5月1日現在)
平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
幼稚園 115,352 114,030 112,823 106,391 102,070
幼保連携型認定こども園 - - - 6,500 9,021 小学校 385,264 382,020 378,894 376,578 375,064 中学校 196,960 196,384 196,228 195,156 193,238 高等学校 183,986 182,892 184,345 183,699 183,093 特別支援学校 6,442 6,759 7,022 7,133 7,331
※専攻科の生徒は含まない。
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