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なぜよだれ(唾液)が出てくるのか?
•①条件反射←生理学
•②ご馳走に対する経験(条件反応)←心理学
①条件反射
イワン・ペトローヴィチ・パブロフ
(ロシア・ソビエト連邦の生理学者)
「パブロフの犬」の実験
ベルを鳴らしてからエサを与える事を繰 り返した結果、ベルを鳴らしただけで唾 液を出すようになった。
②ご馳走に対する経験(条件反応)
•ご馳走を見る。
↓
•昔食べた記憶が蘇る。(味、匂い、食感、音)
↓
•「食べたい」という気持ち。(好き・嫌い。など判断)
↓
•食べるための準備(よだれがでる)をする。
(例)記憶障害のある方の場合
•ご馳走を見る。
↓
↓
↓
食べたことがあるか思い出せない。
食べることに恐怖を感じる。食べたくない。
唾液が出ない。食事の拒否。
まとめ
•先行期における食事は五感を用い情報を分析し、香りや 見た目から,食物の味や硬さ,温度などを予測し,食べる 順番やペース,1 口量,噛む力などについて,どのように するのが適当かを判断している。
•「食べたい」という欲求を生み出すような食事の提供が大 事。
もくじ
1.食事は五感を使ってすること 2.先行期の問題に対しての対応
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分類1 食べ始めない。
分類2 途中で中断してしまう。
分類3 食器具が上手に使えない。
分類4 食事を拒否する。
分類5 食べこぼしが多い。
分類 分類1 食べ始めない・・・
■食べ物の認知を高める工夫
•味覚の活用:ひと口だけ介助してみる。
•嗅覚の活用:香り立つ食材や好物の匂い
•環境面の配慮:普段から使い慣れている食具の使用
分類2 途中で中断してしまう①
■食事に集中しやすい環境づくり
•テレビの音や人の声や動きなどで注意が逸れにくい 場所での食事の提供
•テーブルの上に食事に関係のない ものを置かない。
分類2 途中で中断してしまう②
■食事に注意を惹かせる提供
•食器の変更
分類2 途中で中断してしまう③
■食事に注意を惹かせる提供
•行事食や好物の提供
分類2 途中で中断してしまう④
■食事に注意を惹かせる提供
•コース料理のような提供
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分類2 途中で中断してしまう⑤
■左側を品を食べ残してしまう場合
•指さし、声掛けなどで視覚誘導。
•食器の配置変更 ※クロックポジション
•食器の向きを変える。
分類3 食器具を上手に使えない
■やりやすいやり方で・・・
•持ち方を修正してあげる。※写真を置く
•使い慣れた食器具を使用する。
•無理に食器具を使わず、手づかみで食べてもよいよ うな形態での提供。
分類4 食事を拒否する
■食べたくない原因を探る
•食べたい時間帯に変更する。(腹が空かない)
•好物の提供。少し舐めてもらう。(五感の刺激)
•口腔内等の痛みの有無。
・自分で作った料理を食べてもらう。
・包装した菓子パン等の提供。
・弁当に詰めて頂く。
・名前の付いたのしを付ける。
不安軽減
分類5 食べこぼしが多い①
■食器具や環境面の調整
•自助具の使用。(動作の安定化)
•スプーンや箸の長さ大きさを調整する。
•食事に集中しやすい環境づくり。(注意の維持)
分類5 食べこぼしが多い②
■体の準備をしましょう。
•体操をしましょう。(手を動かしやすいように)
•姿勢の崩れのチェックをしましょう。
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適切な姿勢
□ 頭が直立する。
□ 体幹と股関節の角度が90度
□ 膝関節の角度が90度。
□ 背骨と床が垂直。
□ 足の裏が接地。
□ 嚥下時には顎を引くことが出来る。
□ 肩・肘に無理のない食卓の高さ。
□ 食卓と身体はこぶし一個分離す。
□ 奥の皿が良く見える配膳位置。
安定する姿勢 食卓との関係
対応する上で大事なこと
病気や障害・症状から問題点を見 つけ対応する。
問題点にだけ目を向けるのではなく その人らしさを尊重してあげること が重要。
弱み
強み
まとめ
■問題点の整理・観察
■嗜好品や好物の確認
■環境調整(時間・道具・周囲・提供の仕方)
■強みを引き出し、伸ばしていくことが大事
最後に
摂食における先行期とは食事おける準備の段階である。準備が十分に 行えないということは、先行期以降の準備期~食道期における嚥下等の パフォーマンスにも影響が出ることは明白である。
先行期における問題を解決することにおいて誤嚥のリスクを下げるととも に食への関心「食べたい」を引き出すことに期待が出来る。