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イオンによる電気伝導機構の違い

1 通常イオンの泳動による移動

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イオンが正味移動しなければならない  障害が多い → 電導度は小さくなる 2 プロトンジャンプ機構による水素イオンの移動

 電気伝導度の値はμScm一ユという子供達には馴染みのうすい単 位で表されている。しかし、イオン総量はmol L−1という1リット ル中のイオンの個数を単位としており、子供達にイオンに関する粒 子概念をもたせるためにも適している。1mol=6.02×1023個であ

るので、非常に清浄な雨水(1μmol L−1レベル)でも10−6×10

23=1017個ものイオンが溶けていることを子供達に示せば、新た

な驚きを与えることができるとともに、粒子というものの存在を印

象付けるきっかけにもなる。

6.2.3 pHとECの関係について

 図6−7に、1996年から1998年にかけて兵庫県赤穂市および阪神地 区で採取した雨水のpH値とEC値の関係を示した。 ECの値が小

さくなるにつれ、pH値が大きくなるように見える。そこで、 EC とpHの関係について調べた。

9

8    e s

7.

玉6

5

4

3

       e       

     一一//

     i

     i

  e  l      l      ;

e ei.

     マ      髪

el

o 50   100

EC / scm−i

150 200

図6−7赤穂および阪神地区における採水雨水のpHとECの関係

 通常、雨水に含まれる陽イオンは、Na+、Ca2+、K+、Mg2+、

NH4+、 H+が考えられ、陰イオンはC1一、 NO2一、 NO3一、

SO42『 A HCOゴ、 OH一である。

 ここで陽イオンについてH+を除くすべての陽イオン当量濃度の 総和を[M+]とし、陰イオンについてHCO3『、 OH一を除くすべ ての陰イオン当量濃度の総和を[X』]と表すとする。それは、これ

らがpHが変化しても濃度が変化しない強酸、強塩基のイオンだか

らである。

この時、イオンバランスの関係から

[M+1+[H+]=[Xl+[HCO,一]+[OH一] 一一i一・・一・一…一一・ii−i一・一・一・i一・一…一・一・・一・一・・一・一一一一・・一一一i一・…一・一・・一・一i・ (D

の関係が成立する。

ここで水のイオン積

[H+][OH]=K. ,....,..., ,.….H.....,...,,....m.一....一.,.N....…........ ..............…..…一....一..m.,......, . @

より

[OH]=K,,/[H ]  一 s m・・i一一 … …・…一 ・・……一・・i・………一…一一i・…一一・一・・…i一・・一・一・…d・・一・・一・ @

となる。

また、炭酸の第一解離定数Kaは

Ka=[HCO3 ][H ]/[H2CO3]  一一一・一一一一一一・一一一一t一一一一一一一一一一一・一一・一一一一一a一一一一一一一一一一一一一一一一・一一一…・一一一一 @

と表される。

また、この水溶液が大気中のCO2濃度と溶解平衡の関係にあると

すると、この溶解平衡定数Kcを用いて

[H,CO,]=Kc ・ Pco, @ の関係が成り立つ。そこで次式が得られる。

[HCO31 =Ka   Kc   Pco2/[H ] @

ここで

[H+]2+田:+]{[M+]一[X ]}・(:K。+Ka・Kc・pc。、)=0

が得られる。

[H+]について、2次方程式の解を求める公式から

[H ]={一([M ] 一 [Xl) ± (([M ] 一 [X ])2+4Ka   Kc   Pc.,)  2}/2 ・

この場合解は一の値をとらないので

[且+】={一([M+}【X])+(([M+]一[XD2+4Ka・Kc・Pco2)1/2}12

となる。

(lll)

pH=・10g【且+]

であるから

p且=.log{{.([M:+】一[X1)+(([M:+}[X ])2+4]Ka・Kc・Pco2)1/2}/2}

となる。

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