第4章 シリカフュームを用いたオートクレーブ養生温度の低温化
4.3 最適な前置き養生時間に関する検討と強度の発現要因に関する検討
4.3.3 実験結果および考察
4.3.3.1 凝結時間
- 122 -
4.3.3 実験結果および考察
- 123 -
4.3.3.2 前置き養生時間が圧縮強度に及ぼす影響 (1) 各 前 置 き 養 生 時 間 後 の 圧 縮 強 度
図4-16に 前 置 き 養 生 時 間 後 の 圧 縮 強 度 試 験 結 果 は 示 す . 水 セ メ ン ト 比30%の 場 合 の 前 置 き 養 生 後 の 圧 縮 強 度 は , 終 結 直 後 の18時 間 で 1.7N/mm2を 示 し , 養 生 時 間 に 比 例 し て 強 度 は 増 加 し , そ の 後 ,72時 間 で71.1N/mm2と な っ た .
水 セ メ ン ト 比40%の 場 合 は , 終 結 直 後 の12時 間 で4.6N/mm2を 示 し , 養 生 時 間 に 比 例 し て 強 度 は 増 加 し ,72時 間 で42.1N/mm2と な っ た .水 セ メ ン ト 比30%の 場 合 と 比 較 す る と ,40%の ほ う が 強 度 増 加 の 割 合 は 緩 や か で あ り , 水 セ メ ン ト 比30%の 場 合 の 方 が 強 度 発 現 の 直 線 的 で 勾 配 が 大 き か っ た .な お ,28時 間 程 度 ま で は 水 セ メ ン ト 比40%の 場 合 の 方 が , 強 度 が 高 く な る の は , 高 性 能AE減 水 剤 の 添 加 量 の 影 響 で あ る .
0 10 20 30 40 50 60 70 80
0 12 24 36 48 60 72
圧縮強度(N/mm2 )
前置き養生時間(hrs.) W/C:30%
W/C:40%
図4-16 各前置き養生時間後の圧縮強度
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(2) 常圧蒸気養生後の圧縮強度
図4-17に 水 セ メ ン ト 比30%の 場 合 に お け る 各 前 置 き 養 生 時 間 ご と に 実 施 し た 常 圧 蒸 気 養 生 後 の 圧 縮 強 度 試 験 結 果 を 示 す . そ の 結 果 に よ れ ば , 圧 縮 強 度 は 前 置 き 養 生 時 間 が6時 間 の 場 合 で16.9N/mm2,12時 間 の 場 合 で65.1N/mm2と な っ た .3時 間 の 場 合 は 凝 結 固 化 し て お ら ず , 脱 型 が で き ず 圧 縮 強 度 は 測 定 で き な か っ た た め ,前 置 き 養 生 時 間 が6時 間 の 場 合 の 圧 縮 強 度 を1.00と す る と ,12時 間 の 場 合 で は3.85と 前 置 き 養 生 時 間 が12時 間 ま で は , 常 圧 蒸 気 養 生 後 の 圧 縮 強 度 が 大 き く 増 進 す る こ と が 認 め ら れ た .
し か し , 前 述(1)「 各 前 置 き 養 生 時 間 後 の 圧 縮 強 度 」 で 述 べ た 前 置 き 養 生 後 の 直 線 的 な 強 度 発 現 の 傾 向 と は 異 な り , 終 結 時 間 以 降 の 強 度 増 進 の 割 合 は 小 さ く , 前 置 き 養 生12時 間 の 場 合 を1.00と し た 場 合 , そ れ 以 降 の 前 置 き 養 生 時 間 ご と の 圧 縮 強 度 発 現 率 は ,18時 間 で1.08,36時 間 で1.22, 最 も 前 置 き 養 生 時 間 が 長 い72時 間 の 場 合 で も1.49と な っ た .
図4-17 各前置き養生時間ごとに実施した
常圧蒸気養生後の圧縮強度(水セメント比30%) 0
20 40 60 80 100
3 6 12 18 24 36 48 72
圧縮強度(N/mm2)
前置き養生時間(hrs.) 前置き養生後
蒸気養生後 W/C:30%
- 125 -
次 に , 水 セ メ ン ト 比40%の 場 合 に お け る 各 前 置 き 養 生 時 間 ご と に 実 施 し た 常 圧 蒸 気 養 生 後 の 圧 縮 強 度 試 験 結 果 を 図4-18に 示 す . こ の 結 果 に よ る と , 圧 縮 強 度 は 前 置 き 養 生 時 間 が3時 間 で43.8N/mm2,24時 間 で 46.5 N/mm2と ,3時 間 か ら24時 間 程 度 ま で は 前 置 き 養 生 時 間 に 関 わ ら ず ほ ぼ 同 等 の 圧 縮 強 度 と な っ た .
そ の 後 , 圧 縮 強 度 は 緩 や か に 増 加 し , 前 置 き 養 生 時 間48時 間 の 場 合 で61.0 N/mm2,72時 間 の 場 合 で63.0N/mm2を 示 し た . 水 セ メ ン ト 比 が 30%の 場 合 は , 前 置 き 養 生 時 間 が12時 間 ま で は 急 激 に 圧 縮 強 度 が 増 加 し , そ れ 以 降 は 緩 や か に 増 加 す る 傾 向 で あ っ た の に 対 し , 水 セ メ ン ト 比 が40%の 場 合 は ,前 置 き 養 生 が3時 間 か ら24時 間 ま で の 圧 縮 強 度 の 変 化 は 小 さ く ,前 置 き 養 生 時 間 が 短 い3時 間 の 場 合 に 対 し ,最 も 前 置 き 養 生 時 間 が 長 い72時 間 の 場 合 と 比 べ そ の 増 加 の 割 合 は 小 さ か っ た . そ の 割 合 は , 前 置 き 養 生 時 間 が3時 間 の 場 合 の 圧 縮 強 度 を1.00と し た 場 合 , 72時 間 の 圧 縮 強 度 発 現 率 は1.44程 度 で あ っ た .
0 20 40 60 80 100
3 6 12 18 24 36 48 72
圧縮強度(N/mm2)
前置き養生時間(hrs.) 前置き養生後
蒸気養生後 W/C:40%
図4-18 各前置き養生時間ごとに実施した
常圧蒸気養生後の圧縮強度(水セメント比40%)
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そ こ で ,図4 - 1 9に 水 セ メ ン ト 比 が3 0 %の 場 合 と4 0 %の 場 合 に お け る 各 前 置 き 養 生 ご と に 実 施 し た 常 圧 蒸 気 養 生 後 の 圧 縮 強 度 結 果 を ま と め た .
こ の 結 果 に よ る と , 水 セ メ ン ト 比 が3 0 %の 場 合 は , 前 置 き 養 生 時 間 が1 2時 間 ま で の 強 度 増 加 が 大 き い が , そ れ 以 降 の 強 度 増 加 は 小 さ い . こ れ に 対 し , 水 セ メ ン ト 比 が4 0 %場 合 は , 前 置 き 養 生 時 間 の 短 い3時 間 か ら 最 も 前 置 き 養 生 時 間 が 長 い7 2時 間 ま で の 強 度 増 加 の 割 合 は 緩 や か な 直 線 的 な 増 加 傾 向 で あ っ た .
こ れ ら は , 一 般 的 に セ メ ン ト 硬 化 体 の 水 和 初 期 に 常 圧 蒸 気 養 生 を す る と 短 期 強 度 は 増 大 す る が , 長 期 に お け る 強 度 が 伸 び に く く な る こ と が 一 般 的4 - 1 5 )で あ る こ と か ら , 本 研 究 に お い て は 水 セ メ ン ト 比 が3 0 %の 場 合 に お い て ,前 置 き 養 生 時 間 が 短 い3時 間 な ら び に1 2時 間 の 場 合 に お い て は , 同 様 の 挙 動 を 示 し た も の で あ る と 考 え る .
図4-19 各前置き養生時間ごとに実施した常圧蒸気養生後の圧縮強度
0 20 40 60 80 100
0 12 24 36 48 60 72
圧縮強度(N/mm2)
前置き養生時間(hrs.)
W/C:30%
W/C:40%
- 127 -
(3) オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 後 の 圧 縮 強 度
図4 - 2 0に 水 セ メ ン ト 比3 0 %に お け る 各 前 置 き 養 生 ご と に 実 施 し た オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 後 の 圧 縮 強 度 試 験 結 果 を 示 す . オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 の 養 生 温 度 が 従 来 の1 8 0Cの 場 合 , 終 結 後 の 1 8時 間 で 1 6 3 . 6 N / m m2の 圧 縮 強 度 が 認 め ら れ た .
し か し , そ れ 以 降 の 大 き な 圧 縮 強 度 増 進 は 認 め ら れ ず , 前 置 き 養 生 時 間72時 間 の 場 合 の167.9N/ mm2と ほ ぼ 同 等 で あ っ た . オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 温 度 が150Cお よ び130Cの 場 合 は ,18時 間 以 降 も 強 度 の 増 加 が 認 め ら れ ,72時 間 ま で 緩 や か な 強 度 増 進 が 認 め ら れ た .150Cの 場 合 は36時 間 で159.4N/mm2と ,180Cに 対 し て 約95%の 強 度 発 現 が 認 め ら れ た .
図4-20 各前置き養生時間ごとに実施した
オートクレーブ養生後の圧縮強度(水セメント比30%) 75
100 125 150 175
0 6 12 18 24 30 36 42 48 54 60 66 72 圧縮強度(N/mm2)
前置き養生時間(hrs.)
180℃
150℃
130℃
終結時間:17時間37分
- 128 -
次 に ,図4-21に 水 セ メ ン ト 比40%に お け る 各 前 置 き 養 生 時 間 ご と に 実 施 し た オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 後 の 圧 縮 強 度 試 験 結 果 を 示 す . オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 温 度180Cの 場 合 は ,終 結 直 後 の12時 間 で100.1N/mm2の 強 度 発 現 が 認 め ら れ た が , 水 セ メ ン ト 比30%の 場 合 と 同 様 に , そ れ 以 降 の 圧 縮 強 度 の 増 進 は 認 め ら れ ず ,72時 間 の101.0N/mm2と ほ ぼ 同 等 の 値 と な っ た . オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 温 度 が150C,130Cの 場 合 は , 水 セ メ ン ト 比30%の 場 合 と は 異 な り ,12時 間 以 降 の 圧 縮 強 度 の 増 加 は 認 め ら れ ず , 72時 間 の 場 合 と ほ ぼ 同 等 の 値 と な っ た . 水 セ メ ン ト 比40%の 場 合 は , 養 生 温 度 に 関 わ ら ず , あ る 一 定 の 前 置 き 養 生 ま で は 強 度 増 加 が 認 め ら れ る が , 以 降 は 強 度 増 進 が 認 め ら れ な い 結 果 と な っ た .
図4-21 各前置き養生時間ごとに実施した
オートクレーブ養生後の圧縮強度(水セメント比40%) 60
70 80 90 100 110 120
0 6 12 18 24 30 36 42 48 54 60 66 72 圧縮強度(N/mm2)
前置き養生時間(hrs.)
180℃
150℃
130℃
終結時間:9時間30分
- 129 - 60
80 100 120 140 160 180
圧縮強度(N/mm2 )
積算温度(℃+10)×h 180℃
150℃
130℃
1000 2000 3000 4000 5000
図4-22 積算温度と圧縮強度(水セメント比30%)
以 上 の 結 果 よ り , オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 温 度 の 低 温 化 , つ ま り 実 製 造 で 従 来 行 わ れ て い る オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 温 度 が180Cの 場 合 と 圧 縮 強 度 を 得 る た め に は , 十 分 な 前 置 き 養 生 時 間 の 確 保 が 必 要 で あ る こ と を 示 し て お り , 終 結 時 間 を 一 つ の 目 安 と す る こ と を 明 ら か に し た .
(4) 積 算 温 度 と 圧 縮 強 度 の 関 係
図4-22に 水 セ メ ン ト 比30%の 前 置 き 養 生 ,常 圧 蒸 気 養 生 ,オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 に よ る 積 算 温 度 と 圧 縮 強 度 の 関 係 を 示 す . な お , こ こ で 積 算 温 度 を-10Cを 基 準 温 度 と す る 以 下 の(4.1)に 示 す 積 算 温 度 式4 - 1 6 )で 算 出 し た .
M = Σ(T+10)Δt ・・・(4.1) こ こ で ,
M: 積 算 温 度(C・h) T: 部 材 温 度(C)
Δt: 温 度T(C)で あ る 期 間(h)
- 130 -
こ の 結 果 に よ れ ば , ど の オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 温 度 の 場 合 に お い て も , 積 算 温 度 に 比 例 し て 強 度 は 増 加 し , 養 生 温 度1 8 0Cの 場 合 , 2 5 0 0 (C・h )ま で 強 度 増 進 が 認 め ら れ た が , 養 生 温 度1 5 0Cお よ び 1 3 0Cの 場 合 は3 0 0 0 (C・h )程 度 ま で 強 度 は 増 進 し た .
次 に , 図4 - 2 3に 示 す 水 セ メ ン ト 比 が4 0 %の 場 合 , 養 生 温 度1 3 0C お よ び1 5 0Cの 積 算 温 度 が2 0 0 0 (C・h )程 度 ま で 圧 縮 強 度 は 増 加 し , 養 生 温 度1 8 0Cの 場 合 も 同 様 に は2 1 0 0 (C・h )程 度 ま で 圧 縮 強 度 は 増 加 し た が , そ れ 以 降 の 強 度 増 加 が 見 ら れ な か っ た .
オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 温 度 が1 8 0Cの 場 合 ,1 5 0C,1 3 0Cの 場 合 に 比 べ て 同 じ 積 算 温 度 で も 圧 縮 強 度 が 大 き く な る 傾 向 が 顕 著 と な り ,同 一 積 算 温 度 に お い て も 強 度 発 現 性 が 早 い こ と が 認 め ら れ た . こ れ ら の 結 果 か ら , オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 に よ る 高 強 度 の 発 現 は , オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 温 度 の 温 度 依 存 性 が 高 い こ と を 示 す も の と 考 え ら れ る .
60 80 100 120 140 160 180
圧縮強度(N/mm2)
積算温度(℃+10)×h 180℃
150℃
130℃
1000 2000 3000 4000 5000
図4-23 積算温度と圧縮強度(水セメント比40%)
- 131 -
4.3.3.3 細孔空隙
図4-24に 水 セ メ ン ト 比30%に お け る 前 置 き 養 生 時 間 と 各 空 隙 量 の 関 係 を 示 す .な お ,細 孔 空 隙 は ,脱 型 不 可 の 前 置 き 養 生3時 間 の 場 合 を 除 き 前 置 き 養 生 時 間 が 短 い6時 間 , 終 結 前 の12時 間 , 終 結 直 後 の18時 間 , な ら び に 長 時 間 の72時 間 の 場 合 で 測 定 し た .
図4-24 オートクレーブ養生温度の違いによる細孔空隙分布の変化 (水セメント比30%の場合)
:1-10μm,
:500nm-1μm,
:100-500nm,
:50-100nm,
:10-50nm,
:6-10nm,
:3-6nm,
:1-10μm,
:500nm-1μm,
:100-500nm,
:50-100nm,
:10-50nm,
:6-10nm,
:3-6nm,
:1-10μm,
:500nm-1μm,
:100-500nm,
:50-100nm,
:10-50nm,
:6-10nm,
:3-6nm,
0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0
130℃
0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0
150℃
0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0
前置き養生時間(hrs.) 180℃
6h 12h 18h 72h
6h 12h 18h 72h
6h 12h 18h 72h
空隙量(%)
- 132 -
ま ず , 前 置 き 養 生 時 間 と 全 空 隙 量 と の 関 係 は , オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 温 度 が1 3 0C,1 5 0Cの 場 合 で は , 前 置 き 養 生 時 間 が 長 く な る ほ ど 全 空 隙 は 減 少 し た . こ れ に 対 し , オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 温 度 が 1 8 0Cの 場 合 は1 2時 間 で6 . 7 %を 示 し ,そ れ 以 降 の 全 空 隙 の 減 少 は 認 め ら れ ず7 2時 間 の 場 合 と ほ ぼ 同 等 で あ っ た .
次 に ,前 置 き 養 生 時 間 と3 - 6 n mの ゲ ル 空 隙 量 の 関 係 は ,オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 温 度 が1 3 0C,1 5 0Cの 場 合 は , 前 置 き 養 生 時 間 が 長 く な る ほ ど ゲ ル 空 隙 量 の 増 加 す る 傾 向 で あ っ た が , 養 生 温 度1 8 0C の 場 合 は ,6時 間 か ら7 2時 間 で ゲ ル 空 隙 量 の 増 加 は 認 め ら れ な か っ た .
こ れ ら の こ と は ,一 般 に 前 置 き 養 生 時 間 を 短 く す る と ,C3Sの 加 速 期 に お け る 反 応 活 性 の 場 を 少 な く す る と 共 に , 緻 密 な 内 部 水 和 物 層 の 形 成 に よ っ て 以 後 のC aの 拡 散 反 応 が 抑 制 さ れ る4 - 1 7 ). 前 置 き 養 生 時 間 が 長 い 程 , こ の よ う な 抑 制 に よ る 影 響 が 小 さ く な っ た こ と が 主 因 と な り ,C aの 拡 散 が 十 分 に 行 わ れ , ゲ ル 空 隙 量 が 増 加 す る と 推 察 し た . ま た , ゲ ル 空 隙 量 の 増 加 に よ る 毛 細 管 空 隙 が 充 填 さ れ , 全 空 隙 量 が 減 少 し た と 推 察 し た .
ま た ,オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 温 度 が1 8 0Cの 場 合 が ,最 も ゲ ル 空 隙 量 が 増 加 し , 全 空 隙 量 が 減 少 し た の は オ ー ト ク レ ー ブ 養 生 温 度 が 高 い 方 が よ り 良 好 な ポ ゾ ラ ン 反 応4 - 1 8 )を 起 こ し , セ メ ン ト の 水 和 反 応 で 生 成 す る 水 酸 化 カ ル シ ウ ム と 反 応 し て 強 固 な 結 晶 体( C S H ) を 生 成 し , 内 部 の 組 織 を よ り 緻 密 に す る こ と が で き か ら と 考 え ら れ る が , 本 結 果 に よ り1 5 0Cの 場 合 に お い て も 十 分 にC aの 拡 散 が 行 わ れ て い る こ と が 明 ら か と な っ た .