海産汚損付着生物の生態学的研究 65
WEIGHT 〔G) OF FOULING ORGANISMS PER 1幽OOOCM2
第29表 佐世保湾内の各水域にお
海 区
浸 漬 期 間 (年 一.月)
採 集 点 数 Ascidiacea
Crustacea
(except Cirripedia)
, Cirripedia Bivalvia Bryozoa Polychaeta Other organisms
計
湾 口 3一一6
1
0﹁⊥3■⊥︵︶﹁⊥0
6
針尾瀬戸入口 O−6
1
∩︶−占10■←﹁⊥−←
1−91(平均)
2 3
0 1 3 3 1 1.5 ユ.5
0 1 2.3 2 1 ユ.3
1.3
中
央 区
5
2 一一一 s13−s
1
11
う畠1つ942ハ∠−ゐ
s,g 1 ls 2 2 2 4.5 3 2.5 1.5 3.5
19
4−2
1
024.4︵∠ハ∠︵∠
16
(平均)
4
1.5 1.7 4 3.5 2.2 1,7 2.5
i7.1
第30表 佐世保湾内の各水域における代表的な付着生物鳥 海 区
湾 口 区
針尾瀬戸入口区
中 央 区
移 行 区
東 区
港 区 代
表 種
Balanus tintinnabutum rosa, Mytilus edulis, LePas anatijera, B. trigonus
B. t. rosa, M. eduZis・一一B. trigonus ・一B. amphitrti・e communis
B. t. rosa一一M, edulis, Buguga californica, Matersi.Xora cucullata,
? Elydroides norvegica, B. a, commanis
ff. norvegica−Styela Plicata, M.
ecbinata 一B . californica
edulis, B. a. communis一一一Saxostrett
M・ ed s・ H・ no veg ca・ S・伽彦α・Ne e s sp・・Bα 瀦]αsp・一
B. a. hawaiiensis
M, edulis, IT. norvegica, B. a. hawaiiensis, Bu. californica
一;出現頻度及び量の等価を示す
次に水域別に種類数を類劉にまとめて示すと第29表の如くとなる.種類数は湾奥移行区 で最も多く,これより東区や港区へと,また湾中央区,針尾瀬戸入口,湾口区へと減少す る.この減少度は港奥へよりも湾口にむかってが大きくなる.しかしフジツボ類は中央区 で最も多く,湾口区での減少度は港区や東区でのそれよりも小さい.ホヤ類と二枚貝は区
間での種類数の変動が大きい.二枚貝は同一区内でも浸漬期間が長くなると種類数が増す.
各区での種類別出現頻度と重量や重量比より,各区での代表的な種類を上位から下位へ の順にあげたのが第30表である.
海産汚損付着生物の生態学的研究畠 67
ける付着生物群組成種類数
移 行
区 東 区 港 区
・一・15−1・1(平均)・一93 一一・15−61(平均)・・… 6 i・一613一・1(平均)
1 1 2 4 1 3 8 1 13
・巨5
3 2 2 3 2 4 2
3 2 3 7 2 3 4
3 2 2.5 5 2
3.5 3
1.7 1.5 1 5.3 1 3 O.8
3 1 1 4 o 3 2
2.7 2 2 7.3 1.3 3.7 1.3
2.3 1.6 1,4 5.9 1.0 3.3 1.1
o 1 1 1 1 2
﹂−
O.9 1.2 1.5 3,5
L1
2.6 1.2
3 1 2 2 o 3 2
ユ.0
1.1 1,5 3,2 1.0 2,6 1.3
1s 1 24 i 21,0 1 14.3
142・・31・6・6/・7い2….ド副…7
3一一 3 長 崎 湾
長崎湾における付着生物群の分布を種類別の重量比で1961年11月,1962年2,月,5月,
6月の調査時について示したのが,それぞれ第42図の1,2,3および4である.
o偽
v
(), エソ
e
響
/
999
WEIGUT (Gl
Iir
@一一 @ 0
1,000 2,999
5,000 5,000
1961 tVOVEMBER
エと
㊨ 竃
第42図の1 長崎湾内灯浮標の付着生物の種類別重量比1961年11月の調査
(説明は第41図と同じ)
へ臥 /962 1=∠≡βノくUARγ
ee
o e
,IV
盤●
エエエ⑬ ・盤
。偽
/
第42図の2 同じく1962年2月の調査
1962 〃ハy
マ●
も es
e
ρ轟・ O
/
エエエ
鍛
:E
』第42図の3 同じく1962年5月の調査
海産汚損付着生物の生態学的研究 69
1962 Ju/VE
L e
の
cl>
e
エ
㊥・
の
◎ 働
一i>〈iSSft
第42図の4 同じく1962年6月の調査
湾外のst.V灯標では1961年11月にはアカフジツボが主体で,この上にチゴケムシ,
アミメヒダコケムシ,カンザシゴカイの群塊が付着していた.この灯標は1962年1月に交 換された.新灯標には2月頃よりアカフジツボが付着し始め,6,月にはかなりの群に成長
した.6月にはチゴケムシ,アミメヒダコケムシはまだ付着していない.
湾口のst.IVでは,1961年11月から1962年6月まででは組成種類に変化はないが,種 類別の重量比は月により多少変っている.2月は採集場所が適:当でなかったので,全重量 及びアカフジツボとシロボヤの量比が11月よりも小さくなっている.6,月の全重量が5,月よ りも減少しているのは,シロボヤの死亡に伴うカンザシゴカイ群の崩壊脱落のためである.
各月ともst.Vよりもアカフジツボ,サンカクフジツボの比率が小さくなり,カンザシゴ カイ,シロボヤ,貝類の割合が大きくなっている.
港口のst.皿は,st.IVに各月とも組成種類はよく似ている.後者よりもカンザシゴカ イ,イソメ(Eunicidae ,種名不詳),ムラサキイガイが多くなり,アカフジツボとシロボ ヤが減少する. アカフジッボはこれより港奥には殆んど付着していない. ユウレイボヤ
(Ciona intestinαlis)はst,皿には少数付着しているが湾口区にはみられなかった.
港奥のst.1ではカンザシゴカイとムラサキイガイの重量比が大きい.2月にはカンザ シゴカイの厚い群が全面に付着し,この下にはタテジマフジツボの死骸があった.また上 にはシロボヤ, ユウレイボヤ, ウミセミ (Cymodoce jαPonicα),ヒバリガイモドキ
(Hormomya mutabilis),耳ydroida等が付着していた.5月には表層部にムラサキイガ イが多数付着した.またホヤ類が:噌加した.しかしこのホヤは,死亡直前のものが大部分 で,すでに死亡分解したものもあり,カンザシゴカイはこのために崩れやすい状態であっ
た.6月下旬は,表層部はムラサキイガイにおおわれ,水深15cm以深では5月のホヤ類
の死亡でカンザシゴカイ群の大部分が脱落し,この跡に早くも新しいカンザシ群が付着し
第3俵 長崎湾の各水域における
海 区
採集年月 日 浸 漬 期 間
(年一月目Ascidiacea Crustacea
(except Cirripedia)
Cirripedja Bivalvia B ryozoa Polychaeta Other organisms
1 ユ962
皿一13
5年以上
︵∠︵∠﹁⊥ハ﹂︵∠42
計