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現 代的意義 と 読み解きの パラダイ ム

第六章 人智学認識論の 構 造と読み解 き のパラダイム

第二節 現 代的意義 と 読み解きの パラダイ ム

( 1 ) 現 代 的 意 義

こ の課 題 に 答え る 前 に 、 思想 の 現 代的 意 義. .. . .

と い う言 葉 が 意味 す る と こ ろを 確 認 して お こう。

一 般的 に 、 今日 、 わ た し たち が 思 想に つ い て 「 現代 的 意 義を も つ 」 と いう 場 合 、つ ぎ の 事態を さ す。 広 義 には 、 そ の 立 場が 、 「 近代 ( あ る い はそ れ 以 前) の 思 想 を 相対.. . . . . .. . . .. . . . . ..

化 し. .

、ド グ マ 性を回. . . ...

避 する. ..

」 も ので あ る こ と 。よ り 限 定的 に は 、 因 果性 に つ いて は 進 歩 ・ 発達 ・ 啓 蒙・ 普 遍 性とい う 概念 を 内 に含 む 目 的 論 的志 向 構 造を 、 認 識 論 に関 し て は客 観 ・ 主 観 世界 へ の 単純 な 信 仰を、

ま た方 法 論 にお い て は 生 気論 に み られ る 現 象 学 的 方 法 を 、さ ら に は 分 析性 に 関 する 形 而 上学的 ア プロ ー チ を疑 い 、 現 実 に立 脚 し 自己 批 判 的 に 事象 を 相 対化 し 、 認 識 前提 の ド グマ 性 を 問い直 す こと を 意 味し て い る ( 「科 学 性 論議 」 で と り あげ た 教 育科 学 の 立 場 に立 つ ウ ルリ ヒ の 漠たる 批 判も こ う した 文 脈 に お いて な さ れた も の と い える ) 。

そ れゆ え 、 こう し た 近 代 思想 の 批 判的 相 対 化 を ねら う 多 くの 思 想 は 、 認識 主 観 の欺 瞞 性と状 況 相対 主 義 的な 現 実 が あ ると い う 事実 を 受 け 入 れる 。 た だし 、 以 下 で 、可 視 の 事実 と 不 可視の 本 質と の 総 合を 試 み る シ ュタ イ ナ ーの 人 智 学 的 認識 論 が この 現 代 的 意 義を 有 す るか 否 か を論ず る 場合 、 さ らな る 二 つ の 方向 性 を あら か じ め 区 分し 確 認 して お く 必 要 があ る 。

ひ とつ は 、現象 面 に お け る 状 況 相 対的 な 事 実 を 受け 入 れ た上 で 、常 識(Common Sense)を根 拠 に共 同 体 の利 益 を 最 大 限配 慮 し つつ 判 断 を 下 す功 利 主 義や 、生 活 に とっ て の 有用 性(Utility) を 判 断 指 標 と す る プ ラ グ マ テ ィ ズ ム 、 そ し て 可 視 的 な 明 証 性 (Evidence) を メ ル ク マ ー ル に 事 象 の解 明 を めざ す 経 験 的 実証 科 学 に代 表 さ れ る 立場 が 第 一の 方 向 と な る 。 こ う した 思 考 の方向 性 を、 現 象 世界 に 立 脚 し 個を 超 え た合 意 や 明 証 性 に 依 拠 して 判 断 す る とい う 意 味で 、 こ こでは

「 水平 軸 の 思考 」 と 呼 び たい 。 い まひ と つ は 、 特殊 相 対 的な 個 を 容 認 しつ つ 、 その 個 を 窓口と し て、内 観を 通 じ た主 体 変容 に よ って 各 々 の 普 遍を め ざ しう る と す る 立場 が あ り、そ うし た「 内 か ら上 へ と 向か う 思 考 軸 」を 「 垂 直軸 の 思 考 」9)と 規定 し た い。

で は、 本 論 文で 検 討 し て きた 、 可 視の 事 実 と 不 可 視 の 本 質を 総 合 し よ うと す る シュ タ イナー の 人智 学 的 認識 論 は 、 こ うし た 現 代的 方 向 と い かに か か わる の だ ろ う か。

一見 し た とこ ろ 、特 殊 と普 遍(現 実 と 理想 )の 即 応 的総 合 、主体 変 容 に と も なう 認 識・存 在 的 発 達、 精 神 のヒ エ ラ ル キ ー 、 等 の 要素 を 内 包 す るシ ュ タ イナ ー の 認 識 論は 、 前 近代 的 な ドグマ 性 をも つ パ ラダ イ ム に 位 置づ く か にみ え る 。 し かも 、 し ばし ば こ の よ うな 思 想 は、 第 三 章でみ た よう に 、 現 代で は そ の 内実 を 検 討 され る こ と もな く 、 「 神秘 主 義 」10)と いう 一 括 り の語 で も っ て、 「 非 科学 ・ 非 論 理 」と い う 意味 合 い を 含 んで 評 さ れる こ と に な る 。

し かし 、 古 代か ら の 哲 学 的営 為 を 偏見 な く 追 思 考. . .

す る な らば 、 ド グ マ 化を 回 避 する 方 向. . . .. . . .. . . は、

「 水平 軸 」 的な 指 標 だ け にと ど ま らな い こ と が わか る 。 内観 的 な 「 垂 直軸 」 の 方向 に お いて、

事 象の 内 的 な相 対 化 に 努 め、 形 而 上的 な 領 域 へ の一 足 飛 びの 飛 躍 を 否 定し 、 現 実的 な 視 点から. .. . . ...

の 構造 化. .. .

と ドグ マ の 回 避.. . . . .

に寄 与 し てき た 思 想 が 存在 す る ので あ る 。 加 えて 、 そ の立 場 は 、 わた し たち が 今 日に お い て さ え無 自 覚 であ る 「 無 意 識の 層 」 や「 超 - 時 空 的な 現 象 」を も 含 めた理 論 の構 造 化 をお し す す め てき た 。 シュ タ イ ナ ー は、 ま さ にそ う し た 思 想系 譜 に 光を 当 て 、現実 的 な思 考 の レベ ル で 理 論 を構 築 し たと い う こ と がで き る 。

シュ タ イ ナー 的 な 神 秘 主義 は 、 通常 の 知 覚 を 越え て 存 在す る と さ れ るリ ア リ ティ を 、 忘我や 陶 酔体 験 に よっ て と ら え よう と す る 方 向 を 否 定 し、 あ く まで も 自 己 の 明る い 個 我意 識 の もと、

現 実の 思 考 ・感 情 ・ 意 志 をメ タ モ ルフ ォ ー ゼ さ せ、 心 的 深化 ・ 純 化 の 先に 創 造 的に 見 い だして い く方 向 を 支持 す る 11)。そ れゆ え 、こ の 立場 は 、形而 上 的 構造 化 を 否 定し 、現 実 的な 視 点 か ら. . .. . . . . の 構造 化. .. .

と ドグ マ の 回 避.. . . . .

を模 索 す るポ ス ト モ ダ ン以 降 の 哲学 の 方 向 に 位置 づ く もう 一 つ の方向 と みな す こ とが 可 能 で あ る 12)。し かも 、か れ の 試み は 、神 秘 主義 の も つ哲 学 的 意味 を 哲 学 自体 の 問題 と し て、 と り わ け 、脱 ( 再 )構 築 と い う きわ め て 現代 的 な 哲 学 の問 題 と して と ら えてい く 立場 と い うこ と が で き るだ ろ う 。

で は、 次 項 にお い て 、 こ のよ う な ポス ト モ ダ ン 的な 脱 構 築理 論 と し て の可 能 性 を保 証 するパ ラ ダイ ム に つい て み て い こう 。

( 2 ) 読 み 解 き の パ ラ ダ イ ム

こ こ で は 、 シ ュ タ イ ナ ー の 人 智 学 的 認 識 論 を 解 読 す る の に 有 効 だ と 思 わ れ る 今 日 的 な 垂 直 軸 的 パ ラ ダ イ ム と し て「 現 代 的 ホ リ ズ ム 」を と り あ げ る 。ま ず 、こ の 現 代 的 ホ リ ズ ム の 定 義 に 先 立 ち 、 こ の パ ラ ダ イ ム が 提 示 さ れ た 背 景 に つ い て 解 説 し て お こ う 。

1970 年 代 に 入 り 、 現 代 の 自 然 科 学 者 の 側 に お い て 実 証 科 学 の 限 界 を 超 え た 説 明 の で き な い 現 象 を 有 意 味 的 に 解 明 す る 今 日 的 な 理 論 枠 組 み が 模 索 ・ 提 唱 さ れ 始 め た 。 ケ ン ・ ウ ィ ル バ ー (Wilber, Ken)の 言 を 借 り る な ら ば 、「 か た い 科 学 (hard science)」13 )を 、精 神 的 な 、つ ま り 超 越 論 的 な リ ア リ テ ィ と 直 接 に 向 き 合 わ せ る 、 と い う も っ と も 真 剣 で 精 度 の 高 い パ ラ ダ イ ム の 創 築 が 試 み ら れ た の で あ る 。 具 体 的 に は 、 ス タ ン フ ォ ー ド 大 学 神 経 科 学 教 授 の プ リ ブ ラ ム ,K . H .(Pribram,Karl,H.)が 従 来 の「 分 析 的 モ デ ル 」に 対 し て 提 唱 し た「 ホ ロ グ ラ フ ィ ッ ク・モ デ ル 」 や 、 量 子 論 を 背 景 と し た ロ ン ド ン 大 学 理 論 物 理 学 教 授 ボ ー ム , D . (Bohm,David)の 物 理 理 論 に よ っ て そ の 理 論 枠 組 み が 諸 研 究 分 野 に 注 目 さ れ る こ と と な っ た 「 ホ ロ グ ラ フ ィ ッ ク ・ パ ラ ダ イ ム (Holographic Paradigm) 」 が そ の 代 表 的 な も の で あ る 。

こ こ で い う「 分 析 的 モ デ ル 」と は 、デ ジ タ ル 型 コ ン ピ ュ ー タ の よ う に 、情 報 が 一 群 の 可 能 性 に 基 づ く 特 定 の プ ロ グ ラ ム に 従 っ て 単 線 的 に 選 択 ・ フ ィ ー ド バ ッ ク さ れ る と 考 え る 理 論 モ デ ル で あ る 。一 方 、「 ホ ロ グ ラ フ ィ ッ ク・モ デ ル 」は 、情 報 に 関 し て い え ば 、個 々 の 状 態 が 互 い に 不 可 分 に 相 互 作 用 を お こ な い 、 単 線 的 モ デ ル に 還 元 で き な い ア ナ ロ グ 型 の シ ス テ ム を 意 味 す る 。さ ら に 、こ の モ デ ル は 、心 理 学 的 に は 、従 来 の 分 析 的 モ デ ル が 個 別 の 日 常 意 識 の 次 元 と 超 個 人 的 な 次 元 と の 関 連 を 説 明 で き な か っ た の に 対 し 、 事 象 間 あ る い は 特 殊 と 普 遍 と の 相 互 連 結 の 内 実 を 説 明 可 能 に す る 理 論 モ デ ル と み ら れ て い る 。 分 析 的 モ デ ル が デ ー タ の 単 線 的 な 因 果 記 述 と 可 視 化 に 徹 す る「 水 平 軸 」の 思 考 を 先 鋭 化 し た も の と す れ ば 、ホ ロ グ ラ フ ィ ッ ク・

モ デ ル は 、 禅 (Zen Buddhism) 、 道 教 (Tao)、 神 智 学 (Theosophy) 等 の 東 洋 思 想 や 西 洋 の 神 秘 主 義 思 想 が 従 来 述 べ て き た 、部 分( 特 殊 )と 全 体( 普 遍 )の 相 補 性 や 相 同 性 を 容 認 す る「 垂 直 軸 」 の 物 の 見 方 を 理 論 の 中 核 に 据 え る こ と に な る 14)。 現 在 、 この 新 た な パ ラ ダ イ ム に 基 づ く 学 問は 、 当 初の 神 経 科 学 、量 子 論 、素 粒 子 論 を 超え て 、 精神 病 理 学 、 心理 学 、 倫理 学 、 社会学 等 にか な り の広 が り を み せて い る 。

では 、 ひ きつ づ き 、 本 論文 が 人 智学 的 認 識 論 の読 み 解 きの 鍵 と す る 「全 体 論 的パ ラ ダ イム」

に つい て 、ホ ロ グ ラフ ィ ック・パラ ダ イ ムを 視 野に 入 れ たバ テ ィ ス タ(Battista, John R.)の 理 論 分 類 を通 し て その 特 徴 を 描 出し 、 さ らに は 、 こ の パラ ダ イ ムと 上 述 の 二 つの 理 論 モデ ル と の関係 を 記述 し て みた い 。

バテ ィ ス タは 、 パ ラ ダ イム の 定 義づ け と 分 類 に際 し て 、そ の 構 造 と 現代 的 意 義を ク リ アにす る ため に 、 科学 哲 学 上 の 三つ の 問 いを あ げ て い る 15)

[ 科学 哲 学 の三 つ の 問 い ]

一、 何 が 存在 す る の か 。あ る い は、 何 が 実 在 の本 質 な のか 。

二、 存 在 する も の を わ たし た ち はど の よ う に して 知 る のか 。 あ る い は、 何 が 知識 を 構 成する の か。

三、 存 在 する も の の 変 化と 安 定 を説 明 す る も のは 何 か 。

バテ ィ ス タに よ れ ば 、 上記 の 設 問に 関 し て 、 第一 の 問 いへ の 回 答 は その パ ラ ダイ ム の 存在論 (Ontology)を 構 成 し 、 第 二 の 問 い に 対 す る 答 え は そ の パ ラ ダ イ ム の 認 識 論(Epistemology)を 、 第 三 の 問 い へ の 回 答 は そ の パ ラ ダ イ ム の 因 果 性(Causality) ・分 析 性(Analysis) ・説 明 の 方 法 (Methodology)」 も し く は 「力 学(Dynamics)」 を構 成 す ると さ れ た 。

そし て 、 かれ は 、 こ の 科学 哲 学 の三 つ の 問 い から 要 求 され る 存 在 論 、認 識 論 、方 法 論 、因果

性 、分 析 性 、力 学 と い っ た理 論 上 の視 点 を 「 西 洋的 思 考 の三 つ の パ ラ ダイ ム 」 とし て 以 下の表 に 整理 す る 16)

[ 西洋 的 思 考の 三 つ の パ ラダ イ ム ] パ ラメ ー タ ー 存 在論 認 識論 方 法論 因 果 性 分 析性 力 学 生 気論(Vitalism) 二 元論 主 観的 現 象学 的 目 的論 的 形 而上 学 的 ゼ ロ エ ン ト ロ ピ ー 的

機 械論(Mechanism) 二 元論 客 観的 経 験的 決 定論 的 還 元主 義 的 エ ン ト ロ ピ ー 的

全 体論(Holism) 一 元論 相 互

作 用的

類 比的 確 率論 的 構 造的 負 エ ン ト ロ ピ ー 的

上記 の 分 類に お い て 、バ テ ィス タ は、表 の 最 下位 の パ ラダ イ ム「 全 体論(Holism)」を、現 象 の 理解 に 有 効な 今 日 的 理 論枠 組 み であ る と 考 え てい る 。 その パ ラ ダ イ ムに お い ては 、 存 在論は 一 元 論 的(Monistic)、 認 識 論 は 相 互 作 用 的(Interactive)、 方 法 論 は 類 比 的(Analogical)、 因 果 性 は 確 率論 的(Probabilistic)、分析 性 は 構造 的(Structual)、力 学 は 負エ ン ト ロ ピー 的(Negentrapic)な見 方 をと る も のと さ れ た 。 バテ ィ ス タは 、 こ の 「 全体 論 的 パラ ダ イ ム 」 につ い て 、つ ぎ の イメー ジ でも っ て 語っ て い る 。

「全 体 論 的パ ラ ダ イ ム によ れ ば 、宇 宙 全 体 は 相互 に 連 結し 階 層 的 な 組織 を も つ。 物 質 とエネ ル ギー 、生き て い るも の と生 き て いな い も の 、心(mind)と 身体(body)と 精 神(spirit)、 こ れら は す べて 同 一 の 系 の相 異 な るレ ベ ル を さ す。 わ た した ち は 、 こ の宇 宙 系 と相 互 作用 を おこ な う がゆ え に 、こ の系 に つ いて 知 っ て い る 。不 確 実 性(uncertainty)はこ の 系 に対 す る わた し た ちの 関 係 に 内 属す る 部 分で あ る が 、 これ は こ の系 が 過 程 で あり 、 し かも わ たし た ちの 知 ろ うと 努 め て い る当 の 過 程に わ た し た ち自 身 が 部分 と し て 含 まれ て い るこ と によ る もの で あ る。 わ た し た ちが こ の 不確 実 性 を 減 らす こ と がで き れ ば 、 それ だ け 世界 過 程に 関 して の 情 報が 増 え る 。 …世 界 は 、ビ リ ー ヤ ー ドの ボ ー ルの 玉 突 き の よう に 単 純で 線 形的 な 仕方 で 古 典力 学 的 に 決 定さ れ て はい な い 。 む しろ 、 宇 宙系 の そ れ ぞ れの レ ベ ルが 互 いに 作 用し あ っ てい る 。 … し たが っ て 、 わ た し た ち は、 ど ん なも の に せ よ その 絶 対 的な 原 因を け っし て 知 りえ な い し 、 ある 事 象 が完 全 に 決 定 され て い るか ど う か す ら知 り え ない の であ る 」17)

この パ ラ ダイ ム で は 、 「部 分 は 全体 へ の 手 が かり を も つ」 も の と 解 され 、 「 差異 の う ちの統 一(unity-in-diversity)」 と 「 統 一 の う ち の 差 異(diversity-in-unity)」 が 即 な る 関 係 と し て 容 認 さ れ る。さ ら に、こ の 理論 枠 組み に お いて は 、時 空 は完 全 に 開か れ 、一 切 の区 切 り は実 体 的 で な く、

機 能的 ・ 暫 定的 な も の と 理解 さ れ る。 そ れ ゆ え 、空 間 的 制約 か ら 生 じ る 、 自 己 -他 者 、 自己が 属 する 有 機 体- そ の 他 の 環境 、 身 体- 心 - 精 神 の区 別 や 、時 間 的 制 約 によ っ て 生ま れ る 過去-

未 来、 生 - 死、 存 在 - 無 とい っ た 区別 は 本 質 的 では な く 、同 一 系 の 相 異な る 位 相と さ れ る。す な わ ち 、 そ こ で は 全 体 と し て 唯 一 の リ ア リ テ ィ を 備 え た 唯 一 の 実 有 が 存 在 し 、 そ こ に 精 神

(Geist)や 死 を も 包み 込 む上 昇 的 で 円 環的 な ヒ エラ ル キ ー が 構成 さ れ るの で あ る 。 ここ に お い て 認識 の 壁 は一 時 的 な も のと さ れ 、認 識 主 観 の 高進 の 程 度に 応 じ て 存 在の リ ア リテ ィ は 開示さ れ てい く 。 つま り 、 経 験 的認 識 ( 知) か ら 超 越 論的 存 在 認識 ( 知 即 在 )へ の 架 橋は 、 「 至高の