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一45一

ドキュメント内 現代新聞の漢字 (ページ 51-54)

ee 11層騨こみた一門音訓の使用率(延べ)

一一一

鼈鼈鼈

王 政 治

H 社 会 皿 経 済

IV文化・家庭 V・運動・芸能

VI 広 告

0

X 0 音

外嚢

2壊39王4 ②②0.貸し1㌔

表外訓x生00  訓

1.3

16 18 25

4,3

9, 3

表外音訓   ×loo  音訓

O. 4

0. 6

0. 6

]3

1.8 2. 8

表外漢掌使用率

e. 7

1.5 0. 7

].6 3. 0

32

想されるが,この表外音訓の使用率には,人名・地名がふくまれていないので,そうなっていな い。H層(祉会)で表外漢字の使用率にくらべて表外音訓の使用率がひくいのは,表外漢宇のお おくが人名・地名に使用されていることをものがたっている。VI層(広告)を別とすれば, V層

(運動・芸能),IV層(文化・家庭)に,表外音訓の使用がおおいことがうかがわれる。

 3・12 表内音談の分析

 表10では,「表内G臼)」に属する音部iは,3,245種類が出現したことになっている。総数は,

3,394だから,約96パーセントが出現しているわけである。逆に4パーセントほどが使嗣されて いない。ただし,この異なり数は,本漢字調査用に整理された音翻数によっているので,現行の

「改定音訓表」によって,娼現しなかった音訓をかぞえなおすと,表12のようになる。なお,現 行の音綱表では,派生形・対応形などをふくむが,それらをすべて1種類とかぞえたものが,表 i2の( )内の数である。

       表12調査に出現しなかった表割音訓の数

表 内 (旧)

表 内(薪)

1

24(2013)

26( 86)

訓 134(1506)

三27( 333)

圭68(35王9)

三53( 419)

 これによると,ギ表内(照)」では,4.5パーセントが不使用ということになる。また,音では,

大蔀分が使用されているのに対し,訓では,8.9パーセントが使用されていない。つま9,訓は,

表外転の使用がおおい組割、表内調で使用されないものもおおいということになる。この理由と して,単純には,表内訓に相当する和語には,新聞に嵐現しにくいものがあることがかんがえら れるが,表三綱の使梢のおおきさをかんがえあわせると,むしろ,和語の表記形式のゆれのおお

きいことによるものとおもわれる。

 一回も使用されなか〈:)た表内音謂のリストは,付表2(509ページ)にかかげてある。そのうち,

r表内(II])」に属するものは,おおよそ,つぎのようなグループに分類することができる。

  (1>その漢宇が補正案削除候補であることなどのため使用されないもの…劾(ガイ)・遵(ジ     ニン)・虞(おそれ)・煩(わずらわす)

  {2)文章語的で三代語としてはあまり使用されないもの…衆(シュ)・浦(ホ)・基(もとい)

    政(康つりごと)・陵(みささぎ)

  (3)専門用語などにしか出現しにくいもの…繭(ケン)・穂(スィ)・錘(つむ)

  (4}一般にかな表記されやすい傾陶にあるもの…因(よる)・上(のぼせる)・明(あくる)

  (51岡訓異宇が他にあり,かな表記されやすいもの一一i換(かわる)・著(あらわす)・量(は     かる)

  (6)かな表記された例がありながら二二表記されなかったもの…悔(くやしい)・携(たずさ     わる) ・被(こうむる)

 (1)〜鰯は当然の帰結として三三されるものであるが,㈲と(6)は,やや意外な感をあたえる。(5)

の嗣割異字をもつものは,使用されているものでも概して度数がひくく,新聞では,かな表記さ れやすい。つかいわけがめんどうなため,かなで表記してしまうということであろうか。(6}にな

ると,いっそう説明は團難で,そσ)訓に相当する和語が出現していながら,漢宇で表記されるこ とがなかったものである。これらは,結局,新聞における和語の表記形式一般の傾向と関係をも つものとおもわれるので,それについては,のちに考察をくわえることにする。

 3・13 表外畜議の分析

 「表内(新)」に属するものは,当時は表外音訓あつかいをされていたわけであるが,新聞社 によっては,例外的に使用をみとめていたものもあり,異なり数の約三分の二が出現しているこ とになる。そのうち,使用度数が10園以上のものは,音一15例,翻一42例,計一57例で,出現し た異なり数の約20パーセントをしめる。これら,使用度数のおおいものについて,その特徴によ って,分類をしてみる。なお,この「表内(xe)Uのグループには,「改訂音訓表」の「付表」に あるものでも,音訓とみなされるものは,ふくめてある。

  (1)新聞用語集や各社のスタイルブックなどで例外的に使用をみとめたもの…交代(タイ)・

    街(カイ)道・掃除(ジ)・合(カッ)戦・弟(デ)子・お母(かあ)さん・お父(とう)

    さん・端(は)

  (2>特定の層や専門用語にかぎって使用されるもの…歩(フ)・香(キョウ)・球(たま)・

    捕(と)る・技(わざ)

  (3}広三二で特によく使用されるもの…効(き)〈・角(かど)・香(かお)り・頂(いただ〉

    〈・際(きわ)・革(かわ)

  (4)小説など社外執筆者の記事によく使用されるもの…入(はい)る・街(まち)・亡(な)

    い

  ㈲ どの紙面でも地較的よく三三されるもの…財(サイ)布・体(からだ)・抱(いだ)〈・

    例(たと)える・支(ささ)える・主(おも)・遅(おそ)い

 (1似外のグループでも,(2)や㈲のなかには,新聞社によっては,例外的・に使用をみとめていた ものもある。(2)は,将棋や野球に関するものである。これらは,新聞では需要のたかい音訓であ り,今ヨの新聞でもよくっかわれているとかんがえられる。しかし,「表記(新)」にふくまれる 音謬の半数以上は,そう使用頻度がたかいとはかんがえにくい。そのなかには,「表内(旧)」で

一一 も使用されなかったグループ(1)〜(6>と性格をおなじくするものがすくなくないからである。

 「表外」に属するものは,1,500種類以上あるが,延べにしめる割合α)ちいさいことは前述の とおりである。そのなかで,使用度数が10回以上のものは,音一47例,訓一63例,計一110儲で,

総異なり数の約7パーセントにすぎない。その点からも,「表内(新)」とは,姓格をことにする。

うえにならって,使用度数のおおいものを,分類してみる。

      一46一

  {1}山内漢字の表外音訓として使罵されたもの…中(ジュウ)・他(ほか)・眼(め)・爾(え)

    ・素(もと)・放(ほう)る・嵐(v・だ)す・為(ため)・達(たち)

  {2}補正案追加候補漢字の音諦1として使用されたもの…挑(チョウ)・披(ヒ)・灯(トウ)

    僕(ボク).斉(セイ)●泥(どう)e汁(しる)・戻(もど)す・戻(もど)る・据(す)

    える・釣(つ)る

  {3}広告欄で特によく使用されたもの…篇(ヘン)・痔(ジ)・裳(ショウ)・肌(はだ)・

    :頁(ぺえじ)・袖(そで)・函(はこ)・巾(はば)・皿(さら)・揃(そろ)える・揃(そ     ろ)う・磨(みが)〈・誰(だれ)・迄(まで)

  {4>特定の属でよく使用されたもの…桂(ケィ)・旭(キョク)づ臨(あさひ)・唄(うた)・

    云(い)う

  ㈲どの層でも比較的平均して使用されたもの…伎(キ)・塾(ジュク)・菱(ひし)

 (1)のド中(ジュウ)」は,三内音「チュウ」の連濁とみることもできるが,F改定音訓表」や「現 代かなつかい」のあつかいからみて,表口音あつかいをした。「他(ほか)」と ド素(もと)」は 広告欄でよくっかわれ,「画(え)」は,r櫃画」の意で,小説に出現する。「眼(め)」も小説・文        愚芸での使用がおおい。「放(ほう)る」は,音「ホウ」の誤用かとみられる。咄(いだ)す」は,

r見娼す」という語形でもちV・られる。この{1>に属するものは,表外音訓のなかで,それほどお おきな舗合をしめてはいない。

 (2臆,新聞では三内音訓に準ずるものとかんがえられ,どの層にもよく出現する。ただし,例 にあげたなかで,「僕(ボク)」と「汁(しる)」は王V屡(文化・家庭)に集中して使用されている。

〈4}の「桂(ケイ)」は将棋,「旭(キョク)3は「旭H章」で社会面,r旭(あさひ)」は社名として運動 欄・広告欄で使用される。㈲の「菱(ひし)」は社名であるが,どの層にもよく出場する。

 以上のうち,使用度のたかいものは,(2)と(3)に集申しており,表外音訓のほとんどは,表外漢 宇の趨現分布の特徴と一一致する。表外漢掌は,特定の音か調とむすびつき,音訓ともによく使用

されるものは,あまりない。{1>のなかで使用度数の特におおいものは,「中(ジュゥ)」・「他(ほ か)涯・「眼(め)」などであるが,正書法とかかわりをもつ「中(ジュウ)」をふくめて,使用範 囲がかぎられているようである。

 3・2 字訓の用法分析

 翻としてもちいられたものを,訓である和語の1粘詞性によって分類したのが蓑13である。体雷 類と用雷類に属するものが大部をしめ,ほとんどが名詞性調と動詞性訓にもちいられたことがわ かる。そのほかでは,形容詞・形容動詞からなる三二類がややおおく,この三三で,異なりの約 96パーセント,延べの約98パーセントをしめることになる。したがって,訓としてもちいられる 場合のほとんどが実質的な概念をあらわす語につかわれる傾陶がつよい。また,異なりと延べの 関係では,異なりでは,用旧記が48.5パーセントともっともおおく,体書類の39.1パーセントと のあいだにかなりの差があるのに対し,延べでは,その差が4.5パーセントにちぢまっているの が注睡される。ただし,表外訓では,その関係が逆転して,体雷類の訓のほうが,異なり・延べ

とも用言類の訓をうわまわっている。

 相書類の訓は,異なり,延べともに,うえの両類にくらべてすくない。主として,形容詞の語       一 47 一一

ee 13 訓の晶詞性による分類

体雷類

専 類

オ;目需類

異 な

蓑内(剛熱捌表外レ・卜

 44C

( 34.6)

 686

( 54.0)

  121

( 9. 5)

副雷類

P(・.8

形式語類旧、1 礪諏(。.1〜

 1,278(王OO. O)

  58( 26. 7)

  130

( 59. 9)

  22( IO. 1)

 370 1 868

( 50. 6) 1 ( 39. 1)

 260

( 35. 5)

 1, 076

( 48. 5)

  421 185

( 5. 7) 1 ( 8. 3)

だり︶2バ﹁ 3

︵00︶ 4

  4

( 1. 8)

 2玉7

(IOO. O)

  20

( 2. 7)

  15( 2. 1)

 732

(100. 0)

  43( 1.9)

  31( 1. 4)

  16( O. 7)

 2,219

(100. 0)

延 べ

表内(剛表内(列表外}言卜

62,450

( 41. 1)

69,999

( 46. 0)

 657

( 40. 4)

 785

( 48. 3)

16,797 1 143

( ll. 0) i ( 8. 8)

 901

( O. 6)

 玉,932

( 1. 3)

  13( O. 8)

  28

( 1. 7)

  8

( o. o)

152,087

(100. 0)

 1,626

(100. O)

 玉,849

( 54. 0)

 玉,168

( 34. 1)

  100

( 2. 9)

  58( 正.7)

  97( 2. 8)

  150

( 4. 4)

 3, 422

(100. 0)

64,956

( 41.3)

7i,952

( 45. 8)

17, 04e

( IO. 8)

 972

( O. 6)

 2,057

( 1. 3)

  158

( O. 1)

157,135

(IOO. O)

幹に相当するものでしめられている。また,このなかには,「小(こ)」・「初(はつ)」・「真

(ま)」など接辞性の訓もふくまれる。なお,以上の三類の訓のうち,使用度数のおおいものは,

502ページの第V−6表にかかげてある。

 副綿綿とは,副詞・接続詞・連体詞などに相当するものをさす。この類は,かな表記されるこ ともお:おく,異なり数では,回外訓のほうが多数をしめる。43種類中,使用度数が10回をこえた のは,下記の12例であった。

  再(ふたた)び・最(もっと)も・全(まった)く・必(かなら)ず・共(とも)に・自(みずか)

  ら・直(ただ)ちに・及(およ)び・常(つね)に・又(また)・更(さら)に・銑(すで)に  これらは,かならずしも,副詞・接続詞としてもちいられたものばかりではなく,「送料共」

・「今更」のような用法もふくまれる。これらは,すべて表内訓であり,表内訓は,他に,「但

(ただ)し」・「若(も)しくは」・ヂ且(か)つ」がもちいられているだけであった。「但し」は,

すべて広告欄でもちいられ,他の2例は,引用文中のものである。上記の12例禄,漢字表記され る傾向が比較的つよいものもあるが,かな表記例も決:してすくなくない。上記のうち,かな表記 されたものの三吟落語判別がすんでいるものについて,表記の種類別の度数をしめす。ただし,

「もっとも」の149例には,「尤も」と表記される用法および接続詞の用法がふくまれている。

ふたたび もっとも まったく かならず みずから ただちに さらに すでに

漢字一163

!ノー160 n 一12!

ノ1−117

!1 一 59

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