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ドキュメント内 ペスタロッチー主義の音楽教育 (ページ 84-88)

a>その曲はシラピック歌唱か、メリスマティック歌唱か。

b>小さなメリスマータを含むか、大きなメリスマータを含むか、

  それとも多種類のメリスマータを含むか。

c>速い音符におけるメリスマータを含むか。区切りを伴なった   歌詞の句読法が一致し、息継ぎに対して難しさを生じないか。

d>歌う語列に対して句読法がなく、音列においても区切りのな   い一つの長いゆっくりした曲が生じているか。

e>悪い時における難しいシラブルがあるか、そして良い時に   おける易しいシラブルがあるか。

〈3,歌唱作品の実施〉

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教師はまず課題のリズムだけを取り出して1aでリズム唱を歌わせ、

続いて同じく1aでメロディーだけを取り出して歌わせる。次に リズムとメロディーを合流してソルフェージュさせた後で、ダイナ ミックの記号が現われる時には、それをも合流させる。

四番目に初めて歌詞が書き込まれる。彼は歌詞をシラブル毎に読 み取ちせる。棒で軽く黒板を叩いてシラブルの長短に注意しながら、

シラブルからシラブルへと押し進める。そして言う.  この歌詞 においては一つの決まったシラブル順序がその基礎に横たわってい

る。

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そのような歌詞を詩行〔Verse〕と名付け、毎度の支配的な シラブル順序を韻律〔Me七rum〕と名付ける。一つの詩行の中 には大体一つの脚が屡々、または一貫して現われる。しかし凡ての 脚は詩行の一つの長い列において、中断されないで現われることは 出来ない。二分割されたものは長短格または短長格となり、三分割 されたものは短長短格、長短々格、短々長格となる。我々の詩行と 歌とは、一般にそれちかち成り立っている  詩の朗読と詩の韻律 的な性質の説明の後で、彼は歌唱の練習を繰り返す。

〈4,音の重みと言葉の重み〉

歌唱を完全に実行させるために教師は、音の重みと言葉の重みの一 致に注意しなければなちない。彼はまず、言葉又はシラブルの重み の配慮なしに曲を歌:わせる。それによって曲が自然のダイナミック をもたらすように。次に言葉の重みに注意しながら曲を歌わせる。

悪い時の上に重いシラブルが来るとき、彼はそれをアクセントによっ て目立たせるように命じ、軽いシラブルが良い時の上に来るときに

は、本来その上に落ちるべきDrucktonを和らげるように命

ずる。

歌曲において、一貫して一つの脚だけが1タクトに置かれる時、

音と言葉のダイナミックの正しさは容易に生ずる。しかし二つの脚 が1タクトに置かれる時そのダイナミックは難しく、その上多種類 の音符が混合して現われる場合は益々誤りを犯し易くなる。

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それ故にシラビック歌唱とメリスマティック歌唱が明ちかに対照さ せられている時、シラビックなものとメリスマティックなものの 所々の混合によって韻律は語列を幾分押し倒し、逆に語列は韻律を いくちか跳ね飛ばすというように、練習、訂正、繰り返しを通して 互いに影響しあっていかなければならない。

〈5,歌詞に関しての息継ぎ〉

一般に言葉の結合は息継ぎによってあまり度々分割されるべきでは ない。教師は次の規則を事ある毎に子供達に伝え、又、時々思い出

しては注意しなければならない。

1〕休みが現われる毎に新鮮な息を汲み入れる。

2〕声の強い状況においては、休みが現われなくても一つの句読   点で素早く息を汲み入れる。

3〕一つの長い三二における句読点〔コンマ〕で息を汲み入れる。

4〕コンマが現われる以前に、一つのフレーズにおいて一つの   意味を形成し、且つ、多くの言葉を一緒につかまなければな   らない時、その一つのフレー.一ズは新鮮な息を必要とする。

5〕一つの形容詞はそれが長い韻律を持ち、次に続く名詞が長い   持続音の音符を持つ時にだけ分割されてもよい。

6〕冠詞は先行する名詞や形容詞によって、又、前置詞は後続す   る言葉によって分けられる必要はない。代名詞、動詞、助動   詞も分詞や不定詞によって分けられる必要はない。

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7〕ゆっくりのテンポでゆっくりの音符の種類にたいして、多く   のシラブルの言葉〔合成語〕が相対している時、元来それが   成り立つところの個別の言葉における繋ぎ目によって、息を   汲み入れるべきである。

これら凡ての場合において最も一般的に通用する規則は、人が息継 ぎに必要とする瞬間が後続する音においてではなく、先行する音に おいて切断されなければならない、ということである。何故なら、

それが後者において成されると時のアクセントが移され、ダイナミッ クが損なわれるから。

〔4〕音楽芸術作品実施のための初歩的な指導

〈1,楽器の必要性とその取り扱い〉

学校の授業において最後に多声歌唱〔ハーモニーの感覚形成を含む〕

が手解きされる。この段階で楽器が必要とされるのは勿論であるが、

すでに単声歌唱コースの時点からそれが持ち込まれるほうが望まし い。多声歌唱の実施に際して楽器は、a>一つの歌作品の完全な伴 奏に、b>それが特に必要とされる部分的な指導に、 c>教育学的 なてくだに、使用される。それ故、一台の楽器〔ピアノ〕が学校唱 歌に要求されると同時に、ピアノ奏法技術は教師の必須事項となる。

しかしそれは中位の楽器と中位の奏者以上である必要はない。奏者 としての立場は完成された一、二、三声の歌唱作品に、一音一音

ドキュメント内 ペスタロッチー主義の音楽教育 (ページ 84-88)

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