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ドキュメント内 方言文法全国地図解説 6 : 付資料一覧 (ページ 135-139)

た。地図化の対象とする「本ですね」の部分に限ってみ ると,同じ回答をしている地点は211地点,215回答あ

った。

〔語形の記号化〕

 地図化は両場面共通の方針で行っているので「8.L名 詞述語表現a(肯定)の概要と記号化」の「D.地図の分 割方針」「E.記号化の基本方針」を参照のこと。

9.名詞述語表現b(否定)

でいずれも採用している。

 語形の記号化については,各図の説明を参照のこと。

9.1.名詞述語表現bの概要と記号化 9.2,各図の説明

 名詞述語表現bは,確認の問い掛けに対する否定の応 答表現をもとに,否定を意味する応答詞(「いや」に相 当する部分)と,断定の否定表現(「〜ではない」に相 当する部分)とを併せてみようとすることをねらいとす る。調査においては,0場面(親しい友人にむかって言 うとき),A場面(近所の知り合いの人に向かって,や やていねいに言うとき),B場面(この土地の目上の人 に向かって,ひじょうにていねいに言うとき)の3場面 で,「あれは役場か」と聞かれて,「いや,役場ではない」

と答えるときの表現形式を尋ねた。ここでは,B場面で 調査した結果を,331図・332図に地図化した。地図は

「(役場)ではない」に相当する部分(331図)と,「い や」に相当する部分(332図)とに分割して作成したが,

回答語形の組み合わせば地図から判断できるようになっ ている。

 採用にあたっては,以.下の回答の下線部に見られるよ うな主語や修飾的な要素は除いて採用した。

  1835.20陶aasukow勾ak田badewaarimasen]

  1920.55陶aarewananinaninotatemonodesulkara   jak田badewaarimasen]

  277197 [a:a巧勾agαlbadeneoN]

  6409.00[イヤーソリャヤクバジャーアリマヘンデ]

  6553.22陶aarewajakubadenaidesu]

  8301。68[iiearya:yakubad3agozaima∬en]

 なお,後半部「役場ではない」の「役場」相当の部分 にはjakkuba, jabba, jagubaなどの変種や∫ijaku∫oある いはso:, sogeなどの指示詞類も見られるが,これらは 質問の意図とは無関係であり,後接する部分との融合も 認められなかったため,「役場」相当の部分を省略し,

「ではない」に当たる部分を記号化の対象とすることに

した。

 また,終助詞付き回答も採用するが,終助詞以外の部 分が一致するものについては,α方式(第4集解説12 ページ参照)で一つの見出しに統合する、

 その他,「いや」に相当する語形のみ回答されている ケースや「(役場)ではない」に相当する語形のみ回答 されているケースもあったが,断定表現aに準ずる方法

331図いいえ、

332図 いいえ、

役場ではありません(B場面)

役場ではありません(B場面)

〔語形の採用と統合〕

 まず採否について説明する。

 次の回答はGAJ全体の採用条件にあわないために不 採用とした。

  5471.49[i:司akuba3agozan∫eN]〈稀,老女が用いる。>

  5731.69[胸agulbadaa埴s6jo]〈ここ大中で使う人も    いるが、自分では使わない。〉

 以下の回答は,参考話者の扱いで採用した。

  5670.47[胸aguba3anejo](同席者の回答)

  638487[イーエノーヤクバジャアリマセンデー]〈70    歳以上の老人のことば>

  6583.30[i絢akubad3agowaheN](ゆ)〈少,古老〉

ただし,5670,47の語形は,主たる話者の回答語形と同 じ見出しに統合されるので,地図上にはダガーマークが 付かない。

 次の併用回答のうち,第一回答は当該地点(鹿児島県 西之表市国上)の形式ではないと判断して不採用とした。

  839421[麺句akuba3agodzaimohaηgana:]

   ク  [ij勾akuba3agodzaimo=saηgana:]〈第一回答    は鹿児島弁。第二回答のように言う。〉

 また,次の回答は,「その土地の人に向かって」とい うB場面の条件に合わないので不採用とした。

  6577,43[sofewat∫iηaimastα]〈他所の人に対して言    うとき〉

 以下の回答は質問の意図にあわないので不採用とし

た。

  5629.11[ a:幻。:w勾akubadegozaimase切。]

 また,次の地点の,伝聞の形式については不採用とし

た。

  5699.61[勾aarew勾akubadewanaiso:des田ne]

 前半部(「いいえ」相当部分)の扱いについて説明す

る。

 「いいえ」に相当する部分として採用したものの中に は,応答詞ではなく否定の意味を表す動詞を用いた以下

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のような回答もあるが,いずれも下線部を応答詞として の機能を担っていると判断して採用した。

  3766。86[ts前ηagmas山jag血badeaa直maseN]

  5604.28[∬igaemas両akubadewaarimaseN]

  6508.60[チガウワヤクバヤナイワ]

  6548.53[t∫igaimas両(オakuba5aarimaseN]

  7339.04[t∫igaimas両akubadewanaidesu]〈「イヤ」は    言わない。>

  7608.63[ぜigaimasu:巧akulbadewaarimasen]

 また,「そうではない」という断定の否定形式にあた ると思われる以下の回答も下線部を「いいえ」に相当す る部分の回答として採用した。

  3740.34 [so:denedeans山jag〔血badedabanεdeanst血]

  3752。13 [ndenεs山]

  3761.75 [sodenesαljagαlbadenesα1]

   ク   [sodenaTst血j agαlbadenes曲]

  3791.09 [NdenensI血jagubadenεnsl血ta]

  3791.41 [nden紀s山jagubaden記ns山t田]

  471055[nnegodes両agしubadewaarεheN]

  4735。32 [ndenεづakubadenε・ne・]

   〃   [ndenεづakubadenεnaedesul紀ne:]

 応答詞と動詞を用いた形式を組み合わせた以下の回答 は,全体を「いいえ」にあたる回答として採用した。

  0776。88陶a:t∫igaimas田]

  3721.11 [噸a壇amdenεnsrli]

  3747.46[iet∫iOaimas{μlo]

  6416.59[mjat∫igaimasug句。:]

   〃 [m胆可igaima∫oja]〈新,上品>

  6457.29[i:et∫iηaimasu]

  6521.20[麺a可igaimasude:]

  6584.38[i:et∫igaimas山wa]

  7313.07[導aarewa可igaimasu]

  7439.91[i:et∫igaimasりse]

 次の回答も上記と同様の類と見て全体を「いいえ」に あたる回答として採用した。

  3704.48[soN勾aar1maseN]

  3734.14[soNdearimasen]

 次の回答に見られるhaiは発話を立ち上げる機能を担 っていると考えられるが,〈haiiie>全体を応答詞として 扱った。

  6375.28[haii:句akuba3agozaimaseN]

 次の地点で回答された語形も,調査者の注を参考にし

て下線部を応答詞として採用した。

  6497.57[horaJakubadewagozaimaseN]

   〃  [so均aJakubadewagozaimaseN]〈[Ua]という    ところを[so6a:]とも言う。〉(第一回答の[hora=]

   の場合も同様だろう。目上に[ija]は使いにく    いのだろう。)

 しかし,以下のような注については応答詞なしとして 処理した。

  6610.08[jakulba3anaize]〈古,多〉

   〃 [jakulba3anaide]〈「いや」を言わず,あい    まいなe:で受ける。〉(e:は否定を表さない。うな    づきとしては,e:, a:はていねいな言い方)

 なお,次の回答は後半部が否定の表現になっていない と考えられる。そのため,項目のねらいにはずれるので 不採用とした。

  6488.48[チガイマスナーヤクバデ]

 次に,後半部(「ではありません」相当部分)につい ての留意点を記しておく。

 「タ」が現在のテンスを表す地域があることから以下 の語形は,文脈に適していると判断して採用した。

  3750,64 [jagubadenεgattasα1]

  3791.09 [NdeneNs山jagubadenεns山ta]

 以下の回答も同様に扱ったが地域を考慮するなら疑問 は残る。

  5646.80 [茸ε切akubad3anakatt句。]

  6446.93[奪ajakuba勾a:arimasenaNda]

   ク  [輯aJakuba勾a:arimasenaNdades両。]

 音声の統合に関して説明する。

 まず,次の語形の末尾のsは無声化した母音表記を略 したと見て,sの後に無声化したuを補充し,

  5771.36[lj句agubadot∫iηaimas]→〈dociηaimasu>

のように統合した。

 以下の回答に見られるnは,他の項目(「行こうよ」

など)を参照した上で,撲音と見て統合した。

  5628.89[i=句agulba3aarimasenjo]

   →〈勾aarimaseNjo>

 また,以下の切。は切。に統合した。

  7408.46 [iJ句akubatot∫igaude〜jo=]

〔語形の記号化〕

 記号化にあたっては,「いや,役場ではない」の「い や」に相当する部分を「前半部」,「〜ではない」に相当 する部分を「後半部」とする。

A.前半部の記号化(332図「いいえ」)

 まず,前半部の記号化の原則を色・形・大きさ・塗り つぶし方に分けて説明する。補助記号・方向は用いなか

った。

A−1.記号の色の与え方

 形式を次のように分類して色を決める。

 Ua, ieの類・………・………・一…赤

 UN, N切aの類…・………・………緑

 aa, hai, araNの類・………水  naaN, namoの類…………・……・・燈  cigau, soodenai, Ndenaiを含む類……茶

 その他………・・…紺

A−2.記号の形の与え方

 語頭の音によって,おおむね次のように記号の形を決

める。

 i,eで始まる…………正方形(eeは長方形)

 jaで始まる… ………・・平行四辺形  u,?oで始まる…・……円形

 Nで始まる………・・…楕円形  aで始まる…・………・正三角形  hで始まる………・・…菱形

 naで始まる・・………・・いちょう形  cigau類を含む…・……・涙滴形  Ndenai類を含む・………リボン形

A−3.記号の塗りつぶし方と大きさの与え方  上記以外の形態の違いを表すために適宜用いた。

B.後半部の記号化(331図「ではありません」)

B−1,後半部の語形の分割

 記号化にあたり,後半部(「ではない」に相当する部 分)の語形を「では」にあたる部分を「前部」,「ない」

にあたる部分を「後部」に分割する。ただし,tocigau の類はtoにあたる部分を「前部」, cigauにあたる部分を

「後部」とする。分割の例を挙げると次のとおりである。

前部  後部 dewa  nai 勾a

Nde なし to

naa nεNSU aranu cigaimaSU

 後部の形式を次のように分類して色を決める。

 naiの類…・・…………・…・…水  desuの類・………・・……・・…榿

 arimaseNの類…・…・…………茶  gozaimaseNの類………・・……赤  cigauの類………・・…緑

 「aru+否定辞」の類,その他……紺

b.記号の形等の与え方

 形態の違いによって,おおむね次のように記号の形を 決める。

 nai, nakaなど・………・…長方形  nee, neなど・………・・…平行四辺形  naidesu, needesu・…………・……正三角形  naissu, nesuなど…………・・……二等辺三角形  arimaseN, omaheNなど・・…・………正方形  90ZaimaSeN,90ZaSSeN,90WaSeN・

 goz胡aheN, nagozaNsuなど・…・……円形  negaNsu, denεgasuなど………涙滴形

 gowahaN, goheNなど………・曲玉形

 gozarimoosaN, aimoosaNなど………紡錘形  cigaimasu, cigaimasseなど…………小刀形  「aru+否定辞」,その他………線記号  また,各語形が区別されるように,記号の大きさと塗

りつぶし方を適宜用いた。

B−3.後半部前部の記号化

 前部を以下に示すように記号の方向で区別する。

 dewa, Nde, towa, ttoa, tona,なし・…・上  dea,(℃a, dεε…………・・……・・…右上  de, dε, dowa・・………・…・…右

 N,da, daa…………・……・・……右下

 Nde, deN, dedaba, do…………・…・下

 勾a………・…・…・……・・左下  zjaa, t・………・…左  ja……・…・………・………左上

 なお,終助詞付き回答は記号の下部に補助記号(線)

を付す。

B−2 後半部後部の記号化

 「後部」の記号化について説明する。

a.記号の色の与え方

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