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ドキュメント内 untitled (ページ 80-83)

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表 13 石炭の購入価格水準の推移(2003 〜 2009 年度)

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図 15 セメントのコスト削減策として力点を置いている事項(製造面)

製造面のコスト削減策としては、直接材料費(廃棄物等の使用拡大、調達方法見直し等)、修繕費(修繕方法の 見直し等)、直接労務費(合理化等)、燃料費(廃棄物等の安価燃料使用等)、その他直接経費(製造箇所集約等)、

間接労務費(管理部門削減等)、減価償却費(設備投資抑制等)、販売費及び管理費関係(人件費等)など広範囲に 及ぶことがわかる。

表 14 具体的なコスト削減策(製造面)

コスト削減

対象費 製造面でのコスト削減策の内容

直接費

直接 材料費

セメント用原料においては、リサイクル資源の 利用拡大によるコスト削減

セメント焼成用燃料で、可燃性リサイクル資源 の利用拡大、省エネ施策の実行による燃料使用 量の削減

各種廃棄物の利用拡大(原料系は高付加価値品へ のシフト、熱エネルギー系は使用拡大)

廃棄物使用量拡大による原料及び石炭費用の削 減。低負荷運転に対応した設備改造

リサイクル原燃料の使用拡大

石炭石等の原料の購入単価の削減および原単位 の低減、廃棄物の使用数量増

原料の競争入札によるコスト削減 安価購入原料の選定と使用原単位の削減 複数社購買方式による価格抑制

下水道汚泥等の高含水廃棄物使用増による、廃 棄物使用原単位と自家採掘石炭石使用比率の向 上(自家採掘量増及び他購入量減)

直接 労務費

作業の効率化見直し、設備投資による合理化施 策の実行等による労務費削減

必要生産量に応じ、適切な生産体制の見直し 交替勤務業務量及び要員の極少化と日勤への移管 機器交換時期の延長による作業量の低減 需要に見合った生産体制に合わせ、省力化 人件費(委託作業料含む)全般

合理化推進による必要人員数の見直し

その他 直接経費

自家発電設備および廃熱発電設備の活用拡大に よる電力コスト削減

低コスト工場への傾斜生産体制推進。輸出数量 増加

製品製造箇所の集約化

販売費

販売員

給料手当 人件費(委託作業料含む)全般 旅費・

交通費

出張の人員制限、出張時の公共交通機関活用の 最大化、自家用車移動時の相乗り推進

TV 会議の利用等による旅費・交通費削減

交際・

接待費

項目見直しによる回数低減と一人当たりの費用 低減

経費の徹底した削減の一環として、顧客との対 話等による理解活動を推進し規模を縮小(削減)

その他 販売費

販売規模に見合った輸送船の最適な運用による タンカー費用の削減

コスト削減

対象費 製造面でのコスト削減策の内容

間接費

間接

材料費 低価格資材の調達・使用

間接 労務費

事業規模に見合う管理(部門)体制の見直しと管 理部門費用の削減

必要生産量に応じ、適切な生産体制の見直し 人件費(委託作業料含む)全般

減価 償却費

新規設備投資は内容を厳選し、償却費の範囲内 で対応

新規設備投資や資産工事の抑制による償却費用 低減

対象となる設備・装置の厳選、実施時期の吟味

修繕費

海外安価品の調達

材料・手法の見直しによるコストダウン 監視強化による修繕箇所の早期発見及び修繕時 期 吟味(稼動分析等で実施)

設備更新投資及び改良保全の実施等による設備 の長寿命化と定修回数の低減

点検・修繕管理方法の見直し、修繕材料の選定 見直しによるライフ向上等

補修実施時期、材料、工法等の見直しによる補 修費削減

需要に見合った生産体制に合わせ、修繕項目を 絞って実施

修繕費の大幅な削減

故障対策の横展開による再発防止

燃料費

廃プラスチック等の廃棄物燃料使用増により石 炭使用原単位低減

木くず処理による燃料(石炭)の一部削減 石炭の購入単価の削減および原単位の低減、廃 棄物の使用数量増

高効率キルンバーナーへの更新による廃プラ使 用増で燃料費の削減

低品位炭(安価炭)の使用拡大 安価購入燃料の選定と使用原単位の削減

その他 製造経費

大型ファンの改造や統廃合による電力使用の合 理化

請負作業料、経費(旅費・交通費等)の低減 廃棄物処理数量と処理収益の維持、拡大

管理費

役員 給料手当

事業規模に見合った経営のスリム化 人件費(委託作業料含む)全般 事務員

給料手当

人件費(委託作業料含む)全般

4)セメントの製造コスト動向と削減策

①  セメント物流コストの実態

メーカー各社によるセメント物流コス ト水準に関して、2009 年度平均の水準を 100.0 とした場合、2003 年度〜 2008 年度の 各年度平均水準がどの程度かを聞いた結果 は表 15の通りとなる。なお、回答にバラツ キが目立ったことから、対象 10 社の平均 値(単純平均)のほか、中央値、第 1 四分位

(低い方から 25%に該当する回答)、第 3 四 分位(低い方から 75%に該当する回答)も 年度毎に併記した。また、有効回答数が年 度により異なる点は、古いデータが取れな かった企業が存在することを意味する。

平均値と中央値でみると、2009 年度が共 に最も低くなっており、後述する物量コスト 削減策の成果が顕在化したとも読み取れる が、第 1 四分位数では 2003 年度以降、逆に上 昇するところとなっている。これに関して は、概して 1 社 1 工場などの工場や SS(サー ビスステーション)数の少ないメーカーでは コスト削減策の選択肢が少なく、他方、全国 展開する大手メーカーは SS 統廃合など削減 余地が大きかったものと推測される。

また、輸送面のコスト削減の具体策を一 覧に示すと、表 16の通りとなる。

②  セメント物流コストの削減策と今後の削 減余地

企業努力によりセメント(バラ)の物流 コスト削減は更に進むか否かを聞いた結果 は図 16の通りである(対象 10 社)。

同図をみると、「物流コスト削減の余地 はある程度ある」(50.0%)と「物流コスト 削減の余地は大きい」(10.0%)を足して過 半数を占めるが、「物流コスト削減は限界 であり、概ね横ばいとなる」(20.0%)、「物 流コストはむしろ上昇する可能性が高い」

(20.0%)と拮抗しており、回答がメーカー により割れた。今後においても、全国展開 する大手メーカーなどでは SS 統廃合など 削減余地があると考えていることがうかが える。

5)セメント工場の環境対策

①  廃棄物・副産物の利用実態

対象 11 社にセメント工場において廃棄 物・副産物が使用されているか、2009 年度 実績について種類別に聞いた(図 17参照)。

加えて、実績がある場合は使用量が 3 年前

(2006 年度)と比べての増減も確認した( 18参照)。

図 17の廃棄物・副産物の使用実績では、

全社(11 社)が「石炭灰」「汚泥・スラッジ」「燃 えがら・ばいじん・ダスト」を使用。次いで 10 社が「高炉スラグ」「廃プラスチック」、9 社が「非鉄鉱さい」「鋳物砂」、8 社が「建設発 生土」「木くず」「廃油」、7 社が「再生油」を使 用している。「製鋼スラグ」「廃タイヤ」「肉骨 粉」「廃白土」に関しても約半数の企業が使 用しているなど、廃棄物・副産物利用への 積極的な姿勢を反映した結果と認識される。

図 18の 使 用 量 増 減 傾 向 に つ い て は、

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表 15  セメント(バラ)の物流コスト水準の推移(2003 〜 2009 年度)

今後、全国展開する大手メーカー中心に SS 統廃合など削減余地があると考えているが、1 社 1 工場のメーカー、合理化が先行している大手メーカーでは更なる削減が困難と判断しており、見 方が分かれていることがうかがえる。

表 16 具体的なコスト削減策(物流面)

セメント(バラ)の物流コスト削減策の内容

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