5 信号特性
5.6 L5 信号
5.6.2 メッセージ
5.6.2.1 メッセージ構造
276ビットのデータと24ビットの検査ビットの合計300ビットで1メッセージを成し、1メッセージを6 秒で送信するというメッセージ構造は、適用文書(2)の20.3.2項と同一である。
IS-QZSS Ver. 1.6 5.6.2.1.1 プリアンブル
各メッセージの先頭に付与されている8ビットのプリアンブルは、適用文書(2)の20.3.3項と同一 である。
5.6.2.1.2 PRN
番号
各メッセージで、プリアンブルに続き付与されている6ビットのPRN番号は、そのメッセージを送 信している当該QZSのPRN番号の下位6ビットである。
5.6.2.1.3 メッセージタイプID
各メッセージで、PRN番号に続き付与されている6ビットのメッセージタイプIDは、そのメッセー ジに含まれている情報を意味する。各メッセージタイプ IDと情報との関係を表 5.6.2-1に示し、
その詳細は5.6.2.2項による。それぞれの情報は、最大でも表 5.6.2-2に示す間隔毎に送信され る。
複数の QZSが運用される場合は、全く異なるタイミングで、同じメッセージタイプ IDで識別され るデータを送信することも可能である。これにより、複数のQZSからの信号を受信すると、1つの QZSのデータセット送信間隔よりも短時間で、全てのデータセットを収集することができる。
IS-QZSS Ver. 1.6 表 5.6.2-1 航法メッセージDL5のメッセージタイプ定義
メッセージタイプID メッセージ内容 備考
10 ヘルス、URA、エフェメリスデータ1 11 エフェメリスデータ2
30、46 SVクロック、電離層パラメータ、ISC
46の時はGPSの電離層パラメータの 再送信である。ただし、この時は ISC の送信はしない。
31、47※ SVクロック、Reducedアルマナックデータ 47の時はGPSのReducedアルマナッ
クデータの再送信である。
32 SVクロック、EOP(Earth Orientation Parameter)
33、49 SVクロック、UTCパラメータ 49の時はGPSのUTCパラメータの再 送信である。
34 SVクロック、補正データ 必要に応じて送信する
35、51 SVクロック、GGTO (GPS/GNSS時刻オフセット) 51の時はGPSのGGTOの再送信で
ある。
37、53 SVクロック、Midiアルマナックデータ 53の時は GPSのMidiアルマナック
データの再送信である。
12※、28 Reducedアルマナックデータ 28の時はGPSのReducedアルマナッ
クデータの再送信である。
13 SVクロック補正データ 必要に応じて送信する
14 エフェメリス補正データ 必要に応じて送信する
15 テキスト 必要に応じて送信する
※ メッセージタイプ12と47については、それぞれメッセージタイプ31と28と同内容となるため、現行MCSにおけるQZS-1では送信し ていない。
表 5.6.2-2 航法メッセージDL5最大送信間隔 メッセージデータ メッセージタイプ
ID 最大送信間隔 備考 エフェメリスデータ 10, 11 24秒
SVクロック 30-35, 37, 46, 47※1, 49, 51, 53
24秒 ISC、電離層パラメータ 30 144秒
電離層パラメータ (GPSの再送信) 46 ※2 46の時はISCの再送信は行わない。
QZSのReducedアルマナックデータ 31 or 12※1 10分(※3) 必要な全SVの情報が送信されること
GPSのReducedアルマナックデータ 28 or 47※1 ※2,※3 必要な全SVの情報が送信されること
QZSのMidiアルマナックデータ 37 60分 必要な全SVの情報が送信されること GPSのMidiアルマナックデータ 53 ※2 必要な全SVの情報が送信されること
EOP 32 15分(※3)
UTCパラメータ 33 144秒 UTCはUTC(NICT) UTCパラメータ (GPSの再送信) 49 ※2 UTCはUTC(USNO)
DCデータ 34, 13, 14 15分(※2,※3) DCデータが有効な場合のみ
GGTO (GPS-QZSS時刻オフセット) 35 144秒(※3)
GGTO (GPS-GNSS(Galileo 、 GLONASS)時刻オフセット) (GPS の再 送信)
51 ※2,※3
テキスト 15 必要に応じて
※1 メッセージタイプ12と47については、それぞれメッセージタイプ31と28と同内容となるため、現行MCSにおけるQZS-1では送信し ていない。
※2 GPSの再送信データおよびGPSのDCデータについては最大送信間隔を規定しない。
※3 必要に応じて送信される。数値がある場合は送信される場合の最大送信間隔である。
IS-QZSS Ver. 1.6 5.6.2.1.4 TOW
カウント
各メッセージで、メッセージタイプIDに続いている17ビットのTOW(Time Of Week)カウントは、
その値の6倍で、次のメッセージの先頭の時刻を表す。適用文書(2)の20.3.3項と同一である。
5.6.2.1.5 ALERT
フラグ
各メッセージで、TOWカウントに続いている1ビットのALERTフラグは、5.1.2.1.3項によること。
5.6.2.1.6 FEC
及びパリティアルゴリズム
CNAVデータはFECにより符号化される。アルゴリズムは適用文書(2)の3.3.3.1.1項による。
また、300ビットのメッセージの後方に付与されている 24 ビットのパリティが付与される。アルゴリ ズムは、適用文書(2)の20.3.5項による。