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プロセス監視機能をカスタマイズする

第5章 サービスの設定

5.1 フェールオーバの設定

5.1.3 プロセス監視機能をカスタマイズする

5.1.3 プロセス監視機能をカスタマイズする

監視するプロセスを変更する場合の設定方法について説明します。

プロセス監視機能は、プロセス監視の定義ファイルを編集することで、監視 対象のプロセスを選択します。また、選択したプロセスごとに、フェールオー バ時の動作を設定することができます。

5.1 フェールオーバの設定

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Systemwalker Centric Managerの停止

プロセス監視機能をカスタマイズする場合、プロセス監視機能が停止してい る必要があります。

プロセス監視機能が起動している場合、Systemwalker Centric Managerを停 止します。停止手順については、“6.1.2 クラスタシステム上の運用管理サー バを停止する”を参照してください。

定義ファイルの詳細

プロセス監視機能は、以下のファイルを編集することで監視対象を選択しま す。

Systemwalker イ ン ス ト ー ル デ ィ レ ク ト リ

\mpwalker.dm\mpcmtool\pmon\etc\mppmon.usr

定義ファイルの内容

定義ファイルの内容を以下に示します。定義ファイルには、プロセス監視機 能の動作環境のデフォルト値が設定されています。必要に応じて、設定値を変 更してください。

[BASE]

Fujitsu MpWalker ACL Manager=1 MpShrsv=1

[FS1]

MpFwbs=2 MpFwDrp=2 MpScsv=2 MpPolSendMgr=2 MpPolRecv=1 MpOpagt=2 MpAosfB=2 MpAosfX=2 MpAosfP=1 [FS2]

MpPcgui=2 [FS3]

MpNsAgt=2 MpNsMgr=2 Mpapagt=2

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第5章 サービスの設定

定義ファイルの設定値

監視対象の定義ファイルの詳細について以下に示します。

[機能区分]

機能=監視動作

機能区分:機能区分略称 'Fxx' 機能:機能の略称

監視動作:0、1、2 - 0:監視しない。

- 1:監視を行う。異常時には通知を行う。(クラスタシステムの場 合も通知だけ)

- 2:監視を行う。クラスタシステムの場合、異常時にはフェール オーバを行う。クラスタシステム以外の場合は、1 と同じ動作と なる。

機能区分と機能、機能に属するプロセスについては、“5.3 プロセス 一覧”を参照してください。

定義ファイルの変更方法

定義を変更する場合、機能区分と機能については変更しないで、監視動作の 値だけを変更してください。

【変更例】

アプリケーション管理機能の“Mpapagt”を監視対象から外す場合の例を以下 に示します。

[変更前]

[FS3]

Mpapagt=2 [変更後]

[FS3]

Mpapagt=0

インストールされていない機能、または起動を無効にしている機能に 対して、監視を行う設定(監視動作1または2)にしても、監視は行われ ません。

5.1 フェールオーバの設定

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Systemwalker Centric Managerの起動

Systemwalker Centric Managerを起動します。

起動手順については、“6.1.1 クラスタシステム上の運用管理サーバを起動 する”を参照してください。

注意事項

プロセス監視機能のカスタマイズで、0(監視対象外)、1(監視し、異常時 通知だけ)を指定しても、そのサービスがクラスタサービスのリソースとして 登録されている場合、そのサービスが停止すると、フェールオーバが発生しま す。

停止してもフェールオーバを行いたくないサービスがある場合は、クラスタ サービスの抑止を行ってください。クラスタサービスの抑止を行ったサービス のプロセスは、自動的にプロセス監視の対象外となります。

クラスタサービスの抑止方法は、“5.1.1 サービスの起動を抑止する”を参 照してください。

第5章 サービスの設定