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第7章 保守

7.2 リストア

7.2.2 全データをリストアする

クラスタシステム上で、Systemwalker Centric Managerの資源をリストアす る手順を以下に示します。

環境を削除する場合は、環境を作成した時に使用したアカウントと同一 のアカウントで実行してください。

リストアする前に、SafeCLUSTERまたはMSCSをインストールしてくださ い。

以下のバックアップ資源は、リストアをすることができません。

- 異なるOSのバックアップ資源

- インストール種別が異なるバックアップ資源

7.2 リストア

81 クアップ資源

- 異なるバージョンレベルのバックアップ資源

バ ッ ク ア ッ プ 元 の サ ー バ と 、 リ ス ト ア す る サ ー バ の Systemwalker Centric Manager用のアカウント情報(ユーザ、グループ)を同一にし てください。

バックアップデータを異なるサーバでリストアする場合

リモート操作を利用している場合は、ユーザ名が変更されます。元の ユーザ名を再設定してください。リモート操作の定義方法については、

“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照して ください。

他社のデータベースを使用している場合は、以下の手順で各データベー スは復元されません。各データベースをそれぞれ個別に復元する必要が あります。復元方法については、それぞれのデータベースのマニュアル を参照してください。

リストア手順

リストアはプライマリノード、およびセカンダリノードでそれぞれ行います。

以下にリストア手順を示します。

1. Centric Manager用クラスタサービスを停止します。

停止方法については、“6.1.2 クラスタシステム上の運用管理サーバ を停止する”を参照してください。

2. 共有ディスクをオンライン化します。

詳細については、“3.4.2 共有ディスクのオンライン化”を参照して ください。

3. [Systemwalker Centric Manager]-[ツール]-[運用環境の保守]を選択 します。

→[運用環境保守ウィザード]ウィンドウが表示されます。

第7章 保守

4. [次へ]ボタンをクリックします。

→[処理の選択]ダイアログボックスが表示されます。

5. 以下の項目を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

- [実施する処理]

“運用環境の復元”を指定します。

- [退避データ格納先]

7.2 リストア

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→[運用形態の設定]ダイアログボックスが表示されます。

[SafeCLUSTERを使用する場合]

[MSCSを使用する場合]

第7章 保守

6. 以下の項目を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

[SafeCLUSTERを使用する場合]

設定する項目 説明

運用形態 プライマリノードを構築する場合は、“クラス タ運用(FUJITSU SafeCLUSTER – プライマリノ ード)”を指定し、

セカンダリノードを構築する場合は、“クラス タ運用(FUJITSU SafeCLUSTER – セカンダリノ ード)”を指定します。

論理IPアドレス Systemwalker Centric Manager用サービスで、

使用する論理IPアドレスを指定します。

サブネットマスク 運用管理サーバにあるネットワークのサブネッ トマスクを指定します。

論理ホスト名 論理IPアドレスに対するネットワークのホスト 名を指定します。

共 有 デ ィ ス ク の ド ライブ名

切替えディスク上に設定したパーティションの ドライブ名を指定します。

[MSCSを使用する場合]

設定する項目 説明

運用形態 プライマリノードを構築する場合は、“クラス タ運用(Microsoft(R) Cluster Server-プライ マリノード)”を指定し、

セカンダリノードを構築する場合は、“クラス タ運用(Microsoft(R) Cluster Server-セカン ダリノード)”を指定します。

物 理 デ ィ ス ク リ ソ ース名

共有ディスクとして使用する物理ディスクリソ ース名を指定します。クラスタシステムに登録 したQuorumディスク用のリソースは指定しない でください。セカンダリノードを構築する場合 には、プライマリノードで指定した物理ディス クリソース名を指定してください。

論理IPアドレス Systemwalker Centric Manager用グループの仮 想アドレスとして任意のIPアドレスを指定しま す。すでに使用されているIPアドレスは指定し ないでください。

サブネットマスク 運用管理サーバのあるネットワークのサブネッ トマスクを指定します。

論理ホスト名 Systemwalker Centric Manager用グループのネ ットワーク名として任意の名前を指定します。

すでに使用されているネットワーク名は指定し ないでください。

クラスタ名 MSCSのセットアップ時に設定したクラスタ名を 指定します。

外 部 接 続 用 ネ ッ ト ワーク名

MSCSのセットアップ時に設定した外部通信用ネ ットワークを指定します。

7.2 リストア

85 セカンダリノード構築時には、プライマリ構築時に指定した共 有ディスクのドライブ名を指定することで、プライマリ構築設定 値が自動的に表示されます。

セカンダリノードの退避データでは、プライマリノードを構築 することはできません。

7. フレームワークデータベースを作成するために必要な、以下の項目を指 定します。

- [対象データベース]

“フレームワーク”を指定します。

- [管理ドメイン名]

運用管理クライアントから運用管理サーバに接続するための識 別名として使用されます。管理ドメイン名は、128byte以内の英 数字で指定します。日本語および空白文字は指定できません。

- [DBサイズ設定]ボタン

作成するフレームワークデータベースの容量を指定します。

- 以下の項目のファイル格納先を指定します。ファイル格納先には、

共有ディスクとして指定したドライブ上のディレクトリを指定 する必要があります。

第7章 保守

‐ [データベースログファイル]

‐ [データベースディクショナリファイル]

‐ [リポジトリ/ログデータベース]

セカンダリノード構築時には、プライマリノードで構築したデ ータベース設定内容が、自動的に各データベースの設定項目に指 定されます。

8. そのほかのデータベースを作成する場合には、各データベースの作成に 必要な情報の入力を行います。

[設定の対象]から作成したいデータベースを選択し、設定情報を入力 してください。各データベースの作成方法については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。

→[退避データ復元方法の選択]ダイアログボックスが表示されます。

9. 以下の項目を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

- [復元方法]

“すべての機能の運用データを復元する”を指定します。

- [復元する情報]

以下の項目から復元する情報を指定します。

‐ [ログ情報と定義情報]

‐ [ログ情報]

‐ [定義情報]

7.2 リストア

87 退避データに共有ディスク上のデータが含まれている場合、プラ イマリノードを構築するときは、選択してください。

→[設定内容の確認]ダイアログボックスが表示されます。

以下にSafeCLUSTERの場合のダイアログボックスを示します。

10. [設定内容の一覧]で設定内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。

→[処理の実行]ダイアログボックスが表示され、処理を実行します。

第7章 保守

11. [処理完了]ダイアログボックスが表示されます。

[完了]ボタンをクリックします。

12. 共有ディスクをオフライン化します。

詳細については、“3.4.4 共有ディスクのオフライン化”を参照して ください。

Systemwalker Centric Managerの再起動

Systemwalker Centric Managerの再起動を行います。

再起動の手順については、“3.4.7 Systemwalker Centric Managerの再起動”

を参照してください。