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フィンランド表

ドキュメント内 欧州 (ページ 90-104)

グラフ 4  形態別アパレル市場(Clothing RetailingMarket in 2001) *靴は含まな

10 フィンランド表

単位:千米ドル、%

数 量 金 額 構成比 数 量 金 額 構成比 前年比(Q) 前年比(V)

4,797 100.0 4,572 100.0 95.3

原料(綿) TON 166 294 6.1 153 267 5.8 92.1 90.5

スフ綿 TON

合繊綿 TON 166 294 153 267 (ポリエステル) TON 166 294 151 253

(アクリル) TON 3 14

TON 43 471 9.8 24 145 3.2 55.8 30.7

人絹糸 TON

スフ糸 TON

合繊長繊維糸 TON 20 323 1 19

(ナイロン) TON 1 13

(ポリエステル) TON

合繊短繊維糸 TON 23 147 23 128

綿糸 TON

織物 千SM 430 382 7.9 538 700 15.3 125.1 183.2

絹織物 千SM 1 3

綿織物 千SM 24 33

人絹織物 千SM 82 64 30 28

スフ織物 千SM 1 5

合繊長繊維織物 SM 345 307 461 611 (ポリエステル) SM 336 290 438 535 (ナイロン) SM 8 9 15 43

合繊短繊維織物 SM 17 15

毛織物 SM 3 7 3 9

不織布 SM 69 118 2.5 41 68 1.5 59.4 57.6 ニット生地 1,954 31 0.6 13,908 58 1.2 711.7 187.0 繊維製品

タイヤコード織物 SM

コーテッド織物 トン 0 15 0.3 4 54 1.1 - 49

アパレル トン 267 5.6 165 3.6 61.8

その他 3,219 67.1 3,115 68.1 96.7

出所:財務省「日本貿易月報」

輸出依存度(%)

2000 2001

数量 単位

0.9

◎ 日本からのEU向けアパレル輸出

― 日本の全世界向繊維輸出 7,295百万ドル(2001)のうち アパレルは361百万ドルで、構成比4.9%。

EUへの全輸出は609百万ドル、うちアパレルは32百万ドルで構成比5.2%。世界平均並みで ある。

―英国

11 〔単位:千米ドル〕

布帛製合計 2000年 5,798 2001年 4,008

ニット製合計 2000年 3,462 2001年 3,721

計 2000年 9,260 2001年 7,729

布帛製 スカーフ・マフラーが減り(3,097→1,504)

ニット製 靴下/手袋が増えている。(1,759→2,588)

―ドイツ

12 〔単位:千米ドル〕

布帛製合計 2000年 7,313 2001年 2,159

ニット製合計 2000年 1,998 2001年 1,451

計 2000年 9,311 2001年 3,610

減少著しいのは、布帛外衣の中のズボン・スカート類 2000年5,470→2001年795 (4,675減)

―北欧4ヶ国

日本からの輸出合計が 1,066千ドル うち 布帛製外衣 191万ドル ニット製手袋 647万ドル

小額なうえに、この地域向特有のものに集中している。

(表11,12:財務省「日本貿易月表」より伊藤忠繊維研究所作成)

◎日本からのEU向け織物輸出

これらの数字はEU向に直積されたもので、アジアに船積された織物が衣料品となってEUに 船積されるケースもあり、ここでの数字がEU積のすべてとはいえないかもしれないが、大勢 は示していると考えてよい。その前提でいうと

・ごく一部の例外を除きEU向けの輸出は毎年減少している。

・特にかつての輸出の大宗商品合繊長繊維織物は

・日本の価格競争力の低下

・新商品の開発行き詰まり

・ヨーロッパの衣料品に対する低価格志向

・買付けパターンの変化(極東縫製への丸投げ)

・日本のフォローアップ力不足(マン・パワー、貿易機能)

・中国の合繊長繊維織物の生産増

・中国を初めとする発展途上国の織染加工技術の向上 等々で急速にその地位を低下させているのがよくわかる。

・ヨーロッパ向け繊維輸出の活性化、再生をはかるには、従来のやり方では難しく(従来のや り方そのものを繰り返そうにも出来ない部分あるが)、市場の動きに対応した新しいやり方 を創りださなければならない。(後述参照)

表13 日本のアパレル輸出

数量 金額 数量 金額 数量 金額 数量 金額 数量 金額 数量 金額 数量 金額 数量 金額 数量 金額 数量 金額 数量 金額

63 布帛製外衣 36,508 1,850 44,349 1,805 377,911 5,945 1,232 599 32 675 29 26,202 336 11,337 130 346 24 342 32 60 2 64 (内)コート・スーツ・ドレス類 6 838 8 790 4 561 419 1 29 0 13 0 9 0 22 0 20 0 20 0 2 65 (内)ズボン・スカート類 28 953 30 805 368 5,470 795 0 3 0 3 1 53 0 2 0 3 0 2 0 0 66 布帛製下着 10,938 435 6,107 344 5,896 238 127 0 0 0 0 1,100 9 4,150 28 18 2 88 6 0 0 67 布帛製シャツ・ブラウス類 8 416 6 355 5 243 128 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2 0 0 68 布帛製スカーフ・マフラー類 566 3,097 178 1,504 570 887 672 0 0 0 0 0 0 4 2 0 5 5 26 0 0

5,798 4,008 7,313 2,159 32 29 345 160 31 66 2

69 ニット外衣 19,057 614 11,798 561 2,602 206 192 361 40 462 23 6,038 61 6,120 63 600 11 0 0 0 0

70 (内)コート・スーツ・ドレス類 2 160 2 175 1 99 79 0 3 0 5 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 71 (内)ズボン・スカート類 12 251 3 135 1 39 57 0 5 0 0 1 3 0 0 1 11 0 0 0 0

72 (内)セーター類 4 206 5 258 0 41 60 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

73 ニット製下着 0 853 0 431 0 119 107 0 0 0 0 0 8 0 3 0 14 0 2 0 9

74 ニット製シャツ・ブラウス類 13 236 5 141 1 29 50 0 0 0 0 0 0 0 3 0 14 0 0 1 9 75 ニット製靴下類 1,828 785 957 1,280 83 139 68 12 28 11 31 1 2 0 0 48 86 0 0 3 6 76 ニット製手袋類 0 974 0 1,308 0 1,505 1,034 0 198 0 156 0 170 0 170 0 64 0 180 0 250

3,462 3,721 1,998 1,451 267 210 241 239 189 182 274

9,260 7,729 9,311 3,610 299 239 586 399 220 248 276

単位:トン、千米ドル

2000年 2001年

ドイツ ノルウェー スウェーデン デンマーク フィンランド

2000年 2001年 2000年 2000年 2001年

英 国

2001年

2000年 2001年 2000年 2001年

ニット製計 合 計 布帛製計

(財務省「日本貿易月表」より伊藤忠繊維研究所作成)

0 0

0 0

0 0

0 0

0 0

0 0

0

0 0

0 0

0 0

2 16

3 8

0 141 180

180

89

[7] 日本製品の輸出促進に関する提言 1. 日本製品の輸出の現状

衣料品消費の低価格志向が強まる中、日本の繊維産業は苦戦を強いられているが、唯一、健闘してい るのが、持ち帰り用の織物輸出である。

縫製地は、中国を中心にアジア各国へ展開しているが、素材は新商品開発力、加工技術、品質納期管 理能力を生かし、日本で作って周辺の縫製国へ供給する。

縫製国から日本へ衣料品として輸出するのみならず(持ち帰り)米国、欧州へ輸出するビジネスに活 路を見い出している。

一方国内市場は、デフレ経済下、低価格志向のみならず、消費市場そのものが縮小傾向にある。この ような閉塞感を打破するために、目を向けられているのが輸出振興である。

輸出振興といっても簡単ではない。幾つかの問題点について触れておきたい。

(貿易ネットワークの弱体)

かつては商社の繊維貿易部隊が繊維輸出の先兵として、マーケティング、商談、船積関係、トレ ンドのフィードバック、物造りへの関与等々全ての機能をカバーしていた。

しかし、プラザ合意後の相次ぐ円高は、日本製商品の価格競争力のみならず商社の海外ネットワ ークを維持するコストも高いものとし、商量の減少→収益源→リストラ(人員減)→更なる商量減 という負のサイクルと相まって繊維貿易部隊はほぼ壊滅と言っても良い状態に追い込まれた。

今、輸出振興といっても、頼るべきかつてのようなネットワークは存在しない。

商社のみならず、合繊メーカー・紡績の輸出部隊も生産拠点の海外移転、分社化、リストラを通 じて減少を続け、産地中小企業はここに頼る事も出来なくなっている。産地で生産機能に特化して きた企業が、すべての手がかりを無くして輸出市場に投げ出されたようなものだ。

(小ロット対応への困難さ)

更に小ロット、多品種、単サイクルへの対応問題がある。

日本の繊維が価格競争力があり、貿易ネットワークが確立されていた時ですら、小ロット対応は 頭痛の種子だった。

例えば、80年代から90年代初めにかけて、日本国内市場が新素材、新商品の宝庫と見なされて いた時期があった。東京コレクションのために欧米バイヤーはこぞって来日し、サンプルを買い求 め、担当者に小ロットの織物買い付けを申し入れた。しかし、生産ミニマム・ロットの問題、取り 扱い上のコストの問題で、対応出来ずに断るのが常だった。

状況がより厳しくなった今、再び同じような問題をつきつけられている。

(貿易機能の構築の必要)

「貿易機能」を自前で確立する事が前提条件である。海外に個人(常駐ベースであれ、出張巡回 代理店いずれの方法でもよいが、専属で働いてもらえる人・組織をもつこ とが大事である。このコストを惜しんでは、輸出を成功させるのは難しい。

とっては戦力となる場合もあるが、日本企業が今求めている ような機能をセールス・レップ、既存代理店に求めても、余り役に立たないと考えた方が良い。

した産地企業の目、耳、口となって市場をチェックし、その情報をフィードバ ックすることができるか。

実際に客先を訪問し、自社商品を紹介し、販促活動をすることができるか。

に反映させる

「セールス・エンジニア」的機能

時にできるか。

ベースであれ)若しくは

セールス・レップ、既存代理店は売るべき在庫があって、プライスリスト、在庫リストが完備し ている会社(例えばコンバーター)に

それでは、求められる貿易機能とは何か?

・マーケティング機能 生産機能に特化

自社の技術、生産背景とコンペティション(競合状況)を理解し、自社製品の売り込み先につ いてアドバイスできるか。

・販売活動

・輸出入

(バルク船積の本格的な船積代行業務は、乙仲業者に委託するとして、)アパレル/テキスタ イルの取引について廻る見本、小ロットの船積み、決済業務ができるか。

・契約・船積みされた商品のフォロー・アップ

商品のフォロー、場合によってはクレームへの対応等、アフターサービスができるか。

・見本作りへの関与

顧客の意向、市場の動向を次シーズンの見本作り、或いは展示会出展の見本作り ことができるか。

・語学力

言うまでもない事だが、上記機能を外国語(特に英語)で果たせるか。

商品に精通し、販売も同

2. する提言

こ うに

(1

来、海外出張販売、或いは展示会出展というと担当商社や系列メーカーの繊維貿易部隊と打合

せ 本作りが先行するのが常であった。まして、商社や

メーカーの輸出部隊が大巾に縮小され、市場や客先、商品を極端に絞り込んでワークしている昨今、

事前

と 、自ら市場調査、マーケティングをやらなければならない。生産 機能

こと し、これからは、自らやらなければ、何も起こらないのである。

では海外に出かけた後、どうすれば良いのか、色々なやり方があろうが、手順を具体的に示すと次 のよ

①  した市場構造図を念頭に、どのポジションの小売りの調査をしようとしているかを確 認

商 値 材混率

生産地(織物産地/縫製地)

技術的特色

風合 等をチェックする。

② 次に70頁、価格構造の項参照。小売値から織物コストの逆算推定作業に入る。

小売りの仕入値推定価格は、小売りの地位、商品の価格ゾーン、競合関係等によっても若干掛け 率は異なるが、ほぼ半分50%前後である。

③ 次に織物のコストだが、1 着当たりの要尺を推定した後、単位(ヤード若しくはメーター)当た りの値段を出す。ここで出てくる織物コストは108頁その他参照。LDP(=Landed Duty Paid 埠 頭渡し値段)と呼ばれるもので、関税、輸入地での取り扱い手数料、取り扱い業者の口銭が含ま 日本製品の輸出促進に対

れまで述べてきた輸出対応−従来の手順とは変わらなければならない部分をまとめると以下のよ なる。

) 徹底した事前の海外市場調査(小売現場は情報の宝庫)。

するケースもないではなかったが、先ずは見

に彼らに市場調査やマーケティングを依頼することは難しいとの見解もある。

なれば、見本を作成する前に

に特化してきた産地中小企業にとって、自ら海外へ出かけ、市場調査、マーケティングをやる は必ずしも容易でない。しか

うになる。

ずは市場に出ている商品について

− 品質

− 価格

− 競合関係(国内品、輸入品)

− 流通チャネル

− トレンド 等について調査することが必要である。

68頁で説明 する。

商品のタッグその他から 品ブランド

売 素

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