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バックアップ スキーム

ドキュメント内 Acronis Backup & Recovery 11.5 (ページ 44-53)

4.2 バックアップ計画の作成

4.2.6 バックアップ スキーム

次の使用可能なバックアップ スキームのいずれかを選択します。

[シンプル]: データのバックアップの実行時期と実行間隔をスケジュールし、保持ルールを指定 します。

[Grandfather-Father-Son]: GFS(Grandfather-Father-Son)スキームを使用します。このス キームでは、1 日に 2 回以上データのバックアップを行うことはできません。日単位のバック アップを実行する曜日を設定し、それらの日の中から週単位または月単位のバックアップの日 を選択します。次に、日単位(「Son」と呼ばれます)、週単位(「Father」と呼ばれます)、月単位

(「Grandfather」と呼ばれます)のバックアップの保持期間を設定します。期限切れになったバッ

クアップは自動的に削除されます。

[ハノイの塔]: ハノイの塔バックアップ スキームを使用します。このスキームでは、バックアップ

(セッション)の時期と頻度をスケジュールし、バックアップ レベル数(最大 16)を選択すること ができます。1 日に複数回データをバックアップすることができます。バックアップ スケジュール を設定し、バックアップ レベルを選択することによって、ロールバック期間(いつでも戻ることが できる保証されたセッション数)が自動的に取得されます。自動クリーンアップ メカニズムは、期 限切れになったバックアップを削除し、各レベルの最新のバックアップを保持することによって必 要なロールバック期間を維持します。

[カスタム]: カスタム スキームを作成して、会社に最適なバックアップ戦略を自由に設定するこ とができます。異なるバックアップの種類に対する複数のスケジュールの指定、条件の追加、保 持ルールの指定を行います。

[手動による開始]: 手動で開始するためのバックアップ タスクを作成します。

4.2.6.1 シンプル スキーム

シンプル バックアップ スキームでは、データをバックアップするタイミングと頻度のみをスケジュー リングします。その他の手順は任意です。

シンプル バックアップ スキームを設定するには、次の項目に適切な値を指定します。

スケジュール

データをバックアップする実行時期と実行間隔を設定します。スケジュール設定の詳細について は、「スケジュール 『62ページ 』」をご参照ください。

保持ルール

保存先にバックアップを保持する期間、およびそれらのバックアップを後に移動または削除する かどうかを指定します。保持ルールは、バックアップの作成後に適用されます。デフォルトでは、

[バックアップを無期限に保存する] が設定されています。つまり、バックアップが自動的に削除 されることはありません。保持ルールの詳細については、「バックアップの保持の設定 『74ペー ジ 』」をご参照ください。

バックアップの種類

この設定にアクセスするには、[バックアップの種類の表示、ベリファイ、仮想コンピュータへの変 換] をクリックします。

バックアップの種類を選択します。

完全 - すべてのバック アップ ロケーションでデフォルトで選択されます。

増分: 1 回目は完全バックアップが作成されます。以降のバックアップは増分になります。

注意: 統合 『209ページ 』を使用してアーカイブをクリーンアップする保持ルールと共に、バックアッ プの種類として増分を選択した場合、さらに時間がかかり、リソースが集中的に使用されます。

4.2.6.2 GFS ( Grandfather-Father-Son スキーム)

概要

 日単位のバックアップ(「Son」)、週単位のバックアップ(「Father」)、月単位のバックアップ

(「Grandfather」)

 週単位および月単位のバックアップのカスタム日付

 各種類のバックアップのカスタム保持期間

説明

日単位(D)、週単位(W)、および月単位(M)の一連のバックアップを定期的に生成するバックアッ プ計画を設定すると仮定します。通常は次のような方法でこれを実行します。次の表に、2 か月間 の計画例を示します。

月 火 水 木 金 土 日

1/1~1/7 D D D D W - -

1/8~1/14 D D D D W - -

1/15~1/21 D D D D W - -

1/22~1/28 D D D D M - -

1/29~2/4 D D D D W - -

2/5~2/11 D D D D W - -

2/12~2/18 D D D D W - -

2/19~2/25 D D D D M - -

2/26~3/4 D D D D W - -

日単位のバックアップは、金曜日を除くすべての平日に実行され、金曜日には週単位および月単位 のバックアップが実行されます。月単位のバックアップは各月の最終金曜日に実行され、週単位の バックアップはその他のすべての金曜日に実行されます。結果として、通常は 1 年間で 12 の月 単位のバックアップが取得されます。

パラメータ

GFS(Grandfather-Father-Son)スキームでは、次のパラメータを設定できます。

バックアップの 開始時刻:

バックアップを開始する時刻を指定します。デフォルト値は午後 12 時です。

バックアップの 実行日

バックアップを実行する曜日を指定します。デフォルト値は、[平日] です。

週単位/月単位 ([バックアップの実行日] フィールドで選択した日のうち)どの曜日を週単位または月単位 のバックアップ用に予約するかを指定します。

デフォルト値は、[金曜日] です。この値を使用すると、月単位のバックアップが各月の最終 金曜日に実行されます。週単位のバックアップはその他のすべての金曜日に実行されま す。別の曜日を選択した場合には、これらのルールは選択された曜日に適用されます。

バックアップの 保持期間:

バックアップをアーカイブ内に保存する期間を指定します。期間は、時間単位、日単位、週 単位、月単位、年単位で設定できます。月単位のバックアップでは、無期限に保存する場 合は [無期限に保持] を選択することもできます。

各バックアップの種類のデフォルト値は次のとおりです。

日単位: 5 日間(推奨最小期間)

週単位: 7 週間 月単位: 無期限

週単位のバックアップの保持期間は日単位のバックアップより長くする必要があり、月単位 のバックアップの保持期間は週単位のバックアップの保持期間より長くする必要がありま す。

日単位のバックアップの保持期間を 1 週間以上に設定することをお勧めします。

バックアップの 種類

日単位、週単位、月単位のバックアップの種類を指定します。

 常に完全: すべての日単位、週単位、および月単位のバックアップが常に完全バック アップになります。テープ ドライブがバックアップ先として選択されている場合、デフォ ルトで選択されます。

完全/差分/増分: 日単位バックアップは増分、週単位は差分、月単位は完全になりま す。

初回のバックアップは常に完全バックアップです。ただし、これは月単位のバックアップ であることを意味するわけではありません。作成された曜日によって、日単位、週単 位、または月単位のバックアップとして保存されます。

バックアップは、そのバックアップに直接依存しているすべてのバックアップも削除対象になるまで削除されま せん。このため、 アイコンでマークされているバックアップの有効期限が数日経過している場合がありま す。

先週の各曜日、先月の各週

多くのユーザーが役立つと考える GFS バックアップ スキームについて考えてみましょう。

 週末を含む毎日ファイルをバックアップする。

過去 7 日間の任意の日付のファイルを復元できる。

 先月の週単位のバックアップにアクセスできる。

 月単位のバックアップを無期限に保存する。

バックアップ スキームのパラメータを次のように設定できます。

 バックアップの開始時刻: 11:00 PM

バックアップの実行日: 毎日

週単位/月単位: 土曜日(例)

 バックアップの保持期間:

日単位: 1 週間

月単位: 1 ヵ月

月単位: 無期限

結果として、日単位、週単位、月単位のバックアップのアーカイブが作成されます。日単位のバック アップは作成後 7 日間使用できます。たとえば、1 月 1 日(日曜日)の日単位のバックアップは次 の 1 月 8 日(日曜日)まで使用できます。1 月 7 日(土曜日)の最初の週単位のバックアップは、

2 月 7 日までシステムに保存されます。月単位のバックアップは削除されません。

ストレージの制限

大きなアーカイブを保存するために膨大なサイズの格納域を用意したくない場合は、バックアップの 保持期間が短くなるように GFS スキームを設定し、同時に不測のデータ損失が発生した場合に 情報を復元できるようにすることができます。

次のような要件があると仮定します。

 各平日の最後にバックアップを実行する。

 誤って削除されたかまたは不注意で変更されたファイルを、比較的早期に見つかった場合に復 元できる。

 週単位のバックアップに作成後 10 日間アクセスできる。

 月単位のバックアップを半年間保存する。

バックアップ スキームのパラメータを次のように設定できます。

 バックアップの開始時刻: 6:00 PM

バックアップの実行日: 平日

週単位/月単位: 金曜日

 バックアップの保持期間:

日単位: 1 週間

週単位: 10

月単位: 6 ヵ月

このスキームを使用すると、破損したファイルの以前のバージョンを日単位のバックアップから 1 週間にわたり復元でき、週単位のバックアップに 10 日間アクセスできます。それぞれの月単位の 完全バックアップは、作成日から 6 ヵ月間使用できます。

作業スケジュール

非常勤の会計コンサルタントとして、火曜日と木曜日に会社で作業をしているとします。これらの日 には、自分のラップトップ コンピュータで会計文書や財務諸表の変更、スプレッドシートのアップ デートなどを行います。このデータをバックアップするために、次の作業を行います。

 火曜日と木曜日に行った財務諸表やスプレッドシートなどに対する変更の追跡(日単位の増分 バックアップ)。

 先月以降のファイルの変更に関する週単位の要約の作成(金曜日の週単位の差分バックアッ プ)。

 月単位のファイルの完全バックアップ。

また、日単位のバックアップを含め、最近 6 ヵ月のすべてのバックアップにアクセスできるようにし ます。

ドキュメント内 Acronis Backup & Recovery 11.5 (ページ 44-53)