各 Acronis エージェントには、それぞれデフォルトのバックアップ オプションがあります。エージェ
ントがインストールされると、デフォルトのオプションは、ドキュメントでデフォルトの設定と呼ばれる、
あらかじめ定義された値が割り当てられます。バックアップ計画を作成する際に、デフォルトのオプ
ションを使用することも、特定の計画でのみ使用するカスタム値でデフォルトのオプションを上書き することもできます。
あらかじめ定義された値を変更して、デフォルトのオプション自体をカスタマイズすることもできます。
新しい値は、後でこのコンピュータで作成するすべてのバックアップ計画に対してデフォルトで使用 されます。
デフォルトのバックアップ オプションを表示して変更するには、コンソールを管理対象のコンピュー タに接続し、トップ メニューから [オプション] > [デフォルトのバックアップと復元のオプション] > [デ フォルトのバックアップ オプション] を選択します。
使用可能なバックアップ オプション
使用可能なバックアップ オプションのセットは次の項目によって異なります。
エージェントが動作する環境(Linux、ブータブル メディア)
バックアップするデータの種類(ディスク、ファイル)
バックアップの保存先(ネットワーク上のロケーションまたはローカル ディスク)
バックアップ スキーム(手動による開始、またはスケジューラの使用)
次の表は、使用可能なバックアップ オプションを示しています。
エージェント for Linux ブータブル メディア
(Linux ベースまたは PE ベー
ス)
ディスクのバッ クアップ
ファイルのバッ クアップ
ディスクのバッ クアップ
ファイルのバッ クアップ その他の設定 『81ページ 』:
リムーバブル メディアへのバック アップ時に最初のメディアを要求 する
保存先: リ ムーバブル メ
ディア
保存先: リ ムーバブル メ
ディア
保存先: リ ムーバブル メ
ディア
保存先: リ ムーバブル メ
ディア アーカイブ ビットをリセットする - - - + バックアップ処理の終了後にコン
ピュータを自動的に再起動する
- - + +
[アーカイブの保護] 『82ページ 』
(パスワードと暗号化)
+ + + +
バックアップのカタログ化 『82 ページ 』
+ + - -
バックアップのパフォーマンス: バックアップの優先度 『83ペー ジ 』
+ + - -
HDD 書き込み速度 『84ペー ジ 』
保存先: HDD 保存先: HDD 保存先: HDD 保存先: HDD
ネットワークの接続速度 『84ペー ジ 』
保存先: ネット ワーク共有
保存先: ネット ワーク共有
保存先: ネット ワーク共有
保存先: ネット ワーク共有 バックアップの分割 『85ページ 』 + + + +
エージェント for Linux ブータブル メディア
(Linux ベースまたは PE ベー
ス)
ディスクのバッ クアップ
ファイルのバッ クアップ
ディスクのバッ クアップ
ファイルのバッ クアップ 圧縮レベル 『86ページ 』 + + + + 災害復旧計画 『86ページ 』 + + - - エラーの処理 『87ページ 』:
処理中にメッセージやダイアログ を表示しない(サイレント モード)
+ + + +
エラーが発生した場合は再試行 する
+ + + +
不良セクタを無視する + + + +
イベント トレース:
SNMP 『88ページ 』 + + - -
高速の増分/差分バックアップ
『89ページ 』
+ - + -
ファイル レベルのバックアップの スナップショット 『89ページ 』
- + - -
LVM のスナップショット 『90ペー ジ 』
+ - - -
メディア コンポーネント 『92ペー ジ 』
保存先: リ ムーバブル メ
ディア
保存先: リ ムーバブル メ
ディア
- -
通知:
電子メール 『92ページ 』 + + - - ポップアップ ウィンドウ 『94ペー
ジ 』
+ + - -
バックアップの前後に実行するコ マンド 『94ページ 』
+ + PE のみ PE のみ
データ取り込みの前後に実行する コマンド 『96ページ 』
+ + - -
レプリケーション/クリーンアップの 無効期間 『77ページ 』
+ + - -
セクタ単位のバックアップ 『98 ページ 』
+ - + -
タスク失敗時の処理 『99ペー ジ 』
+ + - -
タスクの開始条件 『99ページ 』 + + - -
4.7.1 その他の設定
次のチェックボックスをオンまたはオフにして、バックアップ処理のその他の設定を指定します。
リムーバブル メディアへのバックアップ時に最初のメディアを要求する
このオプションは、リムーバブル メディアにバックアップする場合にのみ有効です。
リムーバブル メディアにバックアップする際に [最初のメディアの挿入] というメッセージを表示す るかどうかを定義します。
デフォルトの設定は、[無効] です。
このオプションをオンにした場合、メッセージ ボックスの [OK] がクリックされるまで実行が待機さ れるため、ユーザーがコンピュータから離れているとリムーバブル メディアへのバックアップを実行 できない場合があります。したがって、リムーバブル メディアへのバックアップをスケジュールする 場合は、このメッセージを無効にする必要があります。メッセージを無効にしておくと、DVD がドライ ブに挿入されている場合など、リムーバブル メディアが使用可能な場合は、タスクを無人で実行で きます。
アーカイブ ビットをリセットする
このオプションは、Windows オペレーティング システムおよびブータブル メディアのファイル レベ ルのバックアップでのみ有効です。
デフォルトの設定は、[無効] です。
Windows オペレーティング システムでは、各ファイルの属性は [ファイルをアーカイブ可能にす
る] になっています。使用するには、[ファイル] -> [プロパティ] -> [全般] -> [詳細設定] -> [アーカイ ブ属性およびインデックス属性] を選択します。この属性はアーカイブ ビットとも呼ばれ、オペレー ティング システムによってファイルが変更されるたびに設定されます。また、バックアップ アプリ ケーションがそのファイルをバックアップに保存するたびにリセットできます。アーカイブ ビット値は、
データベースなどのさまざまなアプリケーションによって使用されます。
[アーカイブ ビットをリセットする] チェックボックスをオンにすると、Acronis Backup & Recovery
11.5 はバックアップするすべてのファイルのアーカイブ ビットをリセットします。Acronis Backup &
Recovery 11.5 自体は、アーカイブ ビット値を使用しません。増分バックアップまたは差分バック
アップを実行する場合は、前回ファイルが保存されたときのファイル サイズと日付/時刻によって、
ファイルが変更されたかどうかが判断されます。
バックアップ処理の終了後にコンピュータを自動的に再起動する
このオプションは、ブータブル メディアから起動した場合にのみ使用できます。
デフォルトの設定は、[無効] です。
このオプションをオンにすると、バックアップ処理の完了後、Acronis Backup & Recovery 11.5 に よってコンピュータが再起動されます。
たとえば、デフォルトでコンピュータがハード ディスク ドライブから起動される場合、このチェック ボックスをオンにすると、ブータブル エージェントによるバックアップの作成後、すぐにコンピュータ が再起動され、オペレーティング システムが起動されます。
4.7.2 アーカイブの保護
このオプションは、Windows と Linux オペレーティング システム、およびブータブル メディアで有 効です。
このオプションは、ディスクレベルとファイルレベルの両方のバックアップに対して有効です。
このオプションでは、アーカイブをパスワードで保護するかどうか、アーカイブの内容を暗号化する かどうかを指定します。
このオプションは、アーカイブに既にバックアップが含まれている場合には使用できません。たとえ ば、以下の場合、このオプションは使用できません。
バックアップ計画の保存先として、既存のアーカイブが既に指定されている場合
既にバックアップに含まれているバックアップ計画を編集する場合 デフォルトの設定は、[無効] です。
権限のないアクセスからアーカイブを保護する手順は、次のとおりです。
1. [アーカイブにパスワードを設定する] チェックボックスをオンにします。
2. [パスワードの入力] フィールドにパスワードを入力します。
3. [パスワードの確認入力] フィールドにパスワードを再入力します。
4. 次のいずれかを選択します。
[暗号化しない]: アーカイブはパスワードのみで保護されます
[AES 128]: アーカイブは、128 ビット キーの AES(Advanced Encryption Standard)ア ルゴリズムを使用して暗号化されます
[AES 192]: アーカイブは、192 ビット キーの AES アルゴリズムを使用して暗号化されま
す
[AES 256]: アーカイブは、256 ビット キーの AES アルゴリズムを使用して暗号化されま
す
5. [OK] をクリックします。
AES 暗号化アルゴリズムは、暗号ブロック連鎖(CBC)モードで動作し、ランダムに生成されるキー を使用します。キーの長さは 128、192、または 256 ビットからユーザーが指定できます。キーの サイズが大きいほどアーカイブを暗号化する時間は長くなりますが、データの安全性は高まります。
次に、暗号化キーは、パスワードの SHA-256 ハッシュをキーとして使用して、AES-256 で暗号化 されます。パスワード自体はディスクまたはバックアップ ファイルに保存されませんが、パスワード のハッシュがベリファイには使用されます。この 2 段階のセキュリティにより、バックアップ データ は権限のないアクセスから保護されますが、失われたパスワードを復元することはできません。
4.7.3 バックアップのカタログ化
バックアップをカタログ作成すると、バックアップの内容がデータ カタログに追加されます。データ カタログを使用すると、簡単に目的のバージョンのデータを検索して、復元用に選択することができ ます。
[バックアップのカタログ化] オプションでは、バックアップに対して(そのバックアップが作成されると 同時に)完全カタログ作成と高速カタログ作成のどちらを実行するかを指定します。