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第3章 物流開発に係る既存調査・計画案のレビュー

3.4 主要ドナーの関心について

出所:discoverneom.com, Bloomberg.com

3.6 NEOM開発

果的に管理し、関税収入を増強する能力を高め、またイスラエルの国境と交差する当局との 貿易円滑化措置の改善を提唱する民間企業を支援する取組である。

2016年度には、米国政府はヨルダンで合計4億7,900万ドル、西岸とガザ地区で2億4,800 万ドル相当の事業を実施した。

3.4.3 ドイツ国際協力公社(GIZ)

ヨルダンにおけるドイツ国際協力公社(German Development Agency:GIZ)の関心は、水 供給、雇用、教育の分野である。さらに、ヨルダンのマイクロファイナンス分野のビジネス 戦略を策定するプロジェクトが実施されており、消費者保護規定の改善に焦点が当てられ ている。

また、オランダ政府と共同で、ドイツ政府はKHB国境で旅客・貨物施設改良事業のフィ ージビリティ調査資金を提供している。

2017 年末、ドイツ政府はヨルダン開発とシリア難民支援に対応する5億 7,500 万ユーロ の援助を約束した。

3.4.4 オランダ

オランダからの援助の焦点は、ヨルダンのシリア難民の支援であり、人道援助、安全衛生、

教育、訓練のためのプログラムが展開されている。

2011 年、オランダ政府はパレスチナ向けにスキャナー購入支援を開始している。西岸と ガザを結ぶ輸送回廊を支援するために、まず、ガザ地区~イスラエルの国境にスキャナーが 設置された。ガザ国境には2機、KHB国境には1機のスキャナーがある。オランダ及びド イツ政府は、KHB国境での旅客・貨物施設改良計画にも資金を提供している。また、QAIA 貨物ターミナルでの、農産物・生鮮食品向け冷凍設備案件の事業内容にも関与している。

2016年にオランダ政府は、シリアからのパレスチナ難民(児童)のためのUnited Nations

Relief and Works Agencyに200万ユーロの寄付を発表した。

3.4.5 国際連合貿易開発会議(UNCTAD

1985年にUNCTAD(United Nations Conference on Trade and Development)内にパレスチナ 向け支援ユニット(APPU)が設置されている。パレスチナにおけるイスラエルの社会経済 政策について調査している。具体的な活動は、WTO支援により準備中の貿易円滑化協定の 具体化である。最近の調査では、パレスチナにおける貿易円滑化協定の適用性を評価した。

また、UNCTADはASYCUDA World導入に関してパレスチナの税関を支援している。

3.4.6 欧州投資銀行(EIB)

Facility for Euro-Mediterranean Investment and Partnership(FEMIP)の下、欧州投資銀行の支 援を得て、Euro Mediterranean Logistic Network(LOGISMED)が発足した。Union for the

Mediterranean(UfM)は、欧州連合(EU)加盟国28カ国と、ヨルダン、パレスチナ、イス

ラエルなど15 の地中海パートナー諸国を含む、欧州および地中海地域からの 43 カ国の政

府間組織である。2008年7月、地中海のパリサミットで、1995年に設立され、バルセロナ のプロセスとして知られているEuro Mediterranean Partnership(Euromed)の強化を目的とし て設立された。交通及び都市開発は、UfMが活動する6つのセクターの1つである。

2013年以来、欧州投資銀行はヨルダンに総額173,274,000ユーロを貸し出している。欧州 投資銀行は最近、地方の持続可能な開発を目的としたマイクロファイナンス支援のための エクイティ契約を締結した。本契約の欧州投資銀行シェアは100万ユーロである。EIBは、

過去10年間のヨルダン向け拠出額は合計12億ユーロである。

3.4.7 フランス開発庁(AFD)

フランス開発庁(French Development Agency:AFD)は、天然資源の利用の最適化、ヨル ダンの経済・社会の強化を目標として提示している。フランス開発庁のプロジェクトは、水 アクセス・衛生改善、再生利用可能エネルギーへの転換に重点が置かれている。また、地方 および都市開発の支援(アンマンのBRTプロジェクトなどを含む)、シリア難民に関する脆 弱性軽減なども活動対象としている。さらに、フランス開発庁は最近、ヨルダンの既存狭軌 鉄道網の改良についてプレフィージビリティ調査を実施した。

欧州連合(EU)やUSAIDなどの二国間パートナーと協力して、AFDは2017年末までに、

総額1億8000万ユーロをヨルダン向けに支出した。

フランス開発庁のパレスチナへの関与は、公営事業者、地方自治体、中小企業、市民社会 に焦点を当てている。過去17年間に、パレスチナ向けプロジェクトに総額3億 8500万ユ ーロが拠出された。

3.4.8 欧州連合(EU

欧州連合(EU)からヨルダン向けの技術協力と資金支援は、水供給、持続可能な発展、

教育など、多様な分野で40以上のプロジェクトが進行中である。

また、パレスチナの貿易回廊円滑化プロジェクトやパレスチナの国家貿易政策等に資金 援助をしている。また、欧州投資銀行とともに、パレスチナの運輸マスタープラン調査の実 施資金を支援した。

欧州連合の対ヨルダン援助は2014年~2016年で2億7,850万ユーロ。対パレスチナ援助 は、2016年に2億9,110万ユーロであった。