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ストレージ制御

ドキュメント内 ユーザーズガイド (ページ 108-118)

1. SigmaSystemCenter の機能

1.8. ストレージの管理

1.8.8. ストレージ制御

SystemProvisioningは、サーバの構成変更を行うときグループのストレージに関する設定を確認します。

iStorageの場合、ストレージに関する設定が存在する場合、グループに登録している論理ディスクをサーバ

に接続、切断します。

その他ストレージの場合には、サーバに設定されているローカルスクリプトと、SystemProvisioningで提供 されている環境変数を使用することで、サーバへの論理ディスクの接続、切断を行います。

(1) サーバの追加

‹ iStorageの場合

追加するサーバと接続するディスクアレイのLDセットに、グループに設定したLDを登録します。

図 1-66 iStorageのストレージ制御 (サーバ追加) System

Provisioning

グループ

プール プールサーバ

#1

ディスクアレイ装置

サーバ追加

使用するLD#1,#2 サーバ1台分のサーバ 設定ごとに事前設定

LDセット #1 稼動サーバ

#1

サーバ設定 LD#1

登録済 WWN

ディスクアレイ#1

グループに登録して いるLD#1#2 LDセットに登録 接続

LD#2

LD#1 LD#3

LD#2 LD#4

LD#1 LD#2

LD登録

‹ Symmetrixの場合

サーバに設定されているSYMCLIコマンド発行用のローカルスクリプトが、SystemProvisioningで提 供されている環境変数を使用して記述されている場合、追加するサーバのWWNとグループに設定した 論理ディスクを接続します。

図 1-67 Symmetrixでのストレージ制御 (サーバ追加) System

Provisioning

グループ

プール

プールサーバ

#1

ディスクアレイ装置

サーバ追加

使用するLD#1,#2 サーバ1台分のサーバ 設定ごとに事前設定 稼動サーバ

#1

サーバ設定 LD#1

登録済 WWN

ディスクアレイ#1 グループに登録して

いるLD#1#2 WWNを、ローカルス クリプトを使い接続

LD#2

LD#1 LD#3

LD#2 LD#4

LD#1 LD#2 論理ディスク接続 接続

ローカル スクリプト

(2) サーバの削除

‹ iStorageの場合

削除するサーバと接続するディスクアレイのLDセットから、グループに設定したLDを解除します。

図 1-68 iStorageのストレージ制御 (サーバ削除) System

Provisioning

グループ

プール プールサーバ

#1

ディスクアレイ装置

サーバ削除

使用するLD#1,#2 サーバ1台分のサーバ 設定ごとに事前設定

LDセット #1 稼動サーバ

#1

サーバ設定 LD#1

登録済 WWN

ディスクアレイ#1

グループに登録して いるLD#1#2 LDセットから削除 接続

LD#2

LD#1 LD#3

LD#2 LD#4

LD#1 LD#2

LD削除

‹ Symmetrixの場合

サーバに設定されているSYMCLIコマンド発行用のローカルスクリプトが、SystemProvisioningで提 供されている環境変数を使用して記述されている場合、削除するサーバのWWNとグループに設定した 論理ディスクを接続解除します。

図 1-69 Symmetrixのストレージ制御 (サーバ削除) System

Provisioning

グループ

プール

プールサーバ

#1

ディスクアレイ装置

サーバ削除

使用するLD#1,#2 サーバ1台分のサーバ 設定ごとに事前設定 稼動サーバ

#1

サーバ設定 LD#1

登録済 WWN

ディスクアレイ#1 グループに登録してい

LD#1#2WWN をローカルスクリプトを 使い接続解除

LD#2

LD#1 LD#3

LD#2 LD#4

LD#1 LD#2 論理ディスク接続解除 接続解除

ローカル スクリプト

(3) サーバの置換

‹ iStorageの場合

置換元サーバの情報を引き継ぐ場合、置換元サーバで使用しているLDを新しいサーバに接続する ディスクアレイのLDセットに登録します。

置換元サーバの情報を引き継がない場合、置換元サーバとは別のサーバ設定を使用します。そのた め、共有LDは置換元サーバと同じLDを使用しますが、非共有LDは引き継ぎません。

1-70 iStorageのストレージ制御 (サーバ置換/サーバ設定の引継ぎあり) LDセット #1

System Provisioning

グループ

ディスクアレイ装置

サーバ設定 LD#1 (共有)

LD#2 (共有)

LD#1 LD#2

LD#3 LD#4 登録済

WWN

LD#1 LD#2

ディスクアレイ#1

プール 置換元 サーバ#1 稼動サーバ

#1

新しい サーバ#2

WWN

LDセット #2 LD#1 LD#2 接続

サーバ置換

LD解除

LD登録

置換元サーバに接続するLD セットのLD#1,#2を解除し、

新しいサーバに接続するLD ットへLD#1,#2を登録

図 1-71 iStorageのストレージ制御 (サーバ置換/サーバ設定の引継ぎなし) サーバ設定

(新しいサーバ) LD#3 (非共有)

LD#2 (共有)

LDセット #1 System

Provisioning

グループ

ディスクアレイ装置

サーバ設定 (置換元サーバ)

LD#1 (非共有)

LD#2 (共有)

LD#1 LD#2

LD#3 LD#4 WWN

LD#1 LD#2

ディスクアレイ#1

置換元サーバに接続するLD セットのLD#1#2を解除し、

新しいサーバに接続するLD ットへLD#3#2を登録 プール

置換元 サーバ#1 稼動サーバ

#1

新しい サーバ#2

WWN

LDセット #2 LD#3 LD#2 接続

サーバ置換

LD解除 LD登録

‹ Symmetrixの場合

サーバに設定されているSYMCLIコマンド発行用のローカルスクリプトが、SystemProvisioningで提 供されている環境変数を使用して記述されている場合で、置換元サーバの情報を引き継ぐ場合、置換 元サーバで使用している論理ディスクを新しいサーバに接続します。

置換元サーバの情報を引き継がない場合、置換元サーバとは別のサーバ設定を使用します。

図 1-72 Symmetrixのストレージ制御 (サーバ置換/サーバ設定の引継ぎあり) System

Provisioning

グループ

置換元サーバ

#1

ディスクアレイ装置

稼動サーバ

#1

サーバ設定 LD#1

登録済 WWN

ディスクアレイ#1 グループに登録して

いるLD#1#2 WWNをローカルスク リプトを使い接続

LD#2

LD#1 LD#3

LD#2 LD#4

LD#1 LD#2

論理ディスク接続・解除 接続

ローカル スクリプト

新しいサーバ

#2 WWN

ローカル スクリプト サーバ置換

プール

グループに登録している LD #1#2WWN ローカルスクリプトを使い 接続解除

接続解除

図 1-73 Symmetrixのストレージ制御 (サーバ置換/サーバ設定の引継ぎなし) System

Provisioning

グループ

置換元サーバ

#1

ディスクアレイ装置

稼動サーバ

#1

サーバ設定 置換元サーバ

LD#1 WWN

ディスクアレイ#1 グループに登録して

いるLD#2#3 WWNをローカルスク リプトを使い接続

LD#2 LD#1 LD#3

LD#2 LD#4

LD#1 接続 LD#2

ローカル スクリプト

新しいサーバ

#2 WWN

ローカル スクリプト サーバ置換

プール

接続解除

サーバ設定 (新しいサーバ)

LD#2 LD#3

LD#3

論理ディスク接続・解除

グループに登録している LD #1、#2WWN ローカルスクリプトを使い 接続解除

(4) サーバの用途変更

‹ iStorageの場合

用途変更するサーバのLDセットから、用途変更元グループに設定してあるLDを解除し、用途変更 先グループに設定してあるLDを登録します。

図 1-74 iStorageのストレージ制御 (サーバ用途変更) System

Provisioning

グループ A

ディスクアレイ装置

LDセット #1 稼動サーバ

#A1 WWN

ディスクアレイ#1

接続

プール

稼動サーバ

#B1

グループ B プール

サーバ用途変更

WWN

サーバ設定 LD#1 LD#2

サーバ設定 LD#3 LD#4

LD#1 LD#2

LD#3 LD#4 LD#1

LD#2

LD#3

LD#4

LD解除 LD登録

置換元グループAで使用す LD#1、#2LDセットか ら解除し、用途変更先グル ープBで使用するLD#3、

#4LDセットに登録

‹ Symmetrixの場合

サーバに設定されているSYMCLIコマンド発行用のローカルスクリプトが、SystemProvisioningで提 供されている環境変数を使用して記述されている場合、用途変更元グループに設定してある論理ディ スクを解除し、用途変更先グループに設定してある論理ディスクを登録します。

図 1-75 Symmetrixのストレージ制御 (サーバ用途変更) System

Provisioning

グループA

ディスクアレイ装置

稼動サーバ

#A1

ローカル スクリプト

WWN

ディスクアレイ#1 グループに登録している

LD#1、#2WWN ローカルスクリプトを使い 接続解除

LD#1 LD#3

LD#2 LD#4

LD#1 LD#2

ローカル スクリプト サーバ用途変更

プール

接続解除

LD#3

グループに登録している LD #3、#4WWN ローカルスクリプトを使い 接続

プール

LD#4

グループB 稼動サーバ

#B1 WWN

論理ディスク 接続解除 サーバ設定

LD#1 LD#2

サーバ設定 LD#3 LD#4

論理ディスク 接続

接続

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