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標準ジョブ,アクションジョブ,およびカスタムジョブのトラブルへ の対処

3. JP1_DEFAULT_3rd.tar.Z

2.7  ジョブまたはジョブネットに関するトラブルへの対処

2.7.2  標準ジョブ,アクションジョブ,およびカスタムジョブのトラブルへ の対処

標準ジョブ,アクションジョブ,およびカスタムジョブの実行に関するトラブルの対処方法を次に示します。

(1) 標準ジョブ,アクションジョブ,およびカスタムジョブを実行すると起 動失敗となる

次の要因が考えられます。

• NFS などの,ネットワークを介したファイルシステムにマウントされたディレクトリを次に示す定義 パラメーターで使用している場合

• ジョブの標準出力ファイル名

• ジョブの標準エラー出力ファイル名

• ジョブの作業用パス

• ジョブ環境設定の作業用ディレクトリ

• 実行 OS ユーザーのホームディレクトリ

上記の定義パラメーターに,NFS などのネットワークを介したファイルシステムにマウントされたディ レクトリを使用すると,ジョブの起動に失敗することがあります。

ジョブの起動に失敗する場合,定義パラメーターに指定したファイルやディレクトリに,ジョブの実行 OS ユーザーでアクセスできることを確認してください。アクセスできない場合,ファイルやディレク トリ権限を,ジョブの実行 OS ユーザーでアクセスできるように変更してください。または,ファイル の格納先を,ジョブの実行 OS ユーザーでアクセスできるディレクトリに変更してください。

• キューレスジョブ([実行先サービス]に[キューレス]を指定した PC ジョブ,UNIX ジョブ,およ びアクションジョブ)では,[実行エージェント]に指定されたホスト名の大文字と小文字を区別しま す。[実行エージェント]にキューレスジョブ実行ホスト上で設定されているホスト名が正しく設定さ れていることを確認してください。

• 統合トレースログに,メッセージ「KAVU4571-W エージェント(エージェントホスト名)でユーザー マッピング(ユーザー名)に失敗しました」が出力される場合

ジョブを実行するホストにユーザーマッピングが設定されていない,指定した JP1 ユーザーまたは実行 ユーザーが登録されていないなど,ユーザーマッピングが正しく設定されていないおそれがあります。

ユーザーマッピングの設定を確認し,ジョブを再実行(再登録)してください。

• 統合トレースログに,メッセージ「KAVU4580-W エージェント(エージェントホスト名)にてユー ザー(ユーザー名)に管理者権限がありません」が出力される場合(UNIX 限定)

ジョブの実行優先順位として 4 または 5 が指定されたジョブを,スーパーユーザー権限を持たない実 行ユーザーで実行したおそれがあります。

UNIX の場合,ジョブの実行優先順位として 4 または 5 を指定するときは,スーパーユーザー権限を 持つ実行ユーザー(root ユーザー)でジョブを実行してください。

なお,Windows の場合は,ジョブの実行優先順位として 4 または 5 を指定しても,実行ユーザーの権 限に Administrators 権限は不要です。

• 統合トレースログに,メッセージ「KAVU4512-W 指定されたキュー(キュー名)がありません」や,

「KAVU4511-W 指定されたエージェント(エージェントホスト名)がありません」が出力される場合 QUEUE ジョブ,サブミットジョブの実行ホスト名やキュー名が不適切であるおそれがあります。

QUEUE ジョブ,サブミットジョブの実行環境が正しく作成されていることを確認してください。

確認時は,

jpqexport

コマンドを実行し,現在定義されているエージェント名(ジョブ実行ホスト名)

やキュー名をファイルに出力してください。エージェント名は大文字・小文字が区別されませんが,

キュー名は大文字・小文字が区別されるため注意してください。

エージェント名とキュー名の確認終了後,QUEUE ジョブ,サブミットジョブを再実行(再登録)し てください。

• 統合トレースログに,メッセージ「KAVU4514-W キュー(キュー名)の受付口がクローズされてい るためジョブ登録ができません」が出力される場合

キューが QUEUE ジョブ,サブミットジョブを受け付ける状態になっていないおそれがあります。

jpqqueshow

コマンドを実行し,キューのジョブ受付口の状態(ENTRYSTATUS)を確認してくださ

い。エージェントのデフォルトキューのジョブ受付口の状態を確認する場合は,-

ah

オプションととも にエージェントホスト名を指定してください。その他のキューのジョブ受付口の状態を確認する場合 は,

-q

オプションとともにキュー名を指定してください。

ジョブ受付口が閉じられている場合(「

ENTRYSTATUS:CLOSE

」の場合),

jpqqueopen

コマンドを実行し,

ジョブ受付口を開いてください。

• 統合トレースログに,メッセージ「KAVU4515-W キュー(キュー名)のジョブ最大数(最大数)に 達したためジョブ登録ができません」が出力される場合

QUEUE ジョブ,サブミットジョブのキューイングできるジョブ数の最大値に達したおそれがあります。

jpqqueshow

コマンドを実行し,QUEUE ジョブ,サブミットジョブ数の最大値(MAXQUEUE)を確

認してください。運用時は,QUEUE ジョブ,サブミットジョブ数が最大値以下になるようにしてく ださい。

QUEUE ジョブ,サブミットジョブ数の最大値を変更する場合は,

jpqquealt

コマンドを使用してキュー 内のジョブ数の最大値を変更するか,または

jpqimport

コマンドを使用して QUEUE ジョブ,サブミッ トジョブの実行環境データベースを再作成してください。データベース再作成の流れについては,「2.12.2 QUEUE ジョブ,サブミットジョブの実行環境データベースの再作成手順」を参照してください。

• 統合トレースログに,メッセージ「KAVU4520-W 環境設定(論理ホスト名)のシステム内の最大ジョ ブ数(最大数)に達したためジョブ登録ができません」が出力される場合

QUEUE ジョブ,サブミットジョブのシステム内でキューイングできるジョブ数の最大値に達したお それがあります。

システム内の最大ジョブ数は,環境設定パラメーター

MaximumContentJob

に指定した値です。

運用時は,QUEUE ジョブ,サブミットジョブ数がシステム内の最大ジョブ数以下になるようにして ください。

システム内の最大ジョブ数を変更する際は,リリースノートを参照し,適切な値を設定してください。

• 統合トレースログに,メッセージ「KAVU3586-W サービスのアカウントに必要な権限が設定されて いません」,またはメッセージ「KAVU3571-W ユーザーマッピング(ユーザー名)に失敗しました」

が出力される場合(Windows 限定)

JP1/AJS3 のサービスのアカウントをユーザーアカウントに設定していないおそれがあります。さら に,そのユーザーアカウントに必要な権限を与えていないおそれがあります。

JP1/AJS3 のサービスのアカウントをユーザーアカウントに設定して,必要な権限を与えてください。

JP1/AJS3 のサービスに対するアカウントの設定については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 4.2 JP1/AJS3 のサービスの設定について検 討する」を参照してください。なお JP1/AJS3 のサービスのアカウントを変更した場合は,JP1/AJS3 のサービスを再起動してください。

• 統合トレースログに,メッセージ「KAVU4581-W エージェント(エージェントホスト名)の実行ファ イル(ファイル名)は実行可能ファイルではありません」が出力される場合

ファイルタイプに関連づけられているアプリケーションファイル名に空白文字が含まれているおそれが あります。

Windows のエクスプローラで[表示]−[オプション]を実行し,表示される[オプション]ダイア ログボックスの[ファイルタイプ]タブで,関連づけられているアプリケーションを確認してくださ い。アプリケーションファイル名に空白文字が含まれている場合は,そのファイル名を「

"

(ダブル クォーテーションマーク)」で囲んでください。

• 統合トレースログに,メッセージ「KAVU4531-W エージェント(エージェントホスト名)のホスト 名に誤りがあると思われます」が出力される場合

エージェントのホスト名が不適切であるか,IP アドレスが解決できない名称であるおそれがあります。

エージェントのホスト名が適切であること,または hosts ファイルなどを見直して IP アドレスが解決 できる設定になっていることを確認してください。

• 統合トレースログに,メッセージ「KAVU4530-W エージェント(エージェントホスト名)が停止も しくは障害が発生したと思われます」が出力される場合

エージェント(ジョブ実行ホスト)の JP1/AJS3 サービスが停止していたり,マシン自体が停止してい たり,ネットワークで障害が発生していたりするおそれがあります。

エージェント,JP1/AJS3 サービス,およびネットワークの状態を確認してください。

• 統合トレースログに,メッセージ「KAVU3521-W ジョブ(ジョブ番号)のプロセス生成に失敗しま した」が出力される場合

メモリー不足のために,ジョブの起動に失敗しているおそれがあります。

メモリー容量の見積もりを確認してください。

• 統合トレースログに,メッセージ「KAVU4597-W エージェント(エージェントホスト名)で消失し たジョブを強制終了します」や,メッセージ「KAVU4538-W エージェント(エージェントホスト名)

で消失したジョブ(ジョブ番号)を回復状態(状態名)にします」が出力される場合 上記のメッセージが出力されるケースを次に示します。

• JP1/AJS3 - Manager に実行中ジョブがある状態で,JP1/AJS3 - Manager ホストのダウン,また は JP1/AJS3 プロセスのダウンが発生したあと,その JP1/AJS3 - Manager を再起動したケース。

• リモートの実行ホスト(エージェント)に実行中のジョブがある状態で,実行ホストのダウン,ま たは JP1/AJS3 プロセスのダウンが発生したあと,実行ホストの JP1/AJS3 を再起動したケース。

• リモートの実行ホスト(エージェント)に実行中のジョブがある状態で,最初に JP1/AJS3 - Manager ホスト,次に実行ホストの順に停止したあと,JP1/AJS3 - Manager ホスト,および実行ホスト再 起動したケース。

QUEUE ジョブ,サブミットジョブの場合,実行中ジョブの終了状態がジョブ実行環境のデータベー スに反映されないまま強制停止されると,ジョブの終了状態が不明となり,メッセージ KAVU4597-W や KAVU4538-KAVU4597-W が出力されます。

必要に応じて,ジョブネットまたはジョブを再実行登録してください。