7. 情報オブジェクト定義(IOD)モジュール
7.11. シネモジュール (Cine Module)
7.11.1. シネモジュール属性の説明
A11-01 Preferred Playback Sequencing (好ましい再生順序正義)
マルチフレーム画像のための好ましい再生順序制御を記述する。列挙値:
0 = 環状 (1, 2, … n, 1, 2, …n, 1, 2, … n, …) 1 = 掃引 (1, 2, … n, n-1, …2, 1, 2, … n, …) A11-02 Frame Time (フレーム時間)
個々のフレームごとの公称時間:単位 msec。詳細は 7. 11. 2. 1 を参照。フレーム増分ポインタ
(0028,0009) がフレーム時間を指す場合は必要。
A11-03 Frame Time Vector (フレーム時間ベクトル)
マルチフレーム画像のためのフレーム間の実時間増分(単位 msec)を含む配列。詳細は 7.11.2.2 を 参照。フレーム増分ポインタ (0028,0009) がフレーム時間ベクトルを指す場合は必要。
A11-04 Start Trim (開始トリム)
表示すべきマルチフレーム画像の最初のフレームのフレーム番号 A11-05 Stop Trim (停止トリム)
表示すべきマルチフレーム画像の最後のフレームのフレーム番号 A11-06 Recommended Display Frame Rate (推奨表示フレーム速度)
マルチフレーム画像のフレームが表示されるべき推奨速度、単位:フレーム/秒 A11-07 Cine Rate (シネ速度)
1秒間あたりのフレームの数 A11-08 Frame Delay (フレーム遅れ)
内容時刻 (0008,0033) からマルチフレーム画像における最初のフレームの開始までの時間:単位 msec
A11-09 Image Trigger Delay (画像トリガ遅延)
トリガー(例えばX線オンパルス)からマルチフレーム画像の最初のフレ-ムまでの遅延時間、単 位 msec
A11-10 Effective Duration (実行持続時間)
全体のマルチフレーム画像のためにデータが実際に取得された全体の時間:単位 sec.
A11-11 Actual Frame Duration (実フレーム持続時間)
各フレームあたりのデータ収集の経過時間:単位 msec A11-12 Multiplexed Audio Channels Description Code Sequence
(多重オーディオチャンネル記述コードシーケンス)
あらゆる多重オーディオチャネルの記述である。セクション 7.12.2.3 を参照。
このシーケンスにはゼロ以上の項目が含まれてもよい。
マルチフレーム画像を符号化するために使われた「Transfer Syntax(転送構文)」が多重(インタ ーリーブド)オーディオチャネルを有する場合(例えばMPEG2で可能なように)、これが必要と される。
A11-13 Channel Identification Code (チャンネル識別コード)
符号化されたビットストリーム(1 はメインチャネル、 2 は2番目のチャネル、3 から 9 は補用 チャネル)の「Transfer Syntax(転送構文)」内で識別されたオーディオチャネルへの参照である。
A11-14 Channel Mode (チャンネルモード)
チャネルのモードの質を規定する符号化された記述子である。
列挙値:
MONO = 一つの信号
STEREO = (左右)同時収集の二つの信号
A11-15 Channel Source Sequence (チャンネルソースシーケンス) オーディオチャネルソースの符号化された記述子である。
このシーケンスには単一項目のみ含まれなければならない。
7.11.2. シネモジュール属性の補足説明
7. 11. 2. 1. Frame Time (フレーム時間)
フレーム時間 (0018,1063) は、マルチフレーム画像の個々のフレーム間の公称時間(単位 msec)である。
フレーム増分ポインターがこの属性を指す場合,フレーム時間は各フレームに対する「相対時間」を計算 するために、下記の方法の中で使用される:
フレーム「相対時間」 (n) = フレーム遅れ + フレーム時間 × (n-1)
ここで: n = マルチフレーム画像内のフレームの数で,最初のフレーム番号は1である。
注:
一つのフレームのみが存在する場合、「Frame Time(フレーム時間) (0018,1063)」 は値ゼロ(0)
をもつか、または、複数フレームが存在した場合に適用する公称値をもってもよい。
7. 11. 2. 2. Frame Time Vector (フレーム時間ベクトル)
フレーム時間ベクトル (0018,1065) は,マルチフレーム画像に対して n 番目のフレームとその前のフレ ーム間の時間増分(単位 msec)を含む整列である。最初のフレームは,常に 0 の時間増分を持つ。
フレーム増分ポインターがこの属性を指す場合は,フレーム時間ベクトルは,フレーム n に対して「相 対時間」 T(n) を計算するために次の方法で使用される。
T(n) = t
∑
nΔ i
i=1
ここでΔ ti は i 番目のフレーム時間ベクトル構成要素である。
7. 11. 2. 3. Multiplexed Audio (多重オーディオ)
ビデオ収録中に何が観察されているのかの音声解説にオーディオが使われる。ドップラーオーディオのよ うな、音をベースとする生理学的情報を記録するためにも使われる。
幾つかの「Transfer Syntaxes(転送構文)」はビデオデータにインターリーブドオーディオを多重化させ、
「Cine Module(シネモジュール)」属性はこのパラダイム符号化をサポートする。それらは、他のSOP インスタンスの中または同じSOPインスタンスの「Pixel Data(画素データ)(7FE0,0010)」以外の属性 の中でオーディオが符号化される場合に、同時に収集されるオーディオを説明するためのものではない。
オーディオとビデオ間の同期化は、「Transfer Syntax(転送構文)」レベルで (すなわち、符号化された ビットストリームの中で)符号化されるものと想定されている。.
注:
もしオーディオが何も記録されなかった場合、「Multiplexed Audio Channels Description Code
Sequence(多重オーディオチャンネル記述コードシーケンス)(003A,0300) 」は存在し、シーケン
ス項目を何も含まない。