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カテゴリに適用した五感表現フレーム

ドキュメント内 九州大学学術情報リポジトリ (ページ 56-60)

第 4 章 デジタル型 POP コンテンツの五感への訴求表現

4.4 カテゴリに適用した五感表現フレーム

まず、コンテンツのカテゴリ選定について述べる。選定にあたっては、五感で感じる カテゴリと、四感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚)で感じるカテゴリ、三感(視覚・聴覚・

触覚)で感じるカテゴリを選定することとし、それぞれお菓子カテゴリ、Tシャツカテ ゴリ、メイクアップ化粧品カテゴリとした。これらのカテゴリ商材はGMS・スーパー において簡単に入手できる商材であり、性別年代を問わずに幅広い客層から購入される 商材であるため、今後の制作において有効的な表現要件を抽出することで、制作現場に 横展開できると考える。また、これらのサイネージの設置場所として、お菓子はスーパ ー、Tシャツ及び化粧品カテゴリはGMSを対象とした。これらの場所に設定した理由 として、GMS・スーパーでは主にセルフ販売方式を採用しているため、販促ツールの設 置を通して、商品の需要や使用喚起を促すことが期待できる。特に、情報を提供できる だけでなく、インタラクティブな買物体験が提供可能なデジタル型POPはより売場の 活性化にも貢献できると考えられる。

つぎに、調査対象である菓子類・Tシャツ・メイクアップ化粧品の 3 カテゴリに適用 した際の五感表現のフレーについて整理する。

① 菓子類

以下菓子類の五感フレームについて述べる。菓子類の五感への訴求コンテンツとして以 下図 4-3に示すような表現が可能であるといえる。

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図 4-3 五感訴求表現フレーム(菓子類)

■視覚表現

ここにおける「商品情報」とは、商品本体やそのパッケージ、お菓子の生産地や成分、

効果効能について訴求する表現である。「商品以外」は、お菓子を食すシーンでタレン トを用いた表現や商品のシズル感を表現する色彩、構図のことをさす。

■聴覚表現

聴覚表現は、来店者の注意を喚起する「受動的な音」と来店者の参加によって生じる

「能動的な音」の 2 つに分類できる。「受動的な音」として、電子音と肉声が挙げられ る。電子音は、デジタルサイネージに近づいた時に注意を喚起する音や BGM であり、

肉声は、ナレーターが商品紹介する声である。

■嗅覚表現

菓子類の場合、嗅覚表現は商品その物の香りをさす。

■味覚表現

ここでは、商品そのものがもつ本来の味をさす。

■触覚表現

ここでは商品本体が与える触感をさす。

② Tシャツ

以下 T シャツの五感フレームについて述べる。T シャツ類の五感への訴求コンテンツ として以下図 4-4に示すような表現が可能であるといえる。

■視覚表現

Tシャツを対象とした場合、視覚表現は「能動的な視覚表現」と「受動的な視覚表現」

の2つに分類できる。「能動的な視覚表現」として、ここでは、バーチャルフィッテイ

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ングの試着体験を指している。来店者が自らモニターの前に立ち、あたかも商品である Tシャツを着たかのようなバーチャルの視覚情報の提供である。「受動的な視覚表現」

は、さらに「商品本体」と「商品以外」に区分できる。「商品本体」では、Tシャツの商 品そのものが映像に登場するほか、ブランドやサイズ・素材・製造過程など商品以外の 知識を提供する訴求表現である。「商品以外」では、Tシャツを着たタレントやモデル、

また商品を引き立たせるための映像の色彩による視覚情報をさしている。

■聴覚表現

聴覚表現は、来店者の注意を喚起する「受動的な音」と来店者の参与加によって生 じる「能動的な音」の 2 つに分類。受動的に受信する音として、電子音と肉声が挙げ られる。電子音は、デジタルサイネージに近づいた時に注意を喚起する音やBGMを さす。肉声は、商品紹介をする声をさす。

■嗅覚表現/味覚表現

この場合、一般的な市販のTシャツは無臭である前提で、また、一般的に、Tシャ ツ素材による味覚訴求はないものとして、Tシャツの嗅覚及び味覚訴求は研究の評価 対象外とする。

■触覚表現

Tシャツ商品本体の素材感や肌さわり等手で触れることによって提供される触覚情 報をさす。

図 4-4 五感訴求表現フレーム(Tシャツ)

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③ メイクアップ化粧品

以下メイクアップ化粧品の五感フレームについて述べる。(図 4-5)

図 4-5 五感訴求表現フレーム(メイクアップ化粧品)

■視覚表現

メイクアップ化粧品を対象とした場合、視覚表現は「能動的な視覚表現」と「受動 的な視覚表現」の 2 つに分類する。「能動的な視覚表現」として、ここでは、バーチャ ルメイクアップ映像を指している。来店者が自らモニターの前に立ち、カメラで撮影 した来店者の映像がモニターに映し出され、VR(バーチャル・リアリティ)による化 粧体験を指す。「受動的な視覚表現」としては、さらに「商品(メイクアップ化粧品)

本体」と「商品以外」に区分できる。「商品本体」では、メイクアップ化粧品の商品本 体が映像に登場するほか、ブランドや商品の原料・発色・カバー力、水で落とせると いった商品の機能性に関する表現であり、「商品以外」では、メイクをしたタレントや モデルが商品の装着感を表現し、また商品を引き立たせるための映像の色彩による視 覚表現などをさしている。

■聴覚表現

聴覚表現は、来店者の注意を喚起する「受動的な声」と来店者の参加によって生じ る「能動的な声」の 2 つに分類できる。受動的な音声として、電子音と肉声が挙げら れる。電子音は、サイネージに近づいた時に注意を喚起する音やBGMであり、肉声 は、ナレーターが商品紹介をする声をさす。

■嗅覚表現

香り付きのメイクアップ化粧品が多くみられるため、商品本体のみを対象とし、商 品そのものが本来持っている香りをさす。

■味覚表現

メイクアップ化粧品は味覚に対して訴求する商品でないため、今回は研究の評価対

58 象外とする。

■触覚表現

商品を手にとった際の重力感や商品を肌につけた際の肌の感覚をさす。

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