6. リソース,活動,フィードバックの設計
6.5 エピローグ
表6.5 3種類のフィードバックのデザイン
フィードバック デザイン
1
2
3
強化としての
・できるだけ即時に
・その行動が適切かそうでないかを
・フィードバックされない行動は消去される
情報としての
・KR=Knowledge of Results
・説明フィードバック
・精緻化・体制化を助ける
・正誤だけでなく,助言やコメントを
コミュニケーションとしての ・学習全体に対しての助言やコメント
・この学び方でよいのかどうか
――あ,見てくれているんだってことですね.
だから,内容は何もない.強化でもないし,情報でもない.そうするとコミュニケーション ということになる.
――コミュニケーションとはいっても,あいさつ程度のものですね.
そんな感じかな.通常は,ひとつのフィードバックでも,強化の側面,情報の側面,コミュ ニケーションの側面が複合的に絡み合っている.
――それはちょっと面倒ですね.
さらには,同じフィードバックをしても,どの側面を選択してとらえるかは,学び手によっ て,変わってくるからね.
――さらにややこしくなる!
だから,フィードバックの性格を明示するのがいいだろうね.これは強化なのか,情報なの か,コミュニケーションなのかということを明示する.
――できますか?
できるだけ明確にする.対面でするにしても,オンラインでするにしてもね.
■ホームワーク6
ホームワーク5で設計したコースを元にして,その中の任意の1セッションのインス トラクション(時間は60分程度)について設計してください.全体で800字〜1000字 で記述してください.見出しは,以下の通りとします.適宜,段落を変えてください.
タイトル:(どんな人)に,(どんな技能)を,(どれくらいの時間で)教えるコー スの中の(教える内容)のセッションの設計
• (タイトルの例)新入生にコースナビの使い方を3時間で教えるコースの中の 第1回目「BBSの使い方を教える」のセッションの設計
1. 導入 2. リソース 3. 学習活動 4. フィードバック (1) 導⼊入(25点)
このセッションを開始するにあたっての導入部分を設計してください.教え手が実 際に話す内容を書いてください.話し言葉でもかまいません.ラポールの形成,方向 づけ,動機づけが含まれるようにしてください.
(2) リソース(25点)
このセッションで,どのような種類のリソースを用いるのか,そして,その中身の 具体的なデザインについて記述してください.また,なぜそのようなリソースを選択し たのかの根拠も書いてください.
(3) 学習活動(25点)
このセッションで,どのような学習活動を行うのか,そして,その中身の具体的な デザインについて記述してください.また,なぜそのような学習活動を選択したのか の根拠も書いてください.
(4) フィードバック(25点)
このセッションで行う学習活動に対して,どのようなフィードバックをするのかに ついて記述してください.また,そのフィードバックの働きについて記述してくださ い.