1.3 機能性評価の論文からの有害情報
静岡県在住94名の女性被験者(平均年齢56 ± 6.81歳、範囲41~69歳)に対して、ウンシュウミ カンの摂取量及び血中β-クリプトキサンチン濃度、血中コレステロール等の変化について調査した 結果、1週間で平均54.1 ± 13.8個のウンシュウミカンを食べているグループについてはHDLコレス テロールが上昇傾向にあることが明らかとなっている11)。
2. 安全性試験に関する評価
2.1既存情報(2次情報)による安全性試験
ア. 国立健康・栄養研究所 「健康食品」の素材情報データベースの情報 ウンシュウミカン、β-クリプトキサンチンに関する情報はない
イ. ナチュラルメディシン・データベース日本語版の情報
柑橘類であるSweet orange(別名:オレンジ、ネーブルオレンジ、バレンシアオレンジ)につい ては、たいていの成人では安全とされている。
ウ. その他のデータベースの情報
ウンシュウミカンを多く食べる静岡県在住の女性被験者94名(平均年齢56 ± 6.8歳、範囲41
~69 歳)の血中β-クリプトキサンチンの濃度は食べた個数に応じて増加している 10)。また、同 様に静岡県在住の被験者27名(男性15名 女性12名、平均年齢57 ± 8.37歳、範囲36歳
~67歳)について季節間におけるウンシュウミカンの摂取量とβ-クリプトキサンチン血中濃度の 間に同様の傾向があることが報告されている11)。さらに、静岡県在住94名の女性被験者(平均
年齢56 ± 6.81歳、範囲41~69歳)に対して、ウンシュウミカンの摂取量及び血中β-クリプトキ
サンチン濃度、血中コレステロール等の変化について調査した結果、1週間で平均25.4 ± 6.3 個のウンシュウミカンを食べているグループについては問題なかったことが報告されている9)。
さらに、「三ケ日町研究」では、平成 15 年度から静岡県三ケ日町の住人 1073人を対象とした 栄養疫学調査を継続的に実施されている14)。みかんのシーズンには、1日にみかんを4個以上 食べるひとが 14%ほどおり 15)、いろいろな効果が認められているとの結果がある。みかんを食 べたことによる重篤な症状についての記載はなく、1日3~4個程度であれば、十分に安全であ ると考えられる。また、医薬品や機能性関与成分同士による相互作用についても報告されてい ない。
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2.2 既存情報(1次情報)による安全性試験 医中誌による検索
・調査時期 平成27年1月30日
・検索条件
ウンシュウミカン
検索条件 件数
#1 ウンシュウミカン/AL 2,177
#2 食経験/AL 45
#3 (安全性/TH or 安全性/AL) 97,500
#4 #1 and #2 0
#5 #1 and #3 0
β-クリプトキサンチン
検索条件 件数
#1 (Cryptoxanthin/TH or クリプトキサンチン/AL) 248
#2 (安全性/TH or 安全性/AL) 97,500
#3 #1 and #2 0
・除外理由
ウンシュウミカン、β-クリプトキサンチンともに、該当する論文はない。
・対象論文による安全性評価 なし
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