ディスク バックアップ(イメージ)からボリュームをマウントすると、物理ディスクと同様にボリューム にアクセスできます。同じバックアップに含まれる複数のボリュームは、単一のマウント操作によって マウントできます。マウント操作は、Windows または Linux を実行している管理対象のコンピュー タにコンソールが接続されている場合に実行できます。
読み取り/書き込みモードでボリュームをマウントすると、バックアップ コンテンツの変更(ファイルま たはフォルダの保存、移動、作成、削除)、および単一のファイルで構成されている実行可能ファイ ルの実行を行うことができます。このモードでは、バックアップの内容に加えた変更を含む増分バッ クアップが作成されます。その後のバックアップには、これらの変更が含まれないことに注意してくだ さい。
ディスク バックアップが、ローカル フォルダ(光学ディスクを除く)、Acronis セキュア ゾーン、また はネットワーク共有に保存されている場合、ボリュームをマウントできます。
使用例
共有: マウントされたイメージは、ネットワーク上のユーザーと簡単に共有できます。
「バンド エイド」データベース復元ソリューション: 最近障害が発生したコンピュータの SQL データベースを含むイメージをマウントします。これにより、障害が発生したコンピュータが復元 されるまでの、データベースへのアクセスが可能になります。
オフラインでのウィルス駆除: コンピュータが攻撃された場合、管理者はコンピュータをシャット ダウンし、ブータブル メディアで起動してイメージを作成します。次に、このイメージを読み取り/ 書き込みモードでマウントし、ウィルス対策プログラムでスキャンしてウィルスを除去してから、コ ンピュータを復元します。
エラー チェック: ディスク エラーにより復元に失敗した場合、イメージを読み取り/書き込みモー ドでマウントします。次に、chkdsk /r コマンドを使用して、マウントしたディスクにエラーがない かどうかをチェックします。
イメージをマウントするには、次の手順を実行します。
ソース
アーカイブ 『159ページ 』
アーカイブの保存先のパスを指定し、ディスク バックアップを含むアーカイブを選択します。
バックアップ 『160ページ 』 バックアップを選択します。
アクセス ログイン情報 『160ページ 』
(オプション)アーカイブの保存先のログイン情報を指定します。
マウントの設定
ボリューム 『161ページ 』
マウントするボリュームを選択し、すべてのボリュームに対するマウントの設定を構成します。
ドライブ文字を割り当てるか、マウント ポイントを入力し、読み取り/書き込みまたは読み取 り専用のアクセス モードを選択します。
必要なすべての手順を完了したら、[OK] をクリックしてボリュームをマウントします。
8.3.1 アーカイブの選択
アーカイブを選択するには、次の手順に従います。
1. ロケーションのフル パスを [パス] フィールドに入力するか、フォルダ ツリーから目的のフォル ダを選択します。
アーカイブがローカル フォルダ内の個人用格納域、Acronis セキュア ゾーン、またはネッ トワーク共有に保存されている場合、[個人用] グループを展開して、目的の格納域をクリッ クします。
アーカイブがコンピュータ上のローカル フォルダに保存されている場合、[ローカル フォル ダ] グループを展開し、目的のフォルダをクリックします。
アーカイブが CD、DVD、ブルーレイ ディスク(BD)など、光学メディアに保存されている場 合、マウント機能は使用できません。
アーカイブがネットワーク共有に保存されている場合は、[ネットワーク フォルダ] グループ を展開し、ネットワーク上の目的のコンピュータを選択してから、共有フォルダをクリックしま す。ネットワーク共有がアクセス ログイン情報を必要とする場合は、それらの情報が要求さ れます。
/mnt/share などのマウント ポイントにマウントされている CIFS(Common Internet File
System)のネットワーク共有を指定するには、ネットワーク共有そのものではなく、このマウ
ント ポイントを選択します。
アーカイブが NFS 共有に保存されている場合は、[NFS ドライブ] グループを展開し、
フォルダをクリックします。
2. ツリーの右側にある表からアーカイブを選択します。この表には、選択した格納域またはフォル ダに含まれているアーカイブの名前が表示されます。
アーカイブの保存ロケーションの内容を確認しているとき、別のユーザーまたはスケジュール設 定された処理によって、アーカイブが追加、削除、または変更されることがあります。[更新] ボ タンを使用すると、アーカイブの一覧を更新できます。
3. [OK] をクリックします。
8.3.2 バックアップの選択
バックアップを選択する手順は、次のとおりです。
1. 作成日時によって、いずれかのバックアップを選択します。
2. 正しいバックアップを選択できるように、下部のテーブルには選択したバックアップに含まれてい るボリュームが表示されます。
ボリュームに関する情報を取得するには、ボリュームを右クリックし、[情報] をクリックします。
3. [OK] をクリックします。
8.3.3 アクセス ログイン情報
ログイン情報を指定する手順は、次のとおりです。
1. 次のいずれかを選択します。
現在のユーザーのログイン情報を使用する
現在のユーザーのログイン情報を使用して、そのロケーションにアクセスします。
次のログイン情報を使用する
ユーザーが指定するログイン情報を使用して、そのロケーションにアクセスします。現在の ユーザー アカウントがそのロケーションに対するアクセス許可を持っていない場合は、この オプションを使用します。ネットワーク共有に対しては特別なログイン情報を指定する必要 がある場合があります。
次のように指定します。
[ユーザー名]: Active Directory ユーザー アカウントの名前を入力する場合は、ドメイ
ン名(DOMAIN\ユーザー名またはユーザー名@ドメイン)も指定してください。
[パスワード]: アカウントのパスワードです。
2. [OK] をクリックします。
FTP 仕様の原文に記載されているように、FTP サーバーにアクセスするのに必要なログイン情報は、ネット ワーク上をテキスト形式で転送されます。このことは、ユーザー名とパスワードが、パケット スニファを使用し た盗聴者によって傍受される可能性があることを意味します。
8.3.4 ボリュームの選択
マウントするボリュームを選択し、選択した各ボリュームに対するマウント用のパラメータを次のよう に設定します。
1. マウントを必要とする各ボリュームのチェック ボックスをオンにします。
2. 選択したボリュームをクリックして、マウント用のパラメータを設定します。
[アクセス モード]: ボリュームをマウントする際のマウント モードを選択します。
[読み取り専用]: 変更内容をコミットせずに、バックアップ内のファイルを参照および開く ことができます。
[読み取り/書き込み]: バックアップの内容が変更されることを前提として、増分バック アップを作成して変更内容を取り込みます。
[ドライブ文字の割り当て](Windows): Acronis Backup & Recovery 11.5 は、マウントさ れたボリュームに未使用のドライブ文字を割り当てます。必要に応じて、ドロップダウン リス トから別のドライブ文字を選択して割り当てます。
[マウント ポイント](Linux): ボリュームをマウントするディレクトリを指定します。
3. 複数のボリュームをマウントする場合は、前の手順で説明した要領で、すべてのボリュームをク リックしてマウント用のパラメータを設定します。
4. [OK] をクリックします。
8.3.5 マウントされているイメージの管理
ボリュームをマウントすると、ファイル マネージャを使用してバックアップに含まれているファイルと フォルダを選択し、必要なファイルを任意の場所にコピーすることができます。したがって、ボリュー ムのバックアップから少数のファイルとフォルダだけを取り出す場合は、復元手順を実行する必要 はありません。
イメージの参照
マウントされているボリュームを参照すると、ボリュームの内容を表示したり変更したりすることがで きます(読み取り/書き込みモードでマウントされている場合)。
マウントされているボリュームを参照するには、テーブルで選択して [参照] をクリックします。デ フォルトのファイル マネージャのウィンドウが開き、マウントされているボリュームの内容を確認でき ます。
イメージのマウント解除
マウントされているボリュームの保守には、かなりのシステム リソースを必要とします。必要な処理 が完了した後は、ボリュームのマウントを解除することをお勧めします。手動でマウントを解除しなけ れば、ボリュームはオペレーティング システムが再起動するまでマウントされたままになります。
イメージのマウントを解除するには、テーブルで選択して [マウント解除] をクリックします。
マウントされているすべてのボリュームを解除するには、 [すべてマウント解除] をクリックします。