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アーカイブとバックアップのエクスポート

ドキュメント内 Acronis Backup & Recovery 11.5 (ページ 153-158)

エクスポート操作によって、指定したロケーションに、アーカイブのコピーまたはアーカイブの自己完 結型の部分コピーが作成されます。元のアーカイブは変更されません。

エクスポート操作は、次の対象に適用できます。

単一のアーカイブ: まったく同じアーカイブのコピーが作成されます。

単一のバックアップ: 単一の完全バックアップで構成されるアーカイブが作成されます。増分 バックアップまたは差分バックアップのエクスポートは、先行するバックアップを最新の完全バッ クアップへ統合することによって実行されます。

1 つのアーカイブに属する各種バックアップの中から選択されたバックアップ: 作成されるアー カイブには、指定したバックアップのみが格納されます。統合は必要に応じて実行されます。そ のため、作成されるアーカイブには、完全、増分、および差分バックアップが混在している場合 があります。

使用例

エクスポートを使用すると、特定のバックアップを増分バックアップと区別することができます。分け ることにより、迅速な復元、リムーバブル メディアや取り外し可能なメディアへの書き込みなどの目 的に使用できます。

:不安定な、または帯域幅の狭いネットワーク接続でリモート ロケーションにバックアップ データ を作成する場合(VPN アクセスの WAN 経由でバックアップするなど)、まず取り外し可能なメディ アに初回の完全バックアップを保存します。その後、リモート ロケーションにメディアを送信します。

すると、そのバックアップは、メディアからターゲットのストレージにエクスポートされます。以降の増 分バックアップは、通常初回よりもサイズが小さいので、ネットワーク経由で転送できます。

管理対象の格納域を取り外し可能なメディアにエクスポートすると、移動可能な管理対象外の格納 域ができます。これは、次のケースに使用できます。

 サイト外に自分の格納域、または最も重要なアーカイブのコピーを保持する場合。

 別の場所にある支社に、データのみでなく格納域をメディアごと移送する場合。

 ネットワークの問題やストレージ ノードの障害に備えて、そのストレージ ノードにアクセスせず に復元する場合。

ストレージ ノード自体を復元する場合。

HDD ベースの格納域からテープ デバイスにエクスポートする方法は、単純なオンデマンド アーカ イブと見なされます。

作成されるアーカイブの名前

デフォルトでは、エクスポートしたアーカイブは、元のアーカイブの名前を継承します。同じ名前を持 つ複数のアーカイブを同じロケーションに格納することはお勧めできません。したがって、デフォルト のアーカイブ名の場合、次の操作は非推奨になります。

 同じロケーションへのアーカイブの一部のエクスポート。

 同じ名前のアーカイブが存在しているロケーションへのアーカイブまたはアーカイブの一部のエ クスポート。

 同じロケーションへのアーカイブまたはアーカイブの一部の 2 回にわたるエクスポート。

上記のいずれかの場合、エクスポート先のフォルダまたは格納域で一意になるアーカイブ名を指定 します。同じアーカイブ名でエクスポートを再実行する必要がある場合、以前のエクスポート操作で 作成されたアーカイブを最初に削除します。

作成されるアーカイブのオプション

エクスポートしたアーカイブは、暗号化とパスワードを含めて、元のアーカイブのオプションを継承し ます。パスワードで保護されたアーカイブをエクスポートする場合、パスワードの入力を求められま す。元のアーカイブが暗号化されている場合、作成されるアーカイブを暗号化するためにこのパス ワードが使用されます。

エクスポート元とエクスポート先

コンソールを管理対象のコンピュータに接続すると、アクセス可能などのロケーションからも、コン ピュータにあるエージェントに、アーカイブまたはアーカイブの一部をエクスポートできます。これらの ロケーションには、個人用格納域、ローカルに接続したテープ デバイス、取り外し可能なメディアが 含まれ、高度な製品バージョンでは、管理対象/管理対象外の集中管理用格納域も含まれます。

コンソールを管理サーバーに接続すると、次の 2 つのエクスポート方法が実行可能になります。

 管理対象の格納域からのエクスポート。このエクスポートは、格納域を管理するストレージ ノー ドによって実行されます。エクスポート先としては、ネットワーク共有またはストレージ ノードの ローカル フォルダを指定できます。

 管理対象外の集中管理用格納域からのエクスポート。エクスポートは、ユーザーが指定する管 理対象コンピュータにインストールされたエージェントによって実行されます。エクスポート先とし ては、管理対象の格納域を含めて、エージェントがアクセスできるロケーションを指定できます。

ヒント: 非重複化された管理対象格納域へのエクスポートを設定する場合、エージェントに重複除外アドオン がインストールされたコンピュータを選択します。適切に選択しない場合、エクスポート タスクが失敗すること になります。

エクスポート タスクの操作

エクスポート タスクは、設定の完了直後に開始されます。エクスポート タスクは、その他のタスクと 同じ方法で停止または削除が可能です。

エクスポート タスクの完了後は、いつでも再実行することができます。アーカイブが保存先の格納 域にまだ存在している場合は、再実行の前に、以前のタスクで作成されたアーカイブを削除してお きます。削除しないと、タスクが失敗します。エクスポート タスクを編集して、保存先のアーカイブに 別の名前を指定することはできません(これは制限事項です)。

ヒント: 通常のアーカイブ削除タスクを実行して、次にエクスポート タスクを実行することで、ステージング シ ナリオを手動で実装できます。

エクスポート タスクを作成する各種方法

エクスポート タスクを作成する最も一般的な方法は、[エクスポート] ページを使用する方法です。

このページでは、すべてのバックアップ、またはアクセス権限を持つアーカイブをエクスポートできま す。

[エクスポート] ページは、[格納域] ビューからアクセスできます。エクスポートする対象(アーカイブ またはバックアップ)を右クリックし、コンテキスト メニューから [エクスポート] を選択します。

[エクスポート] ページにアクセスするには、最初にベリファイの対象(アーカイブまたはバックアッ プ)を選択します。

1. 格納域を選択します。格納域を選択するには、[ナビゲーション] ペインの [格納域] アイコンを クリックし、[格納域] ビューで格納域ツリーを展開するか、直接 [ナビゲーション] ペインで、格 納域を選択します。

2. アーカイブを選択するには、格納域を選択してから、[格納域] ビューで [アーカイブ ビュー] タ ブを選択して、アーカイブの名前をクリックします。

3. バックアップを選択するには、[アーカイブ ビュー] でアーカイブを選択し、アーカイブ名の左に ある展開ボタンをクリックしてアーカイブを展開してから、バックアップをクリックします。

ベリファイの対象を選択したら、コンテキスト メニューから [エクスポート] を選択します。ソースとし て対象があらかじめ選択された状態で、[エクスポート] ページが開きます。必要な作業は、エクス ポート先の指定、およびタスクの名前の指定(オプション)のみです。

アーカイブまたはバックアップをエクスポートするには、次の手順を実行します。

エクスポートの対象

エクスポート

エクスポート対象の種類を選択してください。

アーカイブ: この場合、アーカイブのみ指定します。

バックアップ: 最初にアーカイブを指定してから、そのアーカイブ内の目的のバックアップ

(複数可)を選択します。

参照

アーカイブ 『156ページ 』またはバックアップ 『156ページ 』を選択します。

アクセス認証の表示 『156ページ 』

(オプション)タスク アカウントがソースに対する十分なアクセス権限を持っていない場合は、

ソースにアクセスするためのログイン情報を指定します。

エクスポート先

参照 『157ページ 』

新しいアーカイブが作成されるロケーションのパスを指定します。

新しいアーカイブにわかりやすい名前、およびコメントを必ず指定してください。

完全カタログ化/高速カタログ化

ブータブル メディアの下やカタログ化をサポートしていないロケーションでは使用不可 エクスポートしたバックアップに対して、完全カタログ化と高速カタログ化のどちらを実行する かを選択します。カタログ化の詳細については、「バックアップのカタログ化 『82ページ 』」

をご参照ください。

アクセス認証の表示 『158ページ 』

(オプション)タスクのログイン情報がエクスポート先に対する十分なアクセス権限を持って いない場合は、エクスポート先のログイン情報を指定します。

すべての必要な処理を実行したら、[OK] をクリックしてエクスポート タスクを開始します。

その結果、[バックアップの計画およびタスク] ビューにタスクの実行状態が表示されます。タスクが 終了すると、[タスクの情報] ウィンドウに、タスク実行の最終状態が表示されます。

8.2.1 アーカイブの選択

エクスポートするアーカイブを指定するには、次の手順に従います。

1. アーカイブの保存先のフル パスを [パス] フィールドに入力するか、ツリー 『103ページ 』から 目的のロケーションを選択します。

2. ツリーの右側にある表からアーカイブを選択します。この表には、選択したロケーションに含ま れているアーカイブの名前が表示されます。

アーカイブの保存場所の内容を確認しているとき、別のユーザーまたはスケジュール設定され た処理によって、アーカイブが追加、削除、または変更されることがあります。[更新] ボタンを使 用すると、アーカイブの一覧を更新できます。

3. [OK] をクリックします。

8.2.2 バックアップの選択

エクスポートするバックアップを指定する手順は、次のとおりです。

1. ウィンドウの上部で、それぞれのチェック ボックスをオンにします。

正しいバックアップに接続していることを確認するには、バックアップをクリックし、選択したバッ クアップに含まれているボリュームを表示する下部の表を参照します。

ボリュームに関する情報を取得するには、ボリュームを右クリックし、[情報] を選択します。

2. [OK] をクリックします。

8.2.3 ソースのアクセス ログイン情報

ソース アーカイブまたはバックアップの保存先にアクセスするために必要なログイン情報を指定し ます。

ログイン情報を指定するには

1. 次のいずれかを選択します。

[現在のユーザーのログイン情報を使用する]

現在のユーザーのログイン情報を使用して、そのロケーションにアクセスします。

[次のログイン情報を使用する]

ユーザーが指定するログイン情報を使用して、そのロケーションにアクセスします。タスク アカウントがそのロケーションに対するアクセス許可を持っていない場合は、このオプション を使用します。ネットワーク共有に対しては特別なログイン情報を指定する必要がある場合 があります。

次のように指定します。

[ユーザー名]: Active Directory ユーザー アカウントの名前を入力する場合は、ドメイ

ン名(DOMAIN\ユーザー名またはユーザー名@ドメイン)も指定してください。

[パスワード]: アカウントのパスワードです。

2. [OK] をクリックします。

FTP 仕様の原文に記載されているように、FTP サーバーにアクセスするのに必要なログイン情報は、ネット ワーク上をテキスト形式で転送されます。このことは、ユーザー名とパスワードが、パケット スニファを使用し た盗聴者によって傍受される可能性があることを意味します。

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